お局のひとりごと(1)
1.「ポストハーベスト」って知ってます?
 私達が、毎日食べている豆腐、味噌、醤油の原料である大豆の国産自給率が、5%ってご存じでしたか?味噌 を作ってみたくなりいろいろ試してみると、何か香り、味がピンとこないんです。それで、 食物に関する本を調べていくうちに国産大豆が、5%だという事が判り「ポストハーベスト」という言葉に出会いました。

 ポストハーベストは直訳すれば 「収穫後」となります。この言葉の正しい意味は「収穫後の農産物の品質保持のための適用措置」という事だそうです。
 食肉、野菜、穀物、果物など輸入先は主にアメリカが多いのですが、船で日本に着くまで1ヶ月余りかかります。その間の品質保持をするという事でアメリカの農家の人達がいくら無農薬で生産したとしても、船の中ではポストハーベストが施されてしまうのです。例えば、腐敗を防ぐための殺菌剤、カビよけのカビ防止剤、虫がつかないための殺虫剤、ジャガ芋などの発芽を抑えるための除草剤、グレープフルーツなどのヘタ落ちを防ぐための植物ホルモン剤・・・などです。

 去年、中国の冷凍ほうれん草に農薬が、大量に使われていたという事で、日本でも農薬について規制が厳しくなりました。農家の人達にアンケートをしたら、さまざまな工夫で害虫駆除をしていた数600余あったそうです。ナメクジ退治にとうがらし、灰などです。農水省は、いちいち安全性を確かめるわけにはいかないという事で、自分の家で食べる分には良いという結論をだしたそうですが、農家の人達にとって「とうがらし」「灰」も使わずに商品を作って下さい。と言われても、さぞかし大変な事だと察します。でも消費者の立場からはこれからもより安全な野菜、果物、宜しくお願いいたしたく思います。

 私も安全な大豆を求めていろいろ聞いたら、近くのお豆腐屋さんが国産大豆をわけて下さるという事で、一安心いたしました。「おじさんの所でも輸入物使っているの?」「日本産100%使ってたら豆腐の値段が今の3倍になっちゃうよ。」残念な事ですが、現実なんでしょうね。毎日食べている、豆腐、味噌、醤油、なのに安心して食べられるように、もっともっと日本で大豆を生産してくれるようになって欲しいと恩っています。(03年3月10日)

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早速ご感想をいただきました。ここにご紹介させていただきます。
「お局様の館」のフアン1号より

「お局様のつぶやき」を拝見いたしました。
ほんと、ごもっともです。
 私は、中学生の社会科にかかわる仕事をしていますが、現在の社会科教育は、「お局様のつぶやき」のようなことも中学生に考えさせているのです。
現在、日本国内の食料の必要量を国内の生産量でまかなえるのは、お米と卵くらいです。
 小麦、大豆は約9割、肉は5割、魚介類3〜4割が輸入、もちろん、野菜、果物も多いです。「洋風化」「多様化」した日本の食生活は世界各国からの輸入品で支えられて成り立っているという現状に、どのような問題が起こりうるか、さまざまな視点から考えさせているのです。それに対して、お局様のおっしゃるように安全性に不安のある食材、日本の農業の衰退、世界的に不作だった場合などなど、輸入に頼っている怖さをいまの子供たちはけっこう考えているのです。
「ポストハーベスト」でしたね、勉強になりました。
日々の食生活をとても大切にしていらっしゃるご様子伺えます。
また楽しみながら実行されているところがステキですね。3.11

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