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2023年3月20日 今年も咲いたヨ 桜が咲いた。 ![]() 上の写真のように桜は下に向かって咲きます。 ご存じでしたか? 江戸の小咄(こばなし)にこういったものがあります。 「桜はなんで下を向いて咲くんだろうネエ〜」 「そりゃ〜オメエ〜、皆んなが上を向いて歩くから、桜の花も一年ぶりの おでましダ〜、コンチ、って挨拶してるんじゃね〜か」 人が笑顔で桜を見上げ、桜もそれに微笑み返しをする、和気そのもの、 まさに春の風景です。 今から二十五年ほど前に、母と母の妹、ワタシとで中国湖南省市長沙市を旅したことがありました。 目的は、昭和17年戦争二年目の年に19歳で戦死した母の長兄の終焉の場所を探し、そこに詣でるためでした。 戦死通知に添えられた上官の「黒で大部分塗りつぶされた手紙」をもとにした旅でした。 そこには「常徳市西10km、◯○山にて勇敢に戦い戦死されました」とありました。 それだけの手がかりを元に長沙市西北にある常徳市に行き、そこで地元の人の話を頼りに、やっとそれらしい場所を探し出しました。 戦争中、激戦があったと伝えられる小高い山は、今は平和公園になっていました。 そこで一体何人の人間が戦い、死んだことでしょう。 そしてそこには数えきれないほどの桜の木が植えられていました。 まだ私の背丈にも満たない桜の木々。 生前、桜の時期を迎えると母は遠くに目をやりいつもこう言ってました。 「あの山の桜、咲いたらきっと見事だろうね」 この時期になると母の言葉とあの山肌を覆う桜の木を思い出します。 桜の開花の時期ともなれば、きっと近隣の人々が大勢集まり賑わい、笑い声も絶えないことでしょう。 人々が桜を見上げるそのすがたを、もの言わぬ桜は今の時代を、今の世の中をどう見ているのでしょう。 ![]() 家の近くでウグイスが啼いています。 2023年3月10日 急に春めいてきました。 散歩をすると汗ばむほどです。 このところ机の上での仕事ばかりでしたので「目はショボショボ、肩や腰はギャクギャク」、それは明らかに加齢ということなのでしょう。 しかし自身はそれほどの自覚症状はないのです。 見栄ではなくてホントニ・・・・・・。 ただ数日家に籠りきりになって、久々に歩くと「足が重い」感はいなめません。 「それが歳ですよ・・・」という声があちらこちらから聞こえてきそうです。 以前、こんな話を聞いたことがあります。 懸垂(ケンスイ)するときに、黙々と必死に耐えて懸垂する人と、 「ああ!もうダメだ!ダメダ!キツイ、ハアー、ヨイショ!」などと声を出す人と、 どちらが長く懸垂してられるか、というと「声を出す」人の方が長続きするのだそうです。 さて、私の場合、「ア〜もう歳だ、疲れた〜、やってられねえよ」などと声に出せばもしかして、永く、今の状態でいられたりして・・・・・・? そんなことはないでしょうけれど、 しかし声に出すと加齢が加速してしまうのでは・・・・なんてこともないでしょうけど。 本当に難しい年頃になりました。 ![]() まもなくこのテラスでビアガーデンするのが待ち遠しい。 メールはこちらへ ![]() 2023年3月1日 遅ればせながら私は最近、PayPayを導入しました。 本当に不思議な時代になったと思います。 もともと、私はポイントカードなどどちらかというと面倒で、放ったらかしだったのですが、よく知るとなんとも面妖なものです。 海外に行くとチップは当たり前です。 海外でのそういう習慣になれなかった当初は、ずいぶん戸惑ったものです。 日本ではその逆です。 歩いてもポイントが増えるというのですから・・・・・。 日本のそういうシステムはいずれ海外に波及するものでしょうか。 海外ではなかなか受け入れ難いのではと思うのですが、 これまで常識とされていた事柄がいろいろくつがえる時代ですから、さてさて今後の動静やいかに。 鳩山では梅が咲き出しました。 桜もまもなく咲く準備を着々としています。 蕾は天を仰いでいます。どの木の枝の蕾もそうです。みながそうです。 しかし人間だけが違います。 自分勝手に理屈をつけ「あっちを向き、こっちを向き、時には下を這いずって」います。 みな太陽を讃え、生命を讃えているのです。 今の時期、私は木々のそういう姿を見て、木々にならってひとり天に向かって背伸びします。 ![]() 昨日、散歩の途中で。 前回の「なぞなぞ」の正解は「リスク」です。 メールを寄せて下さった皆さんありがとうございました。 メールを下さった方全員に御礼のメールを差し上げたところです。 2023年2月20日 私は普段は埼玉・鳩山に独居していますが、月に2、3度、江東区のマンションに滞在します。 鳩山の家は天気の良い日は陽射しを受けてまるでサンルームのようです、が、なにせ一軒家なので、朝夕は冷えます。 その点、マンションというのは気密性があり快適なものですね。 先日、穏やかなある日、義母の静江先生と妻と3人でお茶をしてました。 その時、ふとあるプリントが目にとまりました。 静江先生が通うディサービスで配られたそのプリントにはいくつもの「なぞなぞ」がありました。 しばしそれで話に花が咲きました。 「おじいちゃんとする球技は?」・・・・・・・・・「ウ〜ン」・・・・・・ 私はすぐにわかりました。(答えは最後「1」・・・・) 「1日に2回あるのに、一年に1回しかないという不思議なものがあるという、それは一体?」 これには皆で「ウ〜ン」・・・・・・。答えを見つけたのは蕗さんです。 答えは「2」。 またこういうものもありました。 「ベテラン俳優と新人俳優がお茶をしてました。さて二人のうち茶柱が立ったのはどっち?」・・・・・お分かりになるでしょうか。 蕗さんと私が「ウ〜ン」と考えている時、静江先生が「茶柱は縁起が良いよね」と。 それで答えがわかりました。答えは「3」。 これは難問でした。 「ある県に住んでいる人はハンガーを決して使わないというその県とは?」 ・・・・「ウ〜ン」・・・・・・。 いくら考えても分かりません。 静江先生が「まさか服を着ない県」ということ? これが大きなヒントになりました。答えは「4」。 「なぞなぞ」の問題には必ずヒントが隠されているものです。 例えば 「たくさんこぼしても減らないものとは?」 ヒント→こぼす・・・というと「水?」・・・他には?(答え「5」) 「どこに就職してもすぐにクビになってしまう虫は?」 ヒントは「クビ」です。「クビ」を他の言葉に置き換えると?(答え「6」) その日、鳩山に帰りましたが蕗さんから「薬を置き忘れたのね」と、帰りの車中にメールが入りました。 そこで電車の中で私なりに「なぞなぞ」を作り返信しました。 「薬は良い効果を得られることもあれば、反対に、悪く作用することがあります。これをなんという?」 この答えは次回の更新の時に・・・。ヒントは「反対」という言葉。 分かった方はこちらへ→ ![]() 久しぶりに「なぞなぞ」をして思ったことがあります。 何かに囚われると(先入観、思い込み)答えが見えないものです。 でもよくよく見るとその中に答えが隠れているものなのですね。 般若心経で「心無ケイ礙(シンムーケーゲ) 無ケイ礙故 (ムーケーゲーコ)無有恐怖(ムーウークーフ)遠離一切顛倒夢想(オンリイッサイテンドウムソウ) ・・・・というところがあります。 「ケイ」という字は“罫”(「けいせん」の「けい」ですが、正式には「ト」がありません)「魚を取る時の<カゴ>」の意味です。 つまり「心が囚われると物事を反対に見たり、夢想したりするものだ」と言っています。 久しぶりに「なぞなぞ」で楽しみました。 良い頭の体操になります。 それにしても間もなく96歳になる静江先生の機知にはつくづく関心! ![]() 「1」ソフトボール=祖父とボール 「2」チ=イチニチ イチネン 「3」ベテラン俳優=縁起がいい=演技がいい 「4」福岡県=服を掛けん 「5」愚痴 「6」解雇=蚕 2023年2月10日 私が生きた時代はきっと後になってから、日本で一番いい時代だったと言われるかもしれません。 2023年1月20日 比較的穏やかな日和が続いています。 今年も多くの年賀状のやりとりがありました。 昔作った俳句に「賀状にて繋ぎとどめし縁もあり」 などと下手くそな句を詠んだことがあります。 一度しかお会いしていないのに何十年にも亘る交誼が続いたり、本当にさまざまな多くのご縁があるものだ、と、改めて思う時期です。 そしてそれぞれの人生と何らかの形で関わることの不思議を思うものです。 以前、「般若心経」(お経そのものをテキストして)を作曲した時に、それこそいろいろなご縁から「縁」についてお話をしたことがありました。 それもお寺でしたこともあります。 その人とのご縁を知る「呪文」のようなものがあります。 「おかげさま」という言葉です。 お世話になった方やご恩を受けた人にはしぜんと「おせわさま」また「おかげさま」という言葉が出ます。 しかし「そうでない人」。 つまり「意地悪をされたり」「いじめられたり」と、良い印象を持たない人というのは誰にしもあるものです。 ですがそこでその人を頭に描いてその人に向かって「おかげさま」という言葉を発してみるとします。 そうすると不思議なものです。 「あの人のことで苦労したおかげで、随分と考えさせられ、勉強になった」などと思えるものです。 それこそがその人との「縁」を知る「呪文」と言うわけです。 ぜひお試しあれ。 早いものでもう1月の半ばを過ぎました。 比較的良い気候なので嬉しいですが、これから寒さも厳しくなることでしょう。 どうか身の回りの所作にご注意あって、御身お大切になさってください。 ![]() メールはこちらへ ![]()
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