HP通信5
2010年
「HP通信3」は08年1月より再開しました。
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HP通信NO.243/ 12.26

 
先週の18.19日は鹿児島県霧島市におりました。来年3月27日に霧島市少年少女合唱団の演奏会で
私の「子どものためのミュージカレット<スター・チャイルド>(台本:片岡輝)」が上演されます。
 そのリハーサルに伺いました。その演奏会では霧島市の中学校なども参加し、合同で「ひかる地球(ほし)」も、
私の指揮で演奏します。
 元気な子どもたちで楽しみな公演です。(あいにく写真を撮損ねました。来年3月の公演の時に改めてご紹介いたします。)
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 今年もたくさんのところに行きました。1年でおおよそ70日くらいは旅の宿。
両親の居る仙台/利府にも月に2.3回通いました。 
 鳩山には年の3分の1くらいは滞在したという勘定になります。

 年の瀬を控え、慌ただしかったこの1年を振り返っております。
何といっても12月に初演された「レモン哀歌」の作曲が1年の半分を占めました。感慨深いものがあります。
 来年度の「NHK合唱コンクール/小学校の部」の課題曲の作曲も終え、ほっとひと息ついているところです。

 年内締め切り予定のいくつかの仕事も、西の空を向き、千葉の方を向き、茨城の方を向き、
「遅くなってごめんなさい」と言いつつ早速取りかかっています。

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「音楽ほほえみ基金」に賛同して下さった「ひびとも会」(代表:田中慎二/指揮:伊澤俊雄)の皆さんによって、
12月18日「東大泉デイサービスセンター」での「訪問演奏」が実現しました。
「ひびとも会」の皆さんとはそのメンバーの多くが「関西大学合唱団<ひびき>」の在学中からのお付き合いです。

              

              演奏する「ひびとも会」の皆さんと施設の方々。
             曲目は「日本こころのうた」より「ふるさと」など

 とても熱心に聴いていただき、演奏もとても楽しく充実したものだったようです。
来年1月15日世田谷の芦花ホームでも行う予定です。彼らの前向きな姿勢でこうして輪が次第に広がっていくことは
嬉しい限りです。
                                                       

                  <<新刊案内>>2011年1月1日発行。カワイ出版刊。

             
       女声合唱曲 「レモン哀歌」          女声合唱組曲「地球ばんざい」

     ○「レモン哀歌」(高村光太郎・詩)は久々の女声合唱の新作です。
            時間:約7分30秒。定価:1.200円/レヴェル:中級
      ○「地球ばんざい」(まど・みちお・詩)は04年に発表された混声版の女声合唱版です。
            4つの曲からなり全体で14分。定価:1.400円/レヴェル:初〜中級

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 昨日26日はさいたま市「彩の国さいたま芸術劇場」で女声合唱団の「秋桜」さんのコンサートがありました。
私にとり今年最後の演奏会でした。
                                
                 

     本番前の楽屋で左が指揮者の小島嘉子先生、右がピアニストの村田枝里子さん。  
   お二人とも大分長いお付き合いになります。特に村田さんとはほぼ30年来のお付き合い。
                   3人とも同い歳。 

 コンサートでは「マザー・テレサ 愛のことば」、
そしてカンタータ「さいたまさちあり」より第一章が演奏されました。「さいたまさちあり」は約20年前の作品です。
 オーケストラと合唱のために作られた作品で、昨年、埼玉県で主催された「生涯学習全国大会」の開会式の折に、
女声版の編曲をし、約700人の合唱により演奏されました。「秋桜」さんもその中で歌って下さいました。
 演奏はとても質が高く、満員の聴衆で楽しいコンサートでした。

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 「彩の国さいたま芸術劇場」は以前住んでいた「元与野市鈴谷」の家のすぐそばです。徒歩で3分程度。
最寄りの駅「与野本町駅」に久しぶりに降り立ち、以前、毎日のように通った「蕎麦屋」に入りました。
「やあ!しばらく」と店主が声をかけてくれました。その後で「奥さん元気?」と・・・・。
(家内のことを知らせてなかったかな?)と思いつつ「うん?え〜」とあいまいに答えたものの、
「教えた方がよいかナ?」・・・・と蕎麦を食べながら思いました。しかし
「今も元気でいる姿を思ってくれる人がいてもいいよな〜」と。蕎麦を食べ終え「じゃあ、また寄らせてもらうよ」
と言って店を出ました。

 コンサートでは元地元なだけに多くの方からお声をかけていただきました。

 コンサート終了後、駅に向かって歩いていますと、20年も顔なじみの「新聞配達」のKさんがバイクで私の前を横切っていきました。ハっとしました。
 Kさんは気づいていなかったようで瞬時胸をなでおろしました。
鈴谷の家を引っ越してから家内は亡くなったものですから、Kさんは噂で知っているかもしれないし、
また知らないかもしれない。
 もし知らなかったとしたら、Kさんは「奥さん元気?」と聞くはずです。
私は嘘も言いたくないし、事実も告げたくないし、顔を合わせなくて良かったと正直思いました。

 街は変わらず、私たちが暮らした時のままです。23年間暮らした街は私にとって、
今でもたくさんの想い出が詰まった街です。
 蕎麦屋の店主のように、また幾人かでも、
「今でも家内が元気でいる」と思ってくれる人が居てくれることに、何やらタイムマシンで過去に戻ったような
気分にとらわれました。
 ちょうど夕暮れ、逢魔が時(おうまがとき)・・・。「今から鳩山まで2時間<遠いな〜>」と独り言をいいながら、
懐かしい道を歩いて帰路についたのでした。 
  
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                    <マノンとハッチ>

 ハッチは相変わらずです。(忍び足で家の中を歩いています。)
マノンと追いかけっこをしている姿も時折見かけます。
 さて来年はどのような展開になるでしょうか。
このHPをご覧下さっている青森のYさんから手作りクリスマスカードをいただきました。

              

              マノンとハッチの可愛いイラスト入りです。

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 今年も皆様にはお世話になりました。
ありがとうございました。
 とくに地方でいろいろとお心遣いを下さった方々に改めて御礼を申し上げます。

 皆様、どうか良いお年をお迎え下さい。


HP通信NO.242/ 12.16

 
ここ10日ほど、どこにも出かけず家で勤勉に仕事をしておりました。 
年内締め切りのもの数点。しかし全てを仕上げるのは無理で、取りあえず2点を年内までの約束ということに。
 あといくつかは年を越してからと<拝み倒し>しましたが、皆さんとても優しくて、
「どうか無理をされないでお体大事に・・・」と涙が出るほど嬉しいお言葉までいただき、
只今、目の前の仕事に敢然と立ち向かっているところです。 

 二つの仕事を並行しつつ、天気の良い日はひなたぼっこをし、散歩がてらに近くの蕎麦屋で美味しい蕎麦を食べ、
また最近、担々麺のおいしい店を見つけましたので、晴れた日は嬉しくて、朝目覚めたときから、
「今日は〜〜〜コースで〜〜〜に行こう」と、考えるワタシであります。(いずれも徒歩で片道30分以上)

 周りの方から見れば何とも優雅で!と思われそうですが、一日中「集中力」など保てるはずがありません。
こういう「時間」こそ、いわば「ムダな時間」こそ、私にとり無形の「必要経費」とも言える訳です。

                 

       今年の「紅葉」は今ひとつ盛り上がりませんでした。(近所の岩殿観音で、11月末頃撮影)
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 久々にまたTVの悪口を言います。
最近、「地デジ対応を早めに」というテロップがやたら頻繁に目につきます。
 それを「ていねい」と感ずるか「ウルサイ」と感ずるか、「何と思いやりのある対応」と感ずる方もお出ででしょう
が、私のように「却ってマンネリになり注意力の緩慢(かんまん)さを招く」という見方の人間もおります。
 逆に「時折流す」ことの方が人の注意力を呼び込み、また「必要性」をアピールできるのではないかと。
「ていねい」なことは結構なことではありますが、世間に対して「これだけ流したのだから〜」という、
「苦情がある場合の責任逃れ」という気がしないでもありません。

 今年はNHKの「龍馬伝」が気に入りなるべく時間を合わせて観ておりました。
そして最終回、「龍馬暗殺」のシーン。龍馬が襲われ表情がアップした時に、「○○県の選挙結果速報」が。
クライマックス・シーンの龍馬の顔がそれで見えなくなりました。
 最後の最も印象的なはずのシーンが「選挙速報」に目を奪われました。
私でさえとても残念な思いをしましたから、「龍馬伝」のスタッフの方々はさぞや無念とおぼしきなり也。

 一口に「ていねい」と言っても「無神経」な「ていねい」は迷惑です。
世の中、一見「ていねいさ」を装っていても「無神経」が多すぎます。
 人と人との応対にしても「〜〜で宜しかったでしょうか?」などを初めとする、いわゆるマニュアル対応は、
本当の「ていねいさ」を考え、養う期を奪ってさえいるように思います。

 実は昨日、プリンターの異常でサポートセンターへ電話すること約2時間。
とっても「ていねい」な対応でした。が、それは表だけ。
 結局は何も改善されず、あげくの果て、パソコン本体のMacへお問い合わせ下さい、と。
随分「時間を無駄にし」半ばウンザリして、最後の手段、電源コードを全て抜いて1時間あまり散歩に出ました。
 帰ってから不具合だったプリンターを起動させると「正常」に動き出しました。
(電源コードをしばらく抜くと、まれに正常になることがあります。)まずは普通に使えるようになったのでひと安心。

 政治も社会風潮もこの「ていねいさ」がキーワードかもしれません。
もちろん「心」のこもった「ていねいさ」に接する事もあります。
そういう時、とても嬉しいものです。
 それは本来、人と人とが接する「普通の」「当たり前」のことであるはずです。
電化製品は「電気」がなくては動きません。
人の社会ではその電気が「心」でありたいものですね。
                                                       

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       女声合唱曲 「レモン哀歌」          女声合唱組曲「地球ばんざい」

              ともに2011年1月1日発行。カワイ出版刊。
○「レモン哀歌」(高村光太郎・詩)は久々の女声合唱の新作です。
            時間:約7分30秒。定価:1.200円/レヴェル:中級
○「地球ばんざい」(まど・みちお・詩)は04年に発表された混声版の女声合唱版です。
            4つの曲からなり全体で14分。定価:1.400円/レヴェル:初〜中級

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                   <<マノンとハッチ>>

              

    ある日の夜、マノンの顔をよく見ると、右頬にススが。(写真だと影のように映っていますが)
     いつも薄汚れて帰ってきます。この日も私が独りで酒を飲んでいるとベットの上に。 
       毎日、どこで遊んでどんな事があったのか、マノンなりの物語があるのでしょう。
  最近、かなり寒くなったこともあり、日中、ストーブの前で寝ているマノンの姿を見かけます。

        ハッチも夜は我が家の居間で寝て行く事が多くなりました。(下写真)

           

          ソファーの片隅で寝るハッチ。私はいつも知らんぷり。
  夕方、ハッチが外でミャ〜オ〜と鳴いています。ガラス戸を開けてやると家の中に入ってまず食事。
       「今日も泊まっていきな」といつものように声をかけ、あとは無視。
            いつの間にか、上のように寝ていきます。

     ある日のマノンとハッチ。  

                マノンの前でハッチがゴロニャンと・・・。

                         

 まずまず、仲がよろしいご両人(猫)。
いつか二匹そろって、我が家の居間のストーブの前で丸くなっている姿をみる日もあるかもしれません。

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 最近、夜、寝る時は首にタオルを巻き、濡れマスクをして寝ます。
心地よく寝れます。
 宜しかったら皆様もお試しあってはいかが?

*尚、今回の更新より「ネット配信」による「試聴コーナー」を設けました。


HP通信NO.241/ 12.6

 
12月4日は「コール・ベル」の15周年コンサートでした。多くの方々にお出でいただき、また遠方よりも
たくさんお出かけ下さり、ほぼ満員の聴衆の中で、団員も楽しくステージを務め、
無事、盛会裡に終えることができました。 ご来場下さった多くの皆さんに御礼を申し上げます。
この日初演の「レモン哀歌」「女声版/地球ばんざい」も、つつがなく初演を終えました。
 皆さんの多くの反響を肌で感じました。
今回はコンサートの様子を少しここでご紹介させていただきます。

                  

            12月4日/市川市文化会館大ホールにて。リハーサル風景

           

             賛助出演をいただいた地元、市川男声合唱団の皆さんと。


                  

                終演後、ロビーにて新刊のサイン会。
         楽譜も(「地球ばんざい」「レモン哀歌」)当日に合わせて刊行され、完売。
         初演後、楽譜が完売ということは幸先の良いスタートとなりました。

            

      諏訪市から「諏訪合唱団の皆さん」がバス貸し切りで来て下さいました。
               
            

                     レセプション風景

                   

               「ひびとも会」の皆さん、若い合唱団です。   
        元関西大学合唱団「ひびき」のメンバーを中心に結成された合唱団で、
     「音楽ほほえみ基金」での「ボランテイア演奏活動(介護施設などにおいての)」に協力をしてくれています。

                

      左から市川男声合唱指揮者の田中安茂先生、テナーで合唱指揮者の秋山衛先生と。
            この後、秋山先生の歌が会場に響きました。
        「我らがテナー」はますます健在ぶりを披露してくれました。

                  

       コンサートには県外、埼玉、東京、群馬、長野、神奈川、栃木、茨城をはじめとして
      遠いところでは札幌、盛岡、宮崎、広島、神戸、鹿児島より多くの方がかけつけて下さいました。
         上の写真は鹿児島の田丸寛先生と「(恒例の)おなかの比べっこ」(私がいつも負けです。)


                

               コールベルの皆さんから花束を頂戴しているところ。
     近いうちにコールベルのHP内で、コンサートの模様を詳しくお知らせしたいと思っています。

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 当日は花束やお酒などた〜くさん頂戴しました。
車の運転手、私の付き人、下僕として連日に亘って付き合ってくれた「元弟子」の威成一君(たけ・せいいち/作家業)

                      

   一見してコワイお兄さん、東南アジア系の強面(こわもて)の彼ですが、根は大のネコ好きの優しい奴。
            たくさんの頂き物や荷物を車で自宅・鳩山まで運んでくれました。
       レセプション、打ち上げと大好きな「酒」を横目にウーロン茶を飲んでいた彼は、
  鳩山に深夜着くなり早速「いっただきま〜す」と手当たり次第に痛飲。
(何やら朝まで飲んでいたようです)
                                                    

               <<アクセス数、210.000番突破!>>

 11月30日に<アクセス数、210.000番突破!>をしました。記念番号を取得されたのは札幌市の菊地一也さん。
菊地さんは「170.000番」もゲットされました。ありがとうございます。
 03年にこのHPを開始し、07年は一年間休止をしましたが、いつの間にか21万に。
これまでこのHPをご覧下さった多くの方々に改めて感謝申し上げます。
 菊地さんには近いうちにご希望の楽譜をお送り致します。記念番号取得者紹介→


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           コンサートを終えホっとしているところです。
        さてさて年内までの締め切りのもの、いくつか抱えています。

      心機一転、気合いを入れて「さあ頑張るぞ〜!」とさっき吠えたところです。

           <マノンとハッチ>についてはまた次回に。
 ひとつ小さなエピソードが。
4日の深夜、車で自宅まで帰り荷物を運びましたが、うっかり車のドアを開けっ放しに。
 そのスキに「ハッチ」は車の中に入ったようです。
その後ドアを閉めたのですが、朝までハッチは「車の中」。
 いつもなら食事時になると「ミャ〜ミャ〜」と近寄ってくるのですが、よほど「怖い思い」をしたものか
その後音沙汰なし。
 知らぬこととは言え、ハッチには可哀想なことをしました。


 今回はコンサートの様子をご紹介しました。
どうか風邪などご油断なきよう。

HP通信NO.240/ 11.24

 
この2週間も家に居る時間があまりなく、リハーサルや打ち合わせや、また各地を歩いていました。

 16日は静岡で合唱講習会(静岡市合唱連盟主催)がありました。
写真がなく残念でしたが、300名を越える熱心な皆さんと、モデルコーラスの静岡レデース(指揮:原田溶子先生指揮)
の素晴らしい合唱で楽しいひとときを過ごしました。
曲目は「みすゞこのみち」より「このみち」「私と小鳥と鈴と」など。
 その日は日帰りでしたが、静岡名物「とろろ汁」をご馳走になり、あまりに美味しくてちょっと食べ過ぎ。
この日、市川泊まりで翌日はコールベルの練習。コンサートを前に皆さん張り切っています。

 20日からは熊本市に。
21日、熊本県おかあさんコーラス連盟の「女声合唱フェステイバル」に講師として招かれました。
「二度とない人生だから」を参加者全員で合唱。会場一杯に「二度とない〜」が響きました。
この日、私の曲を歌って下さった団体も多く、嬉しいことでした。

            

            左は宿泊したホテルの部屋から見えた熊本城。  
   右の写真は打ち上げ会場で。私の左隣が会長の東先生。右に役員の前田先生、春日先生。
                                                       

 会が終わった後、玉名温泉にご案内をいただきました。その温泉宿は春日幸雄、信子両先生のお弟子さんでバリトン歌手の「草村謙治さん」のご実家「竹水苑」。私の泊まった部屋には露天風呂が。

                    思いもかけず何とも贅沢な一夜を過ごしました。 

 翌日(22日)は春日両先生のご案内で坂村真民さんゆかりの地をはじめ、小観光をさせていただきました。
坂村真民さんはこの地のご出身です。以下はそのアルバムです。 

          

      坂村真民さんともご縁の深い陶芸家「井上泰秋先生」の仕事場で(小代焼きふもと窯)
      左から春日幸雄先生、井上泰秋先生、春日信子先生、井上先生の奥様。
      広い敷地には「念ずれば花ひらく」(坂村真民さん直筆)の石碑が。                    

               

            詩「ふるさとの木(こ)の葉の駅」の舞台となった木葉駅で。

               この駅でいつも母が
                   待っていてくれた
                駅には赤いカンナの花が咲き 
                    車窓にそれが近々と迫ってきた 
                 母のいないさびしい駅を
                     わたしは息をのんで過ぎていった                

 私はこの詩に作曲しています。好きな作品です。
今は無人駅で昔の駅とは装いも変わったとのことですが、駅のホームに佇みながら歌の一節を口ずさみました。
 この駅での物語は今からおそらく7.80年前のことです。あいにくカンナの花はありませんでしたが、
可憐な小さな花が所々に咲いていました。

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                  <田原坂(たばるざか)>にて

                    

 田原坂は「西南の役」で激戦地として有名なところです。
約1.500人の兵士がこの地で死にました。一人一人の名前が碑に刻まれています。
 細い曲がりくねった道で、今でも当時を偲ばせる風情が残っています。
坂の上には「歴史資料館」がありました。あいにくその日は休館日。
 供養塔や石碑が建てられているその側に、真っ赤な血の色のような紅葉がありました。

 その後「金峰山(きんぼうざん)の<峠の茶屋>で団子汁(だごじる)をご馳走になりました。
明治の頃、熊本に赴任をしていた夏目漱石もここで食べたということです。
 また近くには宮本武蔵が「五輪の書」を書いたとされるお寺などがあります。
熊本にはたくさんの名跡があります。それを今回改めて知りました。 
 思いがけずに楽しい小旅行をさせていただきました。
 ご案内下さった春日幸雄、信子先生には感謝です。                   

 この日、熊本を飛び立ち、夜には飯田橋のトッパンホールで「山本義人さん」のテナーリサイタルを聴かせていただきました。私の歌曲集「はすとにわとり」から4曲を演奏して下さいました。

                

 歌曲集は今年2冊刊行されました
(来年早々には第三集が刊行予定)。歌曲集が刊行されての初めての演奏会でした。
誠意ある素晴らしい演奏に感動をしました。写真はコンサート終演後入り口近くで「義人さん」と。
 
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                     <マノンとハッチ>

                  

 留守中、いろいろと物語があったことでしょう。今ではこのように二匹で一緒に居ることも珍しくありません。
時折、マノンがハッチを追いかけたりする光景も目にします。
ハッチがマノンの前で「ゴロニャ〜ン」とすることも。
我が家に入って堂々とご飯を食べていくハッチ。
「みなしごハッチ」から「ノラ猫ハッチ」。最近は「通い猫ハッチ」です。
そのうち「居候ハッチ」になったりして・・・・・・。

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 前回、利府に帰った時、塩竃神社で七五三詣での子どもを幾人も見かけました。

                  


 私もこの神社で七五三詣でをしました。
古い写真から懐かしい私の七五三の写真を見つけました。
 もう半世紀前の写真です。(服は母の手製)
今回は最後にその写真をご紹介し失礼します。

 寒くなりました。風邪などご油断なきようお過ごし下さい。

                


HP通信NO.239/ 11.12

 
相変わらず地方に出ることが多く、留守がちなこの頃です。寒くなりました。
こういう時期、着るものもいろいろ気をつかいます。ちょっと気温が高いと電車内は「冷房」、ちょっと寒いと「暖房」。あまりに「ご丁寧すぎる」対応はホントは迷惑なのですけど・・・・・・

 前回更新したその日、横須賀市に参りました。
昨年に引き続き今年は10月30日、31日の「市民合唱のつどい」に講師として招かれました。

            

               右の写真は役員の方々との記念写真。
           私の右お隣り(中央)が会長の山田茂雄先生です。
 左写真の看板は山田先生の手作り。何とも言えぬ和やかさが、実はこういうところに現れているのですね。
           二日間ほどで約50団体の演奏を聴かせていただきました。
    30日の夜は役員の皆さんと懇親会。ちょうどその時間「台風」でしたが、和やかな雰囲気で皆さん馴染みの
        「焼き鳥屋」さん店内は「どこ吹く風」とばかりそこだけ高気圧でした。
                                                     

 31日は品川泊まり。品川駅前の変わったことに驚いてしまいました。
駅前の品川プリンスホテルに向かうのに迷ったくらいです。
11月1日はコールベルの練習。
 12月4日の演奏会を前に練習にも熱を帯びてきました。楽しいステージも用意してあります。
「お近くの方」どうぞお気軽にお出かけ下さいますよう。 

  翌2日からは鹿児島。「田丸寛先生の還暦」の演奏会(11/3)では指揮、お話、ピアノ伴奏をしました。 
田丸寛先生のお人柄がにじみ出た楽しく盛会なコンサートでした。  
「田丸寛の歴史を歌う」ステージでは、昨年ウイーンに同行下さった皆さん(札幌、長野、千葉、京都、鹿児島)総勢70名がそろい、田丸先生のこれまでの半生をなぞりながら当時流行した歌を会場の皆さんと歌いました。
 京都からチェコやウイーンで演奏旅行を共にした箸尾哲男先生もかけつけ、ナレーション、バリトンソロも披露して下さいました。
                 

        打ち上げで風景。左からピアニストの森川真衣さん、箸尾哲男先生、
             田丸先生とワタシ(珍しくネクタイをしています。) 

              
                    打ち上げ会場で。


          

 鹿児島では旧年来の友人、若杉君(左)がオーナーのメキシコ・タコス料理「グラシアス」(鹿児島/天文館)でタコスを食べました。いつもながら本格的なタコス料理は美味しかった!
 私の右側には諏訪市から参加の安藤さん親子が。安藤さんの長男・和貴君に「本場のタコスを腹一杯食わせるから」と誘ったのでした。(HP通信233号/9月9日で安藤さんのお宅にお邪魔した記事がありますので、宜しかったらご覧下さい。)→HP通信(2010)

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 鹿児島からは4日夕方帰宅。帰宅して早速編曲の仕事にとりかかるという<勤勉ぶり>。
7日は市川市合唱祭にコールベルと出演し、8日コールベルの練習後、仙台へと向かいました。
そして本日帰宅し、大分更新が遅れたこのHPをまとめています。
 更新の遅れたことを何やら「いい訳がましく」、ここしばらくのスケジュールを連ねることになってしまいました。

来週は静岡、熊本にお邪魔します。  
             
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「忙中閑あり」という言葉があります。忙しい中にも静かな時を持て、という意味です。
また私の愛読とする「菜根譚」の中に「静中静非真非」(静中の静は真の静にあらず)ではじまる言葉があります。
 これは要約すると「静かな環境の中で得る静かさとは本当の静かな心の境地ではない、
忙しい環境の中で静かな境地を得るとしたらそれこそ本当に静かな心の境地」である、という意味の内容です。
 現実には難しいことですが、このような「言葉を得る」ことは大切なことですね。
普段の生活の折々にこのような言葉を思い起こすことで、言葉が血肉となる、とも言えます。
 しかし世間は雑音が溢れに溢れ「うるさい!」。
鳩山に帰ってくると気持ちが休まります。そこでつい上のような言葉を思い返すのです。
「まだまだ至らざるなり」です。

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                     <ハッチその後>

                   

 先日ふと気づいたらハッチが居間のソファーで寝てました。
私が「アラ!ハッチ!」と声をかけたらその後、まるで「ノラ猫」のようにすぐさま背中を丸くして姿を隠しました。
 その時、マノンは平然とストーブの前で寝てました。
「いったいどうなってのだろう?」と。
これから寒い時期になります。
 私はマノンさえ良ければハッチが家の中で寝ていっても構わないのですが、それにしてもハッチの「ノラ猫習性」は
そう簡単には直せないようです。
「ここに居ると心地いいんだけど、デモ駄目なのワタシ!」とでもハッチが言っていそうな気も。
「分かってるんだけどそう簡単には行かない」...上で上げた言葉のように、
ネコも人もそう簡単には行かないっていうことでしょうか?


HP通信NO.238/ 10.29

 
前回の更新から10日も経ちました。早いものです。この間、ずーっと勤労にいそしんでおりました。
来春までに新刊4冊が出ます。
 その他に来年7月初演の男声合唱版「二度とない人生だから」、9月初演の混声合唱版「マザー・テレサ 愛のことば」も手がけ、また二つの新作の準備もしております。
 秋の心地よい風もつかの間、大分冷え込んで来てまるで初冬のようです。朝夕はストーブをつけています。

 先週24日(日)日野市合唱連盟主催の合唱祭の講師として招(よ)ばれました。
とても和気あいあいとした雰囲気で、楽しい合唱祭でした。下はその打ち上げでのひとこま(ピンボケですいません)

                  
           中央が大志万明子先生、右が理事長の金井章夫先生

 大志万先生はいつお会いしても明るく元気で輝いています。
毎年1度は全国のどこかでお会いします。2年ほど前だったか羽田空港で偶然お会いしました。その折、教えて頂いたのが「小松菜を食べる事」。以来、私は毎日実践しています。しかし最近「飽きた〜」のでジュースにすることにしました。

                  
   作り方はいたって簡単。小松菜、3.4束、リンゴ4/1、をミキサーで。この日は牛乳を入れてみました。
   飲みやすくするために「ミソ溶き用」の「こし器」でこします。ちょっと多めに作り冷蔵庫で翌日分を確保。
                                                     

                     <鳩山近景>

               
           「春」の桜アーチ道         「秋」の桜アーチ道   


                        
     <ドングリの実>いたるところに落ちています。手にしているのはかなり大きめなドングリの実。


 鳩山に居る時は30〜60分程度は散策をします。
毎日、発見があります。
 自然はこうして毎日、毎年、何十年、何百年、何千年と同じことをくりかえしているのだナ、と思います。
そう思うと「私は・・・・私は・・・・・」などと言う先から、唇が冷たい風に吹かれスーっと寒くなる感じがします。秋の日和がもう少し欲しいこの頃です。


              <マノン・ハッチ物語に、ワタシ加わるの巻> 


      

               手前がハッチ、じっと見つめるマノン。


 相変わらず「ノラ猫ハッチ」です。食事時になると必ず姿を現します。
マノンのために開けておく隙間から最近は、泥棒猫のように家に入り、マノンのご飯を食べに行きます。
 私は見て見ぬふり。マノンも見て見ぬふりなのです。時折ソファーで一休みしていくことも。
こうしたことが2週間以上続き、私が「無害な者」と思ったものか、だんだん私の側に近づいてきました。 
 じっとしていると私の足先にちょっかいを出したり、私の足下で「ゴロニャ〜ン」をすることもあります。 
しかし私が手を向けるとサッと逃げ出すハッチ。 
 大分距離が近づいてきました。

                  
                  私とマノンの前で、遊ぶハッチ

 私は別にハッチを飼い猫にしたいとは思っていないのです。
マノンは他のネコに対しては「威嚇」して追い出すのに、ハッチにだけは違います。
 私は留守が多いものですから、遊び相手が出来るとマノンも楽しいだろうな、と思っています。
それにしてもマノンの寛容さはどうしたものでしょう。

 昨夜は雨が降り、寒い夜でした。自分の出入り口があるのに、さかんに私に「外にでたいよ〜」と催促します。
いつもは自分で勝手に出たり入ったりしているのに・・・。
「寒い雨の中、ハッチはどうしているのかな〜」とでも言っているかのようでした。


「マノンとハッチとそしてワタシ」・・・さてさて、これからどうなるものやら。

               
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HP通信NO.237/ 10.18

                    
<秋の鳩山>


          

           秋の色が少しずつ濃くなってきました。これからが秋本番。
               楽しみな季節になってきました。
                                                     

 「レモン哀歌」の作曲の延滞で、いろいろ滞っていた仕事を只今フル回転で稼働しています。
朝は7時前には起き、夜までずーっと仕事。目下「働き者」のワタシです。
 しかも散歩も、昼寝も適度にし、食事も元の生活のようにきちんとしている健康的な生活です。

 先週も仙台へ。仙台/利府の仕事場に新しいPCを設置しました。
今年の4月に自宅/鳩山でのPCが故障して以来、利府の仕事場でのPCが使えなくなっていました。
 これで利府での仕事もはかどることでしょう(多分)。

              

                利府の仕事場から見える夕焼け。

 先日、利府で母と一緒にTVを観てました。
「190kgの女性の減量体験〜」が放映されていました。
「果たして減量に成功したかどうか!」「○○さんスタジオについに登場!」と期待させながら2時間あまり、
何度も何度も同じ画面を観させられながら「さて続きは来週」ですって。
 何とマア、イライラさせること!。しまいには呆れてしまいました。
 母は新聞の番組表を膝に、手にはリモコン。あっちこっちと要領よくチャンネルを変えて観てました。
他の番組でも「火事で大やけどをした韓国女性の顔は?」とこちらもさんざん同じシーンを何度も観させられながら
その続きは(これも)「来週」ですって。

 何とヒドイ!
制作者からすればそれは「ウマイ」観せ方だと思っているのかどうか、内実は「ウソの多い」「焦(ジ)らし」を
楽しんでいるかのよう。「TV」は今の時代のストレスを蔓延させています。

 私が「もういい加減にせ〜よ」などと言いながら観ていると、母は、
「だから夜寝るのが遅くなるのよ」と。
「・・・・・?・・・・・・・・」なんだか分かったような分からないような・・・・。

 それとCMの音量の凄さ!。これも人間には大きなストレスを与えます。
世の中、周りを見渡すとストレスをあおっていることばかりです。
 ついでに言ってしまうと「政治家」の「人相」の悪さ。
「男は40になったらその人の生き方が顔に出るものだ」とは古人の箴言(しんげん)
「良い顔」を見せるのも「政治家」の国民に対する責任、と私は思うのですが、「政争」「枝葉末節」に余念がない
お歴々には「関係のない話」のようです。

 私は音楽を通して常に多くの人たちと接しています。
音楽で輝く姿を精一杯、多くの皆さんと体現しようとしています。
 それがとても「かけがいのない」ことと思っているものですから、ストレスを意図的に過剰にまき散らしている
世情に、一言「物言い」をつけたくなりました。
 上に書いたTV番組ばかりではないでしょうが、ポワ〜ンと観ていると、頭がポワ〜ンとなりそうです。



                  <マノン・ハッチ物語>

                  

             

            玄関先で食べているハッチ。それを見ているマノン。

 最近は時折、ハッチが忍んで家の中に入るようになりました。
しかし私の姿を見ると逃げ足の早いこと。まさに「ノラ猫ハッチ」。
マノンは自分のご飯が食べられていても、静かに側で見ているだけ。 
 普通でしたら「追い出す」はずです。
もしかしてマノンはハッチに「気があるのかナ?」。それとも私の気持ちを汲んで「見逃しているのカナ?」とも。
                          


              
       前回、「駐車場で踊るように寝ているマノン」を紹介しましたらとても好評。
               今回もアップしてみました。(10.7写す)

   このHPでよくご紹介している「田中さん」。留守の時はいつもマノンの面倒をみて下さっています。

               

    今月も来月も頻繁に各地に出かけることになります。またまた田中さんにはお世話になります。

           そろそろ歩道に「枯れ葉」が敷き詰められています。
   葉っぱを踏みしめて歩くと「カサッ、カサッ」と小気味よい音が足元から伝わってきます。
             「枯れ葉の絨毯」の季節はもうすぐです。


               コール・ベル・コンサートチラシ→

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最近観た映画、読んだ本:
映画(DVD):
本:「ほら吹き茂平=宇江佐真理」


HP通信NO.236/ 10.9

 
秋日和の今日この頃です。「レモン哀歌」の作曲が終わった途端、蝉の啼き声がピタっとやみました。
思えばこの夏は大変な夏でした。連日の暑さ、そして激しい「ドンヅマ〜リ」の果てに作品がひとつ残りました。
 日々何をし、何を食べ、何を考えていたかなど、もうすっかり忘れて覚えてはおりません、が、
「おぼろげに思いを巡らした世界」が現実の世界(作品として)となりました。
 12月4日はその初演です。お近くの方、宜しかったらお出かけ下さい。コンサートチラシ→

 

 10月3日は池袋の芸術劇場大ホールにて「アミーチ・デル・カント≒146」のコンサートがありました。
下の写真はその打ち上げで指揮者の片野秀俊先生とご一緒した時のもの。
このコンサートでは04年に委嘱・初演された(登戸混声、片野秀俊先生指揮)「地球ばんざい」が演奏されました。
 大人数での演奏、しかも素晴らしい演奏でした。作家にとって幸せな時を過ごしました。
片野先生とは指揮の故山田一雄先生の同門、兄弟弟子になります。
 思えば永い嬉しいお付き合いをいただいています。

                 
                      

 4日は「コール・ベル」の練習で初めて「レモン哀歌」の譜読みを最後までしました。その後、仙台へ。
5日は両親と三人で父がこれから利用する「デイサービス」の施設を見て回りました。
 父は最近はどこに出かけるでもなく、家にずーっと居て座ったままの生活をしているものですから、
運動不足解消のために、また少しでも気分転換になれば、ということでこの日、施設を見学したのでした。

 帰りに近所の大型スーパー店に寄りました。
そこで父の「迷子事件」が。買い物途中、父が車で待っているからと言って駐車場に向かったのでしたが、
買い物を終え、駐車場に行くとそこに父はおりませんでした。
(この大型スーパーには建物をはさんで両脇に大きな駐車場が二つあります。)    
 探し回ること約20分。夕方近くになり雨もチラホラと降り出してきました。

 父にはよくこういうことがあるのです。「あっちの方角」と思い込みで動くものですから
(私もそこのところは遺伝しているようです・・・・)これまで幾度もそういったことがありました。 
 結局、店内にアナウンスを流してもらおうとサービスカウンターに。
「あの〜迷子なんですが呼び出ししてもらえますか?」
「ハイ、お子さんの名前は?」 
「スズキゲンジです」
「年はいくつかですか?」
「84歳です」
「えっ!?」と、怪訝そうに店員さんが私の顔を覗き見ました。そこでつかさず私はこう言いました。
「あの〜、スズキゲンジ君(ク〜ン)って呼び出してもらえませんか?」店員さんまたしても「えっ?」と。
「このくらい面白いことしないと、疲れ取れませんから」「是非、ク〜ン、と呼び出して下さい」とお願いしました。
店員さんはクスっと笑ってマイクに向かっていきましたが、そうしたら、
「スズキゲンジさ〜ん」(ア〜ア〜!ツマンナイ、君(ク〜ン)といって呼び出したら面白かったのに、と)。

 しばらくして父は現れました。さんざん歩いたのでしょう、イスにどかっと腰をおろし「疲れた〜」と。
母も心配して待っていました。
「もうお父さんったら、駐車場はアッチと指差したのに、反対側に行ったんでしょ。」
疲れてボンヤリしている父に私はこう言ってやりました。
「お父さん、今日はたくさん歩けて良かったね」と。

 両親の会話を聞いていると時折アタマがクラクラしてきます。
父がまともに話すと今度は母がトンチンカンなことを。今度は母の話にトンチンカンな返答をする父。
 父84歳、母80歳。 
まあ、明るく惚けるということはいいことです。

 

                  <マノン・ハッチ物語>

                

              ご飯の欲しい時だけやってくるハッチ。

 
 マノンはいつも「何かして欲しい」時は、私を誘導するかのように私の前を歩きます。
オナカがすいた時はいつも食事をする場所にチョコンと座り、外に出たい時は出入り口のところまで私を連れて
行ったり、ホント!賢いヤツです。

 昨日のことです。
朝方(5時頃)、いつものようにオナカが空いたというので起きて食事をやりました。
食事が済むといつもなら私の側で、私が起きるまで一緒に寝ているのですが、今朝方は違いました。
 むやみに私にちょっかいを出すのです。「ナ〜ンデ〜?どうしたの?」と時計を見たらまだ7時前。
「ン〜モ〜!もう起きるか!」と言ってベットから離れるとマノンがスタコラと私の前を歩きます。
行った先は玄関。
 開けるとハッチがミャ〜ミャ〜と鳴いていました。
「あっ、そうか〜」とすぐハッチにエサを上げました。
マノンはハッチにエサをやって欲しい、と私を起こしたのです。
「マノンお前はホントいいヤツだな〜!」と、マノンをほめて上げました。

 マノンはハッチのことが気に入ったのでしょうか。
さてさてこれからどうなるやら。


         

          駐車場で「踊るよう」に寝ているマノン(10.7写す)


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最近観た映画、読んだ本:(眼の疲れも大分取れて、やっと本も読め、映画も観れるようになりました)
映画(DVD):「優しい12人の日本人」
本:「永遠のとなり=白石一文」「憂き世店=宇江佐真理」


HP通信NO.235/ 10.1

 
寒い日が続きます。衣替えのシーズンですが「はてはてどこにしまい込んだか?」と
探すのも面倒な日を過ごしておりました。
 女声合唱曲の新作「レモン哀歌」完成。
この作品は12月4日、コール・ベルのコンサートで初演されます。(コンサート情報をご覧下さい。)

「蝉が啼き始める前には完成予定」となっていたはずが、途中で軌道修正、「蝉が啼き終わる頃には完成予定」
との「予言?」通り、蝉の「遅生まれのヤツ」がまだわずかに啼いているこの時期に完成することができました。
 出来た分から合唱団には楽譜を渡してきましたが、合唱団のメンバーには「いつになったら?」という
不安もあったことでしょう、が、「優しいお姉様方は」(数人私より歳下がいますが)辛抱強く待って下さいました。
 皆さんの声援を受け無事完成。感謝です。

 私の作品では「Ave Maria」「マザーテレサ 愛のことば」以来、約4年ぶりの女声作品になります。
 いずれ「レモン哀歌」に関することをここで書きたいと思いますが、まずは作品の完成でホっと一息。
しかし、大分滞った他の仕事も早速、運転開始。

                 

                       道ばたのコスモス
                少しずつ秋の色に染まりつつある鳩山です。

 

                    <マノン・ハッチ物語>

 最近、ハッチに玄関先でエサをあげるようになりました。
あの「ミャ〜ンオ ミヤ〜ンオ」という今にも死にそうな声を出されると放ってはおけないのです。
 次第に私とそれとマノンとの距離も近づいてきました。 
                    
                 

 まだまだ「険しい表情」。ですが、よく見ると何とも愛くるしい顔をしているのです。
マノンとも「鼻を近づける仕草」まで。

               

 ハッチがエサを食べているのを傍らでマノンがじ〜っと見ています。

 ハッチは「ノラ猫の習性」ゆえか、なかなか人を寄せ付けません。ちょっとした音に敏感。
私も無理に飼い猫にしようなどとは思っていません。
 しかし「ハッチ」が望むなら、何とか我が家に住むことができずとも、何とか飢えをしのがせてあげたり、
軒下に住まわせてあげて良いと思っています。

 マノンが我が家の周りをウロウロしていた時の事を思い出します。
当時の私は独り暮らしを始めたばかり。
 マノンが寄ってきても「飼い猫」など「とんでもない」とばかり、こちらが敬遠していました。
そしてエサをあげるにしても「エサはあげるけれど<ma>(が)<non>(しかし)おマエちゃんを飼ってあげることできないんだよ」といい聞かせるようにエサをあげていたことが懐かしく思い出されます。
 あれからもう3年半。
「ノラ猫ハッチ」のことをマノンはどう見ているのでしょう。
「マノン・ハッチ物語」をしばらく続けようと思います。



 一つ仕事が終わったものの、また次の仕事に早速とりかかっています。
今回の更新は近況報告になってしまいました。
 最近、眼の疲労が甚だしくて、いつもここでご紹介している「本」「映画」などはしばらくお休みです。
とにかく眼を休めるように務めているところです。

 次回は少しゆったりと秋の鳩山の自然などをご紹介しましょうね。
急に肌寒くなりました。どうか風邪などご油断なきよう。

HP通信NO.234/ 9.21

 やっと<暦(こよみ)>通りの気候となってきました。しかし油断は禁物。
先週、15日は仙台、そして17日は札幌に行きました。
 鳩山を出る時はやや暑かったので半袖を持って出かけました。
しかし仙台は寒く、札幌はもっと寒いだろうと思いきや、札幌は仙台よりも意外と暖かかったので、
「え?っ?」と、いつまでも天気天候には振り回される今年です。

 札幌では女声合唱団「アシュレー・コール30周年記念演奏会」で「マザー・テレサ 愛のことば」全曲を
客演指揮をさせていただきました。
 その他にも私の作品では曲集「ほほえみ」から4曲(めぐりあいの中に、ふるさとの木の葉の駅、ひとひらの花びら、ほほえみ)
を当団の指揮者:真部恵子先生が指揮して下さいました。
会場の札幌コンサートホール<Kitara小ホール>は満席。
 大盛況、大成功のコンサートでした。アンコールでは「二度とない人生だから」も指揮させていただきました。
とても実力のある合唱団で素晴らしい演奏でした。「アシュレー・コール」の皆さんと真部先生とは
一昨年帯広で行われた「おかあさんカンタート」でご一緒して以来のお付き合いです。

             
               

                   打ち上げ風景
      私の真後ろが指揮者の真部恵子先生、右となりがピアニストの二口英恵さん、
     左となりが当日演奏された「朝静かに」の作曲者の真部武弘先生(恵子先生の御夫君)、 
  後列左のお二人目は、練習場を提供されている札幌バプテスト教会の牧師:奥村敏夫先生、他の皆さん。


 実に和やかな楽しいパーテイでした。
その後、昨年ウイーンに同行下さった「札幌組」の皆さん、指揮者の山出睦子先生と<すすきの>で再会を祝し、
宴会(写真は残念ながら取り損ねました、皆さんゴメンナサイ)。

 北海道には毎年のように行っていますが、ホテルで地元局のテレビを観たのは「初めて?」。
普通「埼玉県」「宮城県」など地元のニュースでは「県内での?」「県では?」など「県」と言いますが、
北海道では「道(どう)」。ニュースでは「道では?」「道内では?」北海道の南を「道南」、県議会ではなく
「道議会」・・・と、耳に新しくというより、下手な「だじゃれ」を聞いているようで、思わず「オッホッホ」と。
・・・例えば「道では??など<どう>対処するか道議会で検討することに?」とか「道南では<どうなんでしょ>
(そこまでは聞いていませんが、ついそんなことを想像したりして・・・・・・)。
 私なりに新しい発見に嬉しくなりました。
「コスモス」も咲いて、北海道は秋の色でした。楽しい3日間でした。


 9月に入ってからやや不眠症。                  
寝室(西向き)では寝れず、仕事部屋の隣の居間のソファーベットで寝起きしています。
何故かというと「北枕」なのです。北枕はよく寝れるのです。仙台/利府のベットも北枕ですのでよく寝れます。
お陰で少しは睡眠不足が解消されています。               
 札幌のホテルは大きなベットのお部屋をご提供いただいたので、寝ながらズルズルと回転。
一番落ち着く<位置で寝て>、朝、日の出の場所から割り出して方角を確認したら、
何と<北枕>になっていました。偶然なのか?それは分かりませんが、とにかく驚き!。
 もしかして、これからずーっと10畳の居間と10畳の仕事場、この二間で暮らすことになるかもしれません。



                         

                   <マノンとハッチ物語>
 最近「ハッチはどうなりましたか?」というお尋ねが多いので驚いています。
札幌でも幾人かの方にお声をかけていただきました。皆さん気にかけて下さっているのですね。
「ハッチ」はやはり「ノラネコ」なのです。人の側には近寄らない。 

                     

 20日夕方、帰宅するといつもの泣き声が。
5mくらいは近寄ってきますがそれ以上は寄ってきません。(上がその写真)
 まだ家の周りをうろついているようです。エサを上げている訳ではないのに(たった一度だけなのに)どうしてだろう?
と思っていましたら、
 いつも留守番とマノンのお世話をして下さっている田中さんの話を伺い、その謎が解けました。

 マノンは数年前我が家に来た時、田中さん宅のネコちゃんたちに追い出されて我が家にたどり着きました。
「ハッチ」もどうやらそのようなのです。
田中さんは私の家よりあえて少し離れたところで、ここ数週間エサを上げていたとのことです。
「ピーピーというあの泣き声を聞くと可哀想で」と田中さん。ですので田中さんは「ピーちゃん」と呼んでいます。
 田中さんは何とかマノンと同様に我が家で飼ってくれれば、と、思っていたそうです。
マノンも捨てネコでしたが、子猫の時はおそらく可愛がられ育ちその後に捨てられたのでしょう。
ですから初めから人になついていました。
 私をめがけて近寄ってきたくらいですから。
ですがハッチは、生まれた時からノラ猫だったものか、用心深いことこの上ありません。
さてさてどうしたものか。
まだしばらく様子を見ようと思っています。

 「飼い猫」は無理として、このままノラちゃんとしてのお付き合いになるかもしれません。
私の母が先日のこのHPを見て「みなしごハッチ」が名前の由来とは何と可哀想な名前なの?と言います。
 ですのでこれから「ノラ猫ハッチ」とします。

                                   

             マノンが悠々と寝ている場所はピアノの下。
        マノンはハッチには無関心。ところで「ノラ猫ハッチ」はメス猫なのです。
         「うう?ん」!。??マノンは(ワタシと違って△□*?)彼女欲しくないのかナ?

          いずれハッチのアップの写真をご覧入れられるかもしれません。


 この夏の暑さで散歩ができない日が続き、運動不足。
またそれに加え、締め切りに追われ、食事もついつい手抜きに。
 鳩山で暮らし始めて3年10ヶ月ですがこれまで外食など全くなし。
ところが最近はスーパーで出来合いのものを買って食事をしたりなど、絵に描いたような独り暮らしです。
 仕事もそろそろ一段落しそうですので、食事も運動もまたきちんとしよう、と思っているところです。

 秋の鳩山がこれから楽しみです。


HP通信NO.233/ 9.9

 
9月4日は翌5日の塩尻でのコンクールの審査のために、新宿から中央本線松本行きに乗りました。
すると車内アナウンスが・・・。
「本日上諏訪では新作花火大会があるために、駅は混雑が予想されます・・・・」と。
「新作花火!、そうか今日は新作花火か〜」と、途中上諏訪駅で下車することにし、早速、諏訪市の友人岡野貞夫さん(諏訪合唱団・団長)に電話。
「岡野さん、今そっちに向かっているんだけど、花火つきあってくれな〜い?」、すると岡野さん。
「あれ〜、まア〜、今日は子どもたちが孫を私に押し付けて花火見物、ワタシ<子守り>で動けな〜い」と、大変そうな声、でも嬉しそうに「おじいちゃん」をやっていました。

 まあ、とにかく行ってみようと夕方上諏訪駅に到着。
 幸運にも数少ないコインロッカーが偶然目の前で空き、荷物を押し込み、まずはいつもの行きつけの蕎麦屋にでも行って蕎麦を喰い、ビールでも飲んで、7時開始の花火までの時間をつぶそうと思い、駅から歩き出しました。
「そういえばピアニストの安藤さんの家はこの近所だったな〜」と思い、電話。
すると「えっ!ナ〜ニ?、先生!是非寄っていらっしゃい、今バーベキューをやっているの」というグットタイミングなお話。早速お邪魔することにしました。                  

                 
                 

             安藤家の人々と。末娘の瑠夏ちゃんは友達と遊びにでかけ不在。 
 
     諏訪ではたびたびこのご家族とご一緒することがあります。私のお隣が諏訪合唱団ピアニスト美季さん。
         昨年ウイーン公演で「永久ニ」のピアノ伴奏もお願いしました。
                 左がご主人達也氏、右が長男和貴君。



 花火開始まで上のようにご馳走になり、7時から湖のほとりで花火見物をしました。
あいにくカメラが手元になく(携帯カメラでは×)花火の模様を紹介できないのが残念です。
 新作花火というだけあって、工夫を凝らした花火がたくさん打ち上げられました。

 その日は9時過ぎに塩尻のホテルに入り、翌5日は合唱コンクールの審査。
5日は市川泊まり。6日コールベルの練習。そのまま仙台へ。そして昨日帰宅。 
 先週末から今週はそんな状況でした。 
作曲もそんなわけでしばし中断。
 季節は移り、もう秋というのに気は焦る一方です。 
12月4日のコール・ベルのコンサートでは「地球ばんざい」女声合唱版の初演もあり楽譜も刊行、それと同時に、只今作曲中の新作も出版する予定とのこと、編集者から「いつ原稿いただけるのですか?」という連絡で「えっそうだった?」と驚く私。小品なのでいずれ曲集に収められればと思っていたのでした。
まさに今!「カチカチ山の狸」です。
                  

 中央本線(新宿〜松本)には年に何度か乗ります。諏訪をはじめ中央本線には家内との思い出がたくさんあります。とくに七年前の「御柱」には一緒に出かけました。
今年、諏訪は「御柱」の年です。諏訪の方々からはお誘いを受けました。ですが今年は見ていません。
あれからもう七年。「下諏訪駅」を通るたびに思い出します。

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 最近、家の近所を子猫がウロウロしていました。か細い声で、今にも死にそうな声で泣くものですから一度
思いあまってエサを上げました。そうしましたら私が家のドアを開ける度に「ニャ〜ンニヤ〜ン」と。 
しかし留守が多く、私の姿も見かけないので「見切り」をつけてどこかに行ったと思いきや、またどこから知れず「ニャ〜ンニャ〜ン」と。
子猫の姿が見えないと「安心」したり、またどこかで(この暑さだから)行き倒れになってはいないかと「心配」したり・・・・・。それが2.3週間続いています。

                  

       上の写真は(私の家のお向かいの家からのぞく)その子猫、仮称「ハッチ」(由来/みなしごハッチから)
          昨日帰宅したら姿を見かけないので、どこかに行ったものか。

                 

         9月8日、帰宅しました。雨で一日中家の中にいた様子のマノン。
              私が帰宅するとこんな調子で私の側にいます。
      上に書いた「ハッチ」とマノンが仲良しになれば家で飼っても良い、と思ってました。
      しかしハッチがマノンを避けているようです。
       マノンがいつもひとりぼっちですので、友達になれればと思ったのでしたが・・・・

          ハッチのこと、ここでまたご紹介する機会があるやもしれません。
          

Bell musicaよりお知らせ
・試聴盤その他
今月は問い合わせは下記にお願いします。
bell-musica@mbr.nifty.com

             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最近観た映画:読んだ本:
劇場:「ベストキッド」
DVD:「永い眠りにつく前に」「カジノ」「私が愛したグリンゴ」
本:「闇の傀儡師(上)(下)=藤沢周平」


HP通信NO.232/ 8.27

 
残暑厳しき折、皆さまにはいかがお過ごしでしょう。
多少、体力には自信があった私ですが、さすがにこの暑さには参っています。
 この夏は家に籠って作曲をしておりました。いつもの<ドンヅマ〜リ>に加え、この暑さ、毎日クラ〜クラ〜としながらピアノに向かっていました。

 最近散歩は主に夕方。小径にはそれぞれにこの世での役目を終えた蝉たちの亡骸がたくさん転がっています。
 しかしまだ木にしがみつくように声も絶え絶えと啼いている蝉を見かけます。
・・・・まだお役目を終えていないのか・・・今生の世を惜しんで啼いているのか・・・・・
 蝉の声もだんだん弱々しくなり、夕方になると秋の虫が勢いよく啼きだしています。
季節はすっかり秋になりました。

 夕方散歩をしてますと中高年の方々が多く散歩をしています。
5時25分頃になると「この道」(山田耕筰作曲)をバックに町のアナウンスが流れます。
「良い子の皆さん!、もうすぐ5時30分です。車などに気をつけて暗くならないうちに帰りましょう」。
それを聞く度に笑ってしまいます。
「良い子の皆さん」など見かけません。居るのは「良い大人の皆さん!」

                  

                 いつもの散歩の小径

                 
             道ばたにヤマユリが可憐に咲いていました。 
 



 先日、2泊ほど仙台/利府に行ってきました。 
突然に海が見たくなったのです。 
 24日利府に行き、翌25日は朝早く家内の墓参りをし、縁のある墓所を巡り、生まれ故郷の浜辺を一人ドライブしました。子どもの頃より慣れ親しんだ風景です。
 考えてみれば久しぶりに海を見ました。 
海風にそよがれながらしばし砂浜で時を過ごしました。
26日には鳩山に帰宅。
 私にとって今年唯一の「夏休み?」。

                
                     七ヶ浜町/高山の砂浜  

 この夏は2週間以上どこにも出かけずに、マノンと連日、暑苦しく、ノッタノッタと過ごしていました。
 クーラーは適度に使いましたが、マノンもあまりクーラーは好きではなさそう。
他のネコはどうなのでしょうか。

                

              

 例年の今頃になるとマノンは蝉をつかまえてくるのですが、今年はナシ。
この暑さに動きも鈍くなったものか。

 あっという間の夏!。
夏というのは過ぎるのは早いものですね。
「どう夏を過ごすかで、その一年が実り多いものになるかどうか決まる」と昔ある本で読み、私もそのように思い込んでいて、夏になるといつも何か課題を設けて過ごすのが習慣のようになっていました。
 例えば、文学大作を読むとか、あることを集中して勉強しようとか、とにかく何かしらやっておりました。
昔は作曲の仕事もし、そういう課題もやっていたのですが、ここ数年はそんな余裕もなく、今年も作曲で精一杯。

 9月になるとまた地方に出かけることも多くなります。
残暑ももうしばらく続くようです。
 油断なく過ごしたいものです。
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最近観た映画:読んだ本:
劇場:「ソルト」
DVD:「噂のモーガン夫妻」「パブリックエネミーズ」「築地魚河岸三代目」「桜の園」「重力ピエロ」「神童」
本:「新三河物語(中)(下)=宮城谷昌光」「たば風=宇江佐真理」「鉄輪=夢枕獏」


HP通信NO.231/ 8.16

 
今年のお盆は鳩山で過ごしました。お墓参りはできませんでしたが、私はいつも仙台/利府に帰る毎にお墓に花を供えています。自宅の仏壇にお花をたくさん供え、お経を唱え、独りっきりのお盆を過ごしました。
今年の夏は作曲に明け暮れています。
 立秋の過ぎた今でも猛暑が続いています。今年はまだほとんどクーラーをつけていません。
私の住んでいるところは風通しの良いところです。木立の間から風が縫うようにそよいできます。
 夜になるとどこかしらから「花火」の音が。二階のベランダから眺めるとあっちこっちの花火が見えます。
ここは関東平野が望めるところです。
 連日、散歩をしています。蝉の声のシャワーを浴びています。無数の蝉、道には蝉の抜け殻や蝉の亡がらがた〜くさん。踏まれては可哀想なので、いちいち道脇の植え込みの中に移してやります。昔作った俳句です。

「空蝉(うつせみ)をそっと小枝にもどしやり」

                  
          見えるでしょうか。葉っぱに蝉の抜け殻が群がっています。

 歩きながらいつも思うことです。
日本人は「お元気ですか?」と挨拶代わりにこの言葉を言います。「元気」とは「元」の「気」。何と意味の深い言葉でしょう。「あなたは元の気を持っていますか?」という問いかけでもあります。
 「元」とは私は「自然からもらっている」と思っています。
「自然の風」「樹々や草花の風景」「鳥や虫たちの声」さらに「きれいな水」「きれいな空気」などなど・・・・・自然を「愛
(め)でる気持ち」また「自然を心で感ずること」、それが「元」の意味に通ずるのではないか、と。
 それらを「自然からもらい」、そして自身の内からは「生き生きとした思いを発する事」。
それが「元気」という事では、などとそんな事を毎日散策しながら考えたり感じたりしています。

 サルスベリの花が咲いています。「百日紅」と書きますので「赤い花」とばかり思っていましたが「白い花」もあるのですね。 
              
             
              

 

 最近、気に入っている朝食。玄米に山イモとオクラを刻んで乗せた「玄米トロロ・オクラご飯」それと「カンテン入りシジミ汁」
(梅干し入り。それにジュース。
暑さを乗り切るメニューです。 
            
              
                
                    
 下は寝酒のツマミです。これまで「カロリー」なども考え試行錯誤を繰り返してきました。
一時期「砂肝」のスライスを炒めたものが気に入りほぼ毎日(約1ヶ月近く)食べてましたら、「歯」が削られて「ギザギザ」になりました。砂肝とはスッゴイものだと思いました。
         今回ご紹介するのは只今のところ<究極のオツマミ>と言える自信作。 
               「クラゲとオクラのゆず胡椒あえ」

                

 

 作曲も佳境に入ってきました。
いくつかの仕事も平行してやっています。
今年は珍しく八月中盤は他出なしですので、「鳩山」ならぬ「蝉山」でお籠り生活です。
 
 マノンも毎日毎日「暑苦しそうに」しています。
ヒマそうに私の側にいつも寝ています。
「イイナ〜、ネコは何にも考えてはいない!」
暑いのにすり寄ってきます。アッチへ行け、というほど広い家ではありません。

                

              今朝のマノン(8/16)、寝室の出窓で。


 朝は蝉の声で目が覚めます。しばらくすると蝉の声がやんで「鳥の声」。何か約束事でもあるのか、交代に啼いてでもいるかのよう。
夜になるとそろそろ「秋の虫」も啼き始めました。
 蝉の声も心なしか力もなく、季節が少しずつ動いています。

 これだけ猛暑が続くと体力も弱ってきます。「夏バテ」ではなく「残暑バテ」という新語ができそうです。
皆様、どうか「残暑バテ」にはお気をつけ下さい。

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最近見た映画:読んだ本:
DVD:「しあわせの隠れ場所」「アウトランダー」「Yの悲劇」
本:「水木しげる作品集1〜4」


HP通信NO.230/ 8.7

 
今年の猛暑はどうしたことでしょう。先日23日、関東地区での最高気温が「36.8度」それが何と「鳩山町」だったそうです。知人からのメールで知りました。こんなに緑が多いところなのに・・・??、比較的高台にあるので、直射日光がキツイのではとも思うのですが、とにかく「その日」は道路は「フライパン」状態で、さすがに外には出れませんでした。
 昨日、10日ぶりに帰宅しました。こんなに家を空けたのは初めてのことです。マノンが心配でした。ですが、帰宅してしばらくして「ゲ〜ンナリ」した様子で家に戻ってきました。「あ〜!帰ってたノ〜!」とでも言うように。

                  

 7月31日/8月1日は「2010こどもコーラス・フェステイバルinひろしま」で広島におりました。上の写真は、全日本合唱連盟理事長:浅井敬壱先生指揮で「ひろしま平和の歌」を参加者全員で合唱している時の写真です。    
 このフェステイバルには中国、台湾、フランスからの参加を含めて沖縄、長崎など18団体が参加しました。
素晴らしいイヴェントでした。 
 私はVice of Young in Hiroshima
(広島市、東広島市、三次市から集まった5つの児童合唱団で構成された合唱団)
を指揮しました。曲目は私の「くじらのなみだ」「宇宙に愛を」、
(広島ジュニアコーラス/常任指揮者:谷千鶴子先生/のために作曲したもの=詩:峯 陽先生)この日、作詞の峯先生も東京から応援にかけつけてくれました。

 今年は「広島被爆65年」、「宇宙に愛を」はその記念の意味もあって作られたものです。
この年に「広島」でこどもコーラスフェステイバルが開かれたことは大変意義深いものがありました。
それぞれの合唱団を聴きながら、ふとある思いにとらわれました。

「あと35年もすれば広島被爆100年、その年、この人類の歴史的な年を記念するイヴェントが世界中で行われることでしょう。その時の世界はどうなっているでしょう。今のようにまだ核廃絶を唱えているでしょうか、それとも<核>とはちがった新兵器でも出来、それが問題にでもなっているでしょうか。
 参加した子どもたちはその頃もう<大人>になっているはずです。“私が子どもの頃、広島被爆65年の時にあの広島で歌ったのよ”と、“その子どもたちに”伝えることだろうと思います。
その頃、私や、私たちの世代は多分生きていないでしょう。 
でも不思議と寂しさはなく、この子どもたちが将来を<見届けてくれる>だろう、と。」
 客席に居ながらふとそんなことを考えていました。

 近しい、親しい人が亡くなると、心は悲しみや寂しさで覆われます。しかし世界は動いています。
ある時こう思いました。
「もしかして共に過ごすことができたかもしれぬ時間を今こうして<見届けて>いるのだ」と。
次の世を託す、託される、というのはこういうことかもしれません。

「広島」という地名そのものが<平和>という語に結びついています。
今回の「2010こどもコーラス・フェステイバルinひろしま」に参加された子どもたちも、また関わった多くの人にとっても、本当に素晴らしいイヴェントでした。

下の写真はフェステイバルの終了後、会館出口でVoice of Young in Hiroshimaのメンバーが講師のサンナさん(sanna Valnane)さんを囲んで。

              
             

 最後になりましたがVoice of Young in Hiroshimaの皆さんはとても良い演奏をして下さいました。
子どもたちに、そしてこの合唱団の指導をして下さった先生、スタッフ、の皆さんに心から感謝申し上げます。

 

 広島にはリハーサルの関係で7月29日から入りました。 
30日は午前、シニアの合唱団で「二度とない人生だから」を。
(残念ながら写真がありません)

 夜は広島から新幹線で30分程度の福山市にある「神辺
(かんなべ)混声合唱団」からのお誘いで「般若心経」の練習に立ち会いました。
             
              
                
                    神辺混声合唱団の皆さん

 私のお隣は指揮者の佐藤大二先生です。私の拙い「般若心経」の話も含めて、皆さんとても熱心に聴いて下さり、演奏も立派なものでした。楽しい時間を過ごさせていただきました。夕食までたくさ〜んご馳走になって、オナカが少し丸くなっています。

 

                
            市内の老舗お好み焼き本店のスペシャルお好み焼き。
 本当は幾店かを食べ歩きたかったのですけど、これひとつでオナカ一杯!。見た目以上のボリューム感!       

・・・・さてさてマノンはこの10日間、どのようにしてたでしょうか。
帰ってみると、私の部屋の障子がきれいに貼り直してありました。

          → 
        昨年のマノンの反乱?!      今回きれいに貼り直された障子

  これらはTさんがやって下さったのです。
留守中、家の窓開け、マノンの食事、トイレの世話、またまたマノンと遊んで下さり、おまけにこうして障子まで直して下さいました。本当に感謝です。

                  

 マノンは日中、家の中にいたり、風通しのよいところを選んで寝てばかりいます。
私が帰った時からそばを離れません。
 今朝もいつもの行事。ベットで寝ている私の足下に来て、爪でくすぐったり、時折噛んだり。
当分は家に居て仕事をしますので、またマノンとノンビリした鳩山での生活になります。

 残暑、まだまだ油断できない暑さですが、クーラー病などお気をつけ下さいね。 

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最近見た映画:読んだ本:
劇場:「踊る大走査線 III」
本:「新三河物語 (上)=宮城谷昌光」


HP通信NO.229/ 7.27

 
連日の猛暑お見舞い申し上げます。
今年のこの暑さはどうしたことでしょう。35度を越える日が続いています。
23日は、何と!私が住む鳩山町が関東地方で最高気温36.8度を記録した、とのことです。
 こんな緑豊かな土地なのに、どうして?、と思うのですが、高台の分だけ日差しが強いということか、
それと「下界」からのフワーっとした空気が流れてくるのか、とにかく、道の上に立つとまるでフライパンの上にでも居るかのようでした。
 さすがにここ数日は散歩は控えています。外にいるだけで体中の大量の水分と、それと「気」さえも空に向かって蒸発していきそうです。

 24日は長野県伊那市に行って参りました。
8月2日に宮崎で開催される「高等学校全国総合文化祭」に長野県から「南信リーダーズコール」が参加します。
長野県南信地区の合唱活動に携わる高校生の希望者で編成されたコーラスです。
 そこで私の作品「私と小鳥と鈴と」
(藤森秀則先生指揮)「永久ニ」(宮下靖弘先生指揮)が演奏されます。

 24日、中央本線上諏訪駅で下車。指揮者の宮下先生、藤森先生らが車で迎えに来て下さいました。
(上諏訪から伊那市までは車で4.50分。電車ですと飯田線。)
その日の上諏訪は「諏訪よいてこ祭り」で街が賑わっていました。
 3年前にも立ち寄ったことがありました。その時、諏訪合唱団が路上でパフォーマンスを。
今年もきっといつものところでやっているのだろうと、ちょっと驚かせてやろうと思い立ち、お迎え下さった先生方にわがままを言い祭り見物に街へ繰り出しました。諏訪も暑かった!。 

                   

 路地の休憩所で諏訪合唱団のソプラノパートリーダーのMさんがビール売りをしてました。
「やあMさん!」「あら何で先生ここにいるの?」と再会。ビールをご馳走になりました。
今年は残念ながら諏訪合唱団は不参加とのこと。
 団長の岡野さんに携帯で電話しましたら、家に居て「んも〜なんで先生ここに居るの?」と暑苦しそうな声を出していました。
            
               
              
                

 翌25日は伊那市の会館で約120人の高校生の皆さんと練習。(上の写真は練習の終わった後)
役員の先生方、そしてご指導の先生方、さらに高校の皆さんの熱心さに嬉しくなりました。
演奏も素晴らしく、宮崎での本番はきっと素晴らしい演奏をしてくれることと楽しみです。



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歌曲集2「二度とない人生だから」 8月カワイ出版刊行!

 歌曲集の(2)が刊行されました。
表題の「二度とない人生だから」は既に<女声合唱><混声合唱>として演奏されていますが、それに同じ作詞者の坂村真民先生の「ふるさとの木の葉の駅」も収録されています。
◎二度とない人生だから
・念ずれば花ひらく ・つゆのごとくに・花・ねがい・妻を歌う・からっぽ・サラリ・こおろぎ・二度とない人生だから・ふるさとの木の葉の駅
◎鈴木憲夫抒情小曲集より
・憧れ・ねんねんねっころやまのネムのはな・白鷺乱舞・朝に

P56 定価(1.700円+税)
ご注文は→bell-musica@mbr.nifty.comまで。
(郵便振替用紙を同封します)

送料無料:サイン入りでお送り致します。


 今回はちょっと早めの更新でした。 
明日から10日間ほど「関西方面→広島→福山→広島→福岡→仙台」と出かけます。 
その間、Bell musicaへの試聴盤、楽譜、その他のお問い合わせは下記までお願いします。
またメールなどのご返信も少々滞ると思いますのであしからずご容赦下さい。 
            
Bell musica
bellmus2@koalanet.ne.jp>
お急ぎの方は私の携帯
090−1842−4017
までお願いします。
       


                  

 25日は伊那市から市川市へ。26日はコールベルの練習を終えて午後帰宅しました。
車を降りると、マノンがどこからともなく走り寄ってきました。
ホントまるで映画のワンシーンのよう。
 また「ひとりぼっち!」になりますが、Tさんが居てくれます。
少しでも暑さが薄らいで過ごしやすい鳩山であってくれればと思います。

 広島では8月1日「2010こどもコーラス・フェスティバルin ひろしま」でこのイヴェントのために編成された
<Voice of Young in Hiroshima>を指揮します。曲は広島ジュニアコーラスのために作った「宇宙に愛を」「くじらのなみだ」。

 今回も各地で多くの方々とお目にかかれるのを楽しみにしております。
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最近見た映画:読んだ本:
DVD:「INVICTUS」「シャロックホームス」


HP通信NO.228/ 7.20

 
暑中お見舞い申し上げます。
各地で大雨による災害を受けられた皆様には心よりお見舞いを申し上げます。
ご縁のある地域での災害の報道を見る度に心が痛みます。

「ミンミン蝉」が本格的に啼きだしました。蝉が啼きだすが早いか、只今作曲中のものが完成するが早いか、などと前回の更新で書いたのも「つかの間」、あっという間に夏本番になりました。
 「困った困った」と言いつつも、今度は蝉が啼き終わるまでには是非とも完成させなければ、と軌道修正。
(只今作曲しているものはコールベル12月のコンサートのための新作です。できたところから楽譜をお渡ししています、が、それにしても早く!というメンバーの怖い顔が浮かんできます。)
 他にいくつか編曲の締め切りもありますので、ホント、ちょっと気合いをいれないと。

              
               20日、午前、アマテラスで。

 大好きな夏ではありますが、また同時に冷房で悩まされるシーズンでもあります。 

電車内をはじめとしてどこに行っても冷房づくめ。しかも「激冷房」。JR全線は4号車が「弱冷房」、東武東上線は2号車が「弱冷房」となっています。せめて「自衛を」と心がけているところです。
 それと夏になるともうひとつ悩まされることが。
夏休みシーズン中の「子ども」です。新幹線や飛行機内で「車内を走り回ったり、突然大きな声を出したり・・・・」、静かに本を読んだり寝たりなどできません。これには対応策なし。ただ忍耐!。
 私は「子ども嫌いではない」と自負しているつもりですが、「度を越えたうるささ」には閉口です。「親の対応」にやるせなさを覚えることの方がむしろ多いかもしれません。
              
                
                今年初の蝉の抜け殻(7/13)

 
冒頭の写真は我が家のテラスです。
自然に囲まれた環境ではありますが、大変なこともしばしば。

 1週間ほど前のこと、蜂が頻繁に部屋に入ってくることに気づきました。そういう時は知らんぷりをして放っときます。ですが、あまり頻繁なので注意していると、ピアノの上の置物に蜂がうずくまっていました。よく見ると何やら小さな
(直径1mm)壷のようなものが。それは「蜂の巣」だったのです。蜂が私の部屋に「蜂の巣」を作ろうとしていたのです。手に取ってみると土でできた「小さな巣」はすぐボロボロとなってしまいました。まだ初期の段階だったようです。念のために殺虫剤を施しましたら、蜂は滅多にやってくる事はなくなりました。
 また親指大の「スズメバチ」もよく部屋に迷い込んできます。そういう時は慌てずに知らんぷりを決め込むのが良いです。下手に騒ぐと大変なことに。

 自然の中で、私のような無精な人間は本当は暮らせないのだとつくづく思います。
例えば雑草などマメに手入れをしないと瞬
(またた)く間に家が雑草に覆われてしまいます。植木にしても放っておけばのび放題に。その他にも一軒家とはいろいろと手間がかかるものです、が、私はまったくの無精。我が家にはマノンのお世話をして下さるTさんが、それら雑事をすべてやって下さっています。留守の時は、郵便の取りまとめ、家中の窓を空けて風通しにも気を使って下さいます。またまたさらに、ゴミ出しさえも。本当に助かっています。そうでなかったら多分、草茂る地に独りでは暮らしていけないことでしょう。

 夏は講習会やコンクールなどでこれから出かけることが多くなります。
Tさんのお陰で私も安心して外に出かけられるというものです。



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歌曲集2「二度とない人生だから」 8月カワイ出版刊行!

 歌曲集の(2)が刊行されました。
表題の「二度とない人生だから」は既に<女声合唱><混声合唱>として演奏されていますが、それに同じ作詞者の坂村真民先生の「ふるさとの木の葉の駅」も収録されています。
◎二度とない人生だから
・念ずれば花ひらく ・つゆのごとくに・花・ねがい・妻を歌う・からっぽ・サラリ・こおろぎ・二度とない人生だから・ふるさとの木の葉の駅
◎鈴木憲夫抒情小曲集より
・憧れ・ねんねんねっころやまのネムのはな・白鷺乱舞・朝に

P56 定価(1.700円+税)
ご注文は→bell-musica@mbr.nifty.comまで。
(郵便振替用紙を同封します)

送料無料:サイン入りでお送り致します。


                    
           マノンが車の下で寝そべっています。下はその拡大。

             

 暑い〜!と、マノンは体全身でもの言っているようです。
  年中、毛皮着用のネコやイヌには同情します。
 さほど多くない私の「髪の毛」だってこの暑い中、うっとうしいものです。
   炎天下の中、汗をかきながら歩くのが大好きな私です。
  毎朝「梅干し」を必ず食べます。
 歩く前には水分を十分に取り、帽子もかぶり、いざ出発。
夏の空の下、蝉の声を聞きつつ、何と健康的(?)でしょう。

 皆さんもどうかお元気で暑い夏を乗り切って下さいね。
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最近見た映画:読んだ本:
DVD:「博士の愛した数式」「あなたのために」「零のかなたに」「「火垂るの墓」「プレコギ」「鴨川ホルモー」
   「ラブリーボーン」「パシージャクソン オリンポスの神々」
本:「Box!=百田尚樹」「私という運命について=白石一文」


HP通信NO.227/ 7.10

 
7月3.4日は「おかあさんコーラス関東支部大会」の講師として新潟市におりました。
両日で93団体ほどの演奏を聴きました。ただ聴くだけでなく「講評」を書き、全国大会への出場も選考するのですから、結構忙しいのです。そして神経も使います。
 会場の新潟市民芸術文化会館
(りゅーうとぴあ)はとても響きの良い素晴らしいホールでした。
響きの良い空間で歌うことは合唱団にとって大きな財産になります。
 私も何度も経験がありますが、響きの良いところでの演奏は、演奏者をさらに大きく成長させてくれます。
天候にも恵まれ、とても盛会な大会でした。


              
              3日、関係者の懇親会での一こま。
  



オリジナル料理のご紹介
  ☆野菜カレー炒め ☆野菜クリーム炒め

 
 最近の我が家で流行っている「オリジナル料理」をご紹介します。☆野菜カレー炒め ☆野菜クリーム炒めパスタ入りです。材料はいずれも下の写真の通りです。                        
 
              
              しいたけ(一袋)、小松菜、ニラ、厚揚げ豆腐 
   
       
          野菜カレー炒め             野菜クリーム炒めパスタ入り 

 いずれも見た目にはパっとしませんが、結構、簡単でスタミナ満点料理です。
☆野菜カレー炒め: 
 材料は上の野菜と厚揚げ豆腐を「カレー粉」で炒めます。塩・胡椒不要。そして「カレールー」2カケラほどを軽くお湯でといで(トロトロ風はお好み)仕上げにまぜて出来上がり!。

☆野菜クリーム炒めパスタ入り:
 上と同じように野菜などを炒め、ホワイトソース(缶詰)を混ぜて完成。今回はパスタを少量加えてみました。

 他にもいくつかヴァージョンがあります。(例えば、中華風ですと、冷凍/中華丼の具をまぜます。)
野菜を「いかにおいしく」、しかも「たくさん食べれるか」がテーマです。またこれら料理の特徴は「塩」を用いません。普通、塩分がないと「味気ない」ものとなりますが、「カレー味」また「ホワイトソース」で十分味覚があります。また揚げ豆腐を入れる事もポイントです。それで満腹感も出ます。
 今回はパスタを少々入れましたが、「はるさめ」を入れたり「そーめん」を入れたりもできます。

 野菜満載の料理。まさに独り暮らしの「一皿一品」料理です。



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歌曲集2「二度とない人生だから」 8月カワイ出版刊行!

 歌曲集の(2)が刊行されました。
表題の「二度とない人生だから」は既に<女声合唱><混声合唱>として演奏されていますが、それに同じ作詞者の坂村真民先生の「ふるさとの木の葉の駅」も収録されています。
◎二度とない人生だから
・念ずれば花ひらく ・つゆのごとくに・花・ねがい・妻を歌う・からっぽ・サラリ・こおろぎ・二度とない人生だから・ふるさとの木の葉の駅
◎鈴木憲夫抒情小曲集より
・憧れ・ねんねんねっころやまのネムのはな・白鷺乱舞・朝に

P56 定価(1.700円+税)
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(郵便振替用紙を同封します)

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 猫は朝はさすがに早い!。こうして私が起きるのをいつも「じーっと」待ってるマノンです。
そうして待ちきれなくなると「軽く私の足を噛みます」。
 足をバタンバタンさせる私。それに遠慮がちに足にからむマノン。
そして「まずは一旦起きてマノンにご飯を」。
その後、またベッドに戻る私ですが、マノンは外に元気に出て行くかと思いきや、また私のベッドで一眠り。
毎朝これの繰り返しです。

 最近、マノンは「トカゲ」を家に運んできません。私がその度にいつも「また〜!」と大げさに声を上げるものですから遠慮をしているのでしょうか。そうだとしたら、何とまあ、頭の良いヤツでしょう。
 またもしかして「猫の狩猟本領を理解しないヤツに、わざわざ持って行って見せてもしようがないジャン」とでも思っているかも。
 今日は久しぶりにお天気です。
 朝出て行ったきり姿を見せません。どこかで風にそよがれ日陰で寝ているのでしょう。
 風が樹々の間を抜け、清々しい風の吹く、静かな鳩山の風景です。

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最近見た映画:読んだ本:
劇場:「アデル」
DVD:「マチステイックメン」「劇場版/ブラックジャック」「ゴールデン・ボーイ」
本:「永遠のO=百田尚樹」「モンスター=百田尚樹」「小説 菊池寛=杉森久英」「なまくら=吉橋通夫」

HP通信NO.226/ 7.1

 
もう7月。相変わらず蒸し日が続いています。
只今作曲中の作品、本来ならそろそろ完成!という時期の筈なのですが、未だ・・・未だ・。
蒸し暑い中、流れる汗は半ば冷や汗(!)・・・・・・です。
 一昨年のこの時期もちょうど作曲に明け暮れていました(楽園の作曲)。約束の期限がとうに過ぎたというのに(約束は5月/初演が9月)、ある日、突然「蝉」が啼きだしました。目の前がクラ〜クラ〜とし「冷や汗」がタラ〜と流れ出したのを覚えています。が、性懲りもなく、「再び」、相変わらずのドンヅマリ症候群の中にいます。
「蝉」の啼くが早いか、それより前に作曲が完成するか。「蝉」にはまだゆっくりと眠っていてほしいものですが・・・・・・・。


 6月26日は練馬文化会館での「アン・ブルンネン/35周年記念演奏会」(指揮:渡邊和子先生)にお邪魔させていただきました。
「鬼の小六」(合唱と朗読とピアノのための)が演奏されました。熱演でした。この作品は私自身が書いた物語と詩による20分ほどの作品です。16年前に作ったのものですが、これを作った時の私自身の「思い」が蘇ってきました。

 物語の中で次のようなセリフを言わせています。
「自然のすべてのもの、花や木や、どんな小さな生き物だって、生きてるものみな。何のために生まれてきたのかほんとうは知っているんだって、知らないのは人間だけなんだって・・・・」と。 
 今もそれは私の中で変わらぬ世界です。
たとえ何年も前の作品であっても、それを作ったその時々の「思い」と対面できることは作者ならではの幸せと感じます。熱心に取り組んで下さった「アン・ブルンネン」の皆様に感謝を申し上げます。(写真を撮り損ねてしまいました。ご紹介できずに残念です。)


 そのコンサートの帰路、東武東上線の車内でちょっと心洗われる場面に遭いました。  
私の席の隣に「老ご婦人」が座りました。そのすぐ後に白髪の男性が見えたので席を立とうとしました。
 そうしましたら「ア〜イヤイヤ結構です」と私が立とうとするのを手で制されました。よくお顔を拝見すると、私より少し上くらいの男性。「老ご婦人」のお連れ合いと一瞬勘違いしたわけです。
 自然とお二人の会話が耳に入ってきました。
 徐々に親子であることが分かりました。徐々に、というのはその「息子さん」らしき人の話し方がとても「優しく」「笑顔で話しかける雰囲気」が、はじめは「親子」に思えなかったからです。
「老ご婦人」は終始穏やかで楽しそうでした。
「親孝行」という言葉が浮かびました。こういう姿を「親孝行」というのだな、と。
「ふじみ野駅」でお二人とも私に礼を言って電車を降りられました。
何と言う事はない風景です。ですが、心に残りました。 


 私の両親は今や「元気に年老いて、明るくボケています。」
と、こんな事を書いたら、このHPをいつも楽しみに見ている母から叱られるかもしれません。
しかし、これは肝心なことのように思えるのです。
 親子の歴史ですから人様には知れない多くのことがあります。
子である私がこのように言い、それを笑って言える「私たち親子」のたどり着いた姿が、今ここにあるような気がしております。

 東武東上線で出逢った「親子」の会話を思い返すと、私などつい「おざなり」に親の話を聞いていることに反省させられます。
 今週も2泊だけして本日仙台より帰ってきました。

 明日からまた地方に参ります。
ようやく少し「引っ込んだオナカ」がまた元に戻らないように、あまり「食い気」「飲み気」が過ぎぬように、「引っ込んだままのオナカ」と共に帰ってきたいと思います。

 

                      
                   「マノンの反乱?」
       帰宅してみると只今作曲中の楽譜が、見事に食いちぎられていました。
               「・・・・・・・・・・・・・・・」(言葉なし)  
 
                
                  テラスでくつろぐマノン。
              ウチのテラスは景色がよいので「アマテラス」といいます。
    広く、静かな「アマテラス」でひとり(?)悠々と・・・・一見「セレブネコ」のマノン。 

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最近見た映画:読んだ本:
DVD:「沈まぬ太陽」「ツイスター2010」「バッチギ」「引き出しの中のラブレター」
本:「陰陽師=天鼓ノ巻/夢枕獏」「七瀬ふたたび/筒井康隆」「闇の中の華たち/乙川優三郎」「逍遥の季節/乙川優三郎」

HP通信NO.225/ 6.20

 
12日より1週間ほど旅の空の下におりました。
羽田(飛行機)→高松→岡山(新幹線)→京都(山陰本線/西舞鶴)福井・若狭高浜(バス)→伊丹(飛行機)→仙台。
 旅から帰ると雑用に追われるのが常です。各地で贈り物を下さった方々、お世話になった方々への礼状、メールの整理。留守宅に届いた便りの礼状や返事などなど・・・。家を空けるほどにその量は増えます。
 今日も17.8件ほど郵送やメール便を発送しました。

    1週間ぶりに帰ってみるとご覧のように紫陽花がきれいに咲いていました。
  
                

 12日は高松市で行われた「高松混声合唱団」の演奏会に伺いました。若々しい歌声で、とても充実した演奏、そして大盛況の演奏会でした。そこでは私の「混声合唱曲集/ほほえみ」が演奏され(指揮:中尾英雄先生)、アンコールで「ほほえみ」を指揮させていただきました。

             
     打ち上げで/左から団長の西池さん、指揮の岡橋先生、ワタシ、指揮の中尾先生、高松一高の大山先生。

          
                    打ち上げ風景

 夕方、リハーサルが終わり、本番前、ひとり繁華街へと出かけ「讃岐うどん」を食べ歩きました。讃岐うどんの店がたくさんあります。手当たり次第に4軒ハシゴ。注文したのは「ぶっかけうどん」のみ。うどんの歯ごたえも汁も店ごとに若干違います。さすが「うどんの国」、どのうどんもおいしかったです。ですが、食べ過ぎました!。 
 「高松混声合唱団」の声も充実していて、高松の他の合唱団も声がいい、というイメージがありましたので、高松一高の大山先生に「うどんは喉に良いのかしら!?」と聞きましたら「ウう〜ん、どうでしょ」と、「たしかに歌手は多く出ていますけど・・・・」とのこと。
ツマラヌ質問で大山先生失礼いたしました。

 翌日は中型バスで一日観光ツアーを企画して下さり、団長の西池ご夫妻をはじめ10人の方々と楽しい一日を共にしました。
 金比羅山、金丸座、満濃池、四国霊場の善通寺、八十八番札所(結願)の大窪寺と巡りました。
これまでに高知県で札所のいくつかを歩いたことがあります。
今回もあの白装束姿が目に眩しく映りました。
 司馬遼太郎さんの「空海の風景」を以前読んでいましたので、尚のこと、高松の風景には格別な思いがしました。
            
    
    弘法大師(空海)の生誕の地「善通寺」にて。     「善通寺」にて団長の西池さん と。

           
      金比羅山の金丸座にて。              八十八番札所「大窪寺」にて。
                              このお寺は「結願寺」で、札所の最後のお寺です。
                                      この場に立つと、様々な思いにとらわれました。
 
  
                 
   「大窪寺」にある「原爆の火」。原爆の際の「火」が今日まで絶やさずに燃え続けています。

 これらの写真は西池さんが撮って下さったものです。(写真をスキャンしたので幾分写りが悪いのですがご容赦を)
「一日高松近郊ツアー」(6月13日)、この日はあいにくの雨でしたが、皆さんとの楽しかった一日がよみがえってきます。思い出深い高松での一日でした。
 皆さん、ありがとうございました。



 福井・若狭高浜町では来年3月に「グラッセス高浜」のコンサートで客演をするのでその練習に伺いました。
5年ほど前「国民文化祭/わかさ童謡の祭典」でプロデユーサーをした関係でずいぶんと通ったものです。
 若狭地方は風光明媚で海が美しく、久しぶりに訪れた高浜町を懐かしく感じました。
 今回で3回目の客演指揮となりますが、これまでに2回、そして今回もまた「茜の空に」が演奏される予定になっています。
「何度も飽きませんか?」という私の問いに「前とは違った今の私たちなりの演奏ができそうな気がする」と団長の大森さんの弁。嬉しいことです。それは私にとっても言えることです。
 そのコンサートには今年4月のウイーン公演でご一緒下さった福井の男声合唱団「ゴールデンエイジ」の皆さんも賛助出演されるとか。賑やかなコンサートになりそうです。今から楽しみです。

 仙台ではゆっくりしました。いつものように塩釜神社へ2日続けて行きました。塩釜神社の塩釜は「鹽竈」と書きます。そこでひとつ気がついたことが。
 金比羅山の「金」は次のような字になります。
  
                    

 他の神社でもきっとそうだと思いますが、「俗」に使用する字とは違った字が用いられています。これからいろいろなところにまた出かけますが、ここでまたひとつ興味の「種」が増えました。



 今回まるまる1週間不在でマノンにはどんな1週間だったでしょう。
Tさんがお世話して下さるので私は安心して留守にできます。が、「黒トラのコロ」がよく家の側をウロウロしています。それというのも「コロ」はTさんの家の猫なのです。昨日も「コロ」が道の向かい側からこちらをにらんでおりました。マノンはそれを見て「フーッ!フーッ!」と。
 「コロ」は私が居ると家には近づきません。「コロ」はおとなしいネコです。悪意はないのかもしれません。
ただマノンの警戒心が旺盛なだけ、と私はみているのですが・・・。 
 昨日帰宅して以来、マノンは私の側を離れずにおります。

              

       昨日(6.19)のマノン。視線は「コロ」がやってくる方向をむいている。

「コロ」が家に近づくと私は水をかけたりして追い散らすようにしています。
それでも懲りない「コロ」。本当はマノンと友達になりたがっているのかもしれませんね。
 

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最近見た映画:読んだ本:
DVD:「デトロイト・メタル・シテイ」「ララピポ」「デイア・ドクター」「のだめカンタービレ」
本:「なでしこ御用帖=宇江佐真理」

HP通信NO.224/ 6.10

 
やっぱり鳩山の「ホトトギス」は「ホットトギッチュ〜」と啼いています。しかしよくよく聞いていると「トッキョキョキャキョク」(またテッペンカケタカ)とも啼いている鳥もいます。これは2種類のホトトギスがいるということなのでしょうか、それとも「訛(なま)り?」、それともまだ「練習中?」・・・・・・??
                                           (下の写真はYahoo検索画像による)

  
                

 先日の日曜日(6日)は、千葉県の合唱祭にコールベルが出演。そこで「マザーテレサ 愛の言葉」より「だれもそばにいてくれない」そして「ことわざうた」より「ねこ」を演奏してきました。それ以外はずーっと家に籠り、この一週間はいくつかこれまで抱えていたものを済ませました。

 6月新刊「歌曲集2」の最終校正とまえがき原稿の提出、宮崎市の指揮者:中村禎子先生の古稀のお祝いのために作曲した小品「今が美しい」(詩:村田さち子)を完成させ(10月初演予定)、また12月初演の組曲「地球ばんざい」女声版の原稿を出版社に送る、など、他にもいくつか原稿をまとめました。
 只今は12月初演の新作の作曲、それと7月締め切りの編曲作品に取り組んでいます。

 家に居て仕事、といっても一日中<集中して>作曲などできるわけはありません。そこで私の場合、気分転換として「散歩」「読書」また「映画(主にDVD)を観る」などをするわけです。
 「お忙しいのによく読書されてますね」また「たくさん映画も観ておられますね」というお言葉をよ〜くいただくのですが、私の場合<そういう訳>なのです。
 ですので目の前に次に読む本、DVDなどがないと落ち着きません。

    そろそろ我が家の玄関先の紫陽花が咲き始めました。これから色づいてくるのが楽しみです。

                

 

 昨日は我が家でちょっとしたハプニングが。台所の「ふきん」が汚れておりましたので、たまに煮沸消毒をと思いたち、水を一杯にしたフライパンに「ふきん」を入れガスをつけたまま、パソコンに向かってしまい・・・、そのうち何やらキナ臭い匂いが・・・、はじめはタバコかな?と目の前の灰皿の火を確認していた矢先、煙がもうもうと部屋に入ってきました。「そうだ!忘れていた!」とばかり台所にかけつけましたが(というほど広い家ではありませんが)、「ふきん」はフライパンの中ですでに燃え尽きくすぶっていました。煙で視界が悪くなるほどに、また息もできないほどの煙で一時騒乱。家中の窓を開けたのは言うまでもありませんが、夜まで匂いが消えませんでした。とんだ「煙幕事件」でした。
 ハプニングと書きましたが、何度かこのような経験をしています。よくよく注意をしないと。反省!

 水は沸点を過ぎるとあっという間に底をついてしまうものなのですね。
沸点を「シンギュラーポイント」といいます。
「教育」にしても今から40年ほど前に<学歴偏差のない社会に、また個性教育を重視して>、「政治」にしても<クリーンな政治、また派閥解消>などと唱え叫ばれていました。その折々がシンギュラーポイントと言えるなら、今の時代は「水が蒸発」してしまっている状況とも言えるかもしれません。
 時間をかけて、じんわりと今の世相に至ったわけです。
 日本は「革命」の少ない歴史の国です。政治家がよく「抜本的な見直し」などということを口にしますが、本当の意味での「抜本的な見直し」そして「改革」が実践されてきたかどうか。
 問題提起だけされていながら、どれだけ解決への道を歩んできたか。今また新たな「シンギュラーポイント」と言えるかもしれません。
 私は政治的なコメントをするつもりはありませんが、昨今の世相を観て、あえてそう感ずるのであります。

 来週からはまたしばらく地方に出かける日が続きます。
天候に注意深く目をこらしながら、重いカバンをズルズルと引きずっての旅となることでしょう。
 行く先々でいろいろな方とお会いするのが楽しみです。



                  6.9日写す。

 マノンはいつも自由に家を出たり入ったり(写真の左にあるサッシを器用に開けることを覚えました、よ〜く見るとマノンは右利き)、しかもいつも土足(ネコだから当たり前?)、それに抜け毛のシーズンです。
 独り暮らしには掃除はさほど必要ありませんが、マノンの汚した後や、床の上に落ちている毛の掃除は今や日課です。イヤ独り暮らしではなく、二人(?)暮らしだから当たり前といえば当たり前かナ?、とも。
 今日も何事かあったのかさっきまで外を警戒しつつ、今は、私の部屋で丸くなって寝ています・・・・。
そういえば前ボスだった黒ネコのヤマトが死んだ、という情報が。
 ネコの世界もいろいろあるのかナ?と思いつつ、「無事にあと十年は生きろよ」と寝ているマノンに声をかけたワタシでした。

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最近見た映画:読んだ本:
DVD:「グローリーロード」「ハイスクールミュージカル」「スシ王子」「フレフレ少女」「火天の城」
本:のぼうの城=和田竜」「陰陽師/夜行杯ノ巻=夢枕獏」

HP通信NO.223/ 6.1

                  <<鳩山近景>>

 
6月に入りました。天候がめまぐるしく過ぎたこの冬と春・・・・。さてさて今年の梅雨はどういう空模様になることでしょう。日本には四季/春・夏・秋・冬がありますが、梅雨を入れれば五季ともいえるかもしれません。
 しかし「五季」とは何とも味気ない。たしか「梅雨」のことを「風流・雅(みやび)」な表現で何とか言ったのですが、残念ながら失念、なかなか思い出せません。

              

 散歩の途中で見つけた可憐な花。菊のような・・・もしかして「野菊」というのかナ?と。花の名には疎(うと)い私デス。以前何かの本で「世界中で名前のついてはいない花はない」と読んだことがあります。
名前を知っていればそれなりの親しみも湧く、というものでしょうが、花を愛(め)でる気持ちで、小さな花に語りかけると、まるで気持ちが通じるように、風にそよがれ、喜んでいるような、またはじらいでいるような・・・・。 
 今、鳩山は色とりどりの花々で覆われています。

 先日、散歩の途中で何とも奇妙な光景を目にしました。
<左の写真中央に>ポツンと何やら葉っぱらしきものが見えます。

        そばに近寄ると  

 小さな葉っぱが歩道の石の隙間にはさまり「立っています!」。行きも帰りもそのままでした。
木から落ちた葉っぱが「ゆ〜らゆ〜ら」と地面に降り、このよう「立つ」ことは普通考えられないことです。
奇跡!です。何やら感動!してしまいました。


 鳥のさえずりも賑やかです。
うるさいくらいおしゃべりな鳥、いつまでも「ホーホケキョ」と啼けない鶯(ウグイス)、「ケキョッケキョッ」とこれは何の鳥?と思ったら、これもオバカな鶯。
 最近、ホトトギスが啼き始めました。昨年聞いた鳩山のホトトギスは「ホットトギッチュー!」と啼いていましたが、今は基本の発声練習中なのか「テッペンカケタカ」ときちんと啼いていました。
 さて今年は「ホットトギッチュー!」が聞けるかどうか。



 ところで先月26日、このHPへのアクセス数が「20万」を超えました。
記念番号をゲットされたのは青森市の山田マリ子さん。山田さんは「音楽ほほえみ基金」の寄贈活動にもご協力下さっています。→記念番号取得者のご紹介はこちら「履歴内」
 03年にホームページを開設して7年。その間、07年は一年の間更新を止めていましたが、20万という数字は多いのか少ないのか分かりませんが、嬉しいことです。ご覧下さった方、皆様に心より感謝申し上げます。
 最近、HP作成ソフトの限界を感じブログに転じようと思い、実験的にブログを作ってみたのでしたが、何やらブログにはあまり乗り気がせず、またしばらくはこのまま旧態然としたHPを続けていこうとは思っています。(ある日突然、動かなくなるかもしれませんが。)


 先週も仙台。いつもの塩竃神社には2度ほど行きました。
今日もお天気が良かったので2時間コースの散歩をしました。
「毎日、プ〜ラプ〜ラと気楽なもの」と思われそうですが、これでも仕事はきちんとしているのです。
作曲や編曲もいくつか同時進行でそれぞれ締め切りをいつも抱えています。
 今から25年ほど前、家内のピアノの教え子(当時幼稚園?)が私にこう聞きました。「おじさん、いつ会社に行くの?」と。思わず笑ってしまったことが懐かしく思い出されます。
 我が家のお隣さん2〜3軒の方には私の職業などを話してはおりますが(よく留守をしますので)、毎日行く、スーパーの店員さんたちは、サングラスをかけた怪しげな中年の私をどのように見ていることでしょう。きっとあれやこれやと思い巡らしているかもしれません。

 今回の更新は鳩山近景、そして私の近況まで。



                    マノンの近況

   以前に鼻に怪我をした時の写真、

         大分傷が治りました。   

 本日のマノン
           


 先日、5日ほど留守にし帰ったところ珍しくフテクサレテいました。
ただ今、マノンの運動不足解消のため「ネコじゃらし」でトレーニング?特訓中。
効果はあるでしょうか?
スリムなマノンを「期待せず」にどうか見守って下さい。


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最近見た映画:読んだ本:
DVD:「富豪刑事Vol.1~4」「南極料理人」「剣岳〜点の記」
本:黒い炎の戦士(4)(5)=白石一郎 熊田十兵衛の仇討ち=池波正太郎

HP通信NO.222/ 5.23


 ここしばらくはお天気の良い日が続き、散歩日和の日が多くありました。そんな日は約2時間ほど、歩数にして約1万歩(ほぼ10Km) を歩いています。
そんな中で、拾った「桜の実」
                

 「さくらんぼ」より小さくて、とても食べられるものではありませんが、鳥さんにとっては「季節限定のご馳走?」



 近所に「地球観測センター」があります。今まで一度も訪れたことはなかったのでしたが、春・秋、年2回行われる一般展示が15日にありましたので覗いてきました。
親子連れで大変な賑わいでした。
左写真は大アンテナ。
衛星から見た地球は美しかった!
一般展示ではいろいろなお楽しみコーナーがあり、宇宙飛行士のごく初歩の簡単な訓練をも体験できました。

 下の写真は宇宙食。面白いので買ってきて食しました。
私が求めたものは「杏仁豆腐」。
口の中に入れ、しばらくするとまさに「杏仁豆腐」。
結構おいしかったですよ!
   

 21日は札幌の女声合唱団「アシュレー・コール」(指揮者:真部恵子先生)の練習に伺いました。
9月18日に札幌kitaraホールでのコンサートで客演指揮をいたしますので、その練習でした。
コンサートは9月、というのに皆さん熱心に取り組んで下さっており、仕上げも上々。楽しみなコンサートです。近日中にコンサート情報でご紹介させていただきます。

                 

 札幌には前日20日入り。その夜は指揮者の真部先生ほか役員の方々と「すすきの」で郷土料理をご一緒し、ご馳走になりました。その後続いて、ウイーンでのコンサートに同行下さった札幌から参加の方々と酒宴を。何とも心楽しい賑やかな札幌「すすきの」の夜となりました。

 
 上の写真は21日の練習の写真。その後、皆さんの手作りのお昼をいただき、帰路へ。
ところがところが、新千歳空港で思わぬトラブルが・・・・・。

 私が乗ることになっていた飛行機がエンジントラブルのために「欠航」。
整備で「オイル漏れ」が見つかったとのことでした。
 JALの対応の悪さもありましたが、一時、搭乗口付近では大変な騒ぎに。飛び交う「怒号」。
それが凄いのなんの、よくもまあこれだけ怒鳴れるものだと半ば呆れていました。
 たしかにJAL側の対応も手際の良いものではありませんでしたが、「お前ら!国鉄みたいなことすんな!」という野次に至ってはつい笑ってしまいました。
やっぱみなストレス溜まってるのかしら、と。普段からあんな風に「人の失敗」や「思わぬ事態」に怒鳴り散らしているのだろう、と思えるなかなか堂に入ったものでした。
 可哀想だったのは対応に当たったJALの女性、終始頭の下げっぱなしの女性にこれでもかこれでもか、ネチネチ迫る男性も。
 「オイル漏れ」が見つからずにもしそのまま離陸していたら、大変なことでした。電車や車と違い、途中で下車などできません。それを考えたら「ラッキー」とも思えます。
結局、15:30分発予定から5時間遅れの便で羽田に帰ってきました。

             

 22日は「今西楽友会」の演奏会へ。
指揮者の今西三典先生とは10年来のお付き合いを賜っている合唱指揮者界の重鎮です。
 御歳83歳。いつもその若さに私など目を回してばかりいます。この日のコンサートでは私の「みすゞこのみち」を演奏して下さいました。この曲の世界を本当に丁寧にじっくりと表現して下さいました。
下の写真はその打ち上げでの記念写真です。                   

           

 左からアナウンスをされた高橋さん、ワタシ、今西三典先生、ピアノ金子さん、清水さん。



 21日は上で記した事情で、本来なら7時過ぎには帰宅予定が、深夜の1時半に。
マノンは(もちろん)寝てました。が、下の写真のように、
寝ぼけ眼で「お帰りなさい」と。

                 

            寝てればいいものを、さぞや眠たかろうに・・・・・・・・・

 今回の更新は、近況報告のようなものになってしまいました。
もう梅雨の気配も。ゴキブリ君も動き出しました。


最近読んだ本:観た映画
本:黒い戦士の戦い(1)(2)(3)=白石一郎、ウエザリポート=宇江佐真理 
映画:DVD:「その日の前に」「まぼろしの邪馬台国」「アレキサンダー」「転々」「カムイ外伝」

                    

HP通信NO.221/ 5.12

家の近くのいつもの散歩道の傍らのツツジの群生。

 つつじが満開の時候になりました。新緑は一段と五月の陽光の中に煌めいています。
五月の「光」はやはり四月までのものとは違うようです。世界が急に輝きだした、という感さえあります。 
 蟻もせわしく働きだしています。なるべく踏まないように心がけて歩いてはいるものの、縦横無尽に動く蟻は命知らず、とでも言いたくなるくらい、人の足を避けるなどをしません。
 蟻に気を取られて下ばかり見てて歩くと、木から虫がぶら下がっていたり、本当に「春の鳩山にぎやかだ!」です。私の組曲「みすゞこのみち」を歌ったことのある方はこのフレーズ、覚えありませんか?



 先週は仙台/利府におりました。いつもながら塩釜神社に徒歩でお参りするのですが天然記念物の「塩釜桜」が今年も咲いていました。塩釜市は仙台より北に約20Km、利府町とは隣町です。私の仕事場のある利府の家からは徒歩で30分。昔ながらの港町です。
塩釜桜とは八重桜の一種、大きな花びらが特徴です。いつも連休頃に咲き、毎年、私はこの時期に見ています。
塩釜という正式の字は「塩竈」です。道の標識もこの字です。
松島と隣合わせのこともあり、昔からたくさん短歌で歌われています。
道脇には塩釜にちなんだ歌碑が多くたてられています。
時代を感じさせる造り酒屋の表玄関
塩竃神社への散歩は利府に行く度に楽しみにしていることのひとつです。
徒歩で表坂まで30分、本殿、別院などを周り、志波彦神社へも参拝、そこに群れをなしている鳩に豆をやり、裏坂を降りていつものラーメン店へ。そして帰路に。全行程およそ2時間のコースです。
   

 昨年から「三年日誌」というものを書いています。 
書くスペースが小さいので一日のおおまかな行動、そして夕食は何を食べたかなどを記しているのですが、面白いものです。昨年と同じ日に同じものを食べたりなどしているんです。
ちなみに昨年の11日は「ニラ、小松菜、春雨、厚揚げ豆腐の炒め物」。今年は「ニラ、小松菜、春雨、焼き肉の炒め物」。ほぼ同じ。

                 

 「食へのこだわり」など大層なことはありませんが、ニラや小松菜などの野菜をいかにおいしくたくさん食べれるか、ということを「課題?」にしているので、昨年の今日は何を食べたかナ?と、興味があります。それにしてもよくマア飽きずに、おんなじものを食べてるナ〜と関心したり、自身でも飽きれたり・・・・。

 
 ところで3日は私の誕生日でした。今年もたくさんの方からお祝いものを頂戴したりメールやお便りをいただきました。本当にありがとうございます。今年は独り鳩山の家で静かに過ごしました。
 「憲夫」とは、憲法記念日にちなんだ名前です。(これで皆さんしっかり覚えましたね/笑)

 
今年で57歳。50歳を過ぎた時はあまり意識もしなかったのですが、55歳を過ぎ、一つ一つ歳を取って行くと、「もうそんな歳か〜」と背中に刃物を突きつけられる思いで、牛歩のごとくの我が仕事ぶりを振り返り、怠け性の我が身を嘆いているところです。



 マノンの顔をよく見ると、鼻筋にいくつか傷が。

                   

 これははじめケンカでもしたのかナ?と思いました。しかしケンカならもっと凄い傷だろうし、おそらく、薮の中などに入り、何かでひっかいたものでしょう。猫はよく鼻をすり寄せます。ですので、
鼻先をよ〜く汚してくるのです。車のススを鼻につけてきた日にはお笑いものです。
 ちょっと痛々しい表情ですが、ご本人(ご本猫)は、相変わらず元気に楽しそうに飛び回っています。

最近読んだ本:観た映画
本:シナン(上)=夢枕獏 一瞬の光〜白石一文 
映画:DVD:「私がクマにきれた理由」「落語娘」「ラストラブ」

                    
     

HP通信NO.220/ 5.2

4月25日、広島ジュニアコーラス/フィミニンコール広島の演奏会の模様。

 「宇宙に愛を」(詩:峯陽先生の詩)の初演で客演指揮をしました。この作品は広島ジュニアコーラス30周年を記念すると同時に、今年は広島被爆65年になりますので、改めて広島から発する平和の歌という意味合いを込めて作曲しました。
 楽しいプログラム、そして満員の聴衆で大変盛り上がった演奏会でした。
   
            
   打ち上げパーテイで。
  右から詩人の峯陽先生、指揮者の谷千鶴子先生、作曲家の糀場富美子先生、そしてワタシ。



 コンサート翌26日は京都で、指揮者の箸尾哲男先生・響子夫人と小宴を共にしました。
箸尾先生とは新作の話、また今年11月の鹿児島での田丸寛先生の還暦コンサートの打ち合わせなどをしました。響子夫人はピアニスト。ベートーヴェン・ソナタ完全全曲リサイタルを昨年から初めておられます。今月5月23日はその4回目。バロックザール/京都青山音楽記念館にて、14:30〜より。
 

 京都で「長谷川等伯展」をやっていました。東京ではタイミングが合わず見逃してしまいましたので、是非とも観たい、と。27日午前、雨の中、まさか50分も広い庭をぐるぐると列を作り待たされようとは思わず、それも傘も持たずに。幸い私の後ろに並んでおられた方がご親切に傘を貸して下さいました。
 必ずこのように困った時には救いの手があるものですね。それを「観音様」と言うのです。観音様は錫杖(しゃくじょう)を持っていますね。あれは困った人を助けるためにすぐにどこにでも飛んで行くためにある、のだそうです。              

           

 やはり人ごみの中でじっくり鑑賞などできるものではありません。しかし、長谷川等伯の画業の凄さを体感しました。
 27日は午後、帰宅。



 今日5月2日は「亡き家内」の誕生日。明日は私の誕生日。同い年でありましたから一日違いでも歳上になるわけです。「○才おめでと!」と言うときまって家内はこう言いました。
「明日になれば同い歳よ!」と。
こんな他愛のない会話を30年もしてきました。本日も朝、起きてその同じ台詞を。
 今は私は一人で歳くって生きています。

 すっかり陽気が良くなったせいでマノンは遅くまで、お外でルンルン。
見ていると一日中、何かを追いかけています。蝶々だったり、飛んでくるタンポポだったり、庭にいる虫だったり。
 そろそろトカゲが「我が居住区」に運び込まれる日も近いことでしょう。

            
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最近読んだ本:観た映画
本:人斬り半次郎/賊将編=池波正太郎、虚ろ舟=宇江佐真里、
映画:DVD:「747」「20世紀少年=最終章」「カイジ」

                    
     

HP通信NO.219/ 4.23

八重桜が咲き始めました。いつもの散歩コースのアーチ型の桜並木です。

 時折の春の心地よい風にそよがれていますと、自身も草や花になったような気分で楽しくなります。しかし、連日10度以上もの気温の差、このところの異常気象はどうしたことでしょう。
先週は親戚の葬儀のため仙台におりました。
 4月とはいえ、冬並みの寒さでのお通夜そして告別式。
温風ヒーターを二日間もまともに受けて、気がついたら喉はガラガラ状態。
私の常ですが、喉からいつも体調を崩してしまいます。
体力に多少自信のある私とはいえ、若干疲労気味のところに加え、さすがに風邪をひいてしまいました。


 明後日(25日)の広島での演奏会に向け、ここ2.3日は仕事もほどほどにし休養しておりました。いまは大分復調してきました。



 さてさて、鳩山は「自然がいっぱい」です。「自然がいっぱい」ということは虫や動物も「いっぱいいる」ということです。
私のキライなもの・・・それは「ニョロニョロ」として細長〜い「□□」。
 我が家の近くではよく見かけるのだそうです。幸いに私はそれほど見かけてはおりません。そうしたら近所の人からは「運がいいですね」と言われました。

 先日、久しぶりに見かけました。でも昔ほど「身の毛もよだつ」ほどではなくなってきました。
その名「□□」自体が恐怖を呼び起こさせるのですね。その名「□□」を言わなければ、さして怖さも薄れるものです。
 余談ですが、私は子供の頃からボーイスカウトに入っておりまして、夏にはよく山へキャンプなどに出かけました。しかし私が大学の頃、隊長となってから子供たちを引率して行く先は、大概が海になりました。理由は簡単です。「□□」がいないからです。

 そんな私が「自然いっぱい」の鳩山などに住むというのはそもそも大間違いであったわけです。
ですが「郷に入らずば郷に順(したが)え」でだんだん慣れてきました。ひとつには「□□」もそもそも「□□」に生まれてきたかった訳ではないだろうし、という大変神々しい境地に至ったからでもあります。
 先日、目の前にみても意外と平気でした(もちろん気持ちのよいものではありませんが)。
「□□」と「その名」を口に出すと恐怖心があおられます。
 たとえば他の例で言いますと「幽霊」というと怖いけど「ゴースト」というと怖さが薄れる、などありませんか?
 それは言葉の持つ「呪力」なのです。子供の頃から抱いてきたイメージ、しいては言葉の呪力というものがすっかり脳に焼き付いているからなのです。ですから「□□」をせめて「ビヘ」というと恐怖心も薄らぐのです。そういえば一昨年、我が家のテラスにちっちゃな「ビヘ」が迷い込んできました。
 まだ世間知らずだったから迷い込んだのでしょう。マノンは側におりましたが、まさかマノンが連れてきたとも思えず、いつものように「それ用」の箒でゴミ箱に入れて、近くの茂みに放してやりました。

 またまた余談ですが、編集者でカワイ出版の私の担当のM嬢は、鳩山には一度も訪れていません。
以前のさいたま市の家には、原稿を取りに来るとか打ち合わせで何度か来たものですが、「自然いっぱい」の鳩山にぜひ一度いらっしゃい!といっても、「大の虫嫌い」のM嬢は何やら理由をつけて来訪はまだです。もし来て「ビヘ」でも見ようものならおそらく卒倒するかもしれません。

 
 「言葉に言霊」があるように「言葉の持つ呪力」もたしかにあります。
どなたにも苦手なものがあるはずです。「□□」を私流に「ビヘ」というように、「△△」を「モク」と言ったり、「言葉の呪力」を祓ってみるのはいかがでしょうか。



                まだ遊びたい盛りのマノン?

 ここ数日、天気も悪く、寒くて家に居ることの多いマノンは、時々遊ぶモノを自分で見つけては家の中を興奮して飛び跳ねています。
 ちょうど今さっき、カサカサと音がすると思ったら、包み紙のリボンで遊んでいました。
下の写真は私と追いかけっこをしている最中のマノンの写真。(4/23映す)

           

 このところ上で書きましたように体調もふるわず、私もマノン同様、家にこもりがちです。
すっきりとした春の陽光を思い存分浴びたいものです。
皆様も体調にはくれぐれもご用心のほどを。

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最近読んだ本:観た映画
本:人斬り半次郎=池波正太郎、深川にゃんにゃん横丁=宇江佐真里、史記の風景=宮城谷昌光
映画:DVD:「インクハート」「花田少年史」「シャッフル」


HP通信NO.218/ 10.14

今回の更新までに大分、間を空けてしまいました。
実は、10日前に突然にパソコンが故障。私の使っているのはMacなものですから修理をするにしても大変。結局、新しいものに買い替えることになりました。下の写真がその「新iMac」。
これは我が家の「5代目Mac」。
突然に機能が停止したものですから、古いパソコンから新しいパソコンに内蔵のデータを「移行」してもらいました。
しかし、ご存知の方もおられると思いますが、
各ソフトのインストール、設定のやり直しなどなど・・・、
ひと苦労の果て、やっとのことでこうしてHPも更新できました。
HP作成のソフトはAdobeのGolive。
Goliveは今は製造中止。テクニカルサポートの窓口さえなくなりました。(ヒドイ話です!)
そんなわけで手探りで復旧。
そんな10日間でした。
 Goliveのソフトには「もう限界カナ?」と以前から不安を感じていました。 
ホームページは残すとして、今後「ブログ」に換えていこうかとも考えています。
しかし、ブログは何とはなしに味気のない気もし、旧態然としたこんなホームページですけど、続けて行ければとも思っています。→このGoliveが持つ限り



さてさて関東は桜も散り始めました。
 上の桜は私の家のテラスから見える桜です。(4/13映す)
花びらが風に運ばれまるで小さな蝶が舞っているかのようです。それも楽しそうに、桜の木から嬉々として旅立っていくようにも見えます。
 散るのが「終わり」ではなく新しい「始まり」でもあるかのように。
 桜は咲くときも美しいし、散り際も美しい!。桜というのは「絵」になりますね。

 先週は仙台に行っていましたが、新幹線の車窓からは至る所に桜をみることができます。
何と桜の木の多いことかと思います。こういう時期、旅の車窓から「桜前線」を見つける楽しみは格別なものがあります。
4月10日の時点で「那須」周辺がその「桜前線」でした。
 明日からまた仙台です。今はどの辺が「桜前線」でしょうか。
もう福島あたりまで行っているかナ?と。


 日本人は桜が好きなのですね。鳩山は11日(日曜日)が盛りでした。桜の木の下で宴会をしているグルームもありました。
 その日、昔の弟子で、東京からT君、さいたま市からR子ちゃんが我が家にみえました。
今の我が家は訪れる人もなしひっそりしたものです。この日二人が来たのはそれぞれ別々に偶然でした。
期せずして花見の宴となりました。

         
    いつも散歩をする道脇の桜。    小枝桜子の全容。右下の小枝が「小枝桜子」(4/13映す)


 桜という花は美しさと同時に、咲いて間もなく散るという、いわば「華麗」とは紙一重のところで「わびしさ」「さびしさ」があります。これを「ワビサビ」の世界といいますが、まさしく桜は日本人の心の奥深くある美意識を揺さぶる「花」といえかもしれません。

        外に出たい時は私を玄関までこうして誘導するマノン。


 相変わらず留守がちで、しかも前記のようにパソコン復旧に夢中でしたので遊んでやることができない日が続いていました。(新PCが10日に届き、それからは朝から夜まで机に向かいっきりでした)
 そんな中、大のネコ好き人間T君は、一日中マノンと遊んでくれました。
ネコは夜行性の動物ですが、マノンは私と同じ生活サイクルになってきたのか早寝早起きネコになってしまいました。そころがT君の来訪で、マノンは自らの習性に目覚めたかのように、夜になっても目を爛々とまん丸くし、興奮して家中を駆け回っていました。

 パソコン騒動も一段落し、やっと普通のペースに戻れそうです。
パソコンの資料で取り散らかした机の上を片付けながら、気を入れ直して仕事の再開を「真面目に」考えているところです。

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最近読んだ本:観た映画
本:中国畸人伝=陳舜臣、たすけ鍼=山本一力、聞き屋世与平ー江戸夜咄草=宇江佐真里
映画:劇場:「ダレンシャン」「NINE」
DVD:「タイムコップ2」「真夏のオリオン」「TAJOMARU」
                    
     

HP通信NO.217/ 10.4.1

小枝桜子!いよいよ開花宣言!
4月1日、ついに咲きました。この枝からはまだひとひらの花びらだけ。
ちょうどタイミング良く、ミツバチが花の中に入っています。
ミツバチも開花を待っていたのですね..

 いよいよ四月!先週は広島に行っておりました、満開とはいきませんが桜が随分と咲いていました。
新幹線で北上しますと桜の開花状況が見えて、この時期はそういう意味で楽しみです。
 広島へは今月25日のコンサート「広島ジュニアコーラス・フェミニンコール広島」の練習のために訪れました。この演奏会では曲集「ほほえみ」全曲(指揮:谷 千鶴子先生)他、委嘱新作(広島ジュニア30周年記念作品)「宇宙に愛を」(峯 陽先生作詞)を客演指揮させていただきます。
 お近くの方、宜しかったらどうぞお出かけ下さい。
広島での夜、デイナークルーズにお誘いいただきました。広島湾から宮島までの航行。
何とも美しい広島市街の夜景をバックに、おいしいワインとフランス料理を堪能しました。
豪華船「銀河」に乗り込む前に
左側、指揮者:谷千鶴子先生ご夫妻
右側、コンサートの舞台監督をして下る高橋さんと私。

 先日は久々に90分歩きました。(以下は携帯電話に備わっている歩数計によるもの→歩数:12.000歩、距離:11km、平均時速:6km/h、消費カロリー341kcal、脂肪燃焼量:24.7g)休み休みではなく一気に歩いたので、普段適度に歩いているとはいえかなり疲れました。
 家を出て、40分、岩殿観音の峠で今年初めての「うぐいす」の声を聞きました。その声の綺麗なこと、そして「しっかりとした発声」で「きれいな発音」で啼いていました。二通りのピッチ(音程)の啼き声だったところをみると二羽でまるで啼き方のレッスンでもしているかのようでした。
「あのうぐいすは、親子?夫婦?」なんて思いながらしばし足を止めて聞いていました。
 そこを少し通り過ぎると、今度は「初心者?」の「うぐいす」が「ホーケッキョ」と素っ頓狂な声で啼いていました。思わず微笑んでしまって・・・・・・この季節はこのようについ微笑むシーンがたくさんあって楽しい季節です。
 もう少しすると「ワライカワセミの声」、「蝉の声」そして「ホトトギスの声」また「虫の声」と様々な生き物の啼き声が里山に響くこととなります。
気がつくと「生き物たちの季節」になってきました。

「うぐいすの声」にしても(蝉にしても)みなそれぞれに「それぞれの啼き方で」啼いています。ですが、よ〜く聞いていると、みなちょっとづつ違うのです。

 4月から新作に取り組もうとしています。
春の生き物たちの啼き声を聞いていると<私も私なりに啼かねば>と、背中をポンと押される気分です。

マノン肥満解消に励む?
お散歩途中、一気に木に駆け上るマノン
 前回、マノンの肥満について「どなたかご指南下さい」と書きましたら、いくつかご丁寧にご指南をいただきました。
「高齢用ネコのエサを混ぜる」など、とてもグッドアイデア!。
早速、取り入れてやってみます。

 春の穏やかな日、ひなたぼっこして寝ているマノンの姿を見ていると、こちらもついつい心も身体もゆるんできます。
 これは「ネコの効用」というものでしょうか。

 このHPをご覧の呉市のMさんより先日「猫川柳」なる本を送っていただきました。いくつかここでご紹介します。
「自由とは お日様いっぱい 浴びること」
   「同じ時間 同じ道端 同じ猫」
      「ボンネット 冬には無料の ホッカイロ」
        「おねだりの 時を除けば 無愛想」
     「出張後 帰れば猫が スネていた」
   「来世には 猫になるぞと サラリーマン」などなど。

この次も春の鳩山と春のマノンをご紹介したいと思います。

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最近観た映画:読んだ本:
DVD(ビデオ):「素晴らしき日 」「リミット・アップ」「栄光のエンブレム」
本:「耶律楚材(下)=陳舜臣」「放火魔=折原一」

           
                    

HP通信NO.216/ 10.3.22

 日ごとに春めいてきました。
下の(左)写真は前回更新(13日)の時の我が家の木蓮です、右隣の写真は一昨日写したものです。
きれいに見事に咲き誇っています。
             

「暑さ寒さも彼岸まで」とはいいますが、連日の気温差には驚きです。
「三寒四温」という響き、いいですね。季節感が出ていて「春が来るぞー」と何とも嬉しい響きです、が、今時、「二寒五温?」「四寒六温?」とでも言うか、まるで酔っぱらいの千鳥足のように春に向かっています。自然の樹々、草花も大いに戸惑っているかもしれません。
桜の蕾みです。私は一年中、この枝を見ています。名前まで付けています。
「小枝桜子(こえだ さくらこ)
ようやくこのように蕾みも大きくなりました。
出番までもうすぐです。

 楽しみです。開花した暁には「おめでとう」といって「拍手」でもしてあげたいくらいです。

 先週(14日)は名古屋で「大阪シュッツ・名古屋公演(指揮:当間修一先生)」を聴きました。
(「般若心経」「Ave Maria (弦楽伴奏/当間修一編曲)が演奏されました。)
「般若心経」はパイプオルガンのような荘厳な響きが、そして
弦楽伴奏「Ave Maria」ではまるで映画のワンシーンでも観るような甘美な世界を聴かせてくれました。
いつもながら秀逸な演奏でした。

 名古屋から仙台へ。仙台ではいくつも仕事を持って行ったのですが、半分は寝ておりました。
何とまあよく寝たこと!。ピアノに向かい、しばらくすると横になり本を読み、ウトウトと・・・・を繰り返していました。
 先日は「論語より陽明学」という「分かりやすく陽明学を解いた」文庫本を読みました。「陽明学」は以前から興味があり本は買ってあったのですが、読めずにそのままになっていました。

 散歩の帰り、いつも寄り道する「古本屋」があります。そこのご亭主とはいつも一言二言、言葉を交わします。
「やっと陽明学をちょっとですけど、かじりましたよ、勉強したいものがたくさんあるのに、いつの間にかそのままになってしまって」「少年老いやすく学成り難しですね」と私。
するとご亭主「光陰矢のごとしですな」と。
 そのご亭主には2年前「楽園」を作った折にいろいろな資料を教えてもらいました。さすが、本に関してはプロ。最近、ことある毎にこれから作るものの資料の相談などをしております。

 これまでさまざまなことに興味を持って勉強してきました。勉強なぞというと大げさです。
「論語」をはじめとする東洋思想、「仏教」に関するものなど、例えば「唯識論」なども・・・、みな読み散らし同然です。「乱読乱学薄学」の極みです。
 本を読むときの私の常ですが、知識を得ようとは思いません。知識も大切でしょうが、知識はあくまで知識です。大切なことはそれらを「自分なりに照らし考えること」だと思っています。
「論語」も「仏教」やその他思想、宗教も到底完全には理解できるものではありません。
知識を得ればたしかにその分、分かったような気もします。しかし中途で「分かった気」でいることこそ、何とも危ういと私は考えます。
「すべての答えは自己の内に在り」。
 先人たちの教えを自分というフィルターを通して「自分なりの答えを見い出したい」ものです。
これは私流の「乱読乱学薄学」の言い訳かもしれませんが。


 今週末はまた地方に参ります。
帰宅する頃は木蓮の花はおそらく散っていることでしょう。
 桜の開花が待ち遠しいこの頃になってきました。
この次あたり「小枝桜子」の満面の笑顔をお伝え出来ると思います。 


肥満/マノン
3年前、我が家に来た頃のマノン
最近のマノン
ご覧のように、かなり肥満のマノン。
これからの季節は「虫」や「小動物」を追いかけ回し、少しは運動不足は解消するとしても、
やはり食事なのでしょうね。
私が家に家に居るときは、一日2回程度、お椀いっぱいに固形エサを上げます。
(少ないと文句をいうのです)
留守の時はマノンの面倒をTさんにお願いしているのですが、やはり、エサは常に一杯にして下さっているのでしょう。

「オナカ空いたヨ〜」と言うのに、「ガマンしないさい!」ってネコに言えますか?
どなたかネコのダイエットに詳しい方、一手ご指南下さい。


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最近観た映画:読んだ本:
DVD:「ゴースト〜天国からのささやきvol.3.4 」「山形スクリーム」「ノウイング」「リービング・ラスベガス」
本:「論語より陽明学=長尾剛」「耶律楚材(上)陳舜臣」

HP通信NO.215/ 10.3.13

 先週は確定申告を済ませ仙台へ。週末は仙台から宇都宮市での「栃木県おかあさんコーラス大会」に直行、そして市川泊まりでコールベルの練習に。
今週は鳩山で久しぶりに腰を据えて仕事をしておりました。

 我が家のモクレンが今年も咲き始めました。ここ近辺では一番最初に花が咲きます。

                

 このところしばらくは慌ただしい生活をしておりました。常に目の前に〆切りがあり、まるで追われるような心持ちでした。今はちょっと一段落。

 ゆっくり鳩山を散策する時間もありませんでした。歩いていますといろいろな「思い」「考え」が巡ります。一ヶ月程前ですが、ふとある考えが浮かびました。
 私はかねてより<0>に大いなる興味を持っていました。
 <0×1=0、0に10、100、10.000をかけても=0>です。昔、<0>の不思議を本で読んだような気がします。覚えていないところをみると、難しかったのか、そのときは分からなかったのか。
一万、一億に、<0>をかけても答えは<0>。その不思議をずーっと思っていました。

 先日ふと思いましたのは<0>を<無>と考えれば、また逆に<愛>と考えればどうだろう、と。
その考えに嬉しくなり、思わず自然の木立の中で「小悟を得たり!」と一人、悦に入りました。

 鳩山での生活は静かです。静かに慣れてしまいますと街中は騒音だらけ。それだけで疲れてきます。またマノンと二人っきりの生活ですので、電車などでの人の気配さえ、時にうるさく感じます。
 もし私が<0(無)>であれば他の騒音などすべて気になくなる筈です。私がもし<愛に満ちた存在>であるなら、それら全てを赦すこともできます。それが私なりの<0>の定義。(もしかして既に当たり前の理論なのかもしれませんが)
 しかし私がそれらを実践できている、というわけではありません。<0>という存在はもしかしたらそんな哲学から生まれたものかもしれない、と。

 それ以来、そのことをずーっと考えています。また突飛な考えも浮かんできました。
もし<0>が人に死を与える<細菌>だったら? <0×1、また何千、何万かけても=0?>。

<0>というこんな当たり前な身近なものが、もしかしたら「人生」を「哲学」を暗示しているかもしれません。と、そんな事を考えたらその私なりの発見に嬉しくなりました。

  

歌曲集(1) はすとにわとり    刊行!カワイ出版
私にとって初の「歌曲集」が刊行されました。
歌曲集の出版は私の若い頃よりの念願でもありました。
なぜか歌曲集にはその作家のエッセンスが込められていると、ある意味でかたくなに思ってもいました。
此の度の刊行は格別な思いがします。
収録曲:
◎金子みすゞの詩による8つの作品
・このみち・月と泥棒・はすとにわとり
・私と小鳥と鈴と・雪・おもちゃのない子が・木
・ぬかるみ
(以上「みすゞこのみち」「みすゞのそら」より
○自作の詩による4つの作品
・めぐりあいの中に・ひとひらの花びら・親・縁
(以上「ほほえみ」の曲集、また「ことわざうた」より)

 
P56 定価1.700円
4月頃まではBell musicaでもご注文を受け付けています。
その際はサイン入りでお送りさせていただきます。
ご注文は→bell-musica@mbr.nifty.comまで。
歌曲集(2)も今週、原稿を仕上げて送ったばかりです。2集の刊行は6月中旬の予定。収録曲は
・坂村真民詩による「2度とない人生だから」他など。
どうか多くの方の目に耳に触れて欲しいものです。

 下の写真は先日、父と一緒に墓参りをした時のものです。右の写真はコンクリートに猫の足跡が。
コンクリートが固まらない内に、猫が来て足跡をつけていったと思われます。
ここを訪れる人はこぞって「猫好き」だった家内を思い出し、思わずフッフッフッ・・・と。
彼女が猫を呼び込んだのでしょう、きっと!。
少なくとも2匹のネコの足跡がしっかりとついている。
ところでマノンも元気です。
最近は忙しさに取り紛れ、ゆっくりマノンともお相手できません。
先日の大雪の日などは「外に行きたくとも出て行けず」、
コタツでもあるのなら「ネ〜コはコタツで丸くなる」(私の替え歌/ネ〜コはコタツでブタになる)というところでしょうが、ウチはコタツがないので、ストーブの前で<ネコダルマ>になっていました。

 そろそろマノンにとって「狩猟」の季節になります。
来るべき時に備えてじっくりと爪を研いでいるのか、家中の壁はボロボロ。
初めのうちはイチイチ追い回していたのでしたが、最近はマノンのやりたい放題に。
猫の教育はつくづく難しい!

           
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最近観た映画:
映画/劇場:「おとうと」
DVD/「アナタは私のムコになる」「ごくせん」「ラーメンガール」「ゴーストライダー」「ウエデイング・キャンペーン」
                    
     

HP通信NO.214/ 10.3.3

 もう3月!。2月は仙台に幾度となく往復、オリンピックも終わり、また先日の津波騒ぎなど、何とも慌ただしく3月に入りました。
 2月27日は鹿児島で「コール明和」のコンサートにゲスト出演。「マザーテレサ 愛のことば」などが演奏されとても感動溢れるコンサートでした。


打ち上げで田丸寛先生と。
早速、焼酎漬けに。顔マッカ!2.27
    

 このHPで度々触れましたが両親もお陰さまで無事退院。元気に普通の生活に戻りつつあります。
ご心配をおかけしました。退院といっても歳相応に体力も弱って居りますので、これから毎週のように仙台と往復をすることになりそうです。
 確定申告の時期、それにいくつか〆切りを抱えています。
ネコの手も借りたい、ところですが、マノンでは却って世話がかかるばかり。
そんな訳で、今回のHP通信は最近写した鳩山近影をご紹介して失礼させていただきます。

下の池から我が家を臨む。左手にうっすらと見えるのが我が家。
この池をマノンとよく散歩をします。下の写真は以前撮影したマノンの散歩風景。


                ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最近観た映画:読んだ本:
映画/DVD:「紀元1年」「昴」「ゴーストvol1.vil2」
本:与太郎戦記=春風亭昇著 べっぴん=諸田玲子著 神田堀八下がり=宇江佐真理著 おはぐろとんぼ=宇江佐真理
                    
     

HP通信NO.213/ 10.2.15
 2月に入って雪の日も多いこの頃です。
皆さまにはいかがお過ごしでしょう。
 前回HPを更新した翌日、広島県へ。福山市、広島市での合唱講習会に講師として招かれました。(広島県合唱連盟主催)。二日間に亘り、熱心な皆さまと楽しい時を過ごしました。
 7日朝、ホテルから見えた福山城。今年の旅の幕開けです。

            

 6.7日と広島での講習を終え8日、一路仙台へ。8日は京都で打ち合せがあったのでしたが、私の都合で失礼しました。7時間かかりました。7時間も新幹線に乗るというのは結構疲れます。

 先週末は鳩山に戻り、いくつかの用事を済ませ、今週はまた仙台へ。
前回、両親の入院のことを書きましたが、皆さまにはいろいろご心配をいただき恐縮しております。お陰さまで両親とも間もなく退院。しかし当分は仙台と行ったり来たりすることになるでしょう。

 昨日、久しぶりに鳩山を散策しました。ところで下の写真、一体何だと思います?

              

 これは土竜(モグラ)が土を掘り起こした後です。どんな風にしてモグラはこのようなことをするのでしょう?
 自然の中を歩きますと、こんな楽しい発見が、また考えさせられたり、思わせたりするものが、た〜くさんあります。自然ならではのことです。
 街の中ではそうはいきません。
街といっても都会、一口に言えば機能的で便利です。どこに行っても自動ドア、そして駅のトイレまでウオシュレットがあります。人は便利になった分、考えたり、思ったりすることが減るものなのかもしれません。

 余談ではありますが、一昨日、あるコンクールの審査をしました。
一日で59団体もの演奏を聴きました。全体的にレヴェルが高いとは思いましたが、多くの団体で共通して考えさせられる点がありました。
 楽譜に書かれた音、その他、とても忠実に取り組んでいました。それはそれで良いのですが、楽譜を通して何かを「考え」「思う」演奏には殆どお目にかかりませんでした。そのまま、ただなぞったような演奏が主でした。(このコンクールに限りませんが・・・)
 楽譜はあくまで記号です。その「忠実さ」を得ることが目標となり「考える」「思う」ことをしていないのでは、と。「人は知ることに満足すると考えなくなる」といった誰かの言葉を思い出します。
 久々に鳩山の自然を歩き、ふとそんなことが頭をよぎりました。
これも自然の中に身を置くからこその思いだと思います。



 マノンには相変わらず可哀想な思いをさせています。
「ネコはなんにも考えてはいない」とは、私の作詞した「ことわざうた/ねこ」にあります。
猫は多分何にも考えてはいないのかも、とは言え、何かを「思っている」のでは、と時々思うことがあります。犬の場合、何かを「思う」のではなく、何かを「考えている」のでは・・・・・と、私なりに思うことですが、猫好き、犬好きの人はどう思われるでしょう。

             

 夜、私がくつろいで酒を飲んでいると、私の膝の上に乗ることが習慣のようになってしまいました。何とも甘えた顔です。体重6kg以上の重さが膝にはこたえます。が、これもマノンへの罪滅ぼし。
 多方面で仕事も含め渋滞状態。たとえば家の電球が2コ消えたままになっている・・・・、もうすぐ車検期限迫る、確定申告の時期・・・などなど。こんな時こそ健康第一と思うこの頃です。



         新刊案内
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             2月発売!カワイ出版

 これまで女声版、混声版、男声版と刊行されていますが、此の度の楽譜は混声三部版で、より簡単に、しかも音符も歌詞もやや大きめになっています。
シニアの方にも親しんで欲しい、という思いから作られました。
12ページ/定価:800円
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最近観た映画:読んだ本:
映画/DVD:「Hachi」「愛を読むひと」「リトル・ダンサー」
本:黄泉の犬=藤原新也著 告白=湊かなえ著 時代小説傑作選  
                    
     

HP通信NO.212/ 10.2.5
 1月もあっという間に過ぎました。
とくに月末に父が入院をしたり、一段落し仙台/利府より鳩山に帰ったのもつかの間、帰ったその日、今度は母が具合が悪い、ということで翌日急遽仙台に逆戻り。しばし自宅で母の様子を見ておりましたが、結局救急車を呼んで病院へ。即入院とあいなりました。
 ダブル入院です。母は牡蠣(かき)に当たり、それから持病が併発。(当初は原因が分からず)
 私もその牡蠣を食べたのでしたが、私の場合は食べて二日後、母の看病をしているときに症状が出、体中の節々が痛み、力も出ず、ダウン。一晩苦しみましたが、翌日には回復しました。
 食べて二日後に症状が?と医師から言われましたが、デモ、たしかに食あたりの症状。いずれにしても牡蠣はしばらく食べれそうにありません。

 父は前から予定していた入院でしたのでさほど心配のことはなく、母の容態も大分良くなったので両親の世話を親戚、母の友人にお願いをし、4日帰宅。
 実家でも鳩山でも家事・洗濯にいそしみ、このところの私の手は「主婦」の皆さんと同様、手荒れ状態。ハンドクリームは手放せません。
 何とか無事に収拾しましたのでご心配はいりません。どうかお気遣いなく。

 私の周りにもご自身の病気、またご家族の病気で大変な方が多くいらっしゃいます。
大変な時、というのは結構、しのげるものなのですね。
問題はその後。
 私の場合、家内の病気の看病、そして亡くなった後、体調が戻るまでほぼ1年半以上もかかりました。
 ある時、出先のホテルでマッサージをお願いしたところこう言われました。「お客さん、背中が張っていてまるで板のようですよ、これは普通ではありませんから、今度ちゃんとしたところで揉んでもらって下さい」と。背中にストレスが溜まっていたことなど自身では気付かずに居りました。その後、せっせとマッサージに通い、普通に揉みほぐしてもらうのに半年以上もかかりました。

「人間は逆境には耐えられるが、順境に耐えられる者は一人もいない」とはトーマス・カーライルという人の言葉ですが、たしかにその通りかもしれません。
大変な時=逆境、というのは身体も精神も<前傾姿勢状態>。
 その時は何とかしのいでも後々になって見えないところにそのストレスは来るものなのですね。
そんな時、大切なこと!。「深呼吸」。
意識して「深呼吸」を私はいつも心がけるようにしています。

 明日から2日間、広島県2カ所で合唱講習会に臨みます。
終わってそのまままた仙台に行く事になるでしょう。
 HPの更新もこのままでいくとままならぬでしょうから今回、近況報告のつもりで書きました。



 マノンには可哀想なことです。でもご近所の田中さんが毎日マノンの世話をして下さっているので助かっています。
 このところ寒い日が続いていますからマノンはきっと家の中でゴロンとしていたのかな?
今、こうしている間にも、私の足にからみついて遊んで!と言っています。
 マノンは3歳。まるで仔猫みたいです。猫は3歳でもまだ仔猫なのでしょうか。

 今回はそういうことですので、写真がありません。
またマノンの元気な様子をここでご紹介できればと思います。

まだまだ寒い日が続きそうですので皆さんどうかご自愛下さい。
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最近観た映画:読んだ本:
映画/DVD:「マンマ・ミーア」「がまの油」「ルーキーズ」「クローズ・ゼロ」「クローズ・ゼロII」
本:孤宿の人(上・下)=宮部みゆき 

                    

HP通信NO.211/ 10.1.24
10日前は仙台に居りましたが吹雪の日もありました。路面は凍結。
鳩山に戻って、今週は打って変わっての春の陽気。
「ヤジロウベエ」の如くに「右に行ったり」「左に行ったり」で大揺れに揺れながら、気候もいつかは静かに定まっていくことでしょう。春の到来が待ち遠しい季節になりました。
 例年のように今年の書き初めです。
「初心」とはごくありふれた言葉ですが、どうも今年は年頭よりこの「初心」という言葉が頭から離れませんでした。

「初心」には2つの意味合いがあります。
「初めの志」、もう一つは「何事も初めて接するような気持ち」。そのどちらも「初心」ですが、一般には「初めの志」を言うことが多いようです。

 若い頃、どなたもきっとそうだと思いますが、夢や希望・・・例えば、TVなどで「ピラミッド」や「ボンベイの街」等々・・・を見れば「いつかきっと行ける」と信じ、まだ見ぬ未知の世界に思いを馳せたことと思います。
 ピラミッドだってボンベイだって、まだこれから行くチャンスがあるかもしれません。しかし若い魂が描いた未知の世界への憧れは、その人にとっていつまでも消えない心の灯しびのようなものです。

 私の若い頃、音楽を志した頃、Beethovenや他の憧れの作家たちの音楽を聴いては感動に震え「いつかはこういう曲を書きたい」「こういう曲を書く作家になりたい」と熱烈に思い抱いたものです。

「少年老いやすく学成りがたし」とはよく言ったものです。

 いつの間にか、人様から見れば私は「壮年」(?)、間もなく「老年」と呼ばれる日もそんな遠い事ではありません。若い頃、描き抱いた「初心」を顧み、これからの仕事を見据えて行く、という時期にもうそろそろ入るのではないか、と思うようになりました。

 それと年々数多く客演などで指揮をさせていただいたり、各地に招かれ、多くの人と出会う機会がありますが、そのひとつひとつに「初心」を以て向き合う、ということも今更ながら改めて思い噛み締めようとも思います。
 これが今年の私にとっての「初心」であります。

 ところでお正月に母と何気なしにこんな会話をしました。
「前に<素心>と書いたけど今年は何?」と母。
唐突な問いに「???」と私。
(2年前の書き初めで私は<素心>と書きました。半紙に適当に書いたものを母が額に飾って居間に置いています。私が額に飾るなど照れくさい、と言いますと、気に入っているから、と母。)
「今年は<初心>かな〜」と私が答えますと、今年80才になる母がこのように言いました。
「私は<居直り>かな〜」と。
 母の話をよく聞きますと病院でも周りでも年寄り扱いをされ、何事につけ<歳だから>と言われることに「歳だからって<何なのよ>」ということらしいです。
アッパレ!と私は拍手を贈りました。

 毎年、年頭に思うままを書き初めしますが、今年は「年頭の所信」に「初心」を書く、です。
まさに。


                朝寝坊のマノンと私

 最近は家に居る日が多く、比較的ゆったりと過ごしています。
朝日が上がると同時くらいに目が覚め、一旦、起きてマノンの「朝食の支度」などをしてまた横になるのですが、マノンは近頃は私のベットに入って一緒に寝ることを覚えてしまい、食後はまた私のベットへ。そして「二人」でたっぷり朝寝をする生活が普通になってきました。
まったく「朝寝坊」なのです。私がではなく「マノン」がです。
 朝になると大概マノンがベットの中央に寝、私はベットの隅に追いやられた格好で寝ています。

 ここしばらく陽気が良いので、二人でひなたぼっこを楽しんでいます。

              

               ポッカポッカの車の上のマノン。
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最近観た映画:読んだ本:
映画(劇場):かいじゅうたちのいるところ
DVD:「ベートーヴェン・ウイルスVol.1」「アマルフィー」「キング・ピン」「天然コケッコー」
「Mr.ブルックス〜完璧なる殺人鬼」「エデイ」
本:花の回廊=宮本輝 

     

HP通信NO.210/ 10.1.13
      New! コールベルHP更新  New! HP通信(2010年)追加
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昨日12日は妻・美智子の命日でした。三年になります。
ひとりで「三周忌」を静かに済ませました。
 お花をたくさん飾り、お線香は絶やさず、とくに何をするでもなく、ただ日なが一日ボーッとして仏前におりました。
「私なりの三年の喪」が過ぎました。ずいぶんと永かったような、あっという間のような・・・・・


「喪に服す」とはそもそも人それぞれ。その期間や方法とは時代によって国・民族によってまた宗教によってまちまちです。
 仏教でいう三回忌とは、実質二年目つまり鬼籍に入るのが三年目という意味あいで行われます。
昨年の命日には三回忌を行いました。が、私には「三周忌」に当たる今年が何やら大きな「けじめ」のような気がしていました。

 古代から「喪に服す」慣習はありました。古代においてのそれは「重厚」なものでした。それが次第に時代が進むにつれ、どちらかというと「生きてる側」の都合で、大分様相が変わっていきます。「喪に服す」期間が大幅に短縮されてきました。
古代中国では「三年の喪に服す」ことも記録にあります。

「私なりの三年の喪」というのは顕著なる根拠もなく、ただ「何とはなし」に自分で勝手に思ったことです。
 上の(写真の)祭壇は妻が亡くなってから雑然とそのままです。
「三年」も過ぎたし、そろそろ部屋の装いも変えようかな、と。せめて今私が思っていることはその程度のことです。ですが、それに至るまで三年の時間が必要でした。

 そんな「思い込み」「思い入れ」は性分なのですね。
ですが「思い込み」「思い入れ」がないと作品は作れません。とは→開き直り?自己弁護?

 この日は寒い日で一日ストーブをつけっぱなし。
 マノンも一緒につき合ってくれました。

              

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最近観た映画:読んだ本
映画(劇場):アバター 
DVD:「僕らはみんな生きている」「僕たちと駐在さんの700日戦争」「フィッシュスとーリー」「ドン・キホーテ」
   「青い鳥」「チョコレート・ファイター」
本:倉橋由美子の怪奇掌篇
                    
HP通信NO.209/ 10.1.3
              新年おめでとうございます!!。      
マノンも新年のご挨拶をしています→
 
   

 今年も暮れから正月と仙台・利府におりました。
昨日(2日)帰宅し、年賀状の整理から今年の仕事は始まりました。
 「年賀状のシーズン」になるといつも面倒に思うものですが、こうしてこれまでご縁のあった方々の消息を知ることは、嬉しく楽しみでもあります。
    
 暮れは「観るとはなし聴くともなし」にTVの「歌謡番組」などを観てましたら、母はボソッとこう言いました。「今の若い人の歌は何を歌っているのか分からないねエー」と。「もう古い、ということかしらネエー」とも。私も<古い世代>になります。たしかに「よく分からない歌が多い」。しかし母の言にうなずくでもなく「ふウーン」と思ってしまいました。

 番組では30年以上も昔の音楽が流れていました。その当時のことが甦ってきます。母と当時の思い出話などをしました。歌とはその「時代」、その人の「人生」の記憶の一部として刻まれているものなのですね。
 若い人たちも今の流行の音楽を通して今という時代を振り返るのでしょう。
それにしてもあと30年、50年後、今の時代を振り返ることのできる歌ってどれくらいあるのだろうか?と思ってしまいます。
 どの時代も常に新しい歌は作られていきます。「新しい」ということはたしかに新鮮でそれも時代を反映しているとは言えるけれど、結局「歌」とは人々の心に残り、歌い継がれ、残されていくもの、だと思います。
 それにしても「ラブソング」の何と!多いこと。 
人の数だけ、ロマンスがあるということなのかもしれませんが、そういえば私の作品でラブソングは?・・・・・な・・い・・・・・??


 昨年は「音楽ほほえみ基金」事業のCD制作、寄贈活動では本当に多くの方々にお世話になりました。この場を借り、改めて御礼を申し上げます。「音楽ほほえみ基金」の活動は今年も<静かに地道に永く>続けて参ります。今年も宜しくお願い申し上げます。


 またウイーン公演では多くの皆さんとともに、かけがいのない経験をしました。それもこの企画を立ち上げ助力下さった関係者の皆さん、そしてご同行下さった皆さまのお陰です。
 とくに昨
年はたくさんの方々と関わりのある一年でした。おそらく今年もそうでしょうが、
いつも人に助けられ、それら多くの人とのご縁に感謝しております。
 昨年は「音楽ほほえみ基金」「ウイーン公演」と何かと慌ただしい一年でした。 
今年は<作曲>の年になりそうです。念願の歌曲集もシリーズで刊行されます。

  <今年も皆さん 御身大事にて つつがなくお過ごしになりますように
            本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます    >

まずは新年のご挨拶まで。

    
             
マノンも新年のご挨拶
マノンの正月は寝正月?
  マノンのつぶやき!(ボヤキ?)

 昨年はひとりぼっちが多くて・・・・
健気にボクはグワンバッテ生きてきたのニャンのって、それはそれは苦労の一年だったニャン。
 この辺のボス猫コロコロ太った「コロ」、そして今やボスの座を降りた黒猫「ヤマト」などは、相変わらずハバをきかしているし、また隣のナワバリから肥満の「ヒーマン」は時々やってくるし、とにかく、ネコの世界も大変ニャンニャのだ!

 今年のボクの目標?
「????????・・・・・・????」

 ・・・・あるわけないよね・・・・
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最近観た映画:読んだ本:
DVD:7つの贈り物 トワイライト トランスフォーマー・リベンジ チェゲバラ/
39才の別れの手紙 釣りキチ三平
          マルセイユの決着 ラスト・ブラッド 
劇場:2012
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