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HP通信NO.563/2020.7.30
ここしばらく「海外公演」のDVDなどを観たりしておりました。 この12.3年の間に、チェコ、ウィーン、ハンガリー、アメリカ、バチカン、などで7度の公演を行いました。 (これらはすべてエムセック・インターナショナルの主催によります) これまで私と同行下さった方はおよそ「900人」、参加団体数はのべにして約50団体(個人としての参加者も多数)。 演奏会の前後には観光もあります。 それらを懐かしく、とても懐かしく観ておりました。 あるDVDの最後に私の言葉として次のようなテロップが流れていました。 「人というのは”思い”の生き物なのです。そして”思い”があれば必ず伝わるのです。」 これは私の持論というべきものですが、まさにそのことを「体現」した海外公演の記録でありました。 海外公演では日本の歌、私の作品も多くプログラムに組み込まれています。 言葉は通じるはずもないのですが、音楽を通しての「心の交流」はたしかに心が震えるほどたくさん感じました。 まず「拍手」がそれを物語っています。 拍手は聴き手の「心」を表しています。 それらの感触を言葉で表現することは大変難しい。 参加をされたどの人もその感動は心に刻まれている筈です。 「思い」が人に通じることほど「心に豊かさ」を覚えるものはありません。 「意見」や「主張」ではありません。 「思い」とは「愛」だったり「思いやり」だったり「やさしさ」だったり「その人の温かな心の有り様」です。 そういう「思い」を持てばかならず人に伝わるということです。 しかし「ない」人は伝えようがない。 音楽ではそれが如実です。 残念ながら日本での公演で「海外で経験したような心の交流」を感じる瞬間は決してそれほど多くはありません。 今回のコロナ感染の艱難の時を経て、おそらくどの人の心にも音楽をすることの歓び、 意味を改めて感じ、考えさせてくれるような気がしております。 「やさしき人との出会いは、やさしき心を生み、素晴らしき巡り会いは人のまごころを薫る」。 これは私の詩・曲「めぐりあいの中に」の一節です。 この歌の世界にあるようなところで私たちは生きたいものですね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2002年に始めたこのホームページで毎回このように「コラム」を書いてきました。 ですが、それは今回の更新で打ち切らせていただきます。 ホームページでは「新刊情報」や「お知らせ」その他はこれまで通りに適時に掲載いたします。 また出版リストなどの資料も充実していこうと思っております。 私の独り言のようなコラムに永い事お付き合い下さいまして誠にありがとうございました。 皆さまとはいつかどこかでお会いすることもあろうかと思います。 その時にはどうかお声をかけてくださいね。 それでは御機嫌よう。 お元気で。 |
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HP通信NO.562/2020.7.20 鳩山荘 7月9日撮影 私は7月のはじめに髪をスパッと切りました。 かつて「松本サリン事件」で被害者であった河野さん宅の物置に農薬などの薬品があったことで こんなことを言っても常に現実の「利」しか見えない人たちにとっては「馬の耳に念仏」ということでしょうが。 各地で大きな被害がありましたが、この先、どうか災害がないことを祈ります。 そろそろ本格的な夏の到来です。 空を見上げればはやくもモコモコした「入道雲」が見えます。 もう空は夏です。 |
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HP通信NO.561/2020.7.10
鳩山荘 7月9日撮影 鳩山荘のこの景色は私の大好きな場所です。 とくに夕暮れ時、鳥のさえずり、喧噪にも近い蝉の啼き声、陽が落ちる頃になるとヒグラシがカナカナカナとあちらこちらから聞こえてきます。 雨の降ったあとには、眼下の池に流れる川の水音も聞こえます。 さながら山奥にでもいるような気分にもなります。 鳥が山に帰っていきます。 小さい鳥も、カラスもカアカアと啼きながら、山の巣に帰っていきます。 鳥は必ずといってよいほど「つがい」です。 何をか楽しそうにしながら山に帰る姿は見ていて、気持ちがホンワリとしてきます。 トンボも目の前を横切ります。 そんな夕暮れ時をワインをのみながら、ボンヤリと過ごすのが日課になっています。 私は最近、眼精疲労が甚だしく目をあけるているのも辛いときがあります。 なるべく目を休ませるように気遣っていますが、このような景色を眺めるのが目に一番良いようです。 冬になると樹々の葉が落ち、遠くを見渡せる風景が広がります。 この日もワインに合う軽い食事をしながらワインを飲みました。 暑い日には「ひとりビアガーデン」。 コロナの影響で毎日が休日(?)というわけではありませんが、こうした時間を持てる事を幸せに思います。 今年も各地で大きな被害がでています。 近年、災害が際立って多い事に気付きます。 先日も大きな地震がありました。 それらによって被害に遭われる方々に対しては、心からのお見舞いを申し上げます。 コロナ対策が一日も早く万事万端に好転しますことを祈るのみです。 皆さまにはどうか御身を大切になさって下さいますよう。
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HP通信NO.560/2020.6.30
つかの間の梅雨の晴れ間、久しぶりに妻がネギをしょって鳩山に遊びに来ました。 いつも放任主義の夫を気遣い、また庭の雑草刈り、植木の手入れなどを気にしてのことです。 おかげで草ぼうぼうの庭も植木もすっかりきれいになりました。 妻はとにかくよく働くのです。 普段怠け者の私もついついつられて手伝ったり、滅多にしない洗車などをしたりしました。 それを見たお向かいの奥さんが顔を出して妻とこんな会話をしてました。 「鈴木さんが働いている姿、ここに来て(約10年)初めて見ました」・・・・・。 二人の会話を聞きながら私は終始苦笑いをしておりました。 久しぶりに働いたので、たまに映画でも観に行こうということになりました。 |
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HP通信NO.559/2020.6.20
我が家の紫陽花 (6/19撮影) 我が家にもついに「マスク」が届きました。 手もとに取った時、つい「フフッ」と笑いがこぼれました。 せっかくお上(かみ)から下賜(かし)されたものですから、神棚に飾り、末代までの家宝としたいと思います。 また「50年先の玉手箱」と称し、孫に上げるのも悪くないカナ〜とも。 50年先にはきっとプレミヤがつくのはないかと。 TVから流れるニュースは相変わらずです。 汚職や持続化給付金についての政治のずさんさの暴露。 国を動かす人というのは大体が「頭の良い人」といわれる人たちです。 ですが「頭の良い人」というのは本来「自分本位の考え方」しかできないものです。 日本の官吏(かんり)はお世辞や皮肉ではなく本当に優秀です。 とくに「税金の徴収」にかけては「天下一品」。 そうして徴収された税金を政治家や官僚は「蛇口をひねれば湯水が湧くがごとく」に使いたい放題、といった印象です。 海外のことは知りませんが「日本の政治家」はたいへん優遇されていると感じます。 国会議員が選挙で落選すると、いわゆる「浪人」になっても党から活動資金として「◯◯万円」が支給される。(その人の実績にもよるのでしょうが) さらに選挙資金もこの度の報道で知りましたが莫大な税金が使われます。 政治家は自分たちの「都合の良い」仕組みをよくマアしっかりと考えるものです。 庶民としてはただただ呆然とすることばかりです。 世の中がちょっとでも明るくなるニュース、 たとえばコロナワクチンの開発、それの一般化、そういう話題が一日も早く出て来る事を期待したいものです。 |
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HP通信NO.558/2020.6.10
紫陽花や きのうの誠 けふの嘘 子規 紫陽花に寄せて「きのうの嘘 けふの嘘」とは子規という人は何ともキレの良い句を作る人です。 いずれもお時間のある時でもご覧になって下さい。 |
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HP通信NO.557/2020.5.30
ウィキペディアの内容を先日、更新しました。 https://ja.wikipedia.org/wiki/鈴木憲夫
いずれもお時間のある時でもご覧になって下さい。 |
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HP通信NO.556/2020.5.20 ホトトギス 今朝、早朝に「ホトトギス」の声を聞きました。 しかしまだ練習中? ウグイスもそうですが、練習中の啼き方というのは何ともほほえましいものがあります。 ホトトギスは例年より少し早い出番。 連休中に30度近い日がありましたが「セミ」の声も聞きました。 「ジジジ〜ジジジ〜」と今生まれたばかりの赤ちゃんセミのようでした。 ところが聞こえたのはその日だけ。 生き物たちもきっと戸惑っているのでしょう。 「アレ?まだ出番じゃないの?」とばかりに。 まもなく鳩山のホトトギスも練習を終え立派に啼く事でしょう。 鳩山のホトトギスは「ホットトギッチュウ」と啼くんです。 先日の日曜、久しぶりに妻と東京駅で落ち合い、妻の住まいのある深川まで歩きました。 私たちは文字通りの「コロナ遠距離夫婦」。 「コロナという荒波をかき分けて」の感動的(?)な再会でした 私が深川の家に行ったのはほぼ2ケ月ぶりです。 鳩山はただいま感染ゼロの町ですので、互いの行き来も真面目に控えておりました。 久々に「江戸」の町を歩きました。 普通に歩けば約1時間のコースです。 日本橋を渡り、江戸橋を渡り、人形町、浜町を通り、新大橋を渡って深川につきました。 日本橋の馴染みの蕎麦屋をめざしたのですけど、日本橋界隈は閑散として静かなものでした。 人形町は若干人も出ていて、ひととき、下町の風情を楽しみました。 人形町は私は好きな町です。 鳩山では毎日自然の中を歩いていますが、たまに違った風景の中を歩くというのは良いものです。 新大橋から隅田川を眺めるのもなかなか「乙」なものです。 隅田川ではカモメが飛んでいます。 朝、カモメの啼き声で目が覚めるのも深川らしい。 このところ取り組んでいた仕事も一段落をし、これから次の仕事に入るつかの間の息抜きでした。 そういえば「マスク」は私のところにまだ届いていません。 届いたらきっと「クスッ」と笑ってしまうでしょう。 「そんな程度の支援」といったら不遜ですが、「そんな程度の知恵」と言ってもだれもがうなづくと思われる現実。 そういう人たちが「憲法改正」をしたりするのです。 ちょっとイジワルを申しますが、国会議員の先生方はボーナスはどうされるんでしょう。 たしか支給額は「300万くらい(?)」。 私ごときがモノ申すのはナンですが、まさかスンナリと満額を受け取ったりはしないよね・・・・とは「人のワルい」考えでありましょうか。 まだまだ窮屈な生活が続きそうですが、それぞれに風景を変えた生活も試みてはいかがでしょうか。 どうかそれぞれに「忙中閑有り」ならず「窮中楽有り」と参りたいものですね。 *「忙中閑有り」=忙しい中でも一息つける余裕をもつこと。 「窮中楽有り」=苦しく窮屈な中にあっても楽しみを作ること。(鈴木造語)
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HP通信NO.555/2020.5.10
散歩コースにある「天の川ステーション」と「銀河の丘」 2.3日前の朝「今日はラーメンを食べに行こう」と急に思い立ち、昼時目がけて行ったら何と「閉店」(休業ではなく先月末で店を閉めたという)。 その近くの中華店に行ったら「休業」。 さらにその隣にあるマッサージ店も「休業」(再開は未定)。 何とも寂しい思いをしました。 しかしもっとも残念に思っているのはその経営者でしょう。 「孫子」の兵法に「敵に勝つ為には敵をよく知るべし」とあります。 「コロナ」を敵と見なすなら「コロナ感染」については以前よりかなり知識も増えてきていると思います。 ですので以前と比べれば、充分に気をつけていれば「感染拡大」も防げる事もある程度分かってきました。 今回自粛の期限は5月6日が一応の目処でした。 国民はそれに目がけて辛抱してきたと思いますが、 ですがここにきて更に緊急事態の延期。 それはやむおえない、とは承知しつつも、おそらくどの人も「ドーッと疲れが吹き出したのでは」と思います。 それなのに相変わらずの「自粛」「スティホーム」の言葉の連呼。 リーダーたる人は「みんなで十分に気をつけあって、できる範囲でお店を再開して下さい」と言えないものか、と思ってしまいます。 組織の下や規制(ある意味で社会の常識も含めて)のもとにあって、人は「自主性、主体性」をなくしてしまう、ということを以前読んだことがあります。 そういう状況だからこそリーダーが必要になるわけです。 リーダーにはまず「想像力」(こうなればこうなると先を予想する能力)「思いやり」そして「勇気」(決断する勇気)、 さらに「希望を失わせない」姿勢がほしいと私は思います。 私は子供の頃からボーイスカウトに居りました。 やがて班長になり副隊長になり、大学生の時は隊長になりました。 ボーイスカウトとは「リーダー意識」を育てるところでもあります。 例えば行軍(あるところからあるところまで歩く)などをします。 その際、たとえば「あそこまで行ったら休憩」その先の山を超えたら「食事休憩」などと子供たちの体力や心を気遣い鼓舞したものです。 常に「臨機応変」が求められる。 さまざまな経験の中でたくさんの事を学ばされました。 余談ではありますが、薩摩では「郷中(ごうちゅう)教育」というのがあります。 未だに伝統として残っているのだそうです。 学問の教育だけではなく、主に遊びの中で子供が歳下の子供に教え伝えることです。 たとえば川に飛びこむ時に、大きな葉っぱを口にくわえて飛び込むのだそうです。 そうすると川にとびこんだ時、その葉っぱが「鼻」をふせいで「水」が入らないようにする、とか、遊びの中で知恵が育まれてきたわけです。 そういう仲間意識、連結意識が「西郷隆盛」やその他の維新のリーダーを多数排出したのだ、と地元の人から聞いたことがあります。 こういう時期、大阪知事は非常に頑張っておられるようです。 先を見越して、臨機たる対応をしているところは拍手を贈りたい気持ちです。 このホームページは10日毎の更新です。 さて、あと10日後はどのような情勢になっているでしょうか。 私のように家にずーっと居る、ということはとくに珍しいことではありませんが、しかし檻(おり)に入れられたような環境はさすがに窮屈です。 TVも非常につまらない!。 バカ騒ぎ、バカ笑いばかりです。 私流に言わせれば芸能人とは「芸NO人」です。 「コロナ」に対する新薬の情報も嬉しいことです。 終息に向かってそれが加速するよう祈りたいものです。 健康にとって「ストレスは最大の敵」です。 どうかなるべくストレスを減らし、悠々として過ごしたいものですが・・・・・・・。 とにかく皆さんどうかお元気で、毎日を楽しく思えるような生活をして参りましょう。 |
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HP通信NO.554/2020.4.30
新しいパラソルとテラスから見える景色(4.30日の鳩山) もうすぐ5月、普通でしたら新緑の薫りの中、晴れ晴れとした気分にもなりましょうが、ただ今は窮屈な日々。 皆まにはいかがお過ごしでしょう。 私はやっと最近、skypeを覚えました。 離ればなれの妻とは主にskypeや電話での交流です。 本当に便利なものです。 昔々、テレビ電話など近未来の出来事のように思っていましたが、それが今や現実です。 子供のころマンガで見た近未来の様々なことが現実化されています。 人類の進歩はすさまじいとつくづく思うのですが、現在進行中の「新型コロナ」の撲滅も近い!と信じたいものです。 ウィーンの知人からの情報なのですが、彼はウィーンの音楽事務所に務めていますが、補助金が早速出たそうです。 申請はネットでわずか5分程度で、月に12万から72万、それを申請すれば年内は月々に受けられることも可能だそうです。 日本とは雲泥の差です。 たしか我が国の首相は「こんな助成をする国は日本しかない」などと「のたまって」いましたが、 いつも「自身の手柄をまず全面に出しての<口先ペラ男>(私がつけたあだ名です)の言うことは「味がない」。 中国の古い言葉にこういうのがあります。 人間は正しく「道」を歩んでないと「語言(ごげん)あじなきを、面目憎(にく)むべし」、つまり「言葉に味がない、人相も悪くなる」という意味です。 「持続化給付金」は本日あたりにやっと詳細が知らされました、が、申請は少し面倒のようです。 もう1ヶ月も前ですが、ドイツのフリーカメラマンがネットで申請して2日後には申請額満額が口座に入金したとここで報告しましたが、 このような対応がすぐ出来る、という国・国民に羨ましさを感じます。 REQIEMの楽譜が刊行されました。 定価1.900円 日本初演は延期ですが(期日は未定)決まり次第、ここでご案内をさせていただきます 鳩山町は現在感染者がいません。 近隣する町に囲まれている状況です。 毎日、自然の中を歩いていますが、空を眺めてはこんな美しい空の下のどこに「ウイルス」が潜んでいるのかと思ってしまいます。 待ちに待った「ワクチン開発や抗体検査」などの報道がされるようになってきました。 「辛抱せよ」としか言えない政治家の無能ぶりにはもう飽き飽きしました。 「リーダーたるもの、道を示さなくては」。 人というのは「道」が示されれば、我慢のしようもあるというものです。 どうか皆さまには「グレることなく」もう少しの辛抱を共にいたしましょう。
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HP通信NO.553/2020.4.20
近所の八重桜のアーチ 家に籠る生活にもそろそろ欠伸(あくび)がでます。 とは言いながら身動きもままなりません。 ストレスまん延は生活の不自由さから来るものだけではなく、その一因は政治家の「指導力のない」対応ぶりにあります。 今から一ヶ月前にドイツの報道をTVで観ました。 「フリーのカメラマンが休業補償の申請をしたら満額(その時は160万円)しかも申請して2日後に口座に入った」ということです。 しかも申請はWebで希望申請額を書き込むだけ、というもの。 今の日本は国民を「迷子」にしています。 自分が今どこにいるのか、何をどうすればよいのか分からない。 感染についてみな「疑心暗鬼」になっているというのに、PCRの検査も進んでいない現状。 韓国では大分前に「ドライブ・スルー」の検査を実施しています。 日本ではやっと一部で開始したようです。 昨日のニュースでニューヨークでは大規模な「抗体検査」の実施を行うようです。 ただ「家にじっと籠っていなさい」としか言えない政治家の無能さに、ストレスが増えるばかりです。 リーダーとは「現状」を見、そして次の手段を考え、それがもし失敗したらさらにその次の手を打つ、つまり「想像力」が不可欠なのです。 それがまったく「伝わらない」、イヤ「無い」から伝わらないのでしょうけど。 さらに「10万円の給付金」について「手を挙げる人にはあげる」とまったく不遜な発言をする人もいます。 ですから尚のこと不安ストレスが募るのです。 「10万円の給付金」は我々フリーランスを含め自粛を余儀なくされて休業中の人にとっては、大変「嬉しい」話ではあります。が、国民一人に一律?。 給料の減らない「地方・国家公務員」(もちろん議員も)「大企業」「銀行」「年金受給者」も一律、とは「この国はなんと大雑把で良い国なんだ!!」。 「経済産業省の持続化給付金」の制度もただ今検討中とか。(遅すぎる!) 休業に基ずく損失金を保証する制度です。 個人は上限100万円、企業は200万円。 今月末には詳細がはっきりし、連休明けから申請受付ということです。 問い合わせ先は0570−783−183。 私もいろいろ勉強しようかと思っているところです。 申請は主にWebで、方法、また金額の算出などやや面倒のようです。 「不用不急」でない方、と言っても世の中「きちんとしている人、きちんとしてない人、ズボラな人」がいると思いますが、 人によって「不用不急」の基準はさまざま。 「不用不急」を「バカのひとつ覚え」のごとく繰り返す政治家のボキャブラリーのなさにはもう飽きました。 「号外」でお知らせをした中で、真剣にお考え下さり対応して下さっている団体もあれば、そうでない団体もあるようです。 本当にさまざまです。 いずれ「持続化給付金」についてここで詳しくお知らせができればと思っております。 またしばらくは不自由を余儀なくされる生活が続きますが、どうか互いに辛抱して参りましょう。 |
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号外
今社会の中で私たち「音楽人」は大変弱い立場に居ります。
HP通信NO.552/2020.4.10 先日、急遽、上のような告知をおこないました。 さまざまな反応をいただきました。 私の呼びかけで「背中を押される思い」とか「力を貰った感じ」などといった感想をいただきました。 「音楽人」というのは立場上、社会の中で大変弱い存在です。 「音楽著作権」をみても会員・役員の九割は「演歌・歌謡曲・ポピュラー」関係者。 クラシックなど隅の隅の存在です。 ですから私は常に言っておりますが「日本は演歌の国」です。 私はある名曲(誰でも知っている外国の曲)の編曲権を持っています。 とても短い曲ですが、毎年、わずかですが海外からの著作権料として入金があります。 外国では人が集う「BAR(日本では大衆居酒屋)」でよく生演奏をみかけます。 私の想像ですがその楽曲は多分そうしたところで演奏されるのでしょう。 それなのに「きちんと使用料」が発生していることに驚きます。 日本ではまず考えられない事です。 そのように外国では著作権に関するマナーが徹底しているのです。 日本人の伝統的習性とでも言うのでしょうか「水や空気」は「タダ」。 今でこそ「コンサルタント業」は職種として成り立っていますが、以前はそうではありませんでした。 証券会社に務める友人が昔、私にこう話したことがあります。 親戚や友人から「ねエ〜、あの株、上がる?」などと気安く聞かれるのには閉口する」と。 著作権も同じようなものです。 今でこそ法律で庇護を受けてはいますが「コピー文化」は相変わらずです。 それに「あおりを受けるのは」それを生業をしている人たちです。 昔、小さな音楽出版社が出来てはすぐ倒産する、という憂き目を何度も目にしています。 日本では真の音楽文化が育たないというのはそういうところにも要因があるのです。 今回の「告知」は「弱い立場にある音楽人」に少しでもお役に立てればという願いが込められています。 私などが関わる音楽のさまざまなイヴェントが軒並み「延期・中止」となっています。 当初の予想に反して8月まで開催自粛を余儀なくされているところもあります。 これに関わる人たちの理解を切にお願いするところです。 とくに若い世代で音楽を志す人たちへの支援もお願いいたします。 |
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号外
今社会の中で私たち「音楽人」は大変弱い立場に居ります。
HP通信NO.551/2020.3.30 |
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HP通信NO.550/2020.3.20
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HP通信NO.549/2020.3.10
最近は家で静かに過ごすことが多いこともあり、昔読んだ「論語」や「老子」などを眺めたりしております。 そうしたらある一篇が目に入ってきて思わず「アレ〜」と声を漏らしました。 老子の下篇48章です。 「学を為せば日々に益(ま)し、道を為せば日々損ず。これを損じて又た損じ、以て無為に至る。無為にして為さざるは無し。」 意味は「学問を修めていると、その知識は一日一日とふえてくるが、「道」を修めていると一日一日とその知識は減ってゆく。 減らしたうえにまた減らし、どんどん減らしていくと「無為」の立場にゆきつく。 その「無為」の立場でいると何事も成し遂げることができるようになる」(概訳) 私は5年程前に蔵書のほとんどを古本屋に引き取ってもらったことがあります。 それにはひとつ意味がありました。 「知識でもって物事を観る(また図る)のではなく、自身の意識、また無意識、感性でもって物事を図る。それでこそ知識が活かされるというものだ」 ということを考えたのです。 「老子」を読んだのは今から20年以上も前のことです。 同時に仏教も含め、広く東洋思想に関心を持ちました。 それが今の私に随分深い影響を与えている、と今更ながらに感じます。 私の中でこの「老子」の言葉が息づいていた、ということに自身でも驚いたわけです。 私のそういう姿勢は(新しい知識など人が生きるのに必ずしも必要ではない)時代を逆行しているかもしれません。 |
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HP通信NO.548/2020.3.1
新型コロナウイルスの影響で、皆さんそれぞれにその対応に苦慮されていることでしょう。 私も先月中旬からずーっと山籠りです。 3月も軒並みイヴェント中止で、外に出る用事もなくまったく静まりかえった生活です。 しかし近刊の校正や新編曲集の準備などで家での仕事は相変わらずといったところです。 世情不安の今、未だ「正体不明」の新型コロナウイルスへの恐怖、 さらに「政府の対策」への不信も大きな要因となっていることは、多分皆さんも同じ認識であろうかと思います。 まず我が国の首相はじめ、担当大臣の厚労省大臣の対応姿勢に、つくづくリーダーシップの欠如を感じます。 厚労省大臣のまるで「人ごと」のような対応、今回の首相の決断も国民最優先ではなく「まず身の保全第一」が発想の源のような気もします。 首相の弁を皆さんはどのように聞かれましたでしょう。 私は「あの声、話し方」が苦手です。 言葉のセンテンスがブツ切れで、聞き苦しいも甚だしい、心に届かないまるでロボットのような話し方。 国民を前に話すのなら、もっと普通に、聞き手の心に届く話し方をして欲しいものです。 要するに「思い」がないのです。 「思い」がないから届きようもない。 あまり大きな声で言えませんが、私は普段から我が国の首相のことを「口先ペラ男」(クチサキペラオ)と呼んでいます。 この先、首相の姿勢が問われることになったらきっとこう言うでしょう。 「私は 国民の 安全第一を 考え あのような 思いきった方策を 打ち出したじゃありませんか」と。 相変わらずの自己保全の弁が想像できます。 国民は呆れているのにそれに気付かない「裸の王様」もいいところです。 野党も「犬の遠吠え」です。 吠えるだけでなく思いきって「かみついてみろ」と言いたいです。 政治不信に輪をかけてこの度の異常事態、国民一人一人が自己の責任で乗り越えなければならないようです。 |
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HP通信NO.547/2020.2.20
毎日この風景の中を歩きます。 乾燥続きの昨今ですので、くれぐれも御身ご自愛のほどを。 |
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HP通信NO.546/2020.2.11
8日より日光に妻と行っておりました。 もちろん、独り暮らしの義母を気遣ってのことですが、今回はひとつニュースが。 一昨年よりそれまで乗っていた大型車を廃棄し、義父の愛車の軽四輪車を譲り受け乗っておりました。(義父が免許証自主返納したため)。 私は軽自動車には初めて乗ったのですが、とても便利で気に入っておりました。 ですが義父の入院などで頻繁に日光に行くようになると、軽自動車での高速道路走行に怖さを感じ始めました。 そこで中古ですが小型車に乗り換える事にしました。 車の契約は1月の13日、そして17日に義父が亡くなりました。 日光通いのために買った車でしたが、これからは独り暮らしの義母のために使う車となりました。 今回は車を受け取りに日光に行ったのでしたが、やはり新車というのは良いものですね。 高速も快適。 これまでの軽自動車とは比べるべくもありません。 私はそもそも車の運転というのは苦手の方です。 移動はどちらかと言えば「電車派」。 しかしこれからは車での移動も多くなりそうです。 白色のこじんまりとしたきれいな車です。これまでの軽自動車と比べると中古といえど「気分はベンツ」。 |
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HP通信NO.545/2020.1.30
前回、義父の訃報をお知らせしましたがお悔やみと、義母(金子静江)へのお気遣いのメールなどをいただき、この場をお借りし御礼を申し上げます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1月のカレンダーも早や一枚めくる時期となってきました。 こんな調子で行くとあっという間に「一年がまたたくまに」などと思いたくない事をつい思ってしまいます。 仕事もやや滞り気味です。 少しノンビリムードが過ぎるのでは、と自己反省の日々です。 月1度来てくれる家政婦さんにそんな事を話すと「たまに良いのですよ」という労い(ねぎらい)の言葉が「暑いさなかの涼風」に思えてきます。 鳩山に居るときは散歩は欠かせません。 歩いて1時間の映画館にもこのところよく通いました。 往復ですからその時は2時間歩くことになります。 「歩くにもそこに美学」があるのです。 「美学」というと大げさですが、要するに「歩く姿の格好良さ」です。 歩くに限らず、至る所に「美学」というものがあります。 人は「格好良さ」によりこだわった方が良い。 「立ち居振る舞い」ひとつにその人の品性というものが出る。 身につける服、靴など、いかに高級といえど、それが似合う振る舞いこそ言うに及ばず大切なわけです。 「スマホ人間」などは論外。 話は飛躍しますが、人間の思考で大切なことは「順序立てる」ことです。 私たちは何年もの間「学校」に通い、何を学んだかというと「物事を順序立てて考える」ことを教わってきたとも言えます。 スマホ世界に慣れた人間は「物事を順序立てて考える能力」が欠如しています。 「歩きスマホ」「食べながらスマホ」etc。 子供の頃、食事しながら本なり新聞を読むと親に叱られたものです。 「食べるときはきちんと食べなさい」「歩くときはよそ見などしないで」などなど。 スマホに夢中なっている人間の所作など「格好が悪い」。 しかしスマホを扱う人間は知識が豊か。 それは知識といえるかどうか知りませんが、会話の途中でも検索が始まる。 「今何が一番大切なのか」が「人間の判断」の基準と考えるなら、明らかにそういう能力が退化していると言われてもしかたがないこと。 たしか戦国大名の北条氏だったか 「長男がご飯のお椀に何度も汁をかけているのを見て、毎日やっているのにその要領のなさを見抜いて後継者にしなかった」 という有名な話があります。 「一事が万事」。 スマホの悪口ばかり申しますが、もっと「格好良さ」しいては「美学」にこだわって欲しいものと思います。 昔から年寄りというのは口うるさいものです。 私も時には意識的に「年寄り」になりましょう。 スマホ愛好者の方には悪口雑言(あっこうぞうごん)の数々ご容赦のほどを。 |
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HP通信NO.544/2020.1.21
先週の17日、昨年より入院加療中だった妻の父が93歳(数え年)で亡くなりました。 17日の朝、容態が急変し突然の訃報でした。 私は正月は日光で過ごし、一旦帰宅し、13日に見舞いに行ったのが最後となりました。 その別れ際、珍しく握手を求めてきました。 きっと予感でもあったのでしょうか。 葬儀を終え昨日、日光より帰宅したところです。 義父は東京芸大美術科の前身「上野美術学校」の最後の卒業生でした。 専攻は油絵、後にデザインに転向し事務所を作りそこで数々の仕事を残しました。 私とは気心が通じ、よく絵画論議など芸術全般に亘り話したものです。 |
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HP通信NO.543/2020.1.10 |
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HP通信NO.542/2020.1.4
2020年 新年おめでとうございます。 この一年、皆さまにとりまして佳きことの多き年となりますようご祈念申し上げます。 暮れから昨日3日まで、妻の両親の居る日光で過ごしました。 義父はあいにく入院中。病院通いをしながら義母(金子静江)とは新作の話をしたり、2匹の猫に囲まれて穏やかな正月を過ごしました。 日光の家は林に囲まれ、静かなところです。 昨年はレクイエムの作曲に追われましたが、今年は比較的にゆったりと仕事をしたいと思っております、が、 夏までに3つの新刊、それ以降、新作に取りかかります。 いつものことですが、体調に気を配り、食事に注意を払い、日々、慎ましく過ごしたいものと思っております。 皆さまにもどうかお健やかにお過ごしになられますように。 本年も宜しくお願い申し上げます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10月4日、ウィーン・シュテファン大聖堂での「レクイエム世界初演」の演奏会がバチカン放送(中国語放送)で紹介されています。 https://www.vaticannews.va/zht/podcast/daily-chinese-news/chinese-programme-2019-11-29.html ◎先日初演の「ふるさとの木の葉の駅」(坂村真民詩)の映像と音楽→https://youtu.be/Qm-Bm0qB6s4
メールはこちらまで。
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