HP通信12
2017年
「HP通信3」は08年1月より再開しました。
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 HP通信NO.472/2017.12.20


 昨日の事です。
小さな、ほんとに小さな事ですが嬉しいことがありました。
 ガス会社の人がガスの定期検診で我が家に見えました。
私が一人暮らしだと知ると「女の人でもこんなにきれいに(台所・コンロ)使っている人はいませんよ」と。
 褒められると嬉しいものです。
さらに帰り際に玄関に飾ってある私の書を見て「コレ子供が書いたのですか?」と。
「イエ、私です」と答えると「アジがあっていいですね」と。(私は思わず笑ってしまいましたが・・・)
その人は何とも褒め上手でした。

「人の美点を愛でる」のはひとつの「美徳」です。
簡単なようで実は難しいことです。
「口先」だけで褒めれば「世辞」になります。
一口に「褒め上手」というのはただ褒めれば良いというわけではない。
 人を人に紹介する時も同じです。
その人の「的を得た」紹介の仕方をする、というのも難しいものです。
 よく「寸頓狂(すっとんきょう)」な紹介をされて苦笑することがあります。
そんな時「この人は自分をこのように見ているんだ」と認識することもままあります。
 こんな経験はどなたもきっとあるはずです。
人をきちんと観ているかどうか、と問われれば自信がありません。
 それは普段からのその人の「人・世の中に対する接し方」の現れ、と言っていいかもしれません。
昨日のガス会社の人のその一言で、その日は一日、何やら「空が晴れ渡った」ような気持ちになりました。 

  大昔、私が子供の頃、日本全体がまだまだ貧しかった頃「小さな親切運動」なる標語を見かけたものです。 
「一日一善」という言葉もありました。
 今は他人に声をかけるのは「怖い・危ない」時代です。
「小さな親切、余計なお世話」という時代です。
「子供」に下手に声などかけられません。
 現代は人と人の関係が「貧しい時代」になっていると「今更」ながらのように思います。
しかし、昨日の私の経験もあります。
 そのガス会社の人は今日もどこかで、ガスの検診をしながら、その住人に「嬉しい声」をかけている事でしょう。 

 宮澤賢治が「世界全体が幸福にならないかぎり個人の幸福はありえない」と言っていますが、
まんざらそうでもないかもしれません。
「小さな幸せ」があってこその「世界の幸せ?」。
「サザエさん」のマンガでたしかこういうのがありました。
 サザエさんが出先で知人からひょいと褒められることがあって(それは勘違いなのですが)、おっちょこちょいのサザエさん。
気分を最大限に良くしたサザエさんの明るさで、カツオもワカメもマスオさんも、学校や会社で「笑顔」が拡がっていくというものでした。

 私は色紙に何か書いて、と請われるといつも書く言葉があります。
「一灯照隅」(いっとうしょうぐう)
「一本のろうそくは片隅を照らすだけの明るさしかないが、その灯りが万集まれば<万灯照隅(まんとうしょうぐう)
そして<遍灯照隅(へんとうしょうぐう)>となる、という意味です。「遍」とは普遍の「遍」です。
 サザエさんではありませんが、ひとつの小さな言葉から世の中が明るくなる、ということを改めて思いたいものですね。


 鳩山町では散歩をしていて、すれ違う人が「こんにちは」と言葉をかけ合います。
子供もそうです。
 都会ではそうはいきません。
これは豊かな自然の賜物だと思います。
「自然の空気」が人をそうさせるのだと思います。
つまりは「ゆとり」ということなのだと思います。 
 気の巡らしようで、意外と「ゆとり」の世界が見いだせるかもしれません。

 暮れになってより気ぜわしい世間になってきました。 
気ぜわしいとふと足下さえおろそかになり怪我をしかねません。
 どうか皆さま、御身をお大切に、ご身辺くれぐれもご注意のほどを。
                         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          私が相談役を務める <モードプラスのホームページ>→http://www.modepluspf.com/blank
                    <フェイスブック>→https://m.facebook.com/modepluspf/


 HP通信NO.471/2017.12.12


 10日は家人が主宰し私が相談役を務める「モードプラス=ミュージックスクール=」の「Winter Concert」がありました。
(江東区深川江戸資料館:小劇場にて) 
子供の発表会ではありますが、ママさんたちの「ハンドベル」あり、「企画ステージ」あり、「合唱」あり、のフェステバル的な楽しい催しでした。
 講師の先生方8人の演奏もありました。
子供さんたちの出演は総勢約100名。
 私は一日、その全ての演奏を客席で聴きました。
私もかつて20代から30代とほぼ10年間、子供たちにピアノやソルフェージュを教えたこともあり、古巣に帰ったような懐かしさも覚えました。

 見ていて、聴いていて、面白く、時には子供の仕草に「フッフッフッ」と笑いさえこみあげ、終始、楽しく飽きることはありませんでした。
当たり前のことですが、皆、個性があるのです。
 とくに、演奏が終わってのお辞儀や、退場する際の仕草がこれまた可愛いらしい。
上手に弾けた子、そうでない子、普段の子供たちの様子が垣間みられ、楽しいひとときでした。


 私が教えた子供たちは当時小中学生ですから、今ではもうみな40代、50代になっているはずです。
「あの子たちは今どうしているのだろうと」などとふと感慨深く思い出したりもしました。
 当時、子供たちのためにオリジナルの曲を作ったり、ソルフェージュの教本を作ったり、
ピアノ曲集3冊、ソルフェージュの本も4冊、その他、編曲集も4冊ほど作ったりしました。
 子供たちに「教えながら」実は「教わる」ような思いをしたことは私にとり得難い経験でもありました。


 合唱は「鈴木憲夫作品を歌う合唱団=主宰・指揮:伊澤俊雄」がゲスト出演をしてくれました。(ピアノ:和田蕗子)
曲目は「さくらんぼと麦わらぼうし」(詩:金子静江)、これは混声版初演になります。
 また「ほほえみ」そして最後は全員で「平和という果実」を歌いました。
「平和という果実」はモードプラスの催しでは必ず歌いますので、子供たちはみな覚えてくれています。


「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の演奏は見事なものでした。
昨年、指揮の伊澤君を初めとする永いお付き合いの友人たちで結成され、この日が初舞台でした。
 総勢20人。その内、モードプラスの講師の先生お二人、それと父兄も加わってくれました。
とくに「さくらんぼと麦わらぼうし」の演奏は初演ということもあり、皆さんの思いが会場に響きました。
 その日、日光からかけつけて下さった金子先生も大変喜んで下さいました。


                       
                      講師8人、と合唱団の面々、テーブル席には金子静江先生も。
                       <みんな仲間だーッ!>の和気藹々とした宴会でした。

 私は相談役といっても閑職ですが、無事成功裡に終わり、何やらホッとしています。
年の瀬にむかってまっしぐら、という時節になりました。
「年賀状?」や「雑事?」が頭をかすめますが、机の上に広げたままの五線紙と「にらめっこ」再開、というところです。

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                                <近刊のお知らせ>

                   
                                11月1日発売。定価1.500円。
                                     収録曲 
                                    ・異邦人 
                                 ・オリビアを聴きながら 
                                  ・サイレント・イヴ 
                                   ・誰もいない海                  
                                    ・春よ来い
 
                        
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 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
私も時折、顔を出すつもりでいます。
 ピアノは蕗子さん。
関心のある方、どうか宜しかったらお仲間に入りませんか。

「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。

  

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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      


                       メールはこちらまで。
                              

 HP通信NO.471/2017.12.12


 10日は家人が主宰し私が相談役を務める「モードプラス=ミュージックスクール=」の「Winter Concert」がありました。
(江東区深川江戸資料館:小劇場にて) 
子供の発表会ではありますが、ママさんたちの「ハンドベル」あり、「企画ステージ」あり、「合唱」あり、のフェステバル的な楽しい催しでした。
 講師の先生方8人の演奏もありました。
子供さんたちの出演は総勢約100名。
 私は一日、その全ての演奏を客席で聴きました。
私もかつて20代から30代とほぼ10年間、子供たちにピアノやソルフェージュを教えたこともあり、古巣に帰ったような懐かしさも覚えました。

 見ていて、聴いていて、面白く、時には子供の仕草に「フッフッフッ」と笑いさえこみあげ、終始、楽しく飽きることはありませんでした。
当たり前のことですが、皆、個性があるのです。
 とくに、演奏が終わってのお辞儀や、退場する際の仕草がこれまた可愛いらしい。
上手に弾けた子、そうでない子、普段の子供たちの様子が垣間みられ、楽しいひとときでした。


 私が教えた子供たちは当時小中学生ですから、今ではもうみな40代、50代になっているはずです。
「あの子たちは今どうしているのだろうと」などとふと感慨深く思い出したりもしました。
 当時、子供たちのためにオリジナルの曲を作ったり、ソルフェージュの教本を作ったり、
ピアノ曲集3冊、ソルフェージュの本も4冊、その他、編曲集も4冊ほど作ったりしました。
 子供たちに「教えながら」実は「教わる」ような思いをしたことは私にとり得難い経験でもありました。


 合唱は「鈴木憲夫作品を歌う合唱団=主宰・指揮:伊澤俊雄」がゲスト出演をしてくれました。(ピアノ:和田蕗子)
曲目は「さくらんぼと麦わらぼうし」(詩:金子静江)、これは混声版初演になります。
 また「ほほえみ」そして最後は全員で「平和という果実」を歌いました。
「平和という果実」はモードプラスの催しでは必ず歌いますので、子供たちはみな覚えてくれています。


「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の演奏は見事なものでした。
昨年、指揮の伊澤君を初めとする永いお付き合いの友人たちで結成され、この日が初舞台でした。
 総勢20人。その内、モードプラスの講師の先生お二人、それと父兄も加わってくれました。
とくに「さくらんぼと麦わらぼうし」の演奏は初演ということもあり、皆さんの思いが会場に響きました。
 その日、日光からかけつけて下さった金子先生も大変喜んで下さいました。


                       
                      講師8人、と合唱団の面々、テーブル席には金子静江先生も。
                       <みんな仲間だーッ!>の和気藹々とした宴会でした。

 私は相談役といっても閑職ですが、無事成功裡に終わり、何やらホッとしています。
年の瀬にむかってまっしぐら、という時節になりました。
「年賀状?」や「雑事?」が頭をかすめますが、机の上に広げたままの五線紙と「にらめっこ」再開、というところです。

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 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
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上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。

  

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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
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 HP通信NO.470/2017.11.30


 野山もすっかり色づき、美しい季節になりました。 
26(日)は諏訪市の「諏訪合唱団第14回演奏会」に家人と出かけました。
 新宿始発・中央本線の山梨県、長野県と山間(やまあい)を縫うように走る「スーパーあずさ」に身を委ね車窓の秋を楽しみました。
「これまで何度、この電車に乗ったことか」と感慨を巡らせたりしました。
この路線の四季折々の風景を知っています。
 もう20回以上は通った信濃への路です。

 諏訪合唱団とは浅からぬ縁です。
ほぼ20年のお付き合いになります。

                
             テーブル中央が指揮者の宮下荘治郎先生、右が京都の指揮者・箸尾先生、その隣が元カワイ出版編集の松野さん。
                     宮下先生の後ろが諏訪合唱団ピアニストの安藤さん、その右が元団長の岡野さん。

 団員の方々とはまるで「親戚付き合い」のようです。
「永久ニ」(トコシナニ)は諏訪合唱団のために作曲しました。
 その作品を持って「ウィーン楽友協会」にも皆さんと行きました。
その時は全国各地から参加下さいましたので、ウィーン行きの前、ちょうど夏でした、参加者で諏訪湖畔で合宿をしたこともあります。
 練習の後の100人以上の楽しい大宴会、そして諏訪湖の花火を見たことも懐かしい思い出です。

 また旧くからの付き合いのある合唱団「ひびとも会」そして「コールベル」に声をかけて「諏訪湖大運動会」と称して皆で諏訪湖一周をしたこともありました。
5.6時間かけて湖を一周し、温泉に入り、夜は諏訪合唱団を交えての音楽交流会も楽しい想い出です。

 私が「諏訪」が好きなのは勿論、風景・風土ですが、そこに嬉しく親しい人がいるからです。
先日は2年ぶりの諏訪でした。
 病気で退団されたり、亡くなった方も居り、一抹の寂しさもありました。
それもこれも永いお付き合いがあっての事です。

 とくに元団長の岡野さんとは数多くのエピソードがあります。
「永久ニ」の作曲当時、私が作曲に行き詰まっていると知った彼は一升瓶片手に我が家に慰問にみえました。
 とにかく私を励ましたい、という一心で電車に乗ったということです。
その酒を私以上に飲んで先に酔いつぶれました。
 また諏訪での宿舎で二人で痛飲し、酔いつぶれた彼を「おんぶ」して玄関まで迎えに来た奥さんの車に押し込んだこともありました。
(彼曰く「ソンナのウソだーッ、オレ、覚えてない」ということですが、ホントの話)
 ウィーンではフォークソングの名手の彼のために、ホイリゲ(ウィーン風居酒屋)で急遽「岡野ウィーンライブ」をやったこともありました。
そこで彼は「あの広い野原いっぱい咲く花は〜」を熱唱し、ウィーンの人たちの目を丸くしました。
 その他にも宮下先生、ピアノの安藤さんなど、たくさんの人たちと語り尽くせない嬉しい交流があります。

 心が喜び集う交流というのは「輪」が広がっていくものです。
そしてそれは「絆」となっていきます。
 私は常々それを思わせられます。
各地でのたくさんの人たちとの交流しかりです。
 先に述べた「人がいるからこそ、その地が好き」なのです。
そんな経験は私にとり「宝」です。
 同時に大変幸せなことだと感じています。


 昨日29日は日光市に住まう家人の両親と温泉に一泊してきました。
母上は詩人の金子静江先生です。(「平和という果実」「さくらんぼと麦わらぼうし」の作者、「さくらんぼ〜は来春カワイから刊行の予定)
 お父上は画家。
温泉に浸かり、深夜まで、詩の話、絵の話が尽きませんでした。
 お二人とも89才と90才、何とも若々しい「感性」にはいつも驚かされます。
ひとつの事に情熱を持って生きている「証」を見せてもらっている感じがします。

                


 人と楽しい時を過ごす、ということはおいしい酒を飲み、おいしい物をたくさんいただく機会でもあります。
普段より私は「自慢」できるほどの「粗食生活」です。
 ですが諏訪では「新蕎麦」を三人前も食べ、日光では朝・夕の豪華な「バイキング」の賜物で体重計に乗るのが「コワイ!」。
家では「酒」もつつましい生活です。
 それがこの数日で大分「度」を越しました。
明日より(いや今宵より)また「慎ましい」生活に戻らないと・・・・。
 
「馬肥ゆる秋」ではなく「人肥ゆる秋」です。
今まさしく「晩秋」。
「目」も「耳」も「口」も、そして「心」も楽しませながら、秋の残り少ない日を過ごしたいものです。

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                                 ・オリビアを聴きながら 
                                  ・サイレント・イヴ 
                                   ・誰もいない海                  
                                    ・春よ来い
 
                        
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 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
私も時折、顔を出すつもりでいます。
 ピアノは蕗子さん。
関心のある方、どうか宜しかったらお仲間に入りませんか。

「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。

  

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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      


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 HP通信NO.469/2017.11.21


 日ごとに冷たい風が頬に触れる頃となりました。  
散歩の時の服装も少しずつ重ね着するようになりました。
 でもまだ「着膨れ」するほどではありません。
先日、車の中でお天気情報を聞いていましたら「関東地方で今シーズン朝、初めて零度を下回ったのは秩父と、鳩山町」ということでした。
 夏日の時も「今日、関東地方で最高気温」ということで「鳩山町」がよく出るようになりました。
鳩山町は最近、ちと有名になっています。
 鳩山町に住んで10年、そんな事で「鳩山町」が有名になるのは何やら「くすぐったい」面持ちでもおります。

 陽が暮れると最近はほどほどに早くに休むことにしています。
健康的な生活です。
 まるで大昔の人のような生活ぶりです。
「早寝早起きは三文の徳」とは灯りの「芯(油の芯)」が「三文(さんもん)」だったことに由来するそうです。

 先日、一旦寝たもののなかなか寝つかれずに、深夜に起き出して「寝酒」を飲み、何気なしにTVを観ました。
NHKで若いタレントが旅をする番組をやっていました。 
 ご当地の美味しいものを食べ、観光をするという内容でした。
美味いものを食べては「ウメエ〜」「ヤバイ」、素晴らしい景色を見ては「スンゲエ!」等々を連発をしていました。
 相変わらずの今時の若者言葉の連発です。
今更、そんな事で驚きもしませんが、ふとこれ「NHK」だよね、と思いました。

 作曲家の大先輩・大中恩先生の子供の歌で「おなかのへる歌」というのがあります。
私はこの歌が好きです。(大中先生のお茶目なお人柄そのもののような気がして・・・・・・。)
「どうしておなかがへるのかナ」で始まる歌です。
その中で「かあちゃん、かあちゃん、おなかとせなかがくっつくぞ」という歌詞があります。
 これは大中先生ご自身より直接伺った話ですが、NHKでの初放送の録音の時にこういうことがあったそうです。
「かあちゃん」という歌詞が「品がよくない」というので急遽、直されたそうです。
「おかあさま、おかあさま、おなかとせなかがくっつくぞ」という具合に。
今では笑い話ですが、当時は大真面目に、このような時代だったということです。
 ある意味、NHKはとくに言語は「良識の府」だったのです。

 世の流れとは言え、NHKも民放並みになってきました。
年末恒例の「紅白歌合戦」もそのようです。

「世の流れ」を「自然」と受け止めるか「イヤそうではない」と怪訝を抱くか、時代、というのは常にその岐路にあるとも言えます。
 飛躍しますが「憲法改正問題」しかりです。
「世の流れ」に「押し流される」と、結果、どうなるか、私たちに「今」それを突きつけられているような気さえします。
「大戦」前夜、国民は何も知らなかった、ということです。
「気がついたら」戦争になっていた、ということです。

 たかが「言葉」ではないか・・・・大げさな・・・に違いありませんが、常に「違和感」を持つことも大切なことだと思います。
次女が時折「ヤバイ」という言葉を使う時、私は冗談まぎれにいつもこう言います。
「そう言う時はね若い女性は<ヤバイでございますワ>と言うもんだよ」と。
きっと煙たがれていると思います・・・・・・。
 

 巷では「年賀状」が発売され、デパートでは「クリスマスソング」が流れ、いやおうなく「気ぜわしい」気分にさせられます。
それでなくといつも「気ぜわしい」生活をしている私にとって自然と溜め息が洩れます。
 たまに電車に乗ると、咳をしている人がちらほらと目立つようになりました。
皆さまもきっと「気ぜわしい」日々と思いますが、事故やご自身の体調、くれぐれもご用心なさって下さい。


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                                     収録曲 
                                    ・異邦人 
                                 ・オリビアを聴きながら 
                                  ・サイレント・イヴ 
                                   ・誰もいない海                  
                                    ・春よ来い
 
                        
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 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
私も時折、顔を出すつもりでいます。
 ピアノは蕗子さん。
関心のある方、どうか宜しかったらお仲間に入りませんか。

「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。

  

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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      


                       メールはこちらまで。


 HP通信NO.468/2017.11.10


 本日11月10日、前回の更新は10月30日でした。 
昨日のことさえ忘れてしまうのが人の倣い(ならい)、しかしこのようにホームページを振り返りますとそこには日常が留められています。
 この10日は相変わらずの「ドンヅマ〜リ」の中に居りました。
私にとって「ドンヅマ〜リ」とはそれこそ日常です。
 この10日間もそうでした。
五線紙は消しゴムですり切れるほどにヨレヨレになっています。
「一歩進んで2歩下がる」「3歩進んで1歩下がる」・・・さて、今私は何処にいるのだろう、の自問の繰り返しです。

 仕事がまったく進まずに居ることもママあります。 
「人間、うまく事が運ばない時に何を考え、何をしているかが問題だ!」とは先人の言葉です。
時には五線紙を睨みつけながら終日過ごす事もあります。
 が、時に、プラ〜っと映画にでも行く事もあります。
「考えても仕方がない、うまく行く時だってあるさ〜」「下手な考え休むに似たり」そんな感じです。
 大体、人間、調子が悪い時は「姿勢」「顔の表情」に現れます。
姿勢も悪くなるし、顔の表情も暗くなる。
 そうするとどんどん「運気」は逃げて行くものです。
ツキを呼ぶのは「まっすぐな良い姿勢」「笑顔」と私は思っています。


 今から20年ほど前、バンコクでアジア音楽祭があって、日本から演奏者、作曲家と連れ立って出かけました。
私は知らない街を一人でブラつくのが好きで、市場などをひやかしては物を値切ったりするのも楽しみなものです。
(日本では私は値切る、ということが出来ないのですが・・・・)
 でも、なかなかうまくいかない、値切り方が下手なのか、しまいには「アッチへ行け」とばかりハエを追い払うような仕草をされる始末。
バンコクでの音楽祭の最終日、私の吹奏楽作品が演奏され、大変好評を得ました。
 それで気分を良くし仲間とビールをたらふく飲み、市場を通りました。
そうすると売り子のおネエさん(オバサンでした)がそばに寄ってきて品物を目の前でヒラヒラさせています。
 日本語で「ヒトツ センエン、センエンネ」と言いながら。
私は酔っていてご機嫌だったものですから笑いながらハイハイと言いながらおネエさんの持っている電卓に「300」と打ちました。
 そうしたらおネエさん案の定ツリ上げてきます。
そして私、「イマ、ビールをたくさん飲んでノーマネー」とポケットをひっくりかえしおネエさんにジェスチャーしました。真っ赤な顔で。
 そんな漫才のような事を繰り返しているうちに、そのおネエさん、私の肩を笑いながら叩いて「オニイサン、ジョウダン言わないの」と言ったかどうか、
5つ取り出して「センエン、センエン」ときました。
 私も笑いながら「買った、買った」と。
それは私がハイになっていて、始終、笑顔でいたからそうなったのです。
 その時こう思ったものです。
「こちらの態度で人は変わるのだ」と。
当たり前と言えば当たり前の事です。
 数日前、ハエを追い払うようにされた時の私はきっと「ド顔」だったのでしょう。 
今でも家にはその時に買った「バンコクの民族舞踏の絵(拓本)」が飾ってあります。

 家の中に居りますとついつい姿勢も顔もちょっと緩みます。
とくに「慢性ドンヅマ〜リ症」の私です。
 そんな時、姿勢を正し口角を上げてみますと気分も変わります。
ついでに深呼吸もします。
 私のようにたくさん「自由時間」を持っている者はそんな「努力?」もしているのです。


 さて、これから昨日の「ドンヅマ〜リ」の続きをすることと致しましょう。
姿勢を正し口角を上げ深呼吸して・・・・・。


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                                  ・サイレント・イヴ 
                                   ・誰もいない海                  
                                    ・春よ来い
 
                        
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  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
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 HP通信NO.467/2017.10.30


 二週続けての台風。
台風の去った青空を眺めては、これでやっと本格的な「秋」になるかナ、と、大きく背伸びしたくなるような本日の天気です。

                   
                       散歩道の並木はすっかり色づいてきました。10.30撮影

 上の写真の道を毎日のように散歩しています。
気がつくとあたりはすっかり秋の色に染まっていました。
 ドンヨリした曇りの日など「人生晴れの日もありゃ曇りの日もあるさ」などとつい演歌のような台詞をつぶやいて歩いたりしています。
これものどかな風景ゆえの独り言です。
 都内「深川・森下」に住む家人などは、1時間半ほど電車に乗り、まるで行楽地にでも来たような面持ちでいるようです。
私も時折「深川」に行きますので、互いに行ったり来たりの生活も少しは慣れました。
 深川から歩いて銀座まで行く事ができますので、江戸大好き人間としては格好の「歩き場所」です。

 銀座もずいぶんと変わりました。
松坂屋後地の「銀座6」など、あまりの豪華さに田舎者のように「目を丸く」したりしています。
 また東急跡地の「江戸切り子」をモチーフにした建物の「プラザ」も好きなところです。
今もそうですが、一時期、銀座は中国人観光客であふれていました。
 路上で「中国の新聞売り」もいたほどです。

 家人にとって銀座は地元感覚です。
私などは迷子にならぬよう家人の裾をつかんで歩いている始末です。
 ショッピングにも私はよく付き合います。
ただ世のご婦人方にとってありがた迷惑な「付き人」かもしれません。
 彼女が高級そうな店で立ち止まると、私は彼女の耳元でよくこんな鼻歌を歌います。
「ボロは着てても心は錦〜っと」・・・・・・。

 私は演歌は苦手ですが、ふとこんな歌が鼻歌に出るというのは、日本人には演歌が似合っているのかもしれません。
日本は「演歌の国」です。
 けっして「クラシック音楽」の国ではありません。
ついでに言えば「文学の国」であり「美術」も盛んです。

 私はかつて「日本作曲家協会」に所属していました。
今は「歌謡曲の作曲家」の方々で占められていますが、以前はクラシック部門もありました。
 私はそこで「管弦楽や合唱の作品」を発表する機会を得ていました。
しかしクラシック部門を牽引されていた先生方が次々に亡くなると「演歌の作家」中心の集まりになりました。
 そういう経緯から私は作曲家教会に席を置いたのですが、親しくさせていただいた演歌の作家もたくさん居られました。
協会事務所のあった六本木でよく一緒に酒を飲んだものです。
 こんな事がありました。
「私は演歌がキライだ!」と、一度言ったことがります。
そうしたら「ノリオちゃん、それ、俺たちにケンカ売ってるのか」と人気作家のYさん。
(私はノリオちゃんと呼ばれていました。当時の理事長の吉田正先生からもそう呼ばれました。)
「演歌そのものではなく、歌手の歌う仕草がイヤなんだよ」と私。
「ウ〜ン、それは分かる」とYさん。
 作曲家協会ではたくさんの方々にお会いし、歳の若かった私は大分可愛がれました。
渡辺浦人先生、飯田三郎先生、山本直純先生など、今や故人の方々ですが懐かしい想い出です。


 家人と銀座でのショッピングの話から大分逸れました。
昨年の10月30日、ウィーンで結婚式をしましたので、本日でちょうど一年目。
 ハンガリー・ブタペスト、ウィーンでの演奏会、そしてウィーン・ベルベデーレ宮殿での結婚式など、まだ記憶に新しいところです。
ヨーロッパの風景が懐かしい。
 二年後、ウィーンでコンサートの予定があります。今から楽しみです。
その準備を(新作)をただいま始めているところです。


 人並みに言えば結婚一年目ですのでまだ「新婚」。
でも互いに離れて暮らしていますので、人さまから言わせると「新鮮で良いわね〜」ということです。
 家人はまだ「鈴木」には馴染んでいないようです。
それが当たり前になる頃、ようやく「新婚」でなくなる、ということでしょうか。
 
 すぐ11月になります。
そろそろ冬支度の季節です。
 季節の移り変わりに頓着していると、ついつい着るものにもウッカリし、気がつけば鼻水、ということになってしまいそうです。
皆さん、この季節、お互いに気をつけて過ごす事と致しましょうね。

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                                   ・誰もいない海                  
                                    ・春よ来い
 
                        
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 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
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 HP通信NO.466/2017.10.20


 秋雨(あきさめ)というと風情がありますが、このごろの天候は季節が行ったり来たりと、秋の風情とは少々縁遠い日が続いています。
こんな時期、体調には要注意です。
 皆さまにはいかがお過ごしでしょう。

 私が住む埼玉県・鳩山町は、最近よく、TVの天気予報で登場します。
「関東で30Cを越えたのは・・・・・・」という具合に紹介され、ちょっと有名になっています。
 小さな町です。
「埼玉県内で高齢者がもっとも多い」町です。
車を運転していても「シルバーマーク」の車だらけ、運転もノンビリ、誠におおらかな風景です。
 鳩山町は比企丘陵にあり、ゴルフ場がいくつかあります。
そのせいか首都圏ナンバーの高級車が街を駆け抜けるのをよく見かけます。
 先日、いつものようにノンビリと車を走らせていましたら、後ろから急接近した「都内ナンバー」の車からクラクションを鳴らされました。
「速くイケーッ!」と言うように。

 車の運転は「その人」を表します。
短気な人はそれなりに、鷹揚(おうよう)な人の運転はそれなりに、イジの悪い人の運転もそれなりに。
 それに最近の「ストレス蔓延社会」ゆえに、車を運転していても、心が「すさむ」思いをよくしています。
先日、高速のサービスエリアで休憩していましたら、「車の運転での」些細な事で言い争っている人を見かけました。

 明治初期の頃、かの「三菱商事」の入社試験は「酒を飲ませてその酔いっぷりを観る」というのもあったそうです。
「酔いつぶれる」などは論外ということなのでしょう。
 今の時代、「車の運転」でもって「その人」を観るという入社試験も面白いのでは、と思ったりもします。
車の運転を観れば一目瞭然。
「要領の良し悪し」「的確な状況判断」は言うまでもなく、その人の「人間性」さえ垣間みることができそうです。
こんな「入社試験」があったらそれこそ「適材」を見つけること「間違いなし」と思うのですが。

 先に「ストレス蔓延社会」と書きましたが、まさに今の時代がそう言えます。
家人の知人に「私学の現職の高校の校長先生」がいて、こんな話を聞いたそうです。
「最近は父兄からの訴訟が多い」のだそうです。
また知人の幼稚園の園長さんは「父兄に始終頭を下げっぱなし」という話も聞きました。
 車の運転ひとつ取ってもそうです。
また耳に入るニュースもその「根」には今の時代の「ストレス」が多分に反映されていると思われます。

「国の乱れ人心を映す」と故事にあります。
今から二千年以上前の中国春秋時代に「子産(しさん)」という宰相がおりました。
 その「子産」が「宰相」になると「子産の<徳>が国中に満ち、道徳的に高い国になった」と言われています。
古代の中国の話を読むと、そう言う例がたくさんあります。
 その反面の時代も歴史を観るとたくさんあります。
全て「上に立つ人」の資質に関わっている、ということがよく分かります。
「歴史」を顧みるとそこに多くの訓え(おしえ)があります。
「勉強」とは実はそういう「歴史を学び」「考える」ことではないか、と、つくづくと思うところです。


 普通、10月というと「秋」の彩りを楽しむ時期と言えましょうが、ここ数日は「ネコ」のように背中を丸くしてストーブの前におります。
また秋らしい日が戻って来るのを楽しみにしたいと思います。
 皆さまもどうか体調宜しく、御身ご自愛下さいますように。

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 HP通信NO.465/2017.10.10



 10月1日は片野秀俊先生指揮する「混声合唱団四季」の演奏会(「浜離宮・朝日ホール」)にお邪魔してきました。
先生とは私が20代の頃からの知古をいただいています。
 ですのでほぼ37〜38年のお付き合いということになります。


                

 とても和気藹々とした雰囲気で片野先生のお人柄が「醸(かも)し出される」ような演奏会でした。
お会いすればいつも初めて会った頃の話が出、「あのときは若かった」などという話が出ます。
 それは「たんに懐かしい」という話ではなく、これまで互いに無事に「ぐれずに」この道を歩んできた、という確認という意味合いもあります。

 人というのは「人柄」がというより「その人の来し方」が「醸し出る」ものです。
互いにその上でお付き合い出来るというのは何とも幸せなことであり人生での「宝」というものでしょう。

 それに引き換え、ただ今の「世情」はなんとも「心冷え」することか。
「排除」という言葉を頻繁に目にします。
「排除」とは「人」が「人」に対して使う言葉ではありません。
「人や自然に害」を及ぼすものに対する言葉です。
いわゆる「害虫」また「自然」に対して悪影響を及ぼすものです。
 それを人に対して「排除」という言葉を平気で使うセンスに、違和感どころか人に対する思いやりのなさが露骨にみえて「心寒い」思いです。
 
 考えてみれば現代社会では「排除」という言葉が当たり前になっているようです。
それは勝者の論理です。
 企業の世界に於いても「子供社会」に於いても、「排除」の論理がある故に、悲しいニュースが後を絶ちません。
こうした言葉が今や当たり前に使われる事に「現代という今の時代」の「寂しさ」を思うのです。

 歳上の人をみたら「兄とも姉」と思え、歳下の人をみたら「弟とも妹」と思え、とは以前、何かで読んだ事です。
そういう人との「来し方」こそ「自分」も鍛えられ、世の中の「平和」の要とも言えるでしょう。
 たまには「政治家さん!」国民の心が豊になるような「言葉」を言ってみて下さいナ。

 選挙も本格的に始まりました。
「政争の泥仕合」をみせられる気分です。
私は「憲法9条」の改正には反対です。
 戦後、あれほど戦争を忌(い)みし、反省の上に立った条文です。
「のど元過ぎれば熱さを忘るる」のことわざにあるように、今はすっかり「改正」の風潮です。
 自分たちの「都合」で憲法を変えるなど本末転倒です。

 話が変わりますが、作品の解釈でよくこういう質問があります。
「・・・こう書いてありますが・・・していいですか?」「<f>とありますが<p>にしていいですか?」などなど・・・・・。
 たしかに作品が自身の手から離れた以上、解釈は自由です。
ですが、それを書いた作家の精神をきっちりと受け止めた上での解釈なら「諾」とも言えましょうが、
 演奏者の「都合」や「成り行き」で解釈されるのは論外と言えます。
今の「憲法改正」論議も私にはそのように映ります。

 世界でも類をみない「平和憲法」を「盾」に日本が世界平和の先陣を行くという発想が何故生まれないのか。
戦争は狂気を生みます。
 歴史をみれば一目瞭然。

 若い時、師から言われました。
当時、現代音楽が盛んで自身の立ち位置が定まらないジレンマに対して師はこう言われました。
「本当の新しさとは常に過去にある」「<今日>を追いかけるなら<明日>には古くなる」。
つまり「目先」ばかりを追っていると「本当の今が、自分が見えなくなる」と。
 こうした師を持ったことは「珠玉」です。

 何はともあれ、選挙結果はまもなく出ます。
どんな「世界」が待っているか興味を持って見て行きたいと思っています。



 我が家の中に秋の虫が棲みついたようで、始終、音が聞こえます。
風情、この上ない。
 が、少々ウルサクもあります。
先日、いつもの林の道を散歩してましたら、ドングリの実がまるで雨のように頭の上に降り注ぎました。
 コツンと「天」から頭を小突かれた気分でした。
思わず「失笑」。

 秋の日の小さな物語・・・・・・・・。



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  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
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 HP通信NO.462/2017.9.10

 9月に入って秋らしい日和になって参りました。
風が心地よく清々しい日が続いています。
 蝉の啼き声もこころなしか弱々しく聞こえてきます。
夜になると、虫の声です。
 季節はこのように確実に移ろっているのですね。

 先週は四国・高知に合唱コンクールの審査で行っておりました。
高知へはもう何度目になるか、前回は4年前、久しぶりの高知に懐かしささえ感じました。

                    審査一日目を終えて、先生方とホテル近くの居酒屋で。
              
                  前列、左から清原浩斗先生、私の隣が小池芳弘先生、鈴木捺香子先生、
                     後列、四国副支部長の市村公子先生、山口英樹先生。

 二日とも満員の聴衆で大盛会の大会でした。
演奏のレヴェルも高く、あっという間の楽しい2日間でした。
 先生方とはこれまでどこかでご一緒しており、私の他は関西系の先生方ですので、楽しいノリノリの雰囲気で和気藹々の審査員室風景でした。

              

 大会が終わって「ひろめ市場」にて一次会。
私は「ひろめ市場」が大好きで、高知を訪れる度に行っています。
 高知城のすぐそば、屋内なのですがたくさんの店が軒を列ね、賑やかで活気のある屋内雰囲気満載のいわば「屋台村」です。
この日もいつもながらのお目当ての「かつおのたたき」、目の前でかつおを「わら」で炙(あぶ)るのでほのかに「わら」の香りに包まれた絶品です。
 それをニンニクのスライスを乗せて食べるのです。塩とタレとがあります。
高知以外ではこんなおいしいかつおは食べれません。
 その他にも新鮮な魚、それにここの名物ともいえる餃子も、私は大好きなのです。
この後、高知の二人のガールフレンドMさんKさんに案内され、西本佳奈子先生(大会実行委員長)とも合流し皆さんで夜の街に流れました。
 審査員のどなたかが言っておられました。 
「審査太り」と。
一日中、座りっぱなし、運動もせずに食事もきっちりと食べ、夜は夜でまたまた食べ、飲み、ホントウに太ってしまうよ、と。


 高知に初めて訪れたのはたしか15年ほど前のこと。
これまでに大体6.7度は高知市に行ってます。
 高知市近在のお寺もその殆どを歩いています。
私は歩くのが好きなものですから、歩くと街により親しみを感じます。
 とくに高知は「郷土色」が強い土地柄です。
「龍馬パスポート」というのが発行されていて、私も持っています。
「日航ホテル」では昔、面白いサービスをやっていました。
「坂本龍馬の声でモーニングコールします」というものです。     
早速、試したのは言うまでもありません。
 今でもよく覚えています。
朝のモーニングコールが待ちきれずに、早目に起きて電話の前に座り、その時を待っていました。
 電話が鳴りました!即座に受話器を取り上げ、耳に。
そうすると「ザザー」という「潮騒」が聞こえ、次に「コケコッコ〜」と鶏の声が聞こえてきて・・・・。
 いよいよ龍馬の登場です。
「ワシャー坂本龍馬じゃが、早よう起きんと、日本の夜明けに間に合わんぜよ」と。
爽やかな青年の声でした。
 骨相学に基づいて作られた音声との事でした。

 これが私にはとても「ウけて」各地に行く度にこの話をしたものです。
鹿児島に行けば「西郷さん」の声で、仙台に行けば「伊達政宗」の声で是非「やって!」と、しばらくはこの話題で盛り上がりました。

 私は「旅行目的」で歩く経験が殆どありません。
常に仕事がらみです。
 この25年近くでほぼ全国を歩きました。
未踏の地は「鳥取、和歌山」くらい。
 ですので、各地に訪れる度に懐かしさを感じるのです。
昔の古い駅舎の時代も知っていますし、市電や街並の変化も分かります。
 それも街をよく歩くからでしょう。
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 散歩をしていると季節の移ろいがよく分かります。
そろそろ木の葉の色も変わりつつあります。
 ドングリなどもう地面に落ちています。
ある本の中で登場人物の老人にこう語らせている一節がありました。
「一年中、秋のような気候だったらどんなにか良いか」と。
 老人でなくともそう思います。
しかし、冬があって、春があって、夏があって、秋が来る。
 その季節の移ろいが身体が堪えるようになったら、私も老域に入ったという時になるのでしょう。
それにはまだ少し時間があるカナ、と思いたいものです。

 秋の味覚、風景、風情をじっくと楽しみたいものですね。
皆さまも秋の空気をたくさん吸って、秋をどうか楽しんで下さい。
 それでは今回はこの辺で失礼致します。

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 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
私も時折、顔を出すつもりでいます。
 ピアノは蕗子さん。
関心のある方、どうか宜しかったらお仲間に入りませんか。

「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。

  

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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      


                       メールはこちらまで。


 HP通信NO.461/2017.8.30

                     「鈴木憲夫の作品を歌う合唱団」鳩山荘にて夏合宿。
               
 8月26日、鳩山荘にて夏合宿が行われました。
この日参加の9人のメンバー、それに左端、富山市から森井氏が特別参加。
 森井氏はつい最近、私の般若心経を指揮して下さいました。

 合宿ですから昼間はきちんと室内で練習をしました。
12月10日に初舞台があるので、それに向けての練習でした。

 練習も終わり、ご覧のように、テラスでの野外宴会。
私はもっぱら料理人をしました。
・にんにく醤油漬けの肉炒めレタス包み。
・うどんパスタのトマト風味(うどんは手打ち。)
・パエリア。
 などなど10品目を作りました。
皆さんには概ね好評だったようです。
 
 この合唱団は私の後ろの伊澤俊雄君(指揮者)、右側の背の大きい田中君が中心になって始めた合唱団です。
彼らの多くとは彼らが学生時代からの付き合いです。
 旧い(ふるい)人でもう30年。
人生を語り合える「友」とも言えます。

 鳩山は夜、星がきれいなのですが、この日、あいにく星は見れず、おぼろ三日月の下、楽しい一夜を過ごしました。
皆さん、私の作品に対する熱い思いを語ってくれました。幸せなことです。
 夜遅くまで宴会が続き、この日、狭い家ながら7人が宿泊しました。

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 先日の北朝鮮のミサイル騒ぎで「Jアラート」で早朝起きた方もおられたのではないでしょうか。
私は電源を切っておりましたので知らずにおりましたが・・・・。
 一事、東北の大震災の後、地震予告で携帯電話がよく鳴ったのを思い出しました。
震度3くらいの規模でも携帯がよく鳴ったものです。
 電車に乗っていると一斉に鳴りだして驚かされた事が何度あったか。
しかし、最近では震度5程度でも滅多になりません。
 あの騒ぎはなんだったのかと今思います。
今回のミサイルにしろ警報が鳴ったところで、逃げようがなし、成す術がありません。
 結局のところ一種の「ポーズ」にしか過ぎないとは、いつも思うことです。
それぞれの立場の人が「それなりにやることはやっていますよ」という。

 あの大災害の後での計画停電、それに伴う電車運行の制限、など今思えば、何だったのだろうと思います。
あれが「原発」なしでも「生活出来る」というアッピールだったら諸手を挙げて賛成なのですが、そうではないらしい。
 常に一過性の危機感を募らせるものです。
一体、政治は、お役人は何を考えているのだろうと、つくづく思うのは私だけでしょうか。
 あの時思ったものです。
「頭の良い人たち」が政治をやっているのだろうと思っていましたが、さにあらず、意外にも「頭の悪い人たち」が世の中を動かしているのでは、と。

 前回のHPでも書きましたが、「枝葉末節」のところで「右往左往」しているように見受けられます。
基本的に「責任を取れない」仕組みの上に成り立っているからなのでしょう。
「中・高生のイジメによる自殺」の問題にしろ、必ずといっていいほど当初は、当局が責任回避をします。
「第三者委員会」なるものが出て来て、最終的には当局が責任を認める、という構図が今の社会です。

 いつからこんな「無責任」な社会構図になったのかと思います。
昔は「責任はオレが取るからヤレ!」という人たちがいました。
 つい2.30年前の社会がそうです。
私の勝手な憶測ですが、デジタル社会が台頭してから世の中変わったのでは、と思います。
 ある一面「器械の判断」を信用しすぎる時代になった故とも言えます。

「昔は良かった」とは「年寄り」の言い草ですが、今、それを言っている私も「年寄り」の部類に入っているのでしょう、きっと。

 という反面、冒頭で紹介した彼らとの語り合いは「良い時代」を共有している嬉しさを感じます。
「人と人との来し方」はそうありたいと切に思っているところであります。

 8月も残すところわずか。
今年の夏も「あっという間〜」。
 仕事のはかどり具合を思うとしぜんと溜め息がもれます。

 鳩山荘では秋の虫が啼いています。
また新しい季節が始まります。
 世界平和を祈りつつ、今回はこの辺で失礼をば致します。


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とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
私も時折、顔を出すつもりでいます。
 ピアノは蕗子さん。
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「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
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 HP通信NO.460/2017.8.20


 8月も半ばを過ぎました。 
7月のあの猛暑日が嘘のように、比較的、暑さも緩やいで来たように思いますが、相変わらずの異常気象。
 台風もまた次々にやってくるシーズンでもあります。

 お盆は仙台でのお墓参りは出来ませんでした。
時期はずれますが今週お墓参りに行くつもりいます。
 実家がない、というのは何とも心寂しいものです。
ただ親戚がたくさん居りますので、私にとってはそれが唯一の慰めにもなっています。


 前回のホームページでは「日本人の歴史認識の薄さ」について若干述べました。
幾人の方から「そうだ!そうだ!」というメールを頂戴しました。
 原爆といい大震災といい、当事者にとっては忘れ難いことではありますが、大部分の人々にとっては「過去の出来事」で済ませている感があります。
「広島原爆の日」の「8月6日」を日本人の約70%が「知らない」、との報道に私なりに一瞬、唖然としショックをも受けたものです。
 日本人には世の中の動向について、「何とかなるさ!」という「日の丸親方的感覚」が底辺にあるように見受けられます。
江戸時代ではありませんが「お殿様が何とかしてくれるさ」という・・・・・。

 日本の歴史で「革命」というものがどのくらいあったか、これは私の認識ですがほんのごくわずかです。
「大化の改新」「明治維新」、革命ではないですが「終戦」、この3つくらいでは、と私は思っています。
 革命というのは世の中の仕組みがまったく変わることです。
日本は島国で隣接する国々がないこともあり、歴史的に他国からの侵害というのがありませんでした。(戦後日本を除けば・・・・)
 これが大陸だったら、河や山を越えて国土を侵害され、奪われ、宗教も変わり、人々は住む地を追われることが頻繁に繰り返されてきました。
だからこそ「侵略」という行為に人々は戦々恐々としてきたのが、多くの国の歴史、とくにお隣大陸の歴史です。
 それゆえに、自国を守る、生命を守る、自由を守る、という意識が生まれるのは当然といえば当然ということになります。

 幸いなことに日本にはそれがないのです。
それが前回のこのHPでも書いた、「日本人の歴史認識の薄さ」に通じるようにも思うのです。
 今の日本は平和です。
が、いずれの日にか、世界中で戦争が起これば、日本もいつまでも「島国・日本」の独立国家ではいられなくなる日も来るやもしれません。
 ですから「8月6日」が何の日?などということがあってはならない、とも強く思うのです。

 政治家が使う言葉で「抜本的な改革」などとよく耳にします。
「抜本的」というのは「根底から意識が変わる」ことをいいます。
 日本人は自らは「抜本的な改革」が出来ない民族なのを、政治家は把握しているのだろうかと思います。
結局、出来ることと云えば「枝葉末節」(根本の木を伐らずに枝葉を切る)程度のことです。 

 前回からの流れでつい余計なことまで書いてしまいました。

 外国でコンサートをすると「ギャラリー」の質の高さに驚きと感動の経験をすることがよくあります。
「良い演奏にはそれに報いる熱い拍手」、それは「ギャラリー」がしっかりした「文化感」を持っているからです。
それは政治にも言えます。 
「ギャラリー」たる日本国民の質の高さはどうでしょう。
文化、芸術、もちろん政治も今や「ギャラリー」の質の高さが問われているのではないかと思います。
 ついでに言えば、日本は「文学の国」と言えますが、決して「音楽の国」ではありません。
むしろ「演歌の国」。
 良い「ギャラリー」がいると「その担い手」の質は高まります。

 今回は少し真面目な話題になりました。


 夏の盛りも「峠」にいる感じです。
あと10日もすれば「9月」。 
 自分の仕事の進み具合をかえりみて、思わず「溜め息」が洩れます。
夏の課題をクリアすべく、これから尻にムチを打ち、ラストスパートと参りましょう。
 
 相変わらずの天候不順の中、皆さまにはお元気で残り少ない「夏」を乗り切って下さいますよう。  

           
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 HP通信NO.459/2017.8.10

 梅雨も終わり、やっと夏らしい季節になったかと思ったら大型の台風、連日、猛暑が続いたり、ちょっと涼しい日があったり、皆さん体調はいかがでしょうか。
日本は確実に「亜熱帯」になりつつあるようです。
             
 6日の「原爆の日」は改めて「平和」を願う日となりました。
それも、現在の不穏な状況な中ですので尚更のこと思うこととなりました。
 日本人の意識調査で「8月6日は何の日」か分からない日本人が70%以上いたということです。
これには驚きました。
「原爆の日」はいつもながら広島での、今や数が少なくなりつつある体験者談が報道されます。
そこでは「戦争の恐ろしさ」「核への忌々しさ」が語られます。
 が、そこで「アメリカへの批判」の言葉は今まで聞いたことがありません。

 アメリカでは「パールハーバーの日」は今でも日本への批判があります。
韓国では「慰安婦問題」が日本人への批判と共に、今でも、続いています。
 領土問題での中国しかりです。
なのに、これほど「非人道的」な「原爆投下」について、日本人の「アメリカ批判」がないということは一体どういうことなのだろう、とは
毎年この時期になって思うことです。
「戦争」なのだから、と一口に云えることかしら、と私は思ってしまうのです。
 6日の夜、NHKの特集で知ったことなのですが、「広島」では今でも、どういう状況で人が死んでいったか追跡調査をしているということです。
その現実を知り、改めて「原爆」という「非人道的」な実体を考えさせられました。

 日本人は「諦める」という「諦観」があると云えばそうなのですが、それにしても「原爆の日」が日本人から忘れ去られようとしているのは悲しいことです。
「東日本大震災」はまだ記憶に新しく、今でも各地、そして多方面から「追悼」のメッセージは絶えません。
 私の親族でも津波で命を絶った人も、家を流され無一文になった人も、また近い親戚でもしばらく避難所生活をし、家を再建した様子を私は見ています。
今は亡き両親も被害に遭い、苦しい生活をした経験も知っています。
 ですので、敢えて「追悼」というメッセージの発想は私にはありません。
それらは身近なこととして記憶に焼き付いているからです。

「東日本大震災」は「天災」、「原爆」は「戦争という非常時」とは言え、多くの命が失われたという事実は事実です。
「8月6日」が何の日か70%の人が知らないと同じように、いつしか「3.11」も、時の移りとともに日本人の記憶から遠くなるのでしょうか。
「福島」での「原発事故」はまだ「解決」していないのに、しかも「核廃棄」の問題の見通しのないまま「原子力発電所」の稼働が着々と進んでいます。
「3.11を忘れるな」という前に、現在進行形の「原発」、それを見ても日本人の記憶から次第に遠のいていることに暗澹たる思いを持つのは私だけでしょうか。

「原発」のある福井県敦賀市の知人の話ですと「公にはされてないけれど」という前置きで、死亡診断書には「癌」との因果関係を伏せて
「心不全」とか「多機能不全」という診断書が書かれるのが医師の間では常識、ということでした。
 幼児性癌の発症率も高いとのことです。
その他、一般には知られない「放射能」に関する危機も現実問題ということでした。

「3.11」の教訓は「原子力発電」では全く生かされてないように見受けられます。
 これを見るだけでも「3.11」が次第に風化しつつあることを如実に知らされます。
こういう「負」の遺産を「現実重視優先」で置き去りにしているのが日本人だ、と言うのも悲しすぎます。
「原爆」にしても「原発」にしても、人災です。
「人の都合」でまた同じ歴史が繰り返されるとしたら、何と人は愚かなモノかと思います。
 そうはならぬよう、今の私たちはただ「祈る」しかないのでしょうか。 

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 連日の暑さ、昔の夏はどうだったのだろうと思う時があります。
ましてやクーラーのなかった時代、人はどうしていたのだろうか、と。

 昨日は35度を越える中、2時間歩いていました。
たしかに暑い!のですが、私くらいの「歩き」のベテランともなると汗もほどほどかく程度です。
 子供時代からボーイスカウトでよく歩いたものですから、その経験が今でも活かされているお陰かもしれません。
夕食時のビールのこれまた美味しいこと。
 ビールの季節で困るのは「ビール太り」。
まあ、こればかりは「現実優先」で「後のことは後で」考えることといたしましょう。

 皆様にはどうか体調よろしくお過ごしになりますように。

                              
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 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
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 HP通信NO.458/2017.7.30

                  
               蝉が木に停まっています。我が家近辺にはこういう光景がたくさん見られます。

 もう世間は夏休み、といっても子供の世界ですが、それだけで賑々しい今日この頃です。
まだ梅雨も明けていないのに夏の盛りを思わせます。
 皆さまいかがお過ごしでしょう。
猛暑お見舞いを申し上げます。

 普段はクーラーなど点けないのですが、さすが仕事となりますとそうは行かず、クーラーのお世話になっています。
私は毎日、仕事、勉強(普段読まない真面目な?本を読む)、適当に遊ぶプランもあり、それに歩きも入り、さらに映画館にも通い(いつものことですが)
 結構、忙しくやっています。

 夏休みというといつも子供時代の夏を思いだします。
毎年、母方の実家で一夏を過ごしていました。
 ほぼ同じ世代の従兄弟が4人おり毎日、海、山を駆け回っていました。
ただし私よりひとつ年上の女の子◯◯チャンはおとなしくて、いつも勉強ばかりしていて、私たち男の子からいじわるされてベソばかりかいていました。
 ある時それを見た祖父から男の子全員ゲンコツをくらったことがあります。
一度も怒った姿を見たことがない祖父からのそのゲンコツは今でも宝物のような想い出です。
 その中で私は最年少。山では木登り、海では舟に乗っての遊びを、従兄弟たちの後をくっついて遊んでおりました。
 
 私のように町で育った人間と違い、私から見れば彼らは「野生人」。
舟を櫓(ろ)でこぐ、などという経験をした方はそんなにおられないでしょう。
 私は彼らから教わり、櫓も上手にこげるようになりました。
時代劇で櫓をこぐシーンなどを観ると、一言申したくなります。
「そんな腰では櫓はこげないヨ」などと・・・・・。

 昔の遊びといえば、手作りのてっぽう(細い管に木の実を詰めて、それを木で押し出す)や、これも手作りのケンダマ、庭にスズメを捕まえためにカゴをしかけたり、
相撲(従兄弟たちは番付でいうと幕内、私は幕下)、私はいつも負けてばかりいました。もちろん釣り・・・・などなど。
 今思えば本当に懐かしい、楽しい一夏を過ごしていました。
その従兄弟たちも3人亡くなり、今は私よりひとつ歳上の従兄弟ただひとり。
 夏になるといつも思い出します。
思い出すその顔は夏の陽射しの下で、今でもみな笑っています。

 故郷とは風景のみではなく、その風景と共にそこで息づいた人との想い出、そのものが故郷と言えるのではないかと思います。
 
 私のような自由業の人間からすると夏休みは関係がない、と言えばそうなのですが、「夏休み」になると今でもワクワクします。
きっとそれらの想い出が私の心の奥で生きているからなのかもしれません。


 今年の夏は猛暑、梅雨が終わればさらに本格的な夏になるのでしょうか。
夏はうっかりすると「すぐ」終わってしまいます。
 ついこの間「もう7月だ」と思っていたのに「明日から8月」。
こんな調子でいくと「もう9月か〜」とならぬよう、私自身が決めた夏のプログラムをしっかりとやって行きたいと思っています。
 皆さまにとって、どうか楽しい夏でありますように。

                        
                               いつも歩く散歩道。

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 HP通信NO.457/2017.7.20

 梅雨もあと少しすれば明けることでしょう。
そうしたら本格的な「夏」。
 私は夏になるといつも忙しくするようにしています。
もちろん仕事、それと勉強、普段は読めない「真面目な本」を読み、また何か楽しいことする、つまり「遊び」。
 この3つを夏は心がけるようにしています。

「まめ心」「あだ心」という言葉があります。
「まめ心」とは実直勤勉という意味、「あだ心」は◯◯にうつつをぬかす、とか、浮ついた心を言います。
 いわゆる人というのは「まめ心」は大切だが「あだ心」も大切、ということです。
いつも思っていることですが、
 勤勉で真面目な人は少々不真面目を心がけ、「几帳面」な人は多少の「ズボラ」を心がけるとちょうど良い、と私は思っています。
「まめ心」と「あだ心」とはそういう意味で使われます。

 さてさて今年の夏はどんな「あだ心」=遊び心=を持って過ごそうかと、ここ数日考えていました。
ところがなかなか思いつかないでいたのです。
 しかしそれが「どうしてか」分かりました。
なぜなら「私はいつの間にかいつもあだ心」で暮らしているからなのだ、ということで一人合点がいきました。
 昔は違ったのです。
いつも「まめ心」で窮々としていた自身に敢えて「あだ心」を意識していた事がありました。
 それが今や「いつもあだ心」?。
「あらら〜」と自身で苦笑してしまっている私が居ります。

 たしか昨年の夏は「たくさん映画やDVDを観よう」などと思ったような〜。また毎日たくさん歩き回ろうと思ったような〜。
しかしです、映画・DVDは普段からたくさん観ていますし、歩くのも普通になっています。
 ですから「この夏」敢えて「あだ心」と思った時に、とくに何も思い浮かばないのです。
むしろ「まめ心」を「心がけないといけない」、と、そんな事を思わせられることとあいなりました。

 たしかに「楽しく遊ぶ」ことが少なくなった、ということは言えます。
「こんな事を言っているようでは」まさに「老い」の第一歩ではないか、と、思いたくもありませんが、それもやはり「老い」の「内」なのでしょう。
 まだ夏も始まったばかりですし、これから「楽しく遊び心」を探す事といたしましょう。

               

 この一夏かけて読む本は準備してあります。
もちろん仕事も始めています。
「夏をどう過ごすかで一年が決まる」とは毎年ここで書いていることです。
 「夏大好き」の私です。楽しい夏にしたいものです。

 それでは皆さまも有意義な夏をお過ごし下さいますよう。

                       
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 HP通信NO.456/2017.7.10

 7月になって猛暑日が続いています。
寒さよりも暑さには少しは強いと自負している私ですが、このところの暑さでやや「ゆでダコ」気味。
「歳をとると寒さ、暑さが身に堪える」と以前聞いた記憶がありますが、果たして「歳」なのか、今の気候が異常なのか、と首をかしげているところです。

 しかし鳩山荘ではまだクーラーを使っていません。
風通りの良い家です。
 それを良い事に、家全部の窓を開けていても覗かれる心配はないので、人様には見せられない格好で過ごしてる昨今です。

 相変わらず外を歩くのを日課としています。
先日は東京35度の気温の中、森下の家から上野まで2時間かけて歩きました。
 帽子をかぶり、リュックを背負い、江戸の町を歩くのは気持ちの良いものでした。
「江戸」の町は結構小さなエリアだということを最近、いろいろ歩いて実感しました。
当時の江戸は新宿や渋谷は郊外、北千住もそうですし、品川など江戸のはずれでした。
 ですので、昔の人にとり江戸の町はある程度「徒歩圏内」だったわけです。

「時代物」を読み付けていますので地名にも親近感を覚えます。
森下を出発してこれまで、両国・浅草方面、水天宮・小伝馬町・神田方面、両国橋を渡り浅草橋、岩本町そして上野方面、と歩いてきました。
 これらのコースは大体2.3時間程度です。
今度は日本橋、銀座まで歩こうか、と算段をしているところです。

 知らないところを歩くのは興味津々、私は大体地図などは見ないのです。
大体「アッチの方向、コッチの方向」感覚で歩くものですから、時には道に迷うのも楽しいもので、そうすると道を覚えるのです。
 そういえば私の「これまで」も「アッチ、コッチ」ぶつかりながら歩んで来たようにも思います。
きちんと地図を見て歩けばよいものを・・・これも「性分」なのでしょう。
 私は各地を訪れると、機会があれば歩きますので、結構、各地の道を多く知っています。
今思い出すところでは、鹿児島では「西郷さん」の生家より城山まで、長崎ではグラバー邸から龍馬のいた「亀山社中」まで歩いたことがありました。
 京都では新撰組の壬生寺から祇園まで歩いたこともあります。
歩いてみると昔の人にとって2時間程度の「歩き」は、結構平気だった事が分かります。

 歩くことでひとつ自慢を申せば「なるべく汗をかかない」歩き方を私はしています。
「速度」を変えるのです。
冬は冬で「初めは少しテンポアップで身体が温まったら少しペースダウン」、夏は基本は比較的スローな歩きを心がけています。
 風が気持ち良いところでは普通のペースで。
歩くことが好きとはいえ、この時期、熱中症には充分に気をつけるようにしています。

 皆さまにもどうか熱中症、クーラー病には充分お気をつけて、体調よろしくお過ごし下さいますよう。


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 7月2日、「おかあさんコーラス中部大会」の選考委員で多治見市に行っておりました。
下の写真はその時の選考委員の先生方と。
                   元NHK歌のおねえさん、しゅうさえこさん、今大人気の作曲・指揮の相澤直人さんと。
                  

                 
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                       メールはこちらまで。

                     


 HP通信NO.455/2017.6.30

 先日27日の事、ふと耳に蝉の啼き声が入ってきました。
それも虫の啼き声かと思わせるほどの細く小さな啼き声が・・・・。
 生まれたばかりの「小蝉」なのでしょうか。
それ以後、パッタリ聞こえなくなりました。
 私の空耳だったのか・・・・。
毎年の事、蝉の声でハタと我に帰ることがあります。
「もう蝉が啼きだす時期になった」と、自身の仕事の怠慢に「尻」に鞭を入れられる心持ちになります。
間もなく、一斉に蝉の声でここ鳩山は賑わう事でしょう。
「ノンビリしてはいられない」・・・・蝉の声はいつもそんな気持ちにさせます。


                   
                                北陸新幹線「かがやき」

 25日は北陸新幹線で富山市に行って参りました。
富山市内で活動する混声合唱団「楽音樹」(指揮者:森井淳さん)の練習にお邪魔しました。

                   
                              混声合唱曲「般若心経」の練習風景

 40名ほどの合唱団「楽音樹」は若く素晴らしい合唱団でした。
「般若心経」は「お経」をそのまま使っています。
 そのせいもあってかなかなか演奏される機会が少ない作品です、が、私の大好きな作品でもあります。
「お経」を皆さん、熱心に歌い込んで下さっていました。
「般若心経」は「お経」ですので、内容もたしかに難しいのですが、私流の「読み方」を解説しながらの練習でした。
とても充実した楽しい練習のひとときでした。

                  
                  私の左隣が指揮者の森井さん、その隣が「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」指揮者の伊澤さん。
                          伊澤さんと森井さんは学生時代からの付き合い。
                           今回、伊澤さんを介して富山行きが実現しました。
                      私の右隣が「富山県立いずみ高等学校」の元教師の笠松先生。
             「いずみ高等学校」の校歌を15年程前に私が作曲しました(作詩は片岡輝先生)。笠松先生はその時の先生です。
                            

 女子高校だった時代の校歌は私の恩師「團伊玖磨先生」の作曲。
男子も加わったので新しい校歌が作られたのでしたが、團先生からバトンタッチされたようで「武者震い」をした覚えがあります。

 ここでもまたいろいろなご縁を感じました。
私の口癖ではありませんが「良いご縁というのは広がって行くものだ」ということを改めて感じたこの度の富山でもありました。
 北陸新幹線「かがやき」には初めて乗りました。
東京駅から富山まで約2時間30分。
 何とも近くなりました。これまで富山へは飛行機を使っていました。
富山への来訪はもう何度目になるでしょう。
 駅も新しく立派になっていました。
市内を走る路面電車も外国製の電車が走り、町の印象も変わりました。
 古い市電が走る街並も覚えています。
私は富山駅の前の古い駅舎の頃から知っています。

 そう言えば、私は各地を歩いていますので、その町の古い駅舎の時代をたくさん知っています。
そのくらい各地に足を踏み入れていることになります。
 まだ訪れていない地は「鳥取」「和歌山」くらい。

 練習が終わり、地元の美味しいもの、美味しいお酒も頂戴しました。
「それも亦楽しからずや」。


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 蕗子さんが代表で主催する「モードプラス音楽教室」の「サマーぷちコンサート」が6月10日に江東区・森下で行われました。
私は「相談役」になっています。
 最後に全員合唱で「手話」を入れた「平和という果実」を総勢100名の子供たちと歌いました。


           

                   <モードプラスのホームページ>→http://www.modepluspf.com/blank
                   <フェイスブック>→https://m.facebook.com/modepluspf/


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                                <近刊のお知らせ>



                      

 
                        
                             
       
 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
私も時折、顔を出すつもりでいます。
 ピアノは蕗子さん。
関心のある方、どうか宜しかったらお仲間に入りませんか。

「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。

  

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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      


                       メールはこちらまで。

                       お申し込みはこちまで→

 また寄贈についてのご協力もお願いいたします。
ご関心のある方は「寄贈に関する要項」をお読み下さい。                                                                          
                        

 HP通信NO.454/2017.6.20


                  

 6月11日は「葛飾区・合唱祭」にコールベルが出演しました。
曲目は「茜の空に」。
 団員は現在19名。
私が市川市を訪れるようになったのは22年前になります。
 私が唯一常任で指揮している合唱団です。
22年前というと私は40才を少し過ぎた頃、というと皆さんも若かった、ということです。
 上の写真をご覧いたただくとお分かりのように皆さん「今でも、若い!」。

 私のお隣がピアノ伴奏の黒河内さん。
黒河内さんはご自身でも合唱団を指導している方で、前任のピアニストが転居した際に、私が「乞うて」伴奏をお願いしました。
 月2回の練習なのですが、私が様々な行事で練習に参加できない時は指導もお願いしています。

 コールベルを始めたきっかけは、お付き合いのあった、市川近辺のある合唱団が解散した事から始まります。
当時の私は客演指揮などの機会が少しずつ増え、自身でも自分なりのメソードを考えていた時期になります。
 そういう流れから「私でよかったら」ということで、解散したその団体の有志で発足したのがコールベルです。
当初は10人に満たないメンバーでした。

 コールベルでは、いろいろな曲に取り組むつもりでいたものの、皆さん「私の曲を歌いたい」ということからいつの間にか私の作品が中心になりました。
私としては「たまに違う曲をやりましょうよ」と時折提案するも、いつも却下され、いつしか「鈴木作品を歌う」合唱団となりました。
 私としては嬉しいことです。
コールベルのために「43のエチュード」を作り、またオリジナルの作品も大分作りました。
 そのお陰で「女声合唱」の書き方も随分修練を積ませていただきました。
たとえば高音は「五線紙をはみ出さない」音域を書くようになりました。

 私は客演指揮も結構機会が多いのですが、合唱講習会などで指揮をすることがよくあります。
指揮の上でもコールベルでの経験が貴重なものになっています。
 ですので合唱祭の講評でも比較的具体的に書く事ができるようになりました。  

 合唱にとって難点のひとつはピッチです。
どうしても音程が下がり気味になる。
 しかし指揮のやりようによってそれは容易に解決できるものです。
私自身、とくに「発声の勉強」をした事はありませんが、実際の経験から多くの事を学びました。


 普段は部屋の中で悶々と作曲しているものですから、指揮の「お声」がかかると嬉々とします。
私は指揮が大変好きなのです。

 今回コールベルの事を書きました。
少し「持ち上げ過ぎ?」。
 しかし普段の練習では誉めることが少ないので、たまにはこうして書かせていただくことも「良し」としましょう。
20年以上のお付き合い、というのは人生でのかかわり合いも深いものがあります。
 そういうお付き合いをさせていただいているという事は幸せなことだと思っています。


 一昨日の18日は静岡県の合唱祭の講師を務めてまいりました。
静岡合唱連盟の役員の先生方とは永いお付き合いになります。
 打ち上げではおいしい「お酒」をご馳走になりました。
あまり楽しくてつい写真を撮るのを忘れました。
 ご紹介できずに残念でした。


 またこれからあちらこちらに出かけます。
いろいろな方にお目にかかるのも楽しいものです。
 ここでもまたその様子をご紹介したいと思っています。

 これから本格的な梅雨に入るのでしょうか。
梅雨の晴れ間をいつものように散歩して楽しみたいと思います。
 それではみなさま御機嫌よう。


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 蕗子さんが代表で主催する「モードプラス音楽教室」の「サマーぷちコンサート」が6月10日に江東区・森下で行われました。
私は「相談役」になっています。
 最後に全員合唱で「手話」を入れた「平和という果実」を総勢100名の子供たちと歌いました。


           

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 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
私も時折、顔を出すつもりでいます。
 ピアノは蕗子さん。
関心のある方、どうか宜しかったらお仲間に入りませんか。

「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。

  

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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      


 HP通信NO.453/2017.6.10


                       

 3日は高松市で新作の合唱作品「巡礼」の初演に立ち合ってきました。
高松混声合唱団の皆さんは初演というのに暗譜、当日のリハーサルを見てまず驚きました。
 それだけ皆さんがこの作品への熱意を込めていることに感動しました。
演奏も素晴らしいものでした。
 指揮者の中尾英雄先生、ピアノの渡辺磨奈先生のご健闘ぶりにも拍手でした。

                   
                           渡辺先生、中尾先生と、打ち上げで。

 この作品の完成まで5年も時間がかかりました。
私にとってそれは常のことですが、その分、待って下さった皆様へは感謝という言葉しかありません。
 自身で書いたテキストによるものは混声作品は「地蔵礼讃」「祈祷天頌」「永久ニ」「楽園」そして此の度の「巡礼」です。
女声では「鬼の小六」もそうです。
 どの作品も3年から5年はかかっています。
そしてテーマも大変地味なものばかりです。
 ですが、目の前にある「道」を避けては通れないというのが「幸か不幸か」私にとり「業」のようなものと思っています。
テキスト作りから、という「無」からのスタートはたしかに苦労としても、それだけやりがいのある仕事とも言えます。


 どの作品も、取材に時間をかけ、とくに今回は「お遍路」をわずか10日間ですが、実際に経験してのものでした。 
初演を聴きながらお遍路で歩いた道や風景が甦ってきました。
 初演を終えた今、まだその余韻が残っています。
さらに言えば今でもあのお遍路の道を歩いている自分がいるような気にもなりました。
 この日、カワイ出版より楽譜が刊行されました。

                      

 その「まえがき」を抜粋で少しご紹介しましょう。
                            「巡礼」について
 作品のご依頼を頂いたのは今から5年前のこと。テーマも決まらずにお引き受けしたものの、相変わらず悩むのはテーマです。「巡礼」というテーマを決めたのは4年前、
しかし、一向に先に進まず、3年前の9月、思い切って10日間の徳島→高知へのお遍路の旅を決行したのでした。藁をもつかむ思いでした。
 かなりキツイ経験でした。一日に30Kmも歩いたこともあります。
やはり歩いてみなければ今回の作品は完成することはなかったでしょう。お遍路をする以前は数々の資料をもとに自分なりの風景を描こうとしました。
 しかしそれは単に言葉の羅列にしか過ぎませんでした。お遍路の道は「悟りに向かう道」でした。それを歩いて初めて実感しました。この作品は独りの人間がお遍路をし、
そこで感じ、発見し、「小さな悟り」を得るまでの軌跡を描いたものです。〜〜略〜〜
 この巡礼、お遍路はひとつの供養でもあると私は思いました。作品を完成させることが私にとり供養なのだと。亡き妻や亡父、既に此の世にいない親しい人たちを思いながら、
歩いたものです。
 そしてある時、今は亡き人たちの事を思い、とくに亡き妻のことを思い滂沱の涙を流したことがありました。
今の自分はそういう人たちの「おかげ」で生きているのだと強く感じた瞬間でもありました。その思いが4章になりました。
「今は亡き、かの人の名を呼べば傍らに寄り添いて共に歩けし」というところがそうです。歩きながら何度も空を仰ぎました。空は碧く、どこまでも続いています。
「海や河が碧いのは空を映しているからだ」、さらに「空の碧はどの人の上にも降り注いでいるのだ」と。その空の下では、皆、同じよう生き、生かされていることを感じたのです。
そしてこう思うのです。「人は決して孤りではないのだ」と。
 苦しいお遍路の10日間の経験でしたが、私にとりかけがえのない時間となりました。作品を通して私は小さな悟り「小悟」を得ました。
それをいかに作品として結実するかが大きな課題となりました。前へ前へと進みながら、そこに大きな「喜びと救い」を表したいと思いました。
 詩の最後で「己と出会うために」と書きました。「全ての答えは我が内に在り」と私は常に考えているからです。「巡礼の道」とは「己と出会うための道」なのです。
この作品に副題を添えるとするなら「私の巡礼の道」ということになるでしょうか。〜〜略〜〜
 

 機会があれば皆様の「目・耳・心」にお届けできる日があることを願っています。

                        
                             終演後、ロビーにてのサイン会。

                 
     はるばる遠くよりお出でいただいた方々。左の三人は東京から「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」のメンバー(Nさん、Sさん、左から三人目が指揮者の伊澤さん)、
        そのお隣が京都からの箸尾先生、私の右隣はこの日アンコール「平和という果実」のピアノ伴奏の蕗子さん、その隣が次女のM、
           そのお隣が盛岡から来て下さった「永訣の朝」初演以来の友人澤口さんご夫妻。右がカワイ出版・編集の木村さん。


                 
        コンサート翌日、団長の西池さん(右から三人目)のご案内で高松港からフェリーで40分ほどの「男木島」へご案内いただきました。
                            男木島灯台すぐ下の浜辺で。

 アンコールで「平和という果実」を指揮しました。
「音楽ほほえみ基金」で制作したピースを会場に配り、会場の皆さんに歌っていただきました。
 素晴らしい演奏会、そして瀬戸内海の小島への小旅行と楽しく充実した高松での二日間でした。
もちろん「讃岐うどん」を満喫したのは言うまでもありません。


 初演も終わり、早速次ぎの仕事に取りかかっております。
この作品も大きなものになりそうで、考えただけで武者震いがしています。

 もう「梅雨入り?」とか。
晴れ間にはまたいつものように歩く事に励もうと思っています。

 高松混声の皆さん、そして会場にかけつけて下さった皆さん、本当にありがとうございました。


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 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
私も時折、顔を出すつもりでいます。
 ピアノは蕗子さん。
関心のある方、どうか宜しかったらお仲間に入りませんか。

「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。

  

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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      


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 HP通信NO.452/2017.5.30

        
                  

 先週は福井市で上のコンサートに行って参りました。
大ホールは超満員。
 男声合唱団「ゴールデンエイジふくい」のコンサートは毎回チケット売り切れの大人気です。
今回もそうでした。
 アマチュアの合唱団のチケットがプレイガイドで売り切れというのは、そうざらにあることではありません。
会館の人に言わせると、こんなに満員になるのは「N響」の演奏会と「ゴールデンエイジ」くらい、だということです。
 そのくらい、福井市では名物になっています。
ただ今、団員数約80人。

「ゴールデンエイジ」は十年前に、斉藤厚一さん、指揮者の田中幸一先生を中心に発足しました。
 入団条件は「60才以上なら誰でも」というものです。
年間、約10回程のステージを持つというほど、福井市の文化活動に貢献している団体でもあります。
 その結果が、毎回の演奏会での「超満員」ということです。

 私は後半で「二度とない人生だから」を指揮しました。 

                              本番前、伴奏の蕗子さんと。
                       

 この作品は元々女声合唱でしたが、「ゴールデンエイジ」の委嘱で初演されたものです。
皆さんのレパートリーになっているほどよく歌って下さっています。
 ですので演奏も素晴らしいものでした。
指揮をしているとよく分かるのです。
 歌って下さる皆さんの「熱」がまっすぐに伝わってきます。
さらに、それを聴いて下さっている聴衆の反応も「背中」通じ伝わってくるものです。

 またこの日、「男声版・平和という果実」も初演されました。
この作品も「ゴールデンエイジ」の委嘱によるものです。
 楽譜は当日刊行され、会場で即売されました。

                      

 大変楽しく、嬉しい演奏会でした。

                 
                                打ち上げ風景。 
            左から、京都から馳せ参じてくれた指揮者の箸尾哲男先生ご夫妻、客演指揮をされた福島・相馬市の荒武敬先生、
               そして私とピアノ伴奏の蕗子さん、そのお隣が指揮者の田中幸一先生、団長の斉藤厚一ご夫妻。

 打ち上げは大盛り上がり。
皆さん歌い足りないのか、歌、歌の賑やかな宴会でした。


 翌日は斉藤さんご夫妻と福井市近辺をご案内していただきました。
  
                  
                               一乗谷朝倉氏遺跡で。
                    左はガイドをして下さった団員の坂野さん、そして斉藤さんご夫妻と私たち。

 永平寺もご案内していただきました。
私は二度目になりますが、普通のお寺とは明らかな違いがあることに気付きました。
 修行が目的の寺なのです。
山奥にひっそりと、しかも大伽藍の様相は「俗なるものを」阻むかのようです。
 ご案内頂いた団長の斉藤さんとは20年来のお付き合いになり、その多方面の活動を拝見するにつけ、私は斉藤さんを「福井の観音様」と勝手に称しております。

「ゴールデンエイジ」の皆さんとはすっかり顔馴染みで、このメンバーから20人ほど数年前のウィーン楽友協会での「永久ニ」の演奏会にお付き合いをいただきました。
 私はこのコンサートのプログラムに次のような言葉を寄せました。

<私も既にシニア世代。たしかに身体は少しガタツキ、若さについて思えば、かつての体力が羨ましくもありますが、
でも「心」はもしかすると、昔よりもっともっと若々しくいられるような気もします。
言葉を換えれば本当の若さというものが分かる年代になったとも言えるでしょうか。おそらくそれはゴールデンエイジの皆さんにも言えることと思います。
「歌」を通して、「仲間」を通して、まだまだ青春、という思いを持ち続け、いつまでも歌い続けて下さいますよう。
 私も同世代として皆さんへのエールを贈り続けたいと思います。                      鈴木憲夫>

 さて、「ゴールデンエイジ」の皆さまとは次はいつお目にかかれるか。
「ゴールデンエイジ」という名の通り、どうか「輝いた世代」としてご活躍いただきたいと切に祈るところです。


 今週末は高松市で新作「巡礼」の初演です。
次回の更新はその模様をご紹介いたしましょう。


 鳩山荘では「ほととぎす」が先週から啼きだしました。
相変わらず鳩山の「ほととぎす」は「ホットトギッチュ」と啼いています。
 しかしまだ発声練習なのか「ホットトギッチュ、ギチュ、グチュ」と何やらつぶやくような場面もあり、ふと笑いがこぼれてしまいます。
「ほととぎす」は初夏を告げる鳥です。
 もうそんな季節になりました。
とは言え、日ごとの寒暖の差が激しい折、どうか皆様には呉々も御身をご自愛下さいますよう。

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                          <演奏会のご案内>

                                                                                            

                    


                     高松混声合唱団HP http://takakon.kt.fc2.com/

 興味のある方、宜しかったらお出かけ下さい。
楽譜は初演当日に刊行される運びになっています。



 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
私も時折、顔を出すつもりでいます。
 ピアニストは和田蕗子、私の妻が担当してくれています。
関心のある方、どうか宜しかったらお仲間に入りませんか。

「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。

  興味のある方はどうかお聴きになって下さい。

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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      
 



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                          クイックすると歌詞表を見る事ができます。




 HP通信NO.451/2017.5.20

               

 5月13日の京都でのコンサートは大成功裡の内に終わりました。
会場(1.800席)はほぼ満員状態。
 箸尾先生、田末先生指揮する合唱団は9団体、総勢約180人がステージに乗りました。
今から4年ほど前に「永久ニ」を中心とした「鈴木憲夫の世界」をやって下さり今回は「パート2」というわけです。

 曲目は上のチラシにもあるように、
・レモン哀歌(箸尾哲男指揮)
・永訣の朝(田末勝志指揮)
・地球ばんざい(田末指揮)
・地球に寄り添って(箸尾指揮)
前半は「愛と死」後半は「地球」がテーマとなっています。
 最後の合同演奏では「想い出」を私が指揮をしました。(ピアノ伴奏和田蕗子)
どれも私の好きな作品で、とても良いプログラミングだったと思います。
 聴衆の方々も大変熱心に聴いて下さいました。

 プログラムでは次のようなことを書きました。

        「響き合う心」 
 2013年に引き続き此の度「鈴木憲夫の世界2」を開催していただき心より感謝を申し上げる次第です。
企画・推進して来られた箸尾哲男先生、田末勝志先生には感謝の言葉以外ありません。またご参加下さる9団体の女声コーラスの皆様にも御礼を申し上げます。
 
 前回「鈴木憲夫の世界」を開催して下さった時はちょうど私の還暦の年でした。東京でも「還暦記念」のコンサートが行われました。
あれから4年。ついこの間のことのようです。けれど気持ちはより晴れやかに、そしてより若返った気分でさえいます。
 此の度は私の女声合唱作品を演奏していただきます。よくも私の好きな曲を選んで下さったものと感嘆しております。
私は女声合唱作品は比較的取り組みやすい「音」と「テーマ」を、と心がけています。偶然なのかこれらの作品は「想い出」を除き混声合唱にもなっています。
 混声とはまた違った趣きを私自身楽しみたいと思っています。
 
 いつも思うことですが、「人」というのは「響き合う」ものだと私は思っています。
私の場合作品を通して「人」が集まり、そうしてその人たちがまた「おいで、おいで」と人に声をかけてくれる。
 そうして集まった人たちは「響き合って」集まった人たちです。ですからその「輪」はとても温かく、明るく、喜びに溢れているものとなるのです。
しかもその中心に箸尾先生、田末先生が居られる。ですからその「輪」はより大きな嬉しい広がりとなりました。
 このコンサートは「響き合い」のコンサートです、「心と心が」。私はそのような皆さんとご一緒することができ大変幸せです。
聴いて下さる方々の心に「その響き合うもの」が届けられたらこのコンサートは最上のものとなるでしょう。
 皆さまに感謝を込めて                         鈴木憲夫


 上で書きましたように当日は「まさに響き合う」コンサートとなりました。
千葉県から私の指揮する「コールベル」の人も5人参加してくれました。

                    
           打ち上げで、左が田末先生、私の隣がピアノ伴奏をした蕗子さん、右が箸尾先生。

 京都の人たちは明るくてみな元気な人ばかりです。
二次会も「ものすっごい」盛り上がりでした。
 私はその日一日、ただただ感謝の思いでした。

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 本番の翌日、蕗子さんと伏見稲荷大社に行ってきました。
「奈良線」の「稲荷駅」を通る度、いつかは行ってみたいと思っていましたが、なかなかその機会がありませんでした。
その日は日曜日だったせいか、人が「超」たくさん出ていました。
 そんな訳で有名な「千本鳥居」などをゆっくり眺める観る余裕などなく、まるで「数珠つなぎの行列」のようでした。
「稲荷」というものを海外の人はどのように捉えているのか、「狐」の信仰についてどう考えているのか、そんな事を考えながら参拝をしました。
 日本人の「お狐さん」信仰は独特だと思います。
中国にも故事に「妖狐(ようこ)」の話がありますが、日本のような信仰ではありません。
「お稲荷さん」は日本中、至るところにあります。
江戸時代ではどこにでも見られる光景として「伊勢屋、稲荷に、犬の糞」とまで言われていたほどです。
 その祠を前にすると私などは自然と手を合わすのが習慣となっています。
おそらく「狐」という霊験あらたかな存在にたいして、何やら不思議な畏怖の念を子供の頃から抱いていたのでしょう。
 母の里の裏山に昔、小さな「稲荷」の祠がありました。
祖母がいつも「油揚げ」をお供えしたいた祠です。
 あまりの人ごみで「上」まで行かずに(イヤ行けずに)、途中で、人気のないところを二人で散策して帰ってきました。

 帰りの電車で中国人と思われるある若いカップルを見かけました。
海外からの若い人たちはみなファッショナブルで、目を奪われることしばしばです。
 その夫婦は違いました。
中国の農村の映画に出てくるような素朴な雰囲気でした。
 ある物語が頭に浮かびました。
「中国の田舎のとある農村で、幼なじみの二人が結婚する。男は一生懸命働き、お金を貯め、女にこう言うのです、いつか日本へ連れていってやるから、と。
そうして村の皆から歓声で見送られ、日本にやって来たのです。」
 若い奥さんはとても可愛い顔立ちをしていました。
しかし日本の人ごみと、その雰囲気に馴染めなさそうにもしていました。
 純朴そうな男はそんな奥さんを気遣い・・・・、そんな二人の姿が妙に印象に残りました。
たんに行きずりの光景だったのでしたが、二人が楽しい日本での想い出を作って帰って欲しいと、密かに祈ったりもしました。


 明日21日は福井市で「ゴールデンエイジふくい」のコンサートがあります。
「平和という果実」の男声版の初演が行われます。
私は「二度とない人生だから」の男声版を指揮します。
 この男声版は「ゴールデンエイジ」の委嘱によって作られ、初演していただきました。
「ゴールデンエイジふくい」は今や福井を代表する合唱団です。
入団条件はただひとつ「60歳以上なら誰でも・・・」というもので、常に70人以上のメンバーで活動されています。 
 演奏会はいつも「満員御礼」で当日券も殆ど完売状態です。その活躍ぶりに私はいつもエールを送っています。
今回もかなりの盛況の模様です。

 本日これから福井に向かいます。 
先週の京都でもそうでしたがピアノ伴奏は蕗子さんです。
 さながら「夫婦行脚」です。

 そのコンサートの模様はまた次回の更新のときにご紹介することといたします。
それでは元気に「行って参りま〜す!」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                
                          マノン近影(5/19)




                     <演奏会のご案内>

             
                                                                               

             




                


                     高松混声合唱団HP http://takakon.kt.fc2.com/

 興味のある方、宜しかったらお出かけ下さい。
楽譜は初演当日に刊行される運びになっています。



 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
私も時折、顔を出すつもりでいます。
 ピアニストは和田蕗子、私の妻が担当してくれています。
関心のある方、どうか宜しかったらお仲間に入りませんか。

「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。

  興味のある方はどうかお聴きになって下さい。

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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      
 



                       メールはこちらまで。



 HP通信NO.450/2017.5.10


 今年も誕生日を迎えました。 
これまでの生活では「誕生日」などとくに何事をするでもなく普通に過ごしたものでしたが、家族が出来るとその日は賑やかな一日となります。
 長女夫妻が泊まりがけで来て、昨年に続き「お誕生会」をやってくれました。
ケーキにロウソク、「フッ」とそのロウソクを吹き消す「儀式」、少々「照れ」ながらも、楽しいひとときでした。
 昨年もそうでしたが、長女は一旦私が吹き消したロウソクにもう一度火をつけて「フッ」と吹き消しては遊んでいました。
この連休は天気がよく、一日中、テラスで過ごしたりしていました。

 5日は渋谷に出かけサイレント映画を観てきました。
家人の友人が「サイエント映画ピアニスト」として活躍する柳下美恵さんで、映画に合わせてピアノ即興演奏をするのです。
 チャップリン、キートン、ロイドというサイレント映画の三大喜劇王の映画でした。

 無声映画を私は昔からよく観たものです。
とくにチャップリンの初期の短編など、数知れず、久しぶりに観て懐かしさを感じました。
 楽しい催しでした。柳下さんのピアノも見事なものでした。


 私は子供の頃からよく映画を観ていました。
私の子供の頃は午後遅く、よく昔の映画をTVでやっていました。
 そこではチャップリンの無声映画、また「自転車泥棒」「鉄道員」「禁じられた遊び」といったイタリア映画の名作などが放映されました。
子供と言えどもそれらの映画に深い印象を持ったものです。
 イヤ印象などというものではなく、心の中でたくさんのモノを芽生えさせてくれました。
「切ない」という感情、さらに「哀愁」といった感情、それらは日常生活では感じ得ないものです。 
 私はそれを子供の時に映画から教わりました。

 今の時代、大人からみればそれらの映画は子供に「難しい」というレッテルを貼られることでしょう。
しかし、「芸術」においては音楽も美術も勿論映画も、そもそも「子供用」など存在しなかったのです。
 大人と同じものを鑑賞して子供は成長したものなのです。
「今の時代」は「子供の文化」です。
「大人が子供の文化に付き合わされている」といった風潮です。
 私の子供の頃、もう「半世紀」も前の事になる訳ですが「子供が大人の文化に付き合った時代」だったのです。

 事の「善し悪し」は別として、隔世の感があります。
芸術というのは人間の精神を育む大きな役割をもつものです。
 教育の現場では「芸術」の時間が大きく削られている、と聞いたことがあります。
どの時代もその時代の「大人たち」の責任です。
 そうして育った子供たちの精神性、文化観が、将来どうなるのか、私一人が案じてもどうなるものでもありませんが・・・・。


 改めて初期のチャップリンを観て思いました。
「チャップリン」その人こそ「作品」なのだと。
 後年の「ライムライト」などに代表されるチャップリンの描いた世界、それは人間に対する深いメッセージが込められています。
「チャップリンは20世紀上の天才の一人」だと私は思っています。
 先日観た映画はチャップリンが「あの扮装」でデビューした初めての映画でした。
「チャーリー」の登場です。
 チャップリン大好き人間としては、とても感慨深く楽しい時間を過ごしました。


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 連休の渋谷は大混雑でした。
自由業の私は普段、休日に人ごみを見に行くなど考えもしないことですが、久しぶりの人ごみも良いものです。
「お祭り気分」になります。
 普段は山の中で鳥のさえずりを聞いて過ごしている身にとっては少々疲れましたが・・・・。

 今週あたりから各地に出かける機会が増えてきます。
まず京都、そして福井。
 楽しみがたくさんあります。
それはここでまたご紹介いたしましょう。

 気温が日ごと、10度も異なる日が当たり前の昨今、こういう時期、どうかご油断亡きようお過ごし下さい。

                             B5版、見開き4ページ
が完成しました。 
 この作品はカワイ出版より「同声二部」「混声三部」として既刊されてありますが、此の度のものはピースです。
このピースではコードネームがついてあるだけのシンプルなものです。伴奏譜もあります。 
  
定価は一部「150円」です。 
 ただし「会場の皆さんとご一緒に」という機会をいただくのでしたらその分の楽譜代はいただきません。
「音楽ほほえみ基金」で無料で配布させていただきます。

村田さち子先生に英訳をしていただきました。
 思いは「世界へ」です。
どうか関心のおありの方はお問い合わせ下さい。 


 HP通信NO.449/2017.4.30


 6月に高松市で新作の混声合唱曲「巡礼」が初演されますので、先日、高松混声合唱団の練習に行って参りました。

                             
                  左、指揮者の中尾英雄先生と、全員の写真。  

 皆さん、大変熱心に取り組んでいて下さっていました。中尾先生の指揮で練習も楽しく充実したものでした。

 この作品はほぼ5年がかりのものです。
私の混声の作品をご存知の方はお分かりと思いますが、自身でテキストを書いたものも多く、それは私のライフワークとも言えるものです。
「地蔵礼讃」「祈祷天頌」「永久ニ」「楽園」などに続く作品となります。
そのどれもが数年がかりというものです。
 嬉しいことに関心を持って下さる方も多く、初演には各地から来て下さるようです。
当日、会場でカワイ出版から新刊として発売される予定になっています。
 6月3日の初演の様子をここでご紹介できるのが楽しみです。


 先日の高松では少々「狂い喰い」をしてしまいました。
私は最近、炭水化物は遠ざけているのです。
 それなのに「うどん」は勿論、そのうどん屋の隣にあった「徳島ラーメン」まで一気にすすってきました。
麺類を食するのは「何ヶ月ぶり」かです。
 私にすれば「爆(ばく)喰い」。
帰宅してから節制の日々に戻った事は言うまでもないことですが・・・・。
 デモ「旨かった!」。
6月本番の時も「うどん」とご対面することを楽しみにしているところです。


 先日、昨年行われたヨーロッパツアーのDVDが出来上がってきたので早速観ました。
総勢100名の各地から集まった方々の演奏を懐かしく、改めて感動して観たのですが、そのDVDの裏に目次にこういうのがありました。
「リハーサル風景」の中に「鈴木式発声法」と・・・・。
自身でも「エッ」と思ったのですが、そういえば私は至る所で、自身の指揮や講演の場で「鈴木式発声法」と称してやっていることがあるのです。
 それはこういうことです。
私が落語の「落ち」のようなことを言い、それを聞いたら皆さんが「30秒間」笑うのです。
「とにかく笑う」。私はその間、指を折ってカウントしています。「笑う」こと則ち「腹筋運動」になるのです。
そのひとつをご紹介しましょう。

「ダイエットする時など、皆さん、いわゆる健康に良いものを食べますよね。それを何ていうかというと?」
『そういう健康食品を食べると、すぐに<オナカがヘルシ〜!(減るし〜)>』(笑)
そんな他愛のないことで30秒も笑ってもらうのです。
 私はそれに関するネタをたくさん持っていて「ネタ帳」なるものも作っているのです。
それを先日の高松混声でもやりました。

 ヨーローパでもそれをいくつかやりました。
他に「ネコの啼き声発声」なるものもやります。
 私が指導している「コールベル」ではそれは定番になっています。
それを「鈴木式発声法」として紹介された訳です。
 自身でも可笑しくなりました。
真面目な発声法ではなく、笑う事が「発声練習」なのです。

 これは私の行くところお馴染みになっていまして、一度あるところで上の<ヘルシ〜!」をやろうとしたら、それを経験した人がいて私が答えを言う前に、
小さな声で「ヘルシ〜!」と、・・・・・・逆に私が大笑いをしたことがありました。
 そのお茶目な人とは京都のMさん「貴女です」よ。


 明日より「5月」。
私の誕生月というわけではありませんが、いつも「5月」は私の活動期にあたるようです。
 コンサートもいくつか続きます。
各地に行けば、そこには「美味しい」ものがある。
 それも楽しみなところです。

「麗しの5月」美しい季節になります。
それでは皆さま御機嫌よう。

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                     <演奏会のご案内>

             


                                                                               

             




                


                     高松混声合唱団HP http://takakon.kt.fc2.com/

 興味のある方、宜しかったらお出かけ下さい。
楽譜は初演当日に刊行される運びになっています。



 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
私も時折、顔を出すつもりでいます。
 ピアニストは和田蕗子、私の妻が担当してくれています。
関心のある方、どうか宜しかったらお仲間に入りませんか。

「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。

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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      
 



                       メールはこちらまで。


                       

 HP通信NO.448/2017.4.20


                               
                ようやくこのように外でお茶ができる季節となりました。  

 永い冬を越して、ようやく上の写真のように外でお茶ができるようになりました。
やはり冬は「籠る」と言った表現が合います。
「春」は暖かな陽光の下で大いに手足を伸ばす、と気持ちにさせます。
 それのひとつの象徴が何といっても「桜」でしょう。

 関東は桜の季節を過ぎました。
今は八重桜が咲き出しています。
 
                 
                            近所の八重桜

 今はTVはもちろんNetなどで情報が溢れていますが、もし、それがなかったら山に住んでいる私などは「浦島太郎」の世界です。
世の中はめまぐるしく変化しています。
 最近、Netなどで情報を知る事を覚えましたが、それでも尚、世の中に追いつけないどころか、益々頭の中で「糸がもつれる」といった風です。
「老化現象」と言われてしまえばその通りです、が、それにしても世の中、急速に、と言うか、とてつもない変化です。
 昔の事を言うと笑われそうですが、スローなペースで生きていた時代が懐かしく感じられます。

 時代時代に必ず、ポツンと現れる「人」や「現象」によって世の中の風潮が変わることがあります。
たとえば「ビートたけし」。ある意味で世の中を変えた人と言えるかもしれません。
「赤信号みんなで渡れば怖くはない」とか「ババー、死ね」とか、悪辣な言葉で世の中を席巻しました。
 良いとか悪いとかではなく、いわゆる「タブー」のラインを越えたのです。
それから「キムタク」などの世代に至ってはファッションやその言葉「ヤベー」とか「チョウムカツク」「ウザイ」とか、
いずれもそれが時代の申し子のように登場しました。

 また「カラオケ」が登場してから日本人の文化は変わりました。
それまでの日本人は「人前」で何かをする、というのは苦手だったはずですが、「カラオケ」の出現で革新的に「自己表現」が顕著になりました。
 よく耳にすることばで「メッチャ・・〜・〜・・」というのがありますが、あれは「滅茶苦茶」の略のようです。
文化が進むと言葉は「簡略化」されます。
 たしか我々の時代も「言葉を簡略化」するのに快感と覚えた事もあります。

 それはある意味、人間の思考力の低下につながっているのです。
「ヤバイ」という言葉がそうです。
旨いものを食べても「ヤバイ」、ちょっと不可解なことについても「ヤバイ」。
 どのように表現して良いか、考えずに済ましているところがある。

 政治家やいわゆる評論家といわれる人たちも、時折、横文字(英単語)などを使います。
とくに政治家がそれを使うときは「ヤバイ」。さながら「煙にまいている」ような印象を受けます。
 その人たちの「職業」は「難しいことをより平易に伝える」ことが大事なはずだと考えるからです。

 私は音楽を通してたくさんの人たちと対面します。
いつも考えていることですが「いかに分かりやすく表現するか」かが、人前で何事かをする人にとっての責務であるようにも思います。
 ですから、それでなくとも「分かりにくい」今の世の中、尚いっそうの混迷がそこに生まれてきていると私には思えます。


 以前、薬師寺の高田好胤師の講話を聞いたことがります。
その中で師はこういう話をされました。
 あるとき、医師から座薬をもらった患者が「座薬」だからそれは「座って」服用するもの、と思っていたそうです。
師はこういうユーモアに富んだお話をよくされました。
 そこで続けてこう話されるのです。
「正しくやさしく説き、教えるというのが、<先生>というものだ」と。


 上の写真のテラスに佇んでいますと「鳥たちのおしゃべり」がうるさいくらいです。時にふと笑いがこみ上げることがあります。
「シンプル  イズ ベスト」が最高とは言いませんが、世の中、もっと「シンプル」がイイ、と私は思うのですが・・・・・・・。 


 春の空の下、私たちも自然界の生き物なのですから、大いに、春を満喫いたしましょう。


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                     <演奏会のご案内>

             


                                                                               

             




                


                     高松混声合唱団HP http://takakon.kt.fc2.com/

 興味のある方、宜しかったらお出かけ下さい。
楽譜は初演当日に刊行される運びになっています。



 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
私も時折、顔を出すつもりでいます。
 ピアニストは和田蕗子、私の妻が担当してくれています。
関心のある方、どうか宜しかったらお仲間に入りませんか。

「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。

  興味のある方はどうかお聴きになって下さい。

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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      
           

 HP通信NO.447/2017.4.10


                     

 今年の桜も見事に咲きました。
上は私の命名による「桜子」の一年一度の晴れ姿です。   
 この「桜木」を一年中、観ていて、いつも声をかけているのです。
例えば夏、「いっぱい陽の栄養をもらって嬉しそうだナ〜」とか、冬になれば「もうすぐ本番だネ〜」とか・・・・・・・。
 実はそもそも「桜子」と言うのはちっちゃな「小枝」のことだったのです、が、昨年、誰かに手(て)(お)られてしまいました。
その小枝に「小枝桜子」という名前までつけていました、その小枝が今はありません。
 
 小枝がなくなった時はショックでさえありました。
永年、この木、この小枝を慈しんできたものですから、とっても残念な思いでした。
「花を盗む人に悪人はいない」とは昔から言いますけど、しかし、自然の中でひっそり生きてきたものを家に持ち帰り、風流を気取るなど、
私のように一年の間「手塩」(?)にかけた者にとっては、やはり残念というか悔しさがあります。
 前の「桜子」の近くにあった小枝を新しく今は「桜子」と名付けています。(桜子第二世)
これからこの「桜子」に向かって一年中、話しかけることになるでしょう。
 以前、独身男性が家に帰ると水槽の金魚とお話をする、という話を笑ったことがありますが、私も多分、その部類に入るかもしれません。

 今、私の住んでいる鳩山の風景は一面、桜色です。
間もなく新緑で覆われます。
 今はウグイスが啼いていますが、すぐにホトトギス、そしてやがて蝉が啼き出すでしょう。
自然の移ろいが楽しみでもあります。

 昨日、小品をひとつ完成させました。
「平和という果実」の作詞者、金子静江先生が卒寿(九十歳)を期して作った「さくらんぼと麦わらぼうし」という歌です。
 金子先生は私の義母に当たります。
ご夫妻は共に驚くほどお元気で、今はセカンドハウスとして建てた日光市にお住まいです。
 我が家から車で1時間半ほどですので、たまに車でお邪魔をしております。
ここも自然が豊かです。
「さくらんぼと麦わらぼうし」は近いうちに合唱にしようとも思っていますので、いずれ皆さまの目にも触れることになるでしょう。

 この歌は大体3週間程で出来ました。
その作曲期間中、実はずーっと「歯痛」に苦しんでおりました。
 ところが完成した翌日の本日、「歯痛」が止みました。
この曲を聴く度にきっと「あの時は歯痛で…・」と思い返す事でしょう。
 作品とはそうしたものなのです。
作品にはその時の想い、だけでなく、その当時の風景やときに匂い、さえ甦ることがあります。
「心のアルバム」のような意味合いを持っています。
そういう「時」を作品を通して振り返られるというのは、幸せなことだと思っているところです。

 上で書いたように静かな自然の中におりますと世の中の動きをまるで「下界での出来事」と観るような心境にもなる時があります。
それが果たして「良い事なのか悪い事なのか」。
「フェースブック」や「ツィッター」を薦められることがありますが、私はあまりやる気がしません。
私は昔、「新しいモノ好き」だったのに・・・。
 せっかく、こういう環境に慣れたのに、わざわざ雑音の中に戻る必要はない、と。
例えて言うなら「せっかく禁煙したのにまた戻ることもない」と。

 と、このように書きながら、東京も半分住まいとしながら「江戸」を楽しむことも覚えました。
何とも「矛盾!」。
 ですが「矛盾」も言葉を換えれば「多様」とも言えます。
さらに言えば「素」になれば何でも「直」に観る事ができる、すなわち「素直」が「肝心」とも思ったりしているところです。

 今回は桜陽気の中、自身の近辺のことを書いてみました。
桜が散るのもまた美しいものです。
 次の季節を楽しみにしながら、私はいつものようにまたコツコツと勤勉な(?・・心がけて・・)生活を送ろうと思います。

 それでは今回はこの辺で失礼します。


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                     <演奏会のご案内>

             


                                                                               

             




                


                     高松混声合唱団HP http://takakon.kt.fc2.com/

 興味のある方、宜しかったらお出かけ下さい。
楽譜は初演当日に刊行される運びになっています。



 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
私も時折、顔を出すつもりでいます。
 ピアニストは和田蕗子、私の妻が担当してくれています。
関心のある方、どうか宜しかったらお仲間に入りませんか。

「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。

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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      
                        

 HP通信NO.446/2017.3.31

 ようやく桜の季節がやってきました。
まだ咲き始めですが自然の色が華やいできました。

 昨日から塩釜市の従兄弟の子供たちが東京に遊びに来ましたので、蕗さんと一緒に案内をしました。
スカイツリー、浅草、上野公園、月島(もんじゃ焼き)、お台場、などなど、普段は行く事のない所ばかりでした。

                 
                    浅草=仲見世通りで。従兄弟の嫁と娘です。

 従兄弟の娘を「いとこ違い」また「従姪(じゅうてつ)」と言うのだそうです。
ちなみに男の子は「従甥(じゅうせい)」と言うのだそうです。
 今回、調べて初めて分かりました。
この「従姪」は今年新中学生になります。
 春休みを利用してかねてより来たがっていた東京に来た訳です。

 こうして改めて「東京見物」をすると昔の事が甦ってきます。
上野駅はいつも通るだけですが、駅を降りると、そこは昔と変わらぬ風景がありました。
 もちろん「西郷さん」の銅像もそうです。
その辺はおそらく昔から変わらぬ風景なのでは、と思いました。
 そういう所って東京には結構あるのでしょうね。
とくに桜の季節になると、千鳥ヶ淵とかお茶の水とか、思い出します。
 上野公園は花見の人で溢れていました。
青のビニールシートの上で宴会をしている人たちは桜も見ずに楽しそうでした。
 やはり「春」というか「桜」の「妖気」が人を「躁(そう)」にさせるのでしょう。
何はともあれ、「花見」というのは心ウキウキさせます。
 久しぶりの上野でしたので、世界遺産になった「西洋美術館」にも行ってみました。
懐かしい、というのが一番の感想です。
 ロダンがとても新鮮でした。
東京文化会館も本当に久しぶりでした。
 かつての数々のシーンが浮かびました。
「最近、何故ご無沙汰しているのだろう」と考えましたら「そうだ!埼玉の山に引っ込んだからだ」と一人合点したりしてました。


                   
                          インモーションという乗り物。
                 お台場で、子供たちが楽しそうにやっていましたので、私も挑戦しました。 
                   快適なものです。少しで慣れました。体重移動で動くのです。
                 昨年、ハンガリーに行った時に、街でこれに乗っている人を見かけました。
                     日本でも街中で見かける日がいずれあるかもしれません。


 お台場に行ったのは、かれこれ30年も昔になるでしょうか、出来た頃に一度行ったきりでした。
今回はじめて「ゆりかもめ」に乗りました。

 今回は思いがけずに東京の小旅行を楽しみました。
しかしちょっとハードなスケジュールだったかも。
 私たちより「従姪(じゅうてつ)」の方が先にヘタばっていました。
笑い話になりますが、シニアコーラスの祭典などで楽屋に「看護士」を待機させることがあります。
 が、誰もお世話になる人などおりません。(事故は別ですが…・)
ところがジュニアコーラスでは、ステージで倒れる子供が続出、というケースもまま見られます。
 マア今どき「年寄り」の方が子供より元気なのです。



                      
                                お台場で。

 たまにこうした遊びもよいものです。
大いに気晴らしになりました。

 桜の季節を皆さん、どうか楽しんで下さいますよう。
鳩山の桜ももう少しで見頃になります。
 次回の更新あたり、それをご覧にいれましょうね。

 それでは・・・・・・・・・・。


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                     <演奏会のご案内>

             




               


                     高松混声合唱団HP http://takakon.kt.fc2.com/

 興味のある方、宜しかったらお出かけ下さい。
楽譜は初演当日に刊行される運びになっています。



 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
私も時折、顔を出すつもりでいます。
 ピアニストは和田蕗子、私の妻が担当してくれています。
関心のある方、どうか宜しかったらお仲間に入りませんか。

「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。


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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      
 



                       メールはこちらまで。              


 HP通信NO.445/2017.3.20


                      
 
 上は我が家のモクレンです。 
モクレンというのはあっという間に咲いて、そしてすぐ茶色に変色して散ってしまう花です。
 最近でこそ家に居る日が多いのですが、何年も、見頃の時期を逃したことがあります。
春と秋に咲きます。
 今年も見事に咲きました。
モクレンが咲くと次は桜です。

 昨日の19日は「ひびとも会合唱団」の第三回の演奏会に行って参りました。
関西大学のOBが中心になって作った合唱団で、19年前の創設時から応援しています。
 メンバーの中には彼らがまだ学生の頃から、もう30年以上のお付き合いになる人もいます。
昨日も打ち上げで「あの頃は」という想い出話も出ました。
 いつも思う事なのですが、「あの時は〜」という話が出来る事というのは大変幸せなことではないかと思っています。
もう既に故人となり、想い出を語り合えないということは、その人との時間が消えたことになります。
 想い出というのは語り合ってこそ、その想い出のその人との「時」が生きてくるものだと思うからです。
一方通行の想い出というのは寂しいものです。

 昔から変わらぬ彼らと久しぶりに酒を酌み交わし、楽しいひとときを過ごしました。 

                       
 演奏会では「永訣の朝」が演奏されました。
上の写真はその指揮をした鈴木隆史さん。彼は関西大学ひびきの出身で、現在名古屋から月1回の練習に参加しているとのことです。
下は打ち上げ風景。(メンバーの一部の人たちと) 

                     


 昨日は東京・森下の家に帰りました。
森下の家というのは妻の家です。
 時折、東京近辺に用事がある時に鳩山に帰らずに森下に滞在しています。
そして本日20日、森下の家から浅草まで足を延ばしてみました。

 両国まですぐなのです。
ほんの20分足らず。
 あの「吉良邸址」の前を通りました。
「名所・旧跡」がたくさんあります。

                     

 回向院、国技館を過ぎ、隅田川沿いを歩き、雷門まで大体1時間半。
とても良い日和でしたので、江戸の情緒に浸りながらの散策でした。
 私は「江戸時代物」が大好きですので、地名を見るだけでもミーハーのように胸が踊ってしまいます。
これからは、森下を中心に「あちらこちら」と歩き回ることを目論んでいます。
 そして江戸の美味しい物を食べ歩く事も・・・・・・。
新しい楽しみが出来ました。

 桜の開花も間近に迫ってきました。
今年は鳩山の春、そして江戸の春を楽しみたいと思っています。
 それでは皆さんも、思い思いのそれぞれの春を楽しんで下さい。


                 


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                     <演奏会のご案内>

             




               


                     高松混声合唱団HP http://takakon.kt.fc2.com/

 興味のある方、宜しかったらお出かけ下さい。
楽譜は初演当日に刊行される運びになっています。



 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
私も時折、顔を出すつもりでいます。
 ピアニストは和田蕗子、私の妻が担当してくれています。
関心のある方、どうか宜しかったらお仲間に入りませんか。
「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。

  
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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
  

 HP通信NO.444/2017.3.10


 あの東北大震災から6年が経ちました。明日がその日です。
多くの亡くなった人にとって明日は「7回忌」ということになります。
 きっと明日は一斉に当時の映像などが流れることでしょう。
正直、私は観る気がしません。
 未だに記憶が生々しいからです。
宮城は私の故郷です。
 しかも、被害の激しかった「七ヶ浜町」は私が生まれ育ったところです。

 その日、私は名古屋の少し手前で急停車した新幹線の中に居りました。
どの人もおそらく「あの日・あの時」自分が何処で何をしていたかを思い出す事でしょう。
 そしてその日の「衝撃」も決して忘れる事はないはずです。

 私の母の従兄弟は津波で亡くなりました。
そして二人の叔父の家は半壊しました。
 多くの親戚はしばらくの間、避難所生活をしました。
私の友人の家族は車に乗っていて津波の被害に遭いました。
 その人は幸い軽トラックに乗っていたために、窓をハンドルで開けることが出来、脱出できました。
そして救助されるまで、電信柱に必死の思いでしがみついていたということです。
 多くの車は電気系統が損傷し、車に閉じ込められて亡くなった人もあったそうです。
また私の近い親戚は、家ごとすべて流され、身ぐるみひとつで逃げ出しました。

 当時、年老いた両親が二人きりでライフラインが閉じた世界で健気に頑張りました。
ようやく仙台入りが出来たのは2週間後、東京駅からの高速バスで6時間かけて仙台に行く事ができました。
 ひとまず両親の元気な姿に触れて安心したものの、次々と上での現実を知る事になります。
家ごと流された親戚の家族の消息を案じ、訪ねた時は「顔から表情」が無くなっていました。

 両親の家は高台の地盤のしっかりした土地柄のせいでまったく被害はありませんでした、しかし年老いた身にはかなり堪えたようです。
親戚の見舞いに両親と共に、途切れ途切れに通行止めになった道を車で走りました。
 かつては自然豊かで、夏などは海水浴などの楽しい想い出のつまった浜辺は、観る影もなく痛々しい風景になっていました。
自衛隊のヘリが何機も海面すれすれの低空飛行で遭難者を捜索していました。

 霊感の強い私の従妹はしばらく体調を崩しました。
一瞬にして多くの生命が失われ、その霊が彷徨う、と言っても信じない人も居られましょうが、それは現実のことでした。
 噂ですが、被害の多くあったところではしばし「幽霊騒ぎ」がひっきりなしに伝えられました。
両親の家は利府町にあり、遺体の安置所が設けられたために、一日中、その搬送のヘリの音が響いていました。

 4月になってすぐに、大きな余震があったことも忘れることはできません。
立っていられないほどで、身体をわしづかみにされ、振り回されるような揺れでした。
 その余震のせいで、更に被害が広がりました。

 あれから6年。
両親は既に亡く、その時の両親の事や、様々な光景を思い出すと胸が詰まります。
「かけがえのないもの」が失われました。
今の私たちに出来る事は一人一人の心に立てた「墓標」に祈ることのみです。

 地震・津波は「天災」ですが、原発のような「人災」もあります。
福島の知人・友人たちで未だに帰る事の出来ない人たちを大勢知っています。
 以前にもここでひとつ素朴な疑問がある、と書きましたが、このような「国家的危機」に何故、国がリーダーシップを取れなかったのか。
そして我が国の首相が「国民の安全と利益を守るために」と連呼するわりには、今後も原発を継続していく姿に、私は素朴に疑問を持つのです。

 翌日の3月12日に福島原発が爆発しました。
その時、私は福井県高浜原発のある「高浜町」にいました。
 演奏会の本番の日で、夕方、私は控え室でTVを観ていました。
出演者の部屋にはTVがなく、私の部屋に全員が集まり、それこそ固唾を飲んで観たものです。

 当時の想いを語れば尽きません。

 復興が進んだとは言え、決して昔の風景には戻りません。
心に「墓標」を立てると書きましたが、亡き人との想い出を抱き、そして美しかった故郷に想いを抱きながら、私たちは生きて行かなければならないと思います。

 亡くなった多くの方達へ心よりの哀悼を捧げます。


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                     <演奏会のご案内>

             




               


                     高松混声合唱団HP http://takakon.kt.fc2.com/

 興味のある方、宜しかったらお出かけ下さい。
楽譜は初演当日に刊行される運びになっています。




         

 HP通信NO.443/2017.3.1


 大分、暖かな日が多くなりました。
といっても、ストーブはまだ手放せません。 
 私は東北育ちですから尚の事、寒さには敏感なのです。
東北育ちだからと言って、決して寒さに強いわけではありません。
 ただ、寒さには敏感なだけです。
我が家には週に一度、「灯油屋さん」が廻ってきます。
 この近辺では我が家はお得意様になっています。
私から見れば近所の皆さん、寒さに強いというか、いつも「灯油屋さん」のトラックが止まるのは我が家だけです。
 
 ですが、日中、陽が出る時は我が家はサンルームのようです。
昔聴いた話ですが、作家には二つのタイプがあるそうです。
 まるで「穴蔵」のようなところで仕事をするタイプと、「サンルーム」のようなところで仕事をするタイプとがあるそうです。
それによって、その作家の作風もそれによって異なるとか。
 ちなみに「穴蔵派」は一つの作品にコツコツと時間をかけるタイプ。
「サンルーム派」は、次から次へと作品を作り、作風の変化もいとわないタイプ。

 私は昔は「穴蔵派」でした。
小さなところに閉じ篭る方が集中出来たりしました。
 しかし、今は、「サンルーム派」です。
ですが、先日完成した混声合唱曲「巡礼」などは5年もかけています。
 そして現在、また何年もかかる作品に臨もうとしています。
それから言えば私は相変わらずの「穴蔵派」と言えそうです。

 それについて私なりの解釈があります。
私の私見ですが、作家には「北方系」と「南方系」があると言えます。
「北方系」はいわゆる「穴蔵派」、南方系は「サンルーム派」です。
日本は「北方圏」ではありますが、「葛飾北斎」「棟方志功」などは明らかに「南方系」です。
 ピカソなどは典型的「南方系」。
ロシアの作曲家「ストラヴィンスキー」などは「北方圏」ですが「南方系」です。

 そこにその作家の資質を見る事が出来るような気がします。
「北方系」は南方系」に憧れ、「南方系」は「北方系」に憧れ、作家はそれを潜在的に持ち合わせているとも言えます。
私はそもそも「北方系」ですが、「南方系」に強い憧れを持っています。
 次第に私が「サンルーム派」になっている今の状況がまさにそれを物語っています。
この説は「まんざらでもない」と私は思っているのですが・・・・・・・。

「巡礼」が6月3日に高松市で初演されます。
チラシが出来てきましたのでここでご案内させていただきます。

           

「巡礼」をイメージした素敵なデザインです。
高松混声合唱団HP http://takakon.kt.fc2.com/

 大変地味な作品です。
考えてみればいつもこうした「地味」で時間をかけたものばかりを作っています。
「地蔵礼讃」「祈祷天頌」「永久ニ」「楽園」しかりです。
「北方系」「南方系」で書きましたように、私は「南方系」に強い憧れを持っています。
出来る作品は「北方系」ではありますが、次第に「サンルーム派」になりつつ自分を意識して、少しずつ作風も変わってくるかもしれません。
 それが自身でも楽しみであり興味のあるところです。

 興味のある方、宜しかったらお出かけ下さい。
楽譜は初演当日に刊行される運びになっています。



 ところで下記のように「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を紹介していますが、現在、月に2度の練習、10数人で活動しています。
とても熱心に練習に励んでおられるようです。
 指揮者は伊澤俊雄さん、元「ひびとも」の指揮者です。
私も時折、顔を出すつもりでいます。
 ピアニストは和田蕗子、私の妻が担当してくれています。
関心のある方、どうか宜しかったらお仲間に入りませんか。

「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。



 次作もそろそろ始動開始です。
初演はあと2年後です。
 今度の作品も「北方系」となりそうです。
燦々と陽が入る部屋で「南方系」に憧れながら、コツコツと時間をかけて一つの作品を作る「北方系」の生活に入ります。


 お正月はついこの間の事でした。
もう3月。
 こうしている内に春が来て「ウグイス」もさえずり、そのまもなく「ホトトギス」も鳩山弁で「ホットトギデッチュ〜」と啼くことでしょう。
ホントに鳩山の「ホトトギス」は「ホットトギデッチュ〜」啼くのです。
 そんな楽しみな鳩山の季節がやってくるのもあっという間の事でしょう。

 まだまだ寒暖が続く折ですから、御身大切にお過ごし下さい。
それでは今回はこの辺で御機嫌よう。

昨年10月28日、ハンガリー・ブタペスト<ペスティ・ヴィガド>で行ったコンサートの録音です。

下をクリックするとバチカン放送局に入ります。
バチカン放送局 http://ja.radiovaticana.va/epg-web#!/detail/1258

波面上に[RSS]というのがあります。そこをクイックするとたくさんのリストがでてきます。
その中で
21日放送分は[cinese_200117.mp3]はすでにリスト外になりましたが、下記の放送分はまだ紹介されているようです。
28日放送分は[cinese_270117.mp3]をクリックして下さい。曲目は「マザーテレサ 愛のことば」より2曲。
中国語による放送です。
30分番組ですので、時間が15分を過ぎた頃から曲目の解説、そして音楽が流れます。


*パソコンの種類も様々ですので、下記のような方法もあるとのことです。
28日放送分http://media01.vatiradio.va/podcast/feed/cinese_270117.mp3

1.以上の範囲を選択します。色が変わります。
2.右クリックして、「・・・・に移動する」を選択してください。
3.再生画面がでてきます。再生をクリックして、14分過ぎから音楽番組になり、鈴木憲夫の名前と曲の説明、合唱を聴くことが出来ます。
4. 3の再生画面の右端のダウンロード↓をクリックすると、数十秒でダウンロードされます。パソコンのダウンロードの項目から
  cinese_200117.mp3  ?cinese_270117.mp3 を選択するといつでも聴くことができます。(Windows Media Playerで再生)


合唱はハンガリーでのChorus Festaに参加した合唱団の合同「Chor SUZUKIO」
・(東京)くにたち混声合唱団ときわ=(木野村雅子先生)
・(京都)ラ・コール(箸尾哲男先生)
・(茨城)日立市民混声合唱団(団長・小林佑治さん)
・(広島)女声合唱団アンダンテ(中川聰子先生)
  他、静岡、高松、宮崎から参加された総勢100名の皆さんによる合唱。

[RSS]の中のリストはしばらく掲載されるようですので、このご案内はそのリストが削除されるまで当分そのままにしようと思っております。

  興味のある方はどうかお聴きになって下さい。


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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      
 



                       メールはこちらまで。


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 HP通信NO.442/2017.2.21


 先週の、突然の春の陽気で近所の梅も咲き出しました。
梅もおそらく「びっくり」しているのでは、と思うくらい、恥じらうようにまた誇らしげに咲いている姿に、つい「フッフッ」と笑みがこぼれました。


 つい先日は新しい「ポピュラー編曲集」を完成させ、まずは一段落しホっとしているところです。
それは3年前から編集者と打ち合わせをしていたものです。
 その間、いくつかの作曲に取り紛れていて、ようやく着手し完成した次第でした。
いずれ刊行される時にまたここでご案内いたしましょう。

 一段落をしたところでまたぞろ「家の模様替え」をしています。
鳩山に住んで10年、何度、それを繰り返したことでしょうか。
「男」が一人で住み暮らす「家」というのは、どうしても殺風景になります。
そこには「女」の「視点」が欠如しているからです。
 
 つまるところ「イメージ」なのですね。
毎日暮らしている「家」ですから、何事も当たり前になり客観的な視野がなくなります。
 今回は我が家に新しい「視点」が入りました。
そのお陰でこれまでとは違い、少し前進した様変わりになりそうです。
 
「イメージ」を持つという事はとても大切なことだと思います。
私の仕事そのものは勿論、何事につけ、生き方にしても「イメージ」は欠かせないものだと私は思うのです。
「イメージ」を持てば、自然と身体も心も次第にそのようになるものです。
言葉を換えれば「想像力」です。 
 チャップリンの映画「ライムライト」の中で、チャップリンはこう言っています。
「人生で大切なことは<想像力>と<勇気>・・・・そして少しのお金かな・・・」という名言があります。

「想像力」と言っても何も難しい事ではありません。
ただ単に、「こうすれば〜こうなる」ということです。
 それは日常的な事です。
昨日は久しぶりに「都会」に出ておりました。
 駅のホームに飲み残された缶コーヒがひとつ置かれていました。
それがどんなに危ないことになるか、考えなくても分かる筈でしょうに・・・。
 また当たり前の風景となっていますが、スマホを見ながら混雑の駅の構内を歩く人、スマホに夢中で電車のトビラの前で人が来ても避けもせずにいる人、
数えたらキリがありません。
 そういう「想像力の欠如」の世間ですから、歩くにしてもウカウカしてられません。
 

 我が家の模様替えも少しは落ち着いたかな、とは思いながら、一つ変えるとまた違うものが見えて来る。
当分「to be contenue」(後につづく)といったところでしょうか。

 
 そろそろ春の鳩山の映像もご覧にいれたいところです。
少しずつ彩りが増すこの時期、楽しみな季節です。

 とは言いながらまだまだ寒暖の差が激しいこの時期、皆さまにはどうかお御身お大切に。


昨年10月28日、ハンガリー・ブタペスト<ペスティ・ヴィガド>で行ったコンサートの録音です。

下をクリックするとバチカン放送局に入ります。
バチカン放送局 http://ja.radiovaticana.va/epg-web#!/detail/1258

波面上に[RSS]というのがあります。そこをクイックするとたくさんのリストがでてきます。
その中で
21日放送分は[cinese_200117.mp3]をクリックして下さい。曲目は「3つの聖母マリア賛歌」より「regina caeri」「salve regina」2曲。
28日放送分は[cinese_270117.mp3]をクリックして下さい。曲目は「マザーテレサ 愛のことば」より2曲。
中国語による放送です。
30分番組ですので、時間が15分を過ぎた頃から曲目の解説、そして音楽が流れます。


*パソコンの種類も様々ですので、下記のような方法もあるとのことです。
21日放送分http://media01.vatiradio.va/podcast/feed/cinese_200117.mp3
28日放送分http://media01.vatiradio.va/podcast/feed/cinese_270117.mp3

1.以上の範囲を選択します。色が変わります。
2.右クリックして、「・・・・に移動する」を選択してください。
3.再生画面がでてきます。再生をクリックして、14分過ぎから音楽番組になり、鈴木憲夫の名前と曲の説明、合唱を聴くことが出来ます。
4. 3の再生画面の右端のダウンロード↓をクリックすると、数十秒でダウンロードされます。パソコンのダウンロードの項目から
  cinese_200117.mp3  ?cinese_270117.mp3 を選択するといつでも聴くことができます。(Windows Media Playerで再生)


合唱はハンガリーでのChorus Festaに参加した合唱団の合同「Chor SUZUKIO」
・(東京)くにたち混声合唱団ときわ=(木野村雅子先生)
・(京都)ラ・コール(箸尾哲男先生)
・(茨城)日立市民混声合唱団(団長・小林佑治さん)
・(広島)女声合唱団アンダンテ(中川聰子先生)
  他、静岡、高松、宮崎から参加された総勢100名の皆さんによる合唱。

[RSS]の中のリストはしばらく掲載されるようですので、このご案内はそのリストが削除されるまで当分そのままにしようと思っております。

  興味のある方はどうかお聴きになって下さい。


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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      
 
「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
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 HP通信NO.440/2017.1.30

 前回の更新でバチカン放送の事をお知らせいたしました。
お聴き下さった方からもメールを頂戴したりしています。
 そして一昨日も二回目の放送がありました。
私はライブで聴く事ができました。
 早速You tubeにアップされているようなので、下でご案内させていただきます。
          
昨年10月28日、ハンガリー・ブタペスト<ペスティ・ヴィガド>で行ったコンサートの録音です。

下をクリックするとバチカン放送局に入ります。
バチカン放送局 feed://media01.vatiradio.va/podmaker/podcaster.aspx?c=CINESE

1.画面の下の[SERACHI PROGUMME]をクイックします。
2.言語選択[select]の[chinese]を選択します。
3.そして[SERACH]をクイックし、下の「chienese proguramme]をクイックすると[Replay]の画面が出てきます。
4.その上[RSS]をクイックするとたくさんのリストがでてきます。
その中で
21日放送分は[cinese_200117.mp3]をクリックして下さい。曲目は「3つの聖母マリア賛歌」より「regina caeri」「salve regina」2曲。
28日放送分は[cinese_270117.mp3]をクリックして下さい。曲目は「マザーテレサ 愛のことば」より2曲。
中国語による放送です。
30分番組ですので、時間が15分を過ぎた頃から曲目の解説、そして音楽が流れます。

合唱はハンガリーでのChorus Festaに参加した合唱団の合同「Chor SUZUKIO」
・(東京)くにたち混声合唱団ときわ=(木野村雅子先生)
・(京都)ラ・コール(箸尾哲男先生)
・(茨城)日立市民混声合唱団(団長・小林佑治さん)
・(広島)女声合唱団アンダンテ(中川聰子先生)
  他、静岡、高松、宮崎から参加された総勢100名の皆さんによる合唱。

[RSS]の中のリストはしばらく掲載されるようですので、このご案内はそのリストが削除されるまで当分そのままにしようと思っております。

  興味のある方はどうかお聴きになって下さい。


 バチカン放送は世界で6億人の人が聴いているとのこと、です。 
それを聞いて「ヘーエッ!」と思わず口にした私です。
 そう言えば、You tubeで私のある作品が視聴回数「200万回」を越えているものあります。
それもはじめ私は知りませんでした。
 人より聞いて知り、その時もつい「ヘーエッ!」と驚きました。
それを観て「いちじゅう、ひゃく、せん」とゼロを数えたりしていました。
 普通、実感のないことですので、正直、驚いたりしています。
昔は想像もしなかったことです。
 なにせ「音の発信」というのはアナログの世界しか経験してこなかった世代です。
今の時代はそれが普通に当たり前ですが、作家として実感がないという現実、正直戸惑いを覚えます。
 なぜなら「作家の知らない」ところで「音の流通」があるからです。
不思議、不思議、です。
 自身の作品がこのように聴かれたりするのは嬉しいことではありますが、この実感の「なさ」、不思議不思議の連続です。

 とは言いつつ、先日、5年越しの作品を完成させました。
どの時代も作家というのはコツコツと「手を動かし」書くものです。
 それゆえの「芸術」というジャンルはあり続けるのだろうと私は思います、が、それ自体も変わる時代が将来あり得るかもしれません。

 その作品とは「混声合唱曲<巡礼>」です。
四国・香川県高松市の「高松混声合唱団」の委嘱で完成させたものです。
 5年前に依頼を受け、どういうテーマにするか考える事2年(テキストを探すのに)
テーマを<巡礼>と決めたものの机上では「にっちもさっちもいかず」に、実際に四国のお遍路を経験したのが3年前。
 わずか10日あまりのお遍路でしたが、その経験を基にテキストを作り、作曲に丸1年、そうしてようやくに出来上がったのがこの作品です。
私にとってはとくに珍しいことではありませんが、相変わらず牛歩のごとく、自身で呆れもし、また少々の誇りにも感じています。
 何度か断念し、先方には「詫びを入れ」て辞めようかと思いました。
この十年、そうして未完に終わった事が実は3度あったのです。
 折角ご依頼いただいたのに、先方の方々にはその都度、大変ご迷惑をおかけしました。

 それは先の妻の死により、正直、気力が失せたことが大きな原因でもありました。
今回も難しいテーマを選び、未完になる可能性が大いにありました。
 しかしそうならなかったのは、このテーマが私を突き動かしたことにあります。
大変地味な作品になりました。
 今は、演奏者の皆さまに「宜しくお願いします」という思いです。

 初演は今年の6月3日(土)香川県県民ホール「レクザムホール」18時半開演です。
近くなりましたらまたここでご案内させていただきます。

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 そういうわけで、ただ今は、作品を合唱団に渡して心も軽やかになりました。
そして新しい仕事に臨んでいるところです。
 先日、久しぶりに往復10Km歩いて映画を観てきました。
時折、こうして歩く生活が戻ってきました。

 「春」はまだ少し待たなければなりませんが、少しずつ移ろい行く景色を眺めるのも楽しみな季節となってきました。
世の中はインフルエンザが流行しているとか、私も充分に気をつけなければと思っておりますが、どうか皆さまにもくれぐれもご自愛のほどを。

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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      
 
「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。



                     メールはこちらまで。


 HP通信NO.439/2017.1.20


 暦は大寒を迎え、寒さも本格的になりました。
とくに本日20日、関東では雪の予報が出ています。
 今朝は早々と買い物を済ませ、雪籠りに備えました。

 ひとつお知らせがあります。
昨年ハンガリー・ブタペスト<ペスティ・ヴィガド>で行ったコンサートの模様がバチカン放送で世界に向けて放送されます。
 
 ローマ時間1月21日土曜日 バチカン放送局(ラジオバチカン)中国語放送です。
am 6.00とpm.8.30からで 15分放送だそうです。
 2回に わたって私の作品が放送されます。
21日は「3つの聖母マリア賛歌」、 次回28日はマザーテレサが 紹介されます。

 日本時間で21日午後から「YouTube」で聴くことが出来るということです。

          バチカン放送局 feed://media01.vatiradio.va/podmaker/podcaster.aspx?c=CINESE

<追加更新1月21日>
21日の午後、放送を聴く事ができました。
上をクリックするとバチカン放送局に入ります。
1.画面の下の[SERACHI PROGUMME]をクイックします。
2.言語選択[select]の[chinese]を選択します。
3.そして[SERACH]をクイックし、下の「chienese proguramme]をクイックすると[Replay]の画面が出てきます。
4.その上[RSS]をクイックするとたくさんのリストがでてきます。
その中で、[cinese_200117.mp3]をクリックすると中国語の音声が流れます。

30分番組ですので、時間が15分を過ぎた頃から曲目の解説、そして音楽が流れます。
21日に放送されたプログラムは私の「3つの聖母マリア賛歌」より「regina caeri」「salve regina」最後に私の指揮した「Avevermu corpus」
合唱はハンガリーでのChorus Festaに参加した合唱団の合同「Chor SUZUKIO」
・(東京)くにたち混声合唱団ときわ=(木野村雅子先生)
・(京都)ラ・コール(箸尾哲男先生)
・(茨城)日立市民混声合唱団(団長・小林佑治さん)
・(広島)女声合唱団アンダンテ(中川聰子先生)
  他、静岡、高松、宮崎から参加された総勢100名の皆さんによる合唱。
次回の放送は28日です。
プログラムは「マザ?・テレサ愛のことば」より。


 今回は中国人のスタッフの方が担当して下さいますので、中国語放送です。
 興味のある方はどうかお聴きになって下さい。

 バチカン放送のスタッフから直接電話を貰いました。
またメールでいくつか質問にも答えました。
 いつも海外の方とお話をすると宗教について問われることがあります。
「3つの聖母マリア賛歌」はバチカンで初演し、教皇さまに献呈し謁見を許され、サンピエトロ大寺院で聖歌隊として招聘を受け、メイン祭壇でも演奏しました。
 またマザー・テレサをテーマに作曲したことにも注目をされているようでした。

 私がクリスチャンでないのに「宗教曲」を書いた事への素直な疑問を持たれたようです。
それについてに以下のようなメールの返信をしました。

「私の当初からの興味あるテーマは「祈り」でした。
現在、日本では私のことを「祈りの作家」と呼んで下さる方もいます。
「祈り」とはもちろん宗教と深く関わっています。
 日本にはいくつもの宗教が存在します。
多くの日本人はその意味で大変「信仰心」のある民族だと思っています。
 私はクリスチャンではありませんが、私も敬虔なる「信仰心」を持っております。

 今回の「マザーテレサ愛のことば」は、マザーテレサという、人としてなし得る奇跡を行ったと私は思います。
その「ことば」は人間の宝とも言うべきものです。
 マザーテレサの姿に私は感動してこの曲を作りました。
この作品の根底にあるものは、クリスチャンと共通する信仰とつながっているものと私は確信しています。
「3つの聖母マリア賛歌」はローマ教皇に献呈するために書いた作品です。
 純粋に宗教曲を意識しました。

 私は「祈り」を通して「宗教」を見つめてきました。
それはキリスト教についても言えます。
 そして現在の私は「祈り」から「宗教」へと関心が移ってきていることを感じています。
数年内に「レクエイム」を作曲します。
 それは私のこれまで辿って来た精神性の大きな集約となるでしょう。」
と、以上のようなお答えをしました。
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 宗教について外国の方に語るのは難しいことです。
なぜなら、日本人はやはり独特な宗教文化を持っているからです。
「祈り」とはクリスチャンから言えば「神」が対象です。
「神」以外の信仰の対象はあり得ないのです。
 しかし、そう簡単には言えないところが「私」いや日本人の「宗教観」だと私は思うのです。

 いずれにしてもこうして「バチカン放送」で取り上げられることは光栄なことです。
YouTubeで聴けるということは嬉しいことです。
 放送されてから数日は聴けそうです。
ちなみに以前にはバチカン「日本語放送」もあったということです。
 私も楽しみに聴こうと思っています。

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 数年来、取り組んできた作品もやっと完結し、今はホっとしている身です。
詳しいことは次回の更新の時にご報告をします。
 
 作曲もマラソンランナーと同じです。
途中で休むと再び走るのが億劫になります。
 もう早速、次ぎの仕事に取りかかろうとしているところです。

 ここ数日、寒そうです。
うっかり風邪などひかぬよう、用心せねばと思っているところです。
 皆さんもどうかご用心下さいますよう。

 
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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      
 
「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。



                     メールはこちらまで。




 HP通信NO.438/2017.1.10


 今年の書き初めです。
 
          

<学道則愛人>
「道を学ぶこと則ち人を愛すること」
出典はどこだったか覚えていません。
 例年のごとく、年頭になってふと思いついた「言葉」です。

 意味は文字通りですが、考えると奥深い意味合いがあると思います。
「道」とはあらゆる「分野の世界」ということです。
 政治であれ経済であれ、教育、人間関係などそれは様々な「道」です。
それらは全て「人」に関わっています。
 つまりどの「道」であれ、そこに「人を愛する」ことが根底にある、またあらねば、という意味でもあります。
この言葉はたしか「儒教」のものだったと思います。
 昔から「生きるということ、その道を歩むということ、その行為の基本に愛がなければならない」と言っているのだと思います。

 私の住む鳩山町は埼玉県内でも「65歳以上」の人がもっとも多い町ということです。 
ですから、車の運転も当然、シニアが多い。
 車を運転していると「コワイ!」思いをすることがしばしばです。
スピードは2.30Km程度のノロノロ運転、車道の中央ラインを平気で走る、カーブもオーバーターン、方向機も上げない。
 ですから私の方は慎重な運転が必要になります。
以前はいちいちイライラして運転していました。
 が、この言葉にあるように「人を愛する」、つまり「寛容」になること。
上の言葉はそれらを含んでいるようにも思います。

 今の時代、たしかに文明が進み、とにかく便利になり、何もかも「強く、賢く」生きるのが最良に思われがちですが、果たしてそうでしょうか。
「うまく世の中を渡った奴が勝ちなのさ」ではなく、この言葉にあるような精神が大切なことだと思い知らされます。
 とくに政治にそれが欲しいものです。
人だけではありません。
 草や花や鳥や虫、全てに「深い思い入れ・愛情」を持つことも含まれているように思います。
ですからこの「言葉」は今の世相に「雷(いかづち)」を提する言葉でもあるかもしれません。
 このホームページをご覧になる皆さまには、どうか心に留めておいて下されば嬉しいです。。

 ちょっと僭越なことではありますが、私の齢60余の人生の中で、ひとつ確信していることがあります。
この世に「心がけの良い人・悪い人」と分別するなら、確実に「心がけの良い人」は運気が上昇します。
「心がけの悪い人」はいつまでも「不平や不満」の中にいて、右往左往しています。
 「心がけの良い人」にはそういう人が集まります。「悪い人には」やはりそういう人たちが集まります。
これは自然の法則と言ってよいかもしれません。

 上の書き初めの言葉は一年中、部屋に飾るようにしています。
昨年は「一事が万事」でした。
 言葉はまるで「師」でもあります。



 今年の賀状は前回のホームページでの写真を皆さまにお送りしました。
多くの方から祝賀のお言葉をいただきました。
 皆さまからの温かなお心を頂いて、今年も佳き一年になるように心がけたいと思います。

 改めてご健康で佳きことの多い一年となりますようお祈りいたしております。 
 
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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      
 
「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。



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                               2017年

 
 HP通信NO.438/2017.1.1


               
                     新年のお慶びを申し上げます。

 

 皆さま元旦をいかがお過ごしでしょうか。
私は今年の正月は一人で過ごしています。
 新婚早々、別に事件があったわけではなく、彼女の日光市の両親のところで共に過ごすつもりでいましたが仕事の追い込みで一人となった次第です。

 今朝は彼女が作り置いてくれたお雑煮を食べました。
お雑煮とは家族の味なのですね。
 これまで仙台での母の「仙台雑煮」が私にとってのふるさとの味でした。
私にとって新しい始まりの「お雑煮」です。

 年が改まり、新しい出発の本日「元旦」ですが、まさに私にとって新しい世界への幕開けとなりました。

 「一年の計は元旦にあり」と申します。
 これはとても大切なことです。
物心ついてからこれは例年の習慣のようなものです。
 昨年は「今年は魚をなるべく食べよう」と心したつもりですが、そもそもあまり好きではないものですからさほど実践されませんでした。
今年もまた同じ目標を掲げることといたします。

 最近、よくよく思うのですが、歳と共に身体が変わって来ている事を感じます。 
あまり「年老いた」という実感はないのですが、食事など身体に相応なものをと心がけるようになりました。
 いわゆる「体質改善」です。
しかしこれも年齢故の目標ということになりますでしょうか。

 とにかく健康が第一です。

 どうか皆さまにとってご健康で良き一年となりますように。

 本年も宜しくお願い申し上げます。


 2016年 1月1日

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     日立市民混声合唱団さんのHPで私の結婚を祝う動画を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      
 
「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」の様子はこちらをご覧下さい。http://www.facebook.com/snchorus/
上のfacebookで、早速、参加者からの情報が寄せられています。併せてご覧下さい。



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