HP通信14
2019年
「HP通信3」は08年1月より再開しました。
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HP通信NO.541/2019.12.21

 今年もあと残り少ない令和元年となりました。
今年の暮れは比較穏やかに過ごせそうです。
 昨年の暮れ、そして明けての正月は作曲の仕上げでおおわらわでした。
そろそろ年賀状の準備をしようと思っているところです。
 今年も「喪中」のお葉書をたくさん頂きました。
数えてみると「25通」ありました。
 それぞれのご家族のご不幸、また近しい方の不幸と、改めて思いを深く致すところです。
とくに親しくして頂いた方のお顔が浮かびます。
 そして思います。
「あ〜ひとつの物語が終わったのだ」と。
 人生とはその人の「物語」です。
そして思うのです。
 その人にとってもっとも「輝かしい時とはいったいいつ、どんなだったのだろうか」と。

 今年長年我が家にいた猫の「マノン」も12年の生涯を閉じました。
晩年は家出をし、ご近所のOさんのお宅で暮らしていました。
 マノンは優しいOさんの家族に可愛がられ、幸せだったと思います。
留守がちの家にひとり寂しく8年暮らしてついに家を出たのでしたが、一緒にいた8年間は私にとってもとても楽しい日々でした。
 家にいる時は私のそばを離れず、散歩にさえ付いてきました。
まだ若い、そして元気なマノンの姿が今でも目にやきついています。
 今でもOさんの家を通るたびにマノンの姿を目で探している自分がいます。

                            


 机に上に溜まったこの一年の五線紙やらこまごまとしたゴミをこれから整理します。
この一年の悪戦苦闘の証のような紙の束を、シュレッターでホンモノのゴミにします。

 何かとせわしい歳の暮れ、皆さまにはどうか体調よろしくごきげんよう。


HP通信NO.541/2019.12.21

 今年もあと残り少ない令和元年となりました。
今年の暮れは比較穏やかに過ごせそうです。
 昨年の暮れ、そして明けての正月は作曲の仕上げでおおわらわでした。
そろそろ年賀状の準備をしようと思っているところです。
 今年も「喪中」のお葉書をたくさん頂きました。
数えてみると「25通」ありました。
 それぞれのご家族のご不幸、また近しい方の不幸と、改めて思いを深く致すところです。
とくに親しくして頂いた方のお顔が浮かびます。
 そして思います。
「あ〜ひとつの物語が終わったのだ」と。
 人生とはその人の「物語」です。
そして思うのです。
 その人にとってもっとも「輝かしい時とはいったいいつ、どんなだったのだろうか」と。

 今年長年我が家にいた猫の「マノン」も12年の生涯を閉じました。
晩年は家出をし、ご近所のOさんのお宅で暮らしていました。
 マノンは優しいOさんの家族に可愛がられ、幸せだったと思います。
留守がちの家にひとり寂しく8年暮らしてついに家を出たのでしたが、一緒にいた8年間は私にとってもとても楽しい日々でした。
 家にいる時は私のそばを離れず、散歩にさえ付いてきました。
まだ若い、そして元気なマノンの姿が今でも目にやきついています。
 今でもOさんの家を通るたびにマノンの姿を目で探している自分がいます。

                            


 机に上に溜まったこの一年の五線紙やらこまごまとしたゴミをこれから整理します。
この一年の悪戦苦闘の証のような紙の束を、シュレッターでホンモノのゴミにします。

 何かとせわしい歳の暮れ、皆さまにはどうか体調よろしくごきげんよう。

 HP通信NO.540/2019.12.10

 前回のこのホームページでバチカン放送のご案内をいたしましたが、聴いて下さった方から感想などをお寄せていただいております。
ソプラノソロをして下さった佐藤容子さんは山形フィルとの来年1月のニューイヤーコンサートで4曲目「Pie Jesu」を演奏下さるとのことです。
 また4月29日に日本初演が行われます。(指揮は今回ウィーンでご一緒して下さった木野村雅子先生。詳細はまたここでご案内いたします)
楽譜はカワイ出版から3月頃に刊行される予定になっています。

 
 先週末、久しぶりに森下の家に滞在し、いつものように江戸を散策しました。
今回は深川から富岡八幡を過ぎ、永代橋を渡り、茅場町、日本橋と歩いてきました。
 大体1時間ほどの距離。
隅田川に架かる永代橋は心地よい風でしたが、意外なことにビル街を吹く風の強さと冷たさを感じました。
 そしてお馴染みの蕎麦屋で昼食。
ほんの少しでも江戸の町歩きはいつも楽しいものです。

 HP通信NO.539/2019.11.30

 10月4日、ウィーン・シュテファン大聖堂での「レクイエム世界初演」の演奏会がバチカン放送(中国語放送)で紹介されています。
この放送は世界で聴かれているとのこと。
 30分放送ですが途中16分過ぎくらいで流れます。
先週、1.Intoroit et Kyrie が放送されました。
 今回は3.Sunctus 4.Pie Juse 5.Agnus Dei 6.Commniu が放送されます。

 https://www.vaticannews.va/zht/podcast/daily-chinese-news/chinese-programme-2019-11-29.html


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 来年、2020年に下記のような催しがあります。
団体の参加はもとより、個人での参加も可能です。
 個人で参加の際は私が合唱をまとめることになっています。
ご興味のある方、下記にお問い合わせ下さい。
       "maruo@mcec-inter.com>  

            
                                         

 今回はお知らせまで。

                 メールはこちらまで。

HP通信NO.538/2019.11.20

 11月17日(日)は京都で「コールやましな第13回定期演奏会」に行ってまいりました。
指揮は箸尾哲男先生。
 箸尾先生にはウィーンでのレクイエム世界初演でバリトンソロをお願いしました。 
        
                 
                          打ち上げで箸尾先生と。             

 当日演奏された曲は混声版初演の「姉ねお鶴」と「ピエロという名のピエロ」。 
「姉ねお鶴」は箸尾先生の混声版編曲によるものです。  
 さらにアンコールでは私の混声合唱曲集「ひとひらの花びら」から「こころ」を指揮しました。 
この作品は私が10代の時に作曲したものです。 
 もう50年も前の作品を指揮するとは「光陰矢の如し」の感慨ひとしおでした。 

 コンサートは満員の聴衆で演奏も充実したもので大盛会でした。
「コールやましな」の皆さんとは箸尾先生を通しての永いお付き合い。
 今から10年前のウィーン楽友協会での「永久ニ」の演奏会にメンバーの多くの方が参加下さいました。
永く、こうして私の作品を通してお付き合いを頂くという事は嬉しく誇らしげに思うことです。
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 たまに街に出ますと気疲れがします。
人ごみもさることながらウカウカぼんやりと歩いていられません。
 最近時折観るNHKの「チコちゃんに叱られる!」ではありませんが「ボーっと生きてんじゃネ〜ヨ」の言葉さながらの世相です。
スマホ現象はその象徴です。
 食堂でスマホ片手に食事をしている人の何と多い事。
目はスマホに釘付け、箸だけ食べ物を口に運んでいる風景は、まさに異様な世界。
 要するに優先順位がつけられないのですね。
(きちんと食べてからスマホをゆっくり見ればヨイものを)

 我々が学校で勉強してきたことは知識を得るだけでなく、ものごとの道理を学ぶ事でした。
道理とはものごとの筋道を考える、ということです。
 スマホ文明は人間の行動の優先順位を狂わしています。
優先順位を考えられない人は「仕事が出来ない人」だと私は思います。
 今から50年前日本中にテレビが普及したときに評論家の大宅壮一氏は「一億総白痴化」と言いました。
今なら「一億総退化」というところでしょうか。

 

 いつも山に居てたまに下界に降りるとそんなことばかり気にかかります。 


 秋の気配も濃くなってきました。
最近、散歩を少し怠けています。
 その理由は第一にまだ冬用の衣類を用意していません。
一旦家を出ても「寒そうだからかえろう〜」となってしまうのです。
 我が家もそろそろ冬支度をしないと・・・・・・・・。

HP通信NO.537/2019.11.11

 先月9日ヨーロッパから帰国し、1ケ月が過ぎました。 
帰国後、台風があったりであっという間のひと月でした。
 帰国してすぐの12日は一関市で「東日本合唱祭」が行われるはずでした。
そこでは新作を指揮する予定でしたが台風の影響で中止、そして13日はNHKの学校音楽コンクール。
 それもぎりぎりまで危ぶまれましたが、私は審査員で出演するのでその前日から都内のホテルに缶詰状態となりました。

 またヨーロッパに行く前から作曲していた児童合唱作品を完成させ、一昨日は市川合唱祭でコールベルを指揮しました。
また妻の父親が9月から宇都宮の病院に入院していますので、何度か車で往復をしました。
 とにかく日々何やかと慌ただしくし、気がついてみれば秋も深まっていました。

 鳩山は相変わらず静かです。
街に出かけると雑踏、騒音でそれだけでかなりの疲労です。
 雑踏の中でのスマホ歩き、電車の乗り降りの際にもスマホを手に・・・・・・・。
すっかり「スマホに取り憑かれて」しまっている人間社会です。

 鳩山にいるとホっとします。
先日、東京に用事に来たという仙台の友人がわざわざ鳩山まで遊びに来ました。
 私の環境、そして今は静かに自分の仕事をしている様を見て「まるで仙人みたいだ」と評しました。

 私は近年とくに思う事ですが、街の中にいると自分の位置が分からない、自分が見えない、目移りすることばかりです。
そして日々移り変わる価値観の中で、それに疑いもせずに生きています。
 ウィーンで初演したレクイエムの作曲は約4年かかりましたが、その中で常にこう思ったものです。
「風土」というもの、それは「精神的風土」とも言い換えられますが、それを表したいとそればかりを思って生きてきました。
今の時代「精神的な日本の風土」などもはや遺物的存在です。
 鳩山を毎日散策し、作曲に費やした日々を懐かしんでいるところです。
 
 ただ今も新作に臨んでおりますが、自然の中に身が染まることの快さを感じています。

 この季節になると鍋料理が嬉しい時期になりました。
毎日毎日、鍋料理の研究にも事欠かないこの頃です。
 だんだんと寒くなりますが、どうか身体温かく、心温かくお過ごしになられますように。

HP通信NO.536/2019.11.01

 前回はウィーンからミラノへ空路、そしてバスでボローニャまでの道のりをご紹介しました。                                
                            
 
 フィレンツェに着いたのは夕方6時半。
ホテルは旧市街地でとても便利なサンタ・マリア・ノヴェッラ駅の前のエレガントなホテルでした。
 隣にはサンタ・マリア・ノヴェッラ協会、そしてフィレンツュ大聖堂(トゥオーモ)、ウフィツィ美術館、
ポンテ・ヴェッキオ(ヴェッキオ橋)などが近くにあります。

               
                 ホテル前の通りにはトラムが走っており、右手はサンタ・マリア・ノヴェッラ駅


               
            駅の中、掲示板にはさまざまは行き先が表示され、それを見るだけでワクワクとした気分になりました。
                         ROMA、PISA、MILANOなどの字も見えます。


               
                  ホテルからフィレンツェ大聖堂(トゥオーモ)などの広場に向かう途中の街並。


                      
                   フィレンツュ大聖堂(トゥオーモ)広場の前で、箸尾先生と。


    
             広場の周りにはたくさんの彫像が。ダビデ像もありましたが撮りそこねました。さながら美術館のよう。


                
                          有名なヴェッキオ橋。両端には貴金属店がズラリ。


            
          橋から見渡した風景。左手にウフィツィ美術館が見える。    ウフィツィ美術館のすぐそばで。ヴェッキオ橋が見える。


                 
                         ウフィツィ美術館の入り口。当日は無料開放という日で、
              我がSNコーラス(鈴木憲夫作品を歌う合唱団)のメンバーが朝6時から並んで入場券を手に入れてくれました。


    
                 
                
             名画中の名画が直に、しかもゆっくりと観られるなどとても贅沢な気分でした。(ストロボなしの撮影は許可)

                

      
                    
                       とにかく広い!!。写真左には各展示室の入り口。
                     私が右手に持っているのはフィレンツェが本店の高級バック。
                その包みを見て、美術館に入る時から怪しい女性がしばらく後をついてきました。
                   私が油断したところを見計らって持ち去ろうと目を付けたのでしょう。
            私がシッカリとひもを手に巻き付けるようにして持っていたので、諦めていつの間にかいなくなりました。
            ガイドさんによると「コレ」と目をつけると泥棒は何時間でも後をついてくるとか。しばし緊張しました。


            
              噂には聞いていた1KgはありそうなTボーンの肉(とても一人では食べきれないので三人でシュア)と、
        白トリュフのカルボナーラ。白トリュフは解禁になったばかりとか。こんなに香り豊かなトリュフを食べたのは初めてのこと。        
   

 わずか二日間のフィレンツェ滞在でしたが、とても楽しい、充実したフィレンツェでした。
私は以前からフィレンツェに憧れていました。
 街自体がまるで美術館のようで、中世の街並には溜め息が出る程でした。
買い物も楽しいものでした。


 しかし、しかしです。最後の最後でちょっとしたドラマが。
7日、帰りの日。
 フィレンツェ空港はチェックインする客でごった返していました。
チェックインの窓口が10もあるのに、係の人は2.3人。昼時のこともあり受付の人が増えるのかと思いきや最終的にはたったの一人。
 待合い所は300人くらいの人で溢れかえっているのにも関わらずです。
結果、2時間以上の遅れでチェックイン、ウィーンで乗り継ぎ日本へ、という予定でしたが、ウィーンに着いてみれば日本行きは既に出発。
 私たちはウィーンに取り残されてしましました。そこでウィーンにもう一泊、ということに。
 
 まあそこまでは仕方がないとして、成田に着いたら、荷物が届いていない!。
情報ではまだフィレンツェ空港に荷物が置き去りとか。
 空港での係の人の話では明日には着く、ということで帰宅しましたが、翌日もまたその翌日も届かず、結局家に荷物が届いたのは4日後でした。
同じツアーの人で中には1週間も遅れて着いた、という人もおりました。

 空港側の説明では「天候不良のための遅延」ということでしたが、これは明らかに先に書いた受付の怠慢によるものです。
話には聞いてましたが、イタリアの摩訶不思議な「洗礼」を受けたというのが正直なところでした。

 ですが、フィレンツェにはもう一度行ってみたいと思わせる魅力的のある街でした。
 
 今回はウィーンでの初演、そしてイタリア旅行と、大変の中身の濃い、楽しい旅行とあいなりました。
今回の企画のエムセックの皆さん、シュテファン大聖堂関係者には大変にお世話になりました。
 そしてウィーンで素晴らしいコンサートを行った「シュガーシスターズ」の佐藤容子、寛子の姉妹、
また日本からご一緒下さった皆さんにもここに感謝を申し上げる次第です。



                         メールはこちらまで。


 HP通信NO.535/2019.10.21

 10月4日の「レクイエム」世界初演はシュテファン大聖堂公式献納演奏会となりましたが、
関係者によるとシュテファン大聖堂の長い歴史でも大変稀なことと伺いました。
 あらためて日本側のスタッフそしてシュテファンのスタッフの皆様に感謝を申し上げたいと思います。         


 さて、前回はその演奏会の様子、街の様子などをここで紹介いたしましたが、今回はウィーンからイタリアへの旅行についてご紹介させていただこうと思います。
全体で91名のツアーでしたが、演奏を終えて日本に帰るグループとイタリア組とに分かれました。
 イタリアはその内の50余名が参加しました。                
 

               演奏会は9時半に終わり、シュテファン内での簡単な打ち上げ(アガーペ)が行われました。 
              そしてホテルには11時くらいに戻り、何と、翌朝のイタリア組は翌朝3時起きでウィーン空港へ。
                          この写真はミラノ空港の近くあたり

                  

                            朝の8時頃。ミラノ空港へ到着。  
                             朝なので少し冷えました。

                  

     

           
             ボローニャの街角。                               市役所広場                
           
               ボローニャ大学。                             街角のカフェ。 
                          
                   
                                   街のお肉屋さん。
                     



                                   ボローニャの斜塔。
                     


                                  街中では珍しいトロリーバスが。
                      


                        日本で言えば、銀座の大道り。大変なスケールで観光客で大賑わいでした。
                     
         
    

                                
                              斜塔の見えるカフェで、葉巻を手に一息いれているところ。 

 ボローニャではあの有名なボロネイズ・スパゲッテイを食べました。ボローニャが発祥の地とか。         
とてもイタリア料理大好きの私にとっては大感激といったところでした。

 一日、ボローニャを散策し、夕方にはフィレンツエに入りました。                  
この続きは、次回。

                           メールはこちらまで。


 HP通信NO.535/2019.10.10


               

 コンサートも大成功裡に終え9日、無事に帰って参りました。
上のポスターにもあるようにチケット料金は45ユーロ、35ユーロなどでしたがすべて売り切れたようです。
 1ユーロは日本円で123円程度ですから、45ユーロは約5.000円ということになります。
今回はウィーンでの様子をご紹介したいと思います。

                    ホテルの部屋に入ると歓迎のチョコレートのデコレーションが。
                  ヨーロッパではいつもそうなのですが、「マエストロ」というと特別待遇なのです。
                

                          ホテルの部屋から見たウィーンの街。
                         オペラ劇場に近く、すぐ隣には中央公園。
                        シュテファン大聖堂まで徒歩で15分程度でした。
                



                演奏会が行われたオーストリアのカトリックの総本山で世界遺産のシュテファン大聖堂。
                

                       この日、10月2日、初めて全員そろっての練習。
                   山形、秋田、東京近郊、関西近郊、四国高松、九州宮崎から総勢約70名。
                    ウィーン留学中の学生さんも数名、応援にかけつけてくれました。
                

         2日の午後からはシュガーシスターズのコンサート。    その夜、参加されたSNコーラス(鈴木憲夫作品を歌う合唱団)の皆さんと。
       会場のモーツアルトサロン。(あいにくこの写真しか撮れませんでした)         シュテファンドーム近くのホイリゲで。
              

                 帰りにシュテファンの前を通るとチケット売り場にコンサートのポスターがありました。
                


                         3日はベートーヴェンザールでオケとの練習
                

                 練習会場になったベートーヴェンザールの前には有名なベートーヴェンの座像が。
                      

                         3日の夜はウィーン市郊外のホイリゲで前夜祭。
                


                                  コンサート当日のゲネプロ。
                  

            コンサートも無事に終わり、控えの間で全員で乾杯。下の写真は左からシュテファンの音楽事務所のコンラードさん、
              私の隣はソプラノソロの佐藤容子さん、バリトンソロの箸尾哲男先生、エムセックの岩本さん、丸尾さん。
                  


                              コンサート終演後、祭壇の前で。
                  

 教会でのしかも「レクイエム」の演奏ですからブラボー!はありませんでしたが、聴衆の熱気が伝わる拍手で包まれました。
引き上げてからずいぶん多くの人に囲まれました。
 共に写真をと、せがまれもしました。
旅行者の方からも話しかけられました。
 作品について賞賛を多くいただきました。


         このコンサートに来て下さった長岡市の石坂貢治先生ご夫妻。          ベルギー在住の昔の教え子の真木ちゃん。  
      石坂先生は私の仙台時代の恩師。先生ご夫妻は今年ご結婚50周年で         二人の息子とベルギーから来てくれました。      
         その記念のご旅行に私のコンサートにお寄り下さいました。  7月にはご主人と日本に里帰りし私の家にも来てくれて楽しいひとときを過ごしました。          
                     



                     
                   今回はウィーン編。次回はボローニャ・フィレンツエでの写真などをご覧にいれましょう。
                       



                           メールはこちらまで。

HP通信NO.534/2019.9.30

 明日、ウィーンに向かいます。
ここしばらくは、スコアのチェックに余念がありませんでした。
 次に控えている作品もあるにも関わらず、心はウィーンです。
家の庭で啼く秋の虫の声も「ウインウイン」と啼いているようにも聞こえます。
 まあ、作曲は帰国してから集中することとしましょう。

 この1週間は一関に行ったり、その帰りは叔父の訃報で塩釜に立ち寄ったりと、せわしい日が続きました。
暑い日も続きました。
 ウィーンの気候は日本の初冬のような感じのようです。
着るものなど気を遣います。
 ウィーンの帰りはフィレンツエに寄ります。
フィレンツエは東京に近い気温とか。

 荷造りもほぼ済ませましたし「ウィ〜〜ン」と飛行機でウィーンにまっしぐら。 
きっと素晴らしい演奏の旅になることでしょう。
 それでは総勢91人で行って参ります。

 HP通信NO.533/2019.9.20

 ウィーンのコンサートのフライヤー、および、ポスターが送られてきました。

               

 チケットも既に売り出されていて、売れ行き好評のようです。
今回の公演は「シュテファン大聖堂主催公式奉納演奏会」ということになります。

 日本での練習も終え、あとはウィーンにての総合練習、そしてオケとの合わせの練習になります。
今回の参加者は東京、長野、茨城、山形、秋田、京都、香川、宮崎と計90名余で参ります。
 合唱参加は60余名です。
全員そろっての練習はウィーンになります。
 これまでもこうした企画では、現地での総合練習というのが幾度もありました。
とくに今回はオケが伴奏に入ります。
「Ave Maria 」「マザーテレサ」は今回のためにオケ版にし、レクイエムはもちろんですが、オケの音を私も初めて耳にするわけです。
それだけに緊張も高まります。

 スコアのチェックに余念がありません。
10月締めきりの新作の準備も進めておりますので、毎日、日々勤勉に努めています。
 もちろん、秋日和の中の散歩も欠かせません。
旅の準備も細々とあるものです。
 妻も私もともに忙しいので今度逢う時は出発の成田空港ということになります。

 あと10日で出発です。

 それでは今回はこの辺で。



                          メールはこちらまで。

HP通信NO.532/2019.9.10

 先日の台風の日、日本での最後のレクイエムの練習がありました。
台風予想はその日、一日大荒れの天気の筈でしたが夜まで何とかもちました。 
 やはり私は「晴れ男」。
それには私なりの根拠(?)があるのです。
 私が生まれた日は日本晴れでした。
その日の日付が記されたアルバムの父親の写真があります。
 晴れた日に生まれると「晴れ男」また「晴れ女」ということなるのでは、と。
まったく根拠と言えるものではありませんが、私は何となくそんな気がしているのです。

 昨年の12月から始まったレクイエムの練習も10回を数えました。
はじめの時点で作品は全7曲中、4作が完成していました。

                    

 あとは出来た順から、という具合に、参加下さった皆さまにはご迷惑をおかけしました。
10月1日に出発ですからすぐです。
 いろいろ旅の準備もせねばなりませんが、やることもたくさんあり、気持ちだけ焦っております。
来週は京都で京都・四国から参加される皆さんの練習があります。
 京都の箸尾哲男先生が中心になってまとめて下さいました。
折角の京都ですが今回はトンボ帰り。
 
 全員がそろうのはウィーンです。
考えると今からワクワクします。

 今回はこのへんで失礼をばいたします。

                    
                  
                          メールはこちらまで。


                      

 HP通信NO.531/2019.8.30

 夏もあっという間に過ぎました。
今年の夏は妻の父の入院の件もあり、日光との行き来も頻繁に、また日光での滞在ものべ10日ほどありました。
 義父は重篤ということではなく、誤嚥による肺炎をきっかけに、持病の治療、リハビリ施設の整った病院に転院しました。
御歳90歳。義母の静江先生は91歳。ともに元気!
 二人とも頭がしっかりしているのです。
果たして私などそのくらいの歳まで元気でいられるか、さっぱり自信がありません。

 日光の家は林の中にあります。
今回は入院ということで若干動きましたが、避暑地に来た感じもします。

 来週からは9月です。
あれほどかまびすしく啼いていた蝉の声も心なしか弱々しく感じます。
 そして夜はもう秋の虫が啼いています。
今、季節の移り変わりのまっただ中に居ります。

 9月はシュテッファン大聖堂でのレクイエムの練習やら準備に追われるでしょう。
それこそあっという間にウィーン行きの飛行機に乗る事になると思います。 
 ボンヤリできません。
本日これから四国です。

 いつもこの時期、飛行機を使う機会が多いと心配するのは台風です。
今年は大丈夫のようなので安心です。   
 それでは行って参ります。 

 HP通信NO.530/2019.8.20


  
 マノンが昨日8月19日早朝、亡くなりました。
享年12歳。

 このホームページでもよく紹介させていただきましたが、マノンは多くの人に愛された猫でした。
この6.7年程前に家出をして、ご近所のOさん宅に身を寄せて、すっかりOさん家のネコになりました。
 私は毎日のように逢いにいったものです。
そしてたまに我が家にも顔を出す、という生活でした。
 
 マノンはご近所ではすっかり馴染みの猫でした。
ご近所の人たちから可愛がられました。
 Oさんのお宅で幸せに暮らしました。
最近は病気でだんだんやせ細っていきましたが、Oさんの看病で小康状態が続いていました。
 亡くなる前夜、Oさんのところに帰ってきて、朝方、Oさんに看取られ亡くなりました。
朝の7時20分頃、「今静かに息を引き取った」と電話がありました。 

 本日、Oさんと一緒に弔ってきました。  
お骨は後日、Oさんの以前飼っていたペットと一緒に埋葬する予定とのこと。           
       
 毎日、散歩の途中でマノンに逢うのが楽しみでした。
姿が見えないとあっちこっち探したものでしたが、当分、Oさん宅を通るとまたマノンの面影を探すことでしょう。
 そのように人でもペットでも面影を辿る、というのは亡くなったものへの何よりの供養になるのでは思うところです。

                 
  

 このホームページでマノンについてこれまでメールをお寄せ下さった皆さまに御礼をいたします。

 HP通信NO.529/2019.8.10

 今年の夏ははじっめから連日の猛暑日です。 
先月末の肌寒さから一転しての亜熱帯性の気候にと変じています。
 散歩中、空模様が急に変わり豪雨の中びしょぬれで帰ったこともありました。 
うっかり洗濯物を外に出したままになり、後始末が大変でした。
 こんな経験、きっと多くの方がされていることでしょう。

 夏はいつものようにコンクールなどで家を空ける事も多くなります。
たしかに仕事ですが、夏になると習慣性で、家でじっとしていることができません。
 そうはいっても今年の夏も作曲の仕事に勤勉にしなければと、肝に銘じているところです。

 先月、ベルギーから来客がありました。
子供の頃から教えていた教え子が家族を連れて、日本へ里帰り、我が家に遊びにきました。

    
 MAKIちゃんとその家族。
今、ベルギーに住んでいます。
 右のご主人はチェリスト、二人の男の子もヴァイオリンやチェロをやっている音楽一家です。
男の子は中学2年、小学4年ですが、日本人の子供と比べると、自身の考えをきちんと持っており、見ていて、とても楽しかったです。
 会話が英語、フランス語、スペイン語、日本語と入り交じって、楽しいひとときでした。
日本に来て、まだ寿司を食べたことがなかった、というので、近所の廻り寿司店に。
 とてもはしゃいで喜んでくれました。
MAKIちゃんはしっかりとベルギーに根付いて、ベルギーで楽しい生活を送っているようです。
 一度、ブラームスのピアノトリオの演奏を聴かせてもらいましたが、とても素晴らしい演奏に驚きました。
今度のウィーンのレクイエムの初演には家族で聴きに来てくれるとか。
 またの再会が楽しみです。
二人のナイスキッズに逢うのも楽しみです。


 毎日、歩く事をしようと思ってもあまりの暑さに少し控えております。
もう少しほど良い暑さになりましたら、また張り切って歩きたいと思っているところです。




通信NO.528/2019.7.30


                           本年度、鳩山ビア・パーティ
                 
 例年でしたらSNコーラス(鈴木憲夫作品を歌う合唱団)の合宿なのですが、今回はいろいろと都合が折り合わず単にビア/パーティになりました。
いつもながら私の手料理。
 今回も5〜7品目ほど作ったでしょうか。
いつも好評なのが、ひき肉、しいたけ、たけのこ、を自家製のニンニク醤油(40年もの)に一晩漬け込んで炒め、それをレタスにくるんで食べる「ローポースン」。
 今回、妻は用事で来れなかった為、全て私一人の手配となりました。

 ビールに始まり、スパークリングワイン、ワイン、シャンパン、日本酒、焼酎、等々、かなり皆さん飲みました。
今回のお泊まりは3人。
 上の写真のようにウッドデッキでの食事は開放的で、自然に囲まれて、格別です。
私の仕事も大きくケリがつきましたので、私も多いに楽しみました。

 SNコーラスが出来たのは3年前。
指揮者の伊澤君が音頭をとり、人も増えました。
 ピアノは妻の蕗さんが担当しています。
現在は20人を越えているようです。
 もちろん、私の作品だけを歌ってくださり、いくつかの小品、たとえば「さくらんぼと麦わら帽子」「平和という果実」の混声版は彼らによって初演されています。
彼らの多くとはもう30年来のお付き合い。
 昔から我が家に集まっての宴会は恒例でした。
 
 この日はこの秋から海外に行くSさん、N君の壮行会も兼ねました。
そして皆さんからは「レクイエムの完成」も祝ってもらいました。 
 普段は静かな鳩山荘も賑やかでした。


 梅雨も明け、これから本格的な夏です。
蝉も我が青春?人生?とばかり身体をふるわせて啼いています。 

      

HP通信NO.527/2019.7.20

 蝉もまだかよわいですが、啼き始めました。
私の仕事も本日終わりました。
 この10月にウィーンで演奏する曲のスコアの完成です。
もちろん「レクイエム」のオーケトレーションも全曲完成です
 この2ヶ月あまり、籠りきりの生活でした。

 普段は、オナカは空きますが、その間、仕事に集中しているといつしか食欲を忘れてしまいます。
仕事も終わり、さて何を食べようか、という段になると食欲も失せ、さらに作るのが面倒になりつい簡単なもので食事を済ませてしまうケースが多かったようです。
 しかし、どんなに食欲がなくともきちんと食べるのが私の流儀でもあります。
簡単なものでも、必ず野菜、肉、その他タンンパク質などきちんと採るのであります。
 私は昔から「40度」の熱をだしても食べれるヒトなのです。

 ただ例外がありました。
若いとき、指揮の山田一雄先生のレッスンの前には一切、食べれませんでした。
 なにせ無収入の時代であります。
しっかりと勉強しなければというプレッシャーも多分にあったかと思いますが、山田先生のレッスンも厳しいものでした。
 しかし、今になって振り返ると、私があまりに未熟過ぎたのです。
そんな私に山田先生はお付き合い下さいました。
 指揮の基本から教わったのでした。
ブルグミュラーがその教本でした。
 先生がピアノを、そして私が指揮をする、というレッスンでした。
「弟子は取らない、いつまで続くか、とにかくいらっしゃい」という言葉で先生のご自宅の横浜・根岸通いが始まりました。
 かれこれ、10年は先生のお宅にお邪魔をしたことになります。

 食事の話から大分逸れました。
今回はお陰さまでちょっとはオナカがへっこんだようです。
 とにかく、作品の完成は嬉しいです。
完成まで3年半かかりました。
 明日は東京でレクイエムの練習があります。
早速、皆さんにご報告をしなければと思っているところです。
                  
                                     メールはこちらまで。

HP通信NO.526/2019.7.10

 前回の更新のときはスコア(総譜)を書いているとここで言いました。
今もまだ続行中です。
 オーケストレーションとは分かりやすく言えば、各楽器の音を個別に書くことです。
そしてそれを一斉に演奏すれば響きとなる訳です。
 ただいまは、下書きを終え、清書しているところです。

 私は、近年は合唱を多く作っていますが、オーケストラには子供時代から慣れ親しんでいました。
10代はヴァイオリンを小脇に抱え、ユースシンフォニー、市民交響楽団を渡り歩いておりました。
 そして後になって、その二つのオーケストラのコンサートマスターを務めます。
作曲も中学になって、見よう見まねで弦楽四重奏、や器楽の曲の習作を続けていました。
 合唱は18歳の時の「こころ」が最初です。(最近刊行された混声合唱曲集「ひとひらの花びら」の中に収められています)

 大学に入っていよいよ音楽熱も高まり、仙台フィルハーモニーオーケストラの前身の宮城フィルの時代は、毎週のように校歌の編曲をしたものです。
また管弦楽作品も手がけています。
 それらの経験が、私の血肉となって今に役立っております。 
オーケストレーションは実に楽しい!。
 絵で言うなら、スケッチしたものに色を配するようなものです。
レクイエム他の曲は多分本日中には終えるでしょう。
 そしていよいよレクイエムのオケの清書に入ります。
次回のホームページ更新時には完成報告ができるか、というところです。

 というわけで、日々の日課の散歩も出来ないでおります。
例年ならそろそろ蝉も啼きだす頃です。
 私の好きな夏ももうすぐです。
蝉の啼き声を聞きながら、猛暑の中を歩くのが私は好きなんです。

 蝉が早いか、作曲の完成が早いか。 

そういうわけで、今回はこの辺で失礼いたします。

                   

HP通信NO.525/2019.6.30

 気がついてみれば梅雨の最中、毎日、梅雨の空を見上げています。
日課の散歩も最近は少し怠りがち。
 お天気のせいばかりでなく、この2週間、籠ってウィーンの演奏会で演奏するオーケストラのスコア(総譜)を書いていました。

            

 2週間あまりで約130ページを書きました。
・Ave Maria(弦楽合奏版)
・マザーテレサ 愛の言葉(全4曲)
・レクイエム(全7曲)
ご存知の方もおいでと思いますが、Ave Maria、マザーテレサはピアノ伴奏で頻繁に演奏される曲です。
 今回はそれをオケ版で演奏します。

 レクイエムは初めからオーケストラ伴奏を意図して書かれたものです。 
オケを扱うのは久しぶりのことで、オケの音を実感して書くまでに少々の準備運動が必要でした。
 これから、さらに入念にチェックして正式のスコアを作ります(清書)。
そしてパート譜作り。まだ当分、缶詰状態が続きます。
 ですが、まずは大きく一段落。
梅雨の空の様子を見ながら、また毎日歩く事にも励みたいと思っているところです。


 毎日、仕事中心の生活でしたが、いつものように気晴らしで本を読みます。
先日読んだ本の一節で気にいったところがありました。
 私は時代物が好きなのですが、江戸の昔、貧乏長屋で若夫婦が生まれたばかりの子供の寝顔を前にこういう会話をしてました。

「おとぎ話などオレには関係ない事だと思ってきたが、今、オレたちャ、そのおとぎ話の中にいるんじゃねいのかい」と。

 どの時代もそうでしょうが、生きてる、ということは常に何かと良くも悪くも付き合う、ということには変わりはないと思います。
上での「おとぎ話」のような事は、実は、周りをよくみると案外、常にそばにあるようにも私は思うのですが、皆さんどうでしょう。
 
 今度のレクイエムは練習も大分進んでいます。
今、皆さんはピアノ伴奏で練習しているのですが、ウィーンのシュテファン大聖堂に響き渡るその音楽を皆さんとともに心待ちしたいと思います。

 しばらく観ない映画もちょっと行きたいと思っているところです。もちろん徒歩で。
梅雨明けが楽しみですね。
 それでは御機嫌よう。
                 

                       メールはこちらまで。

HP通信NO.524/2019.6.21

 昨日はホームページの更新の日でした。
うっかりしてしまいました。
 そして、夕飯さえ食べ損ねました。
仕事に夢中で気がつけば8時半を過ぎていました。
 昨夜の食事は外で取るつもりでいましたので、買い物もせずにとくに食べるものもナシ。
8時半は鳩山では真夜中! 
 そういえば昼も食べずに、おなかもあんまり空かなかったのでした。

 開いている店まで、車で5分以上かかります。
ハテ、コマッタ、と思いつつ、ワインやチーズ、冷凍もの、酒のつまみを集めて、昨夜は居酒屋料理。

 今やっているレクイエムのオーケストレーションも順調に進んでいます。
早く完成させ、用意しているシャンパンで乾杯をしたいものです。 
 
 そんなわけで、今は仕事の途中なので今回はこの辺で失礼をさせていただきます。
                   

                       メールはこちらまで。


 HP通信NO.523/2019.6.12

 梅雨に入りました。さて今年の梅雨はどのような梅雨でしょう。
先週の土曜日より鳥取に出かけておりました。
                     
「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」(SNコーラス」の指揮者の伊澤俊雄さんは鳥取の倉吉市の出身で、
かねてより、鳥取へのお誘いをいただいておりました。
 伊澤さんの恩師が鳥取県の合唱連盟理事長の山田衛生先生で、今回は山田先生とお会いする機会を作って下さいました。
鳥取には妻も同行、伊澤さんご婦人の早苗さんも同行してくれましたので、賑やかなツアーとなりました。。
 しかも、今回講習する合唱団「みお」の団員の土井さんが鳥取滞在中ずーっと付き合って下さいました。

                   
                     鳥取は初めての訪問です。空港が「コナン空港」とは知りませんでした。

 まずは空港近くの食堂で食事。
それから「砂の美術館」を堪能しました。

                   
                      中を観て驚きました。壮大な砂の彫刻館。写真では収まりつきません。
 そして「鳥取砂丘」へ。
雄大な風景でした。
 噂に聞いていた「ラクダ」はその日はおやすみ。
アラビアのロレンスを気取ってラクダにまたがるのに憧れていたのでしたが、残念。

                   
                            右、土井さん、伊澤夫人の早苗さん。

                   
                                  和紙工房前で。
                   右、伊澤さん、土井さん。和紙の里でしばし休憩。私は手紙用の和紙を大量に購入しました。


 翌日、合唱団の皆さまと楽しい時間を過ごしました。
練習曲目は「朝に」「ほほえみ」「さくらんぼと麦わら帽子」の3曲。
 
                
                        練習風景                            山田衛生先生と

                  
                             混声合唱団「みお」の皆さんと。

 帰りは倉吉駅近くの伊澤さんのご実家に寄らせていただき、14:22分発のスーパーはくと12号で三ノ宮へ。

                 
                    神戸行きは妻のたっての希望で夜景の素晴らしいスポットで食事をしました。

 翌朝は神戸市内を散策しました。

                 
                          明石焼き、当地ではタコ焼きといいます。


                        
                    夜は箸尾哲男先生とレクイエムの打ち合わせを兼ねて京都・祇園で一献。


 この度の旅行は伊澤さん、土井さんのお陰で楽しい時間を過ごすことができました。
また「みお」の方々の温かいお心遣いに感謝申し上げます。

 
 ちなみに私はこれまで全国各地を歩いていて、まだ訪れていなかったのは鳥取県と和歌山県でした。
これで、あと残すのは和歌山県。
 いつかご縁ができるようにと祈っているところです。

                         メールはこちらまで。◎先日初演の「ふるさとの木の葉の駅」(坂村真民詩)の映像と音楽→https://youtu.be/Qm-Bm0qB6s4

◎鈴木憲夫作品を歌う合唱団のHP→https://snchorus.wixsite.com/mysite

                         



 HP通信NO.522/2019.5.30

 今年は「うぐいす」の声を聞いていないので、はたして「ほととぎす」はどうかと思ってましたら「ほっととっぎっちゅう」と啼き始めました。
(鳩山のほととぎすは「ほっととっぎっちゅう」と啼くのです。)
 うぐいすもほんの時折、遠く方から聞こえます。

 今日もお天気で静かな陽光の中、緑が風に揺れ、鳥のかまびすしい声が聞こえ、静かな鳩山です。

 ここしばらくずーっと鳩山です。
一日、誰とも会わず、口もきかず、静かな毎日です。
 おしゃべりをするのは夜、1時間くらい妻と会話をするくらいです。

 人はしゃべらなくてはいけないそうです。
でないと老化が早いと聞きました。
 静かに一日を過ごしますと、たしかに歳をとるのも早そうに感じます。
TVに向かってもよいからとにかく声帯を振動させるのが良いらしいのです。
 とは言っても、そんな独り言、自分で聞けたものではありません。

 夕方はテラスでビールとおつまみをやりながら「カラスさん、お山に帰るんだ」と夕空を眺め、「あ、トンボだ」とか「面白い雲だナア」とかそれこそ独り言を言っています。
気障に言えば、自然と対話している。(自身でも気障と思いますが、実際の事ですから)。

 そんな一人の鳩山暮らしも良いものです。

 もうすぐ梅雨ですね。
また違った鳩山も楽しみです。
 それでは今回はこの辺で。


                         メールはこちらまで。

                      
 
               
                   般若心経の動画(You Tube)→https://youtu.be/ankuFjhxjzM


 刊行を機に、「音楽ほほえみ基金事業」としてこの「般若心経」の指揮・指導・無料奉仕を実施することといたします。
交通費、宿泊が必要となる際はご負担いただきますが、その他、指導、指揮に関しては、まったく費用を頂戴しません。

 これを実行するには、こういう経緯がありました。
作品が出来た時に、Bell musica(私の個人事務所)より楽譜を刊行しました。
 そしてCDも発売しました。
それらの売り上げは全て「音楽ほほえみ基金」を創設するための基金に当てられました。
 そうして2009年に「音楽ほほえみ基金・事業」で「日本こころのうた」のCDを制作・発売するに至ったのです。
その収益は「全国の介護施設など」にCDを寄贈する事業費に当てられています。

                                 現在も発売中   


 HP通信NO.521/2019.5.21

 レクイエムの作曲も終わり、ほんのしばし開放感を味わいました。
妻と祝杯をあげようと、とっておきの酒を用意していたのでしたが、結局、空けずじまい。
 な〜ぜか、といいますと、作品完成の報告を今回のプロデユサー・エムセックのM氏にしたところ次のようなメールをいただきました。
「ご苦労様でした、これからオーケストレーションなどまだ先が長いので、何かありましたらお手伝いをいたしますので・・・・・・・・」という、ものでした。
「まだ先は長い・・・・・」そう、その通り、ということで完成祝いの祝杯はしばらくお預け、ということになりました。
19日はレクイエムの最終曲を練習し、参加者の皆さんから完成祝いの祝福をいただきました。
 20日は横浜みなとみらいホールで「第11回ゴールデン・ウエーブ」にコールベルが出演。
「レモン哀歌」を指揮してきました。

 今回、コールベルのピアニスト・黒河内さんが指導している「さやの会」の皆さんと合同で出演しました。
「さやの会」さんは黒河内さんの熱心なご指導で、とてもレヴェルが高く、「レモン哀歌」ももう3年近く前から演奏してくださっています。
合同で総勢45人。
 とても良い演奏ができたと思っています。
結果「横浜市長賞」を頂戴しました。
 コ−ルベルは今回で4回目の出演でしたが、連続して4回賞を頂戴したことになります。

 
 ただ今は、11月初演の曲「ピエロという名のピエロ」の混声版に取りかかっております。
それを終えたら、早速、レクイエムのオーケストレーションに当たらねばなりません。
 オーケストレーションはレクイエムだけではないのです。
シュテファン大聖堂でのグランドコンサートでは「Ave Maria 」「マザーテレサ 愛のことば」も演奏しますので、それのオーケストレーションもしなければなりません。
 時間のかかる仕事です。
でもそんなに時間もありません。
 私は自身で「時間貧乏」と言っています。
いつも「時間がない、ない」と言っているからです。

 まあ、とにかく勤勉に仕事に励む事といたしましょう。

 それでは今回はこの辺で失礼します。

                         メールはこちらまで。


         


 HP通信NO.520/2019.5.10

 さて、まずご報告ですが「レクイエム」が完成しました。
本来ならば3月には完成していなければならないものでした。
 関係者の方々には大変ご迷惑をおかけしましたが、これでひと安心。
5月の東京でのレクイエムの練習で早速、お披露目させていただきます。

 完成まで2年半かかりました。
お声がかかって3年です。
 日本人がレクイエムを書くということの意味、また仏教との関係、などについていずれかの機会に書きたいと思います。
作曲当初は「鎮魂歌」というイメージでした。が、実際、ラテン語を深くみると「鎮魂」ではなく「神への赦しを乞う」ことに気付きました。
 私は幸いなことに中学・高校はミッション・スクールでした。
毎朝20分の礼拝は日課でした。
 とはいいながら、深い信仰心がなければレクイエムを作曲するなど無謀というものでした。
ですので、今回は作曲の厳しさもさることながら、宗教的な葛藤が身体に重くのしかかっておりました。
 毎日、そんなことを考えながら、いつしか、そんな葛藤すら感じなくなったときに、仕事も少しはスムーズにいくようになったと思います。

 全7曲。
敬愛するフォーレのレクイエムのテキストにほぼ近いかたちになりました。
 いずれ皆さんのお耳に届く事を願っております。

 早速、次の仕事に向かっております。これも約束が大分遅れたものです。
今年の11月の演奏会、そして出版のためのものです。  
 少し身体を楽にし、これまでのようにきちんと食事をしながら心身ともに調整して行きたいと思います。
レクイエムの作曲の終わり1週間は連日インスタントでした。
 食材はきちんと揃えているのに、作る気力も食べる気力も失せ・・・・・・、というような日々でしたので。


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 鳩山では最近、ウグイスの啼き声が聞けなくなっています。
散歩をしていて、「アラ」と思ってましたが、やはり、ウグイスが居なくなったようです。
 私が鳩山に移ってきたのは今から13年前。
ご近所の方のお話では「この間まで、このあたりにカッコウがいたのよ」ということでした。
 ウグイスまで居なくなるということはどういうこと?と思ってしまいます。
鳥たちからみれば「とても住めない」ということなのでしょうか。
 民話にある「ききみみずきん」のように、スズメたちの話が聞けたら楽しいのに、と思います。


 散歩にちょうどよい季節となってきました。
最近はやや運動不足なので、ここしばらくは「筋力増強・月間」とでもいたしましょうか。
 と、今回はこの辺で失礼します。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 下のご案内は以前からしているものですが、レクイエムも大分かたちが見えてきて、皆さんの反応や盛り上がりも日々高まりつつあります。 練習はまだ3回です。こういう時期に再度、「第二次募集」というかたちでご案内をさせていただきます。 
 練習見学でも歓迎です。 
詳しくお知りになりたい方はこちらまで。

                       練習日程などのお尋ねは"maruo@mcec-inter.com> まで。(担当丸尾)
                      
                            クイックすると詳細が紹介されています  
                                メールはこちらまで。



 HP通信NO.519/2019.4.30


                       
                            会館前でSNコーラス(鈴木憲夫作品を歌う合唱団)の記念撮影。

                       

 上のチラシのように、3団体によるコンサートでした。
総勢、60数名。
 大変充実したプログラム、そして演奏も素晴らしいものでした。
満員の観衆からはブラボー!連発。

 このプログラムの冒頭に以下のような言葉を書きました。
「<みんな仲間>
 今回出演して下さる方はみな仲間です。
仲間という響きはとても良いものです。上もなければ下もない。皆、横一列、手をつないで並んでいる風景が浮かびます。
 それも今回、それらをつないでいるのが私の作品、というのがまた嬉しい。私という人間は決してたいした「もの」ではありません。
私の手から離れた数多くの音たちが、いろいろな人と出会い、風のように旅をして巡り私のこう告げます。
「こういう人たちと出会ったヨ」と。人のあたたかな心に触れ、音たちが美しく響き連なった時、そこに薫るのはやはり人という素晴らしさ。
こんな経験ができる私は何とも幸せな人間です。
 指揮をして下さる三澤由美子先生、村上彩奈さん、伊澤俊雄さん、との出会いは私にとっても作品にとっても幸運なことでした。
素晴らしい人たちとの出会いは、より大きな喜びをもたらしてくれます。
 作品を前にすればみんな「仲間」です。その仲間で奏でる音楽はきっと楽しく嬉しいものになるはずです。そしてこれを聴いて下さる皆さんも仲間になるのです。
それを思うと今からワクワクします。」と。

                        
                               右から、伊澤俊雄さん、三澤由美子先生、村上彩奈さん。
 打ち上げは私たちの宿になった「縄文の湯」で。
演奏会の雰囲気をそのまま延長したような終始盛り上がりでした。
 途中、秋田声楽研究会混声合唱団の女性の方たちの「秋田おばこ」の踊りもありました。
そして全員で踊りました。
 こういう宴会も久しぶりというか、初めてというか、本当に心から笑い、歌い、楽しみました。

                              
                さてクイズ。上の写真ですが、私よりかなり大男の伊澤君です。どうすればこのように私が大きく見えるのでしょうか。
                           ただし、台は使っておりません。(正解者には何かプレゼントをいたしましょうね)


                        
 打ち上げの後、各部屋で「ど宴会」。おいしい秋田の酒を皆さん存分に飲みました。
翌朝、多くの人が二日酔い。
 私は日頃より鍛えておりますので、存外に平気でした。

 私はこの日、打ち上げで次のような挨拶をしました。
「この二日間、リハーサルを聴いていて自然に涙がこぼれました。その涙とは決して感傷的なものでも情緒的なものでもなく、自然とこぼれたものです。
人と人とが醸し出す温かさ、素晴らしさ、というのでしょうか、人と人とが薫るとでもいうのでしょうか。
 しかし悪いヤツが出会い醸し出すものは<クサレ縁>というくらいで、毒ガスをまき散らす。
今日のコンサートは会場の皆さん全員、幸せな心持ちになったと思います。
 これこそ音楽の素晴らしさだと思います。.............」

 温泉に浸かり、良い演奏会をし、たくさんの仲間と酒を酌み交わし、話をし、大変に充実した二日間でした。

 本日は平成最後の日。
「令和」という新しい時代にこれから生きることとなります。
時代が変わっても、実はそんなに変わる事というのはないと思います。
 普段通り、平和で、無事なことを祈るのみです。

 それでは皆さまご機嫌よう。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 下のご案内は以前からしているものですが、レクイエムも大分かたちが見えてきて、皆さんの反応や盛り上がりも日々高まりつつあります。 練習はまだ3回です。こういう時期に再度、「第二次募集」というかたちでご案内をさせていただきます。 
 練習見学でも歓迎です。 
詳しくお知りになりたい方はこちらまで。

                       練習日程などのお尋ねは"maruo@mcec-inter.com> まで。(担当丸尾)
                      

                            クイックすると詳細が紹介されています。
                               メールはこちらまで。



 HP通信NO.518/2019.4.20


                         散歩道にある八重桜(アーチ状になっている)
                      
                      上の写真の八重桜といい今年は随分永いこと、桜を楽しみました。


 静かな鳩山町は目下、町議会議員選挙中。
小さな町は連日、選挙カーのマイク合戦で、まことに賑々しい。
 とくに我が家は少し高台になっていますので、場所によってはこだまのように響いてきます。

 今の日本はかなりデザイン化されてきていると思ってたのに、「選挙」だけは相変わらず「村選挙」のようです。
「候補者の◯△□男です」と名前を連呼し、その後に「元気に頑張ります!」などと、よく分からないことが平気で通る風景はまさしく「村世界」。
 でも本日で終了します。
しかしです、最終日は恐ろしいのです。
 夕方ころになると名前の連呼も「絶叫」に変わって来るのです。
今から覚悟をせねば。

 レクイエムの作曲も終盤にさしかかってきました。
というわけで、今回はこの辺で失礼します。 


 HP通信NO.517/2019.4.10

 新元号が「令和」と発表され10日が過ぎました。
正直、私にはあまり実感がありませんでした。
 まず「令」という字に魅力がありません。
それ自体の意味は「命じる、いいつける、おきて、きまり」などなどですが、別の意味は「立派な」「良い」というものがあります。
 そこで気付きました。
「令」が後にくると、つまり「命令」「律令」などは大変あじけがないけれど、
 前にくると「令嬢」「令息」さらに今回の元となった「初春の令月にして〜」の「令月」(素晴らしい月)などのように気品をしめす語になる、ということです。
そう考えると「令和」とはとても気品のある「二字」といえると思います。
「和」とはそのままに「和たらしめる」という意味ですから「令和」とは「自然の素晴らしい息吹と和する」という意味合いにも取れる訳です。

 もうすぐ新元号になります。
生きているうちにそう何度もあることではないので、記念の日となるでしょう。


 4月28日に北秋田市でジョイント・コンサートがあります。

                        

 嬉しいことにそれぞれ私とのご縁から広がった仲間です。
北秋田市の三澤由美子先生はソプラノ歌手、合唱の指揮者として活躍されている秋田美人です。
 これまでおかあさんコーラスでは何度か私の曲を演奏して下さいました。
北秋田市に招んでいただいたことも数度あります。
 三澤先生は私の「未来への決意」を指揮。

 村上彩奈さんは「愛を乞うひとたち」を委嘱し、初演下さった方です。
「研究職」の傍ら、音楽の活動も素晴らしく、さらに万事に万能の才媛。
 村上さんはまだ30代、そしてご主人のTさんは私とほぼ同じ年齢。
数字に弱い人でも、大体の歳の差はお分かりになるでしょう。
村上さんは「愛を乞うひとたち」を指揮されます。

 伊澤俊雄さんは「鈴木憲夫作品を歌う合唱団」を立ち上げてくれ、多くの仲間と一緒に活動をしてくれています。
彼とは学生時代からの付き合いです。
 そしてご夫人のSさんは伊澤さんと学生時代からの付き合いで、今でも恋人のようなお二人。
さらにメンバーの多くは、彼らの学生時代から知っている人がかなりいます。 
 ですから和気藹々の仲間たちです。
伊澤さんは「レモン哀歌」を指揮します。
 ピアノは和田蕗子。尚、次女のMが参加してくれています。

 今回の企画はいつ、どこで、どうなったか、私は良く知らないのですが、こうなりました。
ご近所の方、もしよろしかったらお出かけ下さい。

                       
                         先日、4月6日、代々木のオリンピックセンターでの合同合宿練習の時の写真。
                                    秋田からも大勢参加されました。
                          私の後ろの大男が伊澤さん、私の左手寄りに村上さんが、右側が三澤先生。





 下のご案内は以前からしているものですが、レクイエムも大分かたちが見えてきて、皆さんの反応や盛り上がりも日々高まりつつあります。 
練習はまだ3回です。こういう時期に再度、「第二次募集」というかたちでご案内をさせていただきます。 
 練習見学でも歓迎です。 
詳しくお知りになりたい方はこちらまで。

                       練習日程などのお尋ねは"maruo@mcec-inter.com> まで。(担当丸尾)
                      
                            クイックすると詳細が紹介されています。
                                                                                   メールは こちらまで。




 HP通信NO.515/2019.3.20

                             昨日一足早い「花見」をしてきました。  
                   
           近所の「越辺川」川沿いに1.2キロにわたる桜並木。「安行寒桜(あんぎょうかんざくら)」という種類で、薄ピンク色の可憐な花です。
                                平成12年に200本植樹されました。

「越辺川」は普通に読めば「こしべがわ」と読むのでしょうが、じつは「おっぺがわ」というのです。
ここ数年、このシーズンの人気スポットになったようです。
 先日、偶然、TVで紹介されているのを観ました。
興味のある方は「坂戸にっさい<桜まつり>」で検索してみて下さい。

                   


 これら桜を植えたおよそ20年前の人たちは、はたしてどんな思いで植樹をしたのでしょうか。
きっと満開の桜をイメージし、その歓びで仕事をしたのでしょう。
 人の仕事とはおおよそそのようなものです。
目の前で結果が分かる仕事もあれば、何年もしなければ結果の出ない仕事もある。
 ですが、こうして見事な桜並木を観るにつけ、そこに植樹に携わった人々の思いに触れる事ができます。


「レクイエム」全7曲中、6曲目を先日完成し、ただ今最後の曲を作曲中です。
練習もこれまで3回、熱心な皆さまのお陰でとても充実した練習が行われています。
 ただ、人数が思ったほど集まらなくて、改めて「第二次募集」をしようかと担当者と話しているところです。
これまでは「どんな曲か?」「難しいのでは?」など未知の曲に対する懸念もあったことと思います。
 しかし曲の全容が見えて来て、参加者の反応も良いようで、一応、締め切りは過ぎていますが、再度、募集をしています。

 曲の難易度は高くありません。私の作品をご存知の方はお分かりのように、単純で、旋律の美しさを心がけ作曲しています。
さらに、宗教的な祈りの世界に溢れております。
 関心のあおりの方は練習を覗きにいらして下さい。
 
                    
                            クイックすると詳細が紹介されています。
                     練習日程などのお尋ねは"maruo@mcec-inter.com> まで。(担当丸尾)


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 HP通信NO.514/2019.3.10

 はや「春一番」が吹く頃となりました。
今年はとくに大きな降雪もなく、このままですと、今年は「雪かき器」の出番もなさそうです。 
 3年前にちょっと大きめの「雪かき器」を買いましたがその年は使わずじまい。
昨年、一日だけ使いましたが、あとはずっと倉庫のかたすみに眠っています。
 近年、地球の温暖化・異常気象がひときわ話題になっていますが、この異常が当たり前になりつつある「コワサ」を思います。

 10年くらい前になりますが、7月から8月にかけての真夏に旭川に数日滞在したことがありました。
ところが真夏といえども震えるほど寒くて、デパートで衣類を求めたことがありました。
 こんなことが、近未来、東京でもありうるでしょうか。

 生まれて8カ月の孫のR君が大人になった時、その頃の日本はどうなっているのだろうと考える事があります。
そんなことあまり考えたことなどありませんでした。
「二十一世紀に生きる君たちへ」という司馬遼太郎さんのエッセイがあります。
「未来への決意」はそのエッセイに基づいて片岡輝先生がテキストを作られたのですが、
そのエッセイの中で司馬さんは
(概略)私は歴史を愛する。歴史の中にはこの世では求めがたいほどに素晴らしい人たちは息づいていて、私の日常を励ましたり慰めてくれたりする。
私は二千年もの歴史を旅する。その歓びを君と分かち合えたらきっと楽しいことだろう。
<たださびしく思う。私にはもう僅かな未来しか残っていない。もし未来という街角で君を呼び止めることができたなら、どんなにかいいのに>」と。

 この作品を作った時は私がまだ40代でした。
今、60代になって上のエッセイが我が身のこととして思われるようになりました。
 そういう目で見ると、今の社会、政治、など、明るい材料がない、とは言いませんが少ないことに暗然とします。
政治などは目の前の「枝葉末節」の事柄に右往左往して「対処療法」に追われている感があります。
「日本の将来」などという言葉が我が国の首相の口からよく出ますが、「口先」だけの「歯が浮く」ような言葉としか思えない。
 ツケは確実に今の子供たちに回って行く事でしょう。

 孫のR君の無邪気な笑顔をみていると、ふと、日本の行く末を考えてしまいます。
それだけ私が歳をとったということ、また孫を通して世界の見えようも違ってきた、ということかもしれません。 


 日、一日と春の真ん中に近づいています。
花粉症の方にはそろそろ困った季節。
 もうすぐ目一杯に春が咲く季節でもあります。
 
 今日はこの辺で失礼します。
皆さまには御機嫌よう。

                                                             

                       メールはこちらまで。


 HP通信NO.513/2019.3.1
 
 もうすぐ桜の開花です。
今年も桜にとって一年の晴れ舞台が近づいてきました。 

                       

 今はまだ裸木ですが、よくみると小さな蕾がうっすらと赤みを帯び膨らんできています。
上の写真の桜は「桜子」と私が呼んでいる木です。
 毎日、この木の前を通るたびに「桜子〜」と声をかけています。

 常々私は「桜はエライ!」と思っています。
一年の内、わずか1週間だけ晴れ舞台があり、あとはひっそりとしています。
 ただひっそりしているだけではなく、確実に土の養分、太陽の光を受け、そして風と馴染んで、また来るべく舞台に備えています。

 桜の木から学ぶこともあります。
私の仕事もそうなのです。
 花が咲くのはほんのわずかな時期。
普段は、ひっそりとして来るべき時のために備えているようなものです。

 今の私でいえば、この二年間、レクイエムの作曲に勤しんで参りました。
今年の10月にウィーンでやっと「花が咲きます」。
 桜の開花は間近ですが、私の場合、まだもう少しの間があるようです。

「桜子」の晴れ舞台ももうすぐ。
今は「桜子」に「あともう少しだぞ〜」と声をかけていますが、花が咲いたら「桜子」にこう言ってやります。
「桜子!エライナ〜!よく頑張ったな!」と。

 今日もこれから散歩して「桜子」に逢いに行きます。
ちなみに「桜子」には名字もあるんです。
 桜の木の太い枝から出ている小さな枝が私が呼ぶ「桜子」です。
ですから「枝の桜子」が本名です。

 今日から3月。 
作曲は最後の章に入りました。 
 レクイエムの参加者、関係者も作品の完成を待っていてくれています。
ここで完成報告ができるのが楽しみです。

 花粉症の方にとってはまた辛い季節となるようです。
どうか皆さん、御身を大切に御機嫌よう。


新刊案内

                    
                                 2019年1月新刊。P8、定価500円。
                        
                           サインは当日の会場で行われたサイン会で作者が書いたもの。
                      児童のために作られた作品ですが、村田先生の詩は大人の人でも歌える内容となっています。

「うたは奇跡のように」(以下はそのテキストの一部です)
 数えきれない 星の中で
 地球という名の 同じ星を分け合い
 はるかな時の 流れの中
 同じ今を分け合い 生きている
  あなたと 奇跡のように

 ああ この奇跡を 心にうけとめ 
 明日へ 向かおう
 希望と憧れを 胸に 
 未来へー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                                 下記の楽譜も1月新刊です。

                       
                             2019年1月新刊。P40。定価1.500円。
                                    収録作品は
                                ふるさとの木の葉の駅
                                ひとひらの花びら
                                よりそいて蛍のごとく吐息せり
                                こころ
                                清冽の詩(せいれつのうた)

 

                               メールはこちらまで。

                                                                                    

 


            
                  

                          
                                クイックすると詳細が紹介されています。



◎先日初演の「ふるさとの木の葉の駅」(坂村真民詩)の映像と音楽→https://youtu.be/Qm-Bm0qB6s4

◎鈴木憲夫作品を歌う合唱団のHP→https://snchorus.wixsite.com/mysite


                2018年7月新刊 無伴奏混声合唱曲【般若心経】
          
            
 
               
                   般若心経の動画(You Tube)→https://youtu.be/ankuFjhxjzM


 刊行を機に、「音楽ほほえみ基金事業」としてこの「般若心経」の指揮・指導・無料奉仕を実施することといたします。
交通費、宿泊が必要となる際はご負担いただきますが、その他、指導、指揮に関しては、まったく費用を頂戴しません。

 これを実行するには、こういう経緯がありました。
作品が出来た時に、Bell musica(私の個人事務所)より楽譜を刊行しました。
 そしてCDも発売しました。
それらの売り上げは全て「音楽ほほえみ基金」を創設するための基金に当てられました。
 そうして2009年に「音楽ほほえみ基金・事業」で「日本こころのうた」のCDを制作・発売するに至ったのです。
その収益は「全国の介護施設など」にCDを寄贈する事業費に当てられています。

                                 現在も発売中   
                               定価1.780円(税込み)
                    
                            楽譜もカワイ出版より刊行
                            お申し込みはこちまで→



 この「般若心経」の作曲から今、私が行っている「音楽ほほえみ基金」の事業が始まったのです。
此の度、それらの延長として「指揮の無料奉仕」を実施することになりました。
  指揮だけではなく「般若心経」に関するお話もさせていただきます。
以後、女声版・男声版の刊行が続く予定です。
Bell msica では女声版、男声版も刊行いたしました)


 般若心経の世界に触れたいと思われる皆さん、どうぞご遠慮なくお声をかけて下さい。
お尋ねはこちらまで→Bell musica 
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★ You Tube で最近、面白く興味ある動画を見つけました。私の「雨ニモマケズ」の中国版です。
  興味のある方、ご覧になって下さい。
 https://www.youtube.com/watch?v=J_HjvcMxFj0

★ 近刊の「さくらんぼと麦わらぼうし」の歌詞入りYou Tube もご覧下さい。→https://www.youtube.com/watch?v=alSWXnvUMho

     日立市民混声合唱団さんのHPで「私の結婚を祝う動画」を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      


                       メールはこちらまで。

 HP通信NO.512/2019.2.20
 
 
                                 レクイエム、第三回目の練習。
                     

 現在、レクエイムの練習は宮崎、京都、高松、東京で行われています。
長野や山形からの参加者は東京の練習に通って下さっています。
 
 作品はまだ完成しておりません。
日々、研鑽錬磨の日々です。
 ここで早く完成のご報告をしたいものです。
 
                      下の写真はカラオケで私の曲を見つけたということで、私に見せてくれました。
                     

 私の作品がカラオケになろうとは、思ってもいないことでした。
しかしその他にも「ぼくらは仲間」(NHK課題曲)があります。
 いずれも中高生が好んで歌ってくれるものですが、卒業した仲間たちで、カラオケで歌うという機会もあるのでしょう。
嬉しいことです。


 今回は作曲の締め切りで首が回らないので、この辺で失礼をばいたします。
皆さまには御機嫌よう。






新刊案内

                    
                                 2019年1月新刊。P8、定価500円。
                        
                           サインは当日の会場で行われたサイン会で作者が書いたもの。
                      児童のために作られた作品ですが、村田先生の詩は大人の人でも歌える内容となっています。

「うたは奇跡のように」(以下はそのテキストの一部です)
 数えきれない 星の中で
 地球という名の 同じ星を分け合い
 はるかな時の 流れの中
 同じ今を分け合い 生きている
  あなたと 奇跡のように

 ああ この奇跡を 心にうけとめ 
 明日へ 向かおう
 希望と憧れを 胸に 
 未来へー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                                 下記の楽譜も1月新刊です。

                       
                             2019年1月新刊。P40。定価1.500円。
                                    収録作品は
                                ふるさとの木の葉の駅
                                ひとひらの花びら
                                よりそいて蛍のごとく吐息せり
                                こころ
                                清冽の詩(せいれつのうた)

 

                               メールはこちらまで。


 HP通信NO.511/2019.2.10
  

 今年も早や2月となりました。
こんな調子でいくとまたまた一年があっという間に過ぎ行く予感におそわれます。
 皆さんにとってもおそらくそうなのではないでしょうか。

 2月は両親が亡くなった月です。
平成26年2月6日に父が、27年2月9日に母が亡くなりました。
 ですのでこの時期になりますと往時のことが思い出されます。
年が増すごとに寂しさが募ります。

 このホームページでも何度か、ただ今作曲中のレクイエムのことについて触れています。
レクイエムは日本流にいいますと「鎮魂歌」となります。
 しかし、ラテン語のテキストは「鎮魂歌」という意味ではありません。
「神に人の罪の赦しを乞う」というものなのです。
私はクリスチャンではありませんので、その意味に迫るべく2年前からその「事」で悩み通しでした。
 教会のミサにも通いました。
ラテン語のテキストに作曲するという以前に、まずその難問に向き合うことに多くの時間を要しました。
 今は、大分、気が楽になりました。
その分、作曲も以前よりスムーズになったような気がしています。

「人の死」に対する悲しみはどの国のどの民族も同じにせよ、宗教によってその受け止め方が違うことを改めて学んでいます。
日本ではやはり「鎮魂」という意味合いが強い。
 それは「仏教」というより「神道」の考え方が色濃いように思われます。
いずれかの機会にこのことについて書きたいと思っているところです。

 作曲もまる2年を経過しています。
ですが、まだ途中です。
 完成まであとしばらく。 
既に練習は始まっています。
 歌って下さる方のためにも一日も早い完成を目指して日々悶々としているところです。
ウィーンでの世界初演に参加して下さる皆さん、もう少しのご猶予をくださいますよう。

 毎日毎日、ラテン語とにらめっこの日々ですが、朝は遺影にお線香をたむけ、チーンと鉦をならしています。
昔聞いた話ですが、人は「二度死ぬ」というらしいです。 
 はじめは一般的な「死」、そして二度目は「人から忘れ去られる事」ということです。
生きている者の務めはせめて、故人を偲ぶことです。
 

 今回はこの辺で失礼します。
世の中、インフルエンザが大流行とか、どうか身辺お気をつけてお過ごしになりますように。



新刊案内

                    
                                 2019年1月新刊。P8、定価500円。
                        
                           サインは当日の会場で行われたサイン会で作者が書いたもの。
                      児童のために作られた作品ですが、村田先生の詩は大人の人でも歌える内容となっています。

「うたは奇跡のように」(以下はそのテキストの一部です)
 数えきれない 星の中で
 地球という名の 同じ星を分け合い
 はるかな時の 流れの中
 同じ今を分け合い 生きている
  あなたと 奇跡のように

 ああ この奇跡を 心にうけとめ 
 明日へ 向かおう
 希望と憧れを 胸に 
 未来へー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                                 下記の楽譜も1月新刊です。

                       
                             2019年1月新刊。P40。定価1.500円。
                                    収録作品は
                                ふるさとの木の葉の駅
                                ひとひらの花びら
                                よりそいて蛍のごとく吐息せり
                                こころ
                                清冽の詩(せいれつのうた)

 

                               メールはこちらまで。


 HP通信NO.510/2019.1.30

 20日は「浦和児童合唱団創立60年演奏会」(さいたま彩の国芸術劇場コンサートホール)に出かけました。
記念に委嘱を受けた「うたは奇跡のように」(詞:村田さち子)の初演が行われました。

                 
                    中央、指揮者の小櫃真人先生、村田さち子先生と。
 総勢80人の合唱団。小さな子なども入っての楽しいステージ、プログラムで会場を湧かせました。
新曲は高学年による演奏でしたが、皆さん、一生懸命に素晴らしい歌声を聴かせてくれました。
 楽譜は早速刊行され、会場で即売が行われました。

                       2019年1月新刊。P8、定価500円。
                
               サインは当日の会場で行われたサイン会で作者が書いたもの。
             児童のために作られた作品ですが、村田先生の詩は大人の人でも歌える内容となっています。

「うたは奇跡のように」(以下はそのテキストの一部です)
 数えきれない 星の中で
 地球という名の 同じ星を分け合い
 はるかな時の 流れの中
 同じ今を分け合い 生きている
  あなたと 奇跡のように

 ああ この奇跡を 心にうけとめ 
 明日へ 向かおう
 希望と憧れを 胸に 
 未来へー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ご覧のようにとても爽やかでスケールの大きさを感じさせます。

 近年、初演と同時に刊行されるケースが増えてきました。
以前はそうではありませんでした。
 何故かといえば、初演を聴いて手直しをする事が多かったからです。

 以前の私、といっても20代、30代ですが、初演本番直前まで手直しの常習でした。
さらに刊行されても、再版ではまた手直し。
 再版の度の手直しで、随分、迷惑をかけた事があります。
最近はそれがなくなりました。  


 下記の楽譜も今月新刊です。

                
                       2019年1月新刊。P40。定価1.500円。
                              収録作品は
                          ふるさとの木の葉の駅
                          ひとひらの花びら
                          よりそいて蛍のごとく吐息せり
                          こころ
                          清冽の詩(せいれつのうた)

 これまで女声合唱作品として発表されたものを混声版にしたものです。
全体がほぼ初級です。
 混声合唱の世界に新しい作品を送り出すことができました。
皆さまに愛される曲集となることを願っております。


 レクイエムの2回目の練習も27日、池袋の芸術劇場リハーサル室で行われました。
現在は80数名、皆さん、一生懸命に取り組んで下さっています。
 作曲は全曲完成していません。
ですからこれからでも充分に参加可能です。
 ただ今、譜読みの段階です。

 

 あまり街中に出る機会がなく鳩山に籠っております。
インフルエンザが流行とか。
 どうか防御に努めて御身大切になさって下さい。
今回はこの辺で失礼します。

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 HP通信NO.509/2019.1.20

                         
               宮城県七ヶ浜町遠山の墓地「慈しみの像」の前で。(塩釜駅から車で10分程度のところにあるお墓です)

 1月12日は亡き妻・美智子の十三回忌でした。
美智子の姉と私の叔母と三人でお墓参りをし、ひっそりと13回忌をいたしました。
 この日で、亡くなってからまる十二年目を迎えます。
随分昔のような、ついこの間のような、人の感慨というのは不思議なものです。
 上のお墓は私がデザインをし石彫家の小野寺優元氏に一周忌に間に合わせて作っていただいたものです。
「慈しみの像」と銘うちました。
 ウィーンの中央墓地に行かれた方はご存知だと思いますが、中央墓地は彫刻やレリーフなどで埋め尽くされております。
それをモデルにしました。
 一周忌、三回忌、七回忌、そして今回十三回忌。
この像の前に立ちますと、様々な思いがよぎります。


 何事にも「区切り」というのは人には欠かせない事のようです。
その最たるものが大晦日、元日です。
 大晦日に除夜の鐘を聞き、「108回」の鐘の音は人間の煩悩の数、鐘の音でその煩悩を払い一年を振り返る。
そして新年新たな気持ちで神社・仏閣にとお参りをするわけです。
 「新年おめでとう」というのはその意味で大きな区切りとなるわけですね。
 
 ふと先日思ったことでしたが、私は江戸時代物が好きなのですが、そこでよく「ついひと回り前のこと」などという言葉を見ます。
感覚的には「一週間前」ということなのでしょうが、今の「暦」と違い「ひと回り」とは「一週間」ではなく「六日」という意味ではないかと。
「六輝(ろっき)」というのがあります。
「先勝(せんしょう、さきかつ)」「友引(ともびき)」「先負(さきまけ、せんぴ)」「仏滅(ぶつめつ)」「大安(たいあん)」「赤口(しゃっこう)」です。
 暦のわきに小さく書かれているのをよく見かけると思います。
それぞれに意味があります。
 つまり「仏滅」は仏も滅びる、というくらいだから何をやっても縁起がよくない、「大安」はおめでたい日、葬式は「友引」を避けるというように。
昔の人はその「六輝」を尊びました。

「ひと回り」というのは実は「六輝」をさし、江戸の人はそれを以て「ひと回り」としたのではないか、と。
江戸の人たちにとって「六日」周期がつまりは一週間という捉え方だったのでは、と想像してしまいます。

 その「区切り」があるからこそ、人は生活していけるものだと思います。
また「人たらしめる」とも。
 そして自然があります。
季節があります。
 その自然・季節の「区切り」も、人の生活にとっては切り離せない条件であり感覚です。
 

 本日これから昨年作った合唱曲の初演があります。
それも私にとり区切り。
 この繰り返しが生きる、ということなのでしょうね。
この演奏会のご報告は次回の更新にでもご紹介させていただきましょう・・・・・。
 

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 HP通信NO.508/2019.1.10

     

 お正月は皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか。

 今年の正月は日光にて過ごしました。
妻の両親が住んでいる所です。
 義父は主にデザインを生業としましたが、東京美術学校(芸大美術科の前身)で油絵を専攻し、味わい深い絵画を残しています。
義母は詩人の金子静江先生。
 昨年刊行された「さくらんぼと麦わら帽子」、そして「平和という果実」の作詩者です。
普段は「おかあさん」と呼びますが、仕事に関しては静江先生と呼んでいます。
 義母91歳と義父90歳。
ともに壮健で、猫3匹と静かな林の中で生活しています。
 
 私は妻・蕗子と1月1日〜4日、静かな正月を過ごしました。
久しぶりに「麻雀」をしました。ほぼ30年ぶりのことです。
 義父はかつての名人級、しかし蕗子さんは「役作りの一覧表」を見ながら、義母は二つづつ集める「チートイツ専門」・・・という微笑ましい家族麻雀です。
日光にはたくさん温泉があるので、温泉にも行きました。

 1月締めきりのものも目処がたち、レクイエムの作曲の続きに専念しようとしているところです。
10月の初演に向けて練習も始まり、その他の準備も着々と進んでいる中、肝心の作曲が滞っています。


 今年の言葉は「日々安らか」です。
例年のごとく年頭に頭に浮かんだ言葉です。
 この言葉のように今年一年「日々安らか」といきたいものです。

 この一年、怪我や病気などなく佳き一年となりますように。
本年も宜しくお願い申し上げます。

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 HP通信NO.508/2019.1.1

                

    

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新刊案内

                                2018年10月1日発行 
                     ・16P 定価 700円

                    


            
                  

                          
                              クイックすると詳細が紹介されています。



◎先日初演の「ふるさとの木の葉の駅」(坂村真民詩)の映像と音楽→https://youtu.be/Qm-Bm0qB6s4

◎鈴木憲夫作品を歌う合唱団のHP→https://snchorus.wixsite.com/mysite


                 7月新刊 無伴奏混声合唱曲【般若心経】
          
            
 
               
                   般若心経の動画(You Tube)→https://youtu.be/ankuFjhxjzM


 刊行を機に、「音楽ほほえみ基金事業」としてこの「般若心経」の指揮・指導・無料奉仕を実施することといたします。
交通費、宿泊が必要となる際はご負担いただきますが、その他、指導、指揮に関しては、まったく費用を頂戴しません。

 これを実行するには、こういう経緯がありました。
作品が出来た時に、Bell musica(私の個人事務所)より楽譜を刊行しました。
 そしてCDも発売しました。
それらの売り上げは全て「音楽ほほえみ基金」を創設するための基金に当てられました。
 そうして2009年に「音楽ほほえみ基金・事業」で「日本こころのうた」のCDを制作・発売するに至ったのです。
その収益は「全国の介護施設など」にCDを寄贈する事業費に当てられています。

                                 現在も発売中   
                               定価1.780円(税込み)
                    
                            楽譜もカワイ出版より刊行
                            お申し込みはこちまで→



 この「般若心経」の作曲から今、私が行っている「音楽ほほえみ基金」の事業が始まったのです。
此の度、それらの延長として「指揮の無料奉仕」を実施することになりました。
  指揮だけではなく「般若心経」に関するお話もさせていただきます。
以後、女声版・男声版の刊行が続く予定です。
Bell msica では女声版、男声版も刊行いたしました)


 般若心経の世界に触れたいと思われる皆さん、どうぞご遠慮なくお声をかけて下さい。
お尋ねはこちらまで→Bell musica 
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★ You Tube で最近、面白く興味ある動画を見つけました。私の「雨ニモマケズ」の中国版です。
  興味のある方、ご覧になって下さい。
 https://www.youtube.com/watch?v=J_HjvcMxFj0

★ 近刊の「さくらんぼと麦わらぼうし」の歌詞入りYou Tube もご覧下さい。→https://www.youtube.com/watch?v=alSWXnvUMho

     日立市民混声合唱団さんのHPで「私の結婚を祝う動画」を作って下さいました。「10.30 おめでとうございます」
  先日のハンガリー・ウィーン演奏ツアーに、合唱団有志が参加して下さった関係で、ウィーンの街中の動画も併せて紹介されてあります。
             バックの音楽は日立市民混声合唱団の演奏による「平和という果実」です。
                 https://www.youtube.com/watch?v=gLrQBRsw2z4
                      


 
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