ー仲良しー合唱団紹介Vol.2
○大阪コレギウム・ムジクム/大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団
1976年、オルガニスト・当間修一により関西では数少ない室内合唱団として発足。レパートリーはハインリッヒ・シュッツの合唱曲を中心に、バロック・古典宗教音楽、さらにロマン派・現代音楽に至までの幅広い活動を続けている(ープロフィールよりー)。
シュッツ・そして当間先生にはこれまで私の作品の多くを演奏していただいています。右のCDは邦人作品演奏会のおいて収録されたものです。いづれも完成度の高い、そしてたしかな「温度」を感じる演奏です。作家にとっても合唱団にとっても、互いに刺激しあえる関係にあるということは素晴らしいことと、この合唱団の演奏を聴くたびに思うことです。http://www.collegium.or.jp/
OCM-013収録曲/
木下牧子「方舟」「春に」:鈴木憲夫「祈祷天頌」「雨ニモマケズ」「姉ねお鶴」
OCM-014収録曲/
千原英喜「おらしょ」「淀川三十石舟唄」:鈴木憲夫「ピエロという名のピエロ」「地蔵礼讃」「永訣の朝」
○埼玉第九合唱団ーさいたま市
1973年結成、以後、埼玉最大の合唱団として年に二回冬(ベートーヴェン第九公演)、夏の公演を主に活動をしている。団員は常時200人以上を越える。今年の夏の公演はドニゼッテイ「レクイエム」。来年はヴェルデ「レクイエム」に臨む。98年、創立25周年記念にカンタータ「さいたまさちあり」が委嘱・初演される。指揮者の宮寺勇先生(現埼玉県合唱連盟理事長)は50才を少し出たところ。その精力的で音楽的な演奏には常に敬服させられる。代表・連絡先 新祖 章 http://homepage2.nifty.com/saitamadaiku/
オーケストラと混声合唱のためのカンタータ「さいたまさちあり」最終楽章冒頭スコア
○川崎混声合唱団ー川崎市  
昭和36年、指揮者の相原末治先生の教え子を中心に結成された。これまでに「永訣の朝」を初めてとして私の作品も取り上げて下さり、「民話」の混声版は第32回の定期で委嘱・初演された。相原先生のお人柄そのままに和気藹々とした雰囲気で、コンサートでは団員の創作曲の発表も毎回行われている。相原先生とは同郷ということもあって親しくさせていただいているが、人を包み込むような温かさと、人を大切にする姿勢には常に敬服させられる。元国立音楽大学・教授の相原先生のHPでは音楽教育に関すること、またシニアコーラスの充実に力を注いでおられる様子を知ることもできる。
相原先生ホームページ。 http://www003.upp.so-net.ne.jp/ai520/
○関西大学混声合唱団ひびきー大阪府吹田市 
 昭和36年発足、ということですから40年もの伝統ある合唱団。学生による運営、そして指揮も学生指揮者が歴代を務める、というのも珍しいかもしれません。この合唱団とは86年谷道明君指揮による「永訣の朝」に始まり、翌年「祈祷天頌」96年には「雨ニモマケズ」を委嘱・初演していただきました。私にとりましても思い出の深い作品です。その他にも私の殆どの混声作品を演奏していただいていると思います。学生諸君は4年で卒業されていきますが、時代を重ねても尚お付き合いいただいているというのは嬉しいことです。このOBがVol.1でご紹介した「響友会」です。次々と「ひびき」の旗のもと、新しい世代の人たちとご一緒できるのは喜びです。

http://kandaihibiki.rakurakuhp.net/
○混声合唱団グリーンエコー/鹿児島市 
鹿児島を代表する合唱団。コンクールでも全国大会出場を多く経験する実力派合唱団として、活発な活動を続けておられます。99年12月に「未来への決意」のレコーデイングをしていただきました。(21世紀の合唱名曲選)
豊かな洗練されたハーモニーの素晴らしい演奏でした。その後コンサートでも取り上げていただいたりしています。指揮は真邊省至先生。レコーデイングの際は4日間ほど鹿児島に滞在しました。西鹿児島から加治屋町、天文館、城山と歩いたことが懐かしく思いだされます。
○登戸混声合唱団/神奈川 
1980年創立。毎年恒例の「チャリテイーコンサート」を中心に、海外での演奏会もアメリカ、フランス、イタリア、ドイツ、アテネ、と積極的に行っている。指揮者の片野秀俊先生は日本合唱協会の指揮、またNHKラジオの「みんなのコーラス」の解説などでご活躍。
2004年12月には「25周年記念コンサート」が行われ、そこで「地球ばんざい」が委嘱・初演されました。団員の皆さんの熱い思いが満員に溢れた会場に満ち満ちた感動的な初演でした。
コンサートの様子は「HP通信95号」を(05/1.16)
http://www.geocities.jp/noborito_konsei/
○東京リーダーターフェル1925/男声合唱団 
1925年創設という日本でもおそらく最古参の合唱団です。
2005年7月に、創設80周年記念演奏会のために「祈祷天頌」男声版が委嘱・初演されました。毎年の定期演奏会はもとより、海外交流も盛んに行っています。
指揮は樋本英一氏、岩佐義彦氏。
「祈祷天頌」は混声版が出版されすぐに樋本氏によって氏の率いる合唱団で度々取り上げられ、男声版「祈祷天頌」も樋本氏のご希望でした。
 混声とは違った野性味ある(?)男声で歌われた「祈祷天頌」は圧巻でした。
http://homepage3.nifty.com/tafel/
○宇治市民混声合唱団/宇治市 
 2004年が創立20周年の宇治市民混声合唱団。
これまで「永訣の朝」「永久ニ」など多く鈴木作品を取り上げ、2005年の3月の第21回定期演奏会では「地蔵礼讃」を演奏されました。客演で最後に「ほほえみ」を指揮しました。
 指揮者の箸尾哲男氏は関西在住で新進気鋭の指揮者です。氏の指揮する他の団体でも私の作品を多く取り上げて下さっています。
 この日の演奏会のために「平和という果実」を混声版に編曲しました。美しい宇治の風景とともに、宇治混の皆さんの熱唱が今でも思い起こされます。