ウイーン・パリ写真集3/11月21・22日
21日ウイーンよりパリへ。ウイーン飛行場にて。
夕刻パリに。左、バスから撮ったパリの街。
右写真は舞台監督をして下さった三枝さんとご夫人。
22日は市内観光のグループ、好き勝手に街を歩くグループに別れ、我々7人(田丸先生、箸尾先生、他女性4人)
はブラリ「パリの街」へと繰り出した。
ホテルから凱旋門まで、カサカサと音がする落ち葉の歩道の上をまるで足で掃くようにして歩く。あまり寒くもなく気持ちの良い朝だった。
箸尾先生や、同行の山津さんはパリには何度も来ているので地理に詳しい。地下鉄で移動。
 一人ではなかなか怖くて乗れないものだが、地下鉄は便利!。
スリにはご用心と注意を受けたので、傍に<スリスリ>寄って来る人を警戒!。
途中にメリーゴーランドがあった。
     モンマルトルにて。
左上、サクレ・クール寺院
右上、一休み。
ちょっと立ち止まったりボヤっとしていると、絵描きさんが寄って来ては描き始める。お仲間たちが皆、描いてもらっていたので私もついでに。右の写真はあまりに絵が見事だったので・・・・それにモデルが可愛かったので・・・・。
これがそのときの絵。あまり似てないと思うのだけど。
「ヘアー モア ボリュームアップ プリーズ」なんて訳の分からない事を言ったせいかも。
その画家さんは「ワタシ ウタマロ」「ユー アランドロンね」などど何とも愛嬌のある絵描きさんだった。
別れ際に私の袖を引っ張る。??と思っているとポケットから「太〜い葉巻」をくれた。
私も自分のタバコ(葉巻風の)を2本上げた。絵はどうあれ、楽しいふれあいのひとコマだった。
絵描きさんからもらった「葉巻」を手に、一休み。
その後ボルジュヌーボーで乾杯!。
モンマルトルからルーブルに向かう地下鉄の中。
アコーデイオンを弾く男性。写真を撮る。目が合った。すると私のところに来て「コップ」を差し出す。「お金を入れろ」ということらしい。
50セントのつもりが1ユーロも上げてしまった。
パリ風情満載の地下鉄!
パリ・オペラ座近くにおいしい「カレーうどん」がある(箸尾先生談)というのでそこで昼食。
ウイーンでもパリでも毎日三食ともパン。決して嫌いではないのだけど、「胃」がそろそろ抗議をし出して来たので何か温かいもの、をと。ウイーンでもパリでも温かいスープにはあまりありつけなかった。
日本でも「カレーうどん」など食べないのだが美味しくて夢中で食べたら、舌がやけど。
下の写真はルーブル宮殿の前。舌を出しているのは「冷やすため」。
ルーブルからノートルダム寺院までの道わきの噴水。
                 ノートルダム寺院。
昔々「ノートルダムのせむし男」という映画があった。無声映画の時代、まさにこの場所で撮影が行われた。歴史を感じさせる寺院。
口を開けてウワーっ!と眺めていたら若くて綺麗な20歳くらいの女性が私に話しかけてきた。
「この手紙を読んでくれますか?」と英語で。手紙を受け取って読むとそこには「私は○△からやってきて兄弟とは離れ、母は1ヶ月前に死に、私は食べ物を得ることができない」とあった。
女性は私に少しでもいいからお金をくれ、と言う。
パリではいたるところでジプシーの女性が物乞いをしている。地下鉄でも幼子を連れたジプシーが客に物乞いをしていた。
モンマルトルのサクレ・クール寺院にもルーブル宮殿の入り口にも一目にジプシーと分かる服装で物乞いの老人をみかけた。
海外に行くとそれらの光景に私はいつも戸惑いを覚える。時にはわずかな小銭を上げることもあるが、
通り過ぎることがある。その後で何故か後ろ髪を引かれる思いがするのである。
その時もそんな思いを引きずっていた時、その手紙を持った若い女性が近寄ってきたわけである。
そこで私は日本語でこのように言った。「あなた若いんだから働きなさい。」きっと通じないに決まっているが、それでもやはり後ろ髪を引かれる思いがした。

ジプシーの人たちは「社会から認められず仕事がないので物乞いをしているのか」「そもそも働く気がなく物乞いをしているのか」そんな疑問に私の周りに居る人からは納得できる答えが返ってこなかった。ウイーンでは見かけない光景だった。
上の写真のように路上駐車で道はギシッギシッと車でいっぱい。どうやって出るのだろう?と思ったら前の車をチョッコッとぶつけて押し出し、後ろの車を押し出しは出るのだそうな。
バンパーはそのためにある、という認識らしい。
下の写真はシャンゼリゼ通りでの「クリスマス市」の模様。大きなシャンゼリゼ通りをはさんだ両脇の道脇には、数百もの店が。
人だかりでボヤボヤしていると歩けない状況だった。
ムーランルージュへ
            この日の夜はムーランルージュへ。
パリの往事について「ムーランルージュ」の記述をよく見かけたものだ。かのロートレックがポスターを描いたり、多くの人が訪れたこのムーランルージュには一度行ってみたいと思っていた。やっと実現。
受付の前。きちんと正装をして(コートの下は私はタキシード)。ネクタイをしないと入れない、とまで言われた場所だが、近年随分その規制がゆるんだ模様。
写真撮影はここまで。
               最前列の最高の席で。
左奥の女性は付き添って下さった添乗員の田尻さん。
右写真は顔写真入りの記念マッチ。

ステージは最高のショー! 次から次へと歌、踊り、ショータイムが続き、あっという間の2時間だった。踊りの素敵なこと!女性の艶やかで美しいこと!
パリの華やかさを満喫した夜だった。