| ノラ猫・マノン II 07年5月29日 |
ノラ猫・マノンははたしてまだ家にいるだろうか・・・、と思いながら帰宅しますと「居ました！」。
しかも私の側に「ニャ〜ニャ〜」とすりよってきました。
思わず「や〜元気にしてたか？」と私。
旅に出る少し前、こういうことがありました。
我が家の前にマノンを抱いてマノンに話しかけている人がいました。近所のTさんです。
そのTさんが私に「ああ〜良かった、オタクで飼ってもらってたんですね」と。
「イヤイヤ、そうではなくて・・・・・」と私なりの事情をお話しました。
Tさんのお宅にはすでに二匹の猫がいるそうです。これまでもう何十匹とノラ猫の面倒をみて、
マノンも最初は面倒をみていたそうなのですが、家の二匹の猫と折り合いが悪く、
しかもここいらのボス猫（私が黒のゴンベエとよんでいる猫、本名はヤマトというのだそうです）にいじめられて、
家に居られなくなったそうです。
Tさんは不憫に思い私の家の後ろの空き家になっている家の庭で、こっそりエサを上げていたということでした。
そこでマノンが私の家のテラスで「住人」のような顔で居たものですから、Tさんは「やっと飼い主ができて良かった良かった」と。
とても優しい方なのですね。
私が家を留守にする時、時折、エサをやってもらうとことになりました。
また近所の二人の中学生が、時折、マノンを可愛がっている様子をみて、つかさず「留守の時エサをやってね」と
お願いまでしてしまいました。これで一安心。
15日に1週間ぶりに帰宅した様子は上に書きましたが、元気なマノンをみて安堵をしました。
その後、数日家にいてすぐにまた京都、福井、仙台と、10日間ほど留守にしました。
一昨日、久しぶりに帰宅しました。なにせ10日ぶりですからもしかしたらもう居ないかも、と
思って門を開けようとしましたら何と！「ニャ〜ニャ〜」と私を玄関先で出迎えてくれました。
少し太ったような・・・・。Tさんと中学生が面倒をみていてくれたのでしょう。
Tさんのお話ですと数日前にケンカをしたらしく左足をひきずっていたそうです。
今は何ともなくて元気そうです。
マノンはエサを食べる時に「ゆっくりお食事」なんてことはなく、周りを警戒しながらすごい勢いで食べます。
猫が外で一人で生きて行くということは大変なんですね、きっと。
マノンのエサを食べている。ノラ猫生活苦節？年。
筋金入りのノラちゃんです。
最近はどこかでエサをもらっているようです。
ですが昼前に昼ゴハンをおねだりにきました。
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猫など飼う気はありませんでした。ですが、成り行きでこういうことになりました。
イヤ・・・きっと私がマノンをこのように住み付かせたのかもしれません。
一人暮らしの私をいつも気遣っている母にマノンのことを話しました。
その夜、母からファックスが届きました。
「マノンちゃんが出迎えてくれたんだってね。そんなささいなことでも私は何となくほっとするのです。」と。
何の因果か、マノンは天から降りてきた猫のようです。今の私には・・・・・・・。
今度黒のゴンベエの勇姿をご覧いれましょうね。